*2012年10月22日:SDカード不調?
*2012年10月23日:ついに、寒い [;^.^]
*2012年10月24日:カテリーナ古楽合奏団/ロバの音楽座
*2012年10月25日:「不熟」
*2012年10月26日:帰るぞ、こらっ![;^.^]凸
*2012年10月27日:月岡芳年展/お伽草子展/巨匠たちの英国水彩画展
*2012年10月28日:吸血鬼かよ [;^.^]
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*2012年10月22日:SDカード不調?


 数日前から気がついていたのだが、自宅でリブ100の(デイリー差分)バックアップに使用しているSDカードが、どうもおかしい。1ファイルバックアップし損なっていたり、ファイルの末尾が数バイト切れていたりすることがある。

 リブ100にはSDカードスロットは無く、PCカード型のアダプタを装着している。SDカード自体の不具合ではなく、このアダプタの問題である可能性も、もちろんある。とりあえず、SDカードを予備のカードと交換。また、PCカード型のSDカードアダプタの予備が無いのに気がついたので、適当に検索して発注しておく。(今日び、このタイプは珍しいのだ。[;^J^])

 書き忘れていたが、「バンバン!ケンバン♪はままつ」は、学生たちのみでプロデュースしたようだ。静岡文化芸術大学の文化・芸術研究センター長である三枝成彰のプレゼンスが(総合監修者的立場であろうに)どうも希薄だ名前を貸してるだけのように見えるぞブツブツ..などと不満に思っていたのだが、そのとおりだったということか [;^.^]。大学当局でレールを敷かずに全て学生に委ねるべし、と提案したとのことで、これは英断であった。

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*2012年10月23日:ついに、寒い [;^.^]


 朝っぱらから、降ったりやんだり、激しく息をする雨。夕方には、これは珍しい、見事な二重の虹が東の空にかかった。

 こういう天気なので、Tシャツの上から半袖のシャツを1枚羽織っていたのだが、帰路、これでも寒いと感じた。「寒い」と思ったのは、今季、初めて。車にヒーターを入れたのも、多分、初めて。

 そろそろ、夏ブトンから冬ブトンに切り替えようかなぁ。[;^.^]

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*2012年10月24日:カテリーナ古楽合奏団/ロバの音楽座


 今朝も寒い。6:30からのサイクリングは、Tシャツの上にウィンドブレーカー。それでも寒い。風も強い。グローブが欲しいぐらいである。いきなり冬?

 それでも、7:30に帰宅したころには、それなりに暖まったが、しかし、汗をほとんどかいていないので、シャワーは不要。(タオルで拭けば十分で、洗い流すには及ばない程度。)

 とはいえしかし、8:00過ぎに会社に着いた頃には、十分暑い。Tシャツ1枚で十分な陽気。しかし結局、帰宅時には、やはり涼しい..忙しいなぁ、もぅ..[;^.^]

 先日の「バンバン!ケンバン♪はままつ」で「ロバの音楽座」の存在を知り、その場でCD(「ブビビ」KROMHOORN、RCK-106)を買っていたのであった。同時に、「カテリーナ古楽合奏団」のCD(「ドゥクチア」KROMHOORN、TGCS 160)も、買っていた。カテリーナ古楽合奏団のメンバーのひとりが(並行して)立ち上げたのが、ロバの音楽座、という関係である。

 先に、「ドゥクチア」を聴いた。中世(ヨーロッパ、近東)の楽器を使って、中世の音楽を演奏しているのであるが、厳密な考証には全く重きが置かれておらず、自分たちの好きな音が出る自分たちの好きな楽器を使って、自分たちの好きな音楽を自分たちの好きなように演奏しているだけ、と見た。素晴らしい。「ショーム吹きの踊り」「輝く星よ」「アルマンド」「ラ・マンフレディーナ」などが、特に気に入った。このCDとは、長くつきあえそうだ。

 「ブビビ」は(というか、ロバの音楽座は)、基本的には子どものための音楽。中世(ヨーロッパ、近東)の楽器のほか、オリジナルの創作楽器も使われており、演奏しているのは(中世の音楽ではなく)オリジナル曲である。「風が」「星わらし」「ハテナのひみつ」「また会おう」などが、印象に残った。

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*2012年10月25日:「不熟」


 昨日よりは、よほどましな涼しさ。朝サイクリングはTシャツ1枚。[;^J^]

 不熟 1970〜2012 諸星大二郎・画集 Morohoshi Daijiro ARTWORK」(河出書房新社)が、編集部から届いた。本書にクレジットされていることでもあるし、ここで公表しておくと、初出一覧を作成したのである。

 いやはやまったく。いやはやまったく、大変でした..[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]

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*2012年10月26日:帰るぞ、こらっ![;^.^]凸


 海外の関連企業の担当者宛てに、トラブル対応であせあせしながら英文メールを書いて送ったら、自分あての Cc: が、Thunderbird に「迷惑メール」と判断されていた。[;^.^][;^.^][;^.^]凸

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*2012年10月27日:月岡芳年展/お伽草子展/巨匠たちの英国水彩画展


 6:25に発つ。浜松駅北口7:30発の東名バス。12:17、霞ヶ関着。30分程度の、想定の範囲内の遅れ。12:40、「太田記念美術館」着。「没後120年記念 月岡芳年」の前期展示(厳密には「前期2」)である。

 「英名二十八衆句 稲田九蔵新助」画像検索結果)は、月岡芳年の「血みどろ絵」の代表作である。「魁題百撰相 冷泉判官隆豊」画像検索結果)も同様だが、「芳年=血みどろ絵ではない!」、というのが、今回の展覧会のコンセプトというか、主張のようである。彼の画業をバランスよく、幅広く見渡すことができる。

 「義経記五條橋之図」画像検索結果)が、好きである。この義経の飛翔のポーズのかっこ良さ! 「袴垂保輔鬼童丸術競図」画像検索結果)も、凄い。対決する妖術使いたちの迫力! 「全盛四季夏 根津花やしき 大松楼」画像検索結果)は、ろっぽーい! 「風俗参十二相 かゆさう 嘉永年間かこゐものの風ぞく」画像検索結果)も、えろーい! [*^.^*][*^.^*][*^.^*](風俗参十二相シリーズのさまざまな作品がサーチに引っかかってしまっているが、胸をはだけて蚊帳(かや)から顔を出しているのが、「かゆさう」である。)

 今回、もっとも印象に残ったのが、「藤原保昌月下弄笛図」画像検索結果)である。色彩のバランスといい、大きな月、風にそよぐ薄(ススキ)のリズムといい、まったく間然するところのない、最高水準の傑作だと思う。

 14:15に発つ。14:40、「サントリー美術館」着。先日、前期展示を観た「お伽草子展」の、後期展示である。

 ネットから画像を拾えなくて申し訳ないが、「鶴の草紙」に登場する怪物「わざわひ」が、可愛い [^.^]。「賢覚草紙絵巻」に登場する大蛇も、なかなか良い。「百鬼夜行絵巻」(京都市立芸術大学資料館所蔵品)は、よくみると、小人がふたりいる。これは何だろう? 「殿様蛙行列図屏風」画像検索結果)の、蛙たちの「すまし顔」も、みものである。

 15:50に発つ。16:30、「Bunkamuraザ・ミュージアム」着。「巨匠たちの英国水彩画展」である。

 おおお! なんと(ほとんど)全て、私の好きな絵ばかりである! \[^O^]/ こんな展覧会も珍しい。

 J.M.W.ターナー「コンウェイ城」画像検索結果)は、定番の画題(スポット)。

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 ジョン・マーティンの「ワイ渓谷、ウィンドクリフからチェプストウを望む景観」は、どこか、円山応挙の“迫央構図”(前後左右に循環する形象の中心に、何も描かれていない広大な空間を現出させ、奥行感・立体感を強調させる)を想起させるところがある。彼の一連の「気の触れたような」超絶超大作(絵の物理的なサイズの問題ではなく、その作品が描き出している空間(宇宙)の巨大さ広大さ)に比べると、非常におとなしい作品ではあるが、さればこそ、彼の資質の本質が見えるような気がするのである。



 J.M.W.ターナーの「アップナー城、ケント」画像検索結果)の光! 同じくターナーの「ルツェルン湖の月明かり、彼方にリギ山を望む」画像検索結果)の色彩!(いや、それを言い出すと、ターナーの絵はほとんど、「光!」「色彩!」としか言い様がなくなりますが。[;^J^])

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 サミュエル・パーマーの「カリュプソの島、オデュッセウスの船出」の画面構成は、私がもっとも愛する種類のもの。クロード・ロラン流の定型ではないか、と、片付けられてしまうと、返す言葉もありませんが。[;^.^]



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 ジョン・マーティンの「マンフレッドとアルプスの魔女」..これ、水彩画(厳密には、水彩絵具とグワッシュ(不透明水彩絵具)の併用)だったの? 油彩画だとばっかり思ってた [;^J^]。この力感! この迫力! この崇高美! 画面中央で背を向けているのがマンフレッド、洞窟の中で彼と対峙しているのがアルプスの魔女。マンフレッドの右側でマンフレッドと同じポーズをしている半透明の亡霊らしきものが、魔女がマンフレッドに要求している、彼の魂である。凄い場面でしょ。[^.^]



 マイルズ・バーケット・フォスターの「夏季−ふたりの少女、幼子、人形」画像検索結果)。私はこんな、さりげない絵も好きなんですよ。見くびっちゃいけませんよ。[;^.^](ジョン・マーティンをベルリオーズの巨大な作品にたとえると、こちらはシューベルトのリート的な? [^.^])三者三様の可愛らしさ(あるいは小生意気さ)の機微。アンドリュー・ニコルの「北アイルランドの海岸に咲くヒナゲシとダンルース城」画像検索結果)も、素晴らしい作品。どこか超現実な趣もある。

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 そして、ヘンリー・ブライトの「迫り来る嵐、ヤーマス海岸、ノーフォーク」の、空の青黒さと光の対照! 実はこれは(展覧会の看板に偽りありで? [;^.^])、パステル画なのである。今、この日記を書くために図録を参照していて気が付いた。展覧会場では水彩画だとばかり思っていた。図録の解説によると、「初期作品には水彩画が多いが、パステルを用いた素描の名手となる。細かなディテールの描写があまり優れているため、パステル画でありながら水彩画と見誤られるほどだった」..確信犯で騙しにかかりやがったな、おぃ!(> 主催者!)[;^.^][;^.^][;^.^]凸



 18:50に発つ。19:34品川発のこだまで浜松へ。22:00帰宅。

 (この機会に、「画像検索結果」のリンクですませるケースと、図録や画集からスキャンしたデータをアップするケースの違いについて、説明しておく。基本的には「画像検索結果」のリンクですませることにしているのだが、ネット上に画像が存在しない場合、あるいは検索できても、検索結果が散漫で、一見してどれがその作品なのか判りにくく、読者に誤った印象を与えかねない場合であって、かつ、画像つきでその絵に言及したい場合は、スキャナーの出番というわけである。)

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*2012年10月28日:吸血鬼かよ [;^.^]


 午後から雨というこなのとで、サイクリングはやめておく。

 CSのテレ朝チャンネルで全10話連続再放送された「パズル」を、録り直した。従来手元に確保していた録画はDVD−Rなので、5枚組となっていたのだが、今回、25GのBD−RE1枚に収まり、具合が良い [^J^]。視聴率はいまいちだったらしいが、石原さとみの性悪女教師ぶり、ラブ。[^.^]

 最近は、「ためしてガッテン」すらリアルタイムで観ていないのみならず、録画の消化も進んでいない。10月3日に放映された「女性の5割が危険領域 謎の足腰フラフラ病!」の録画を、ようやく観たのだが..

 ..いささか驚きましたね。足がフラついて立てない病気が増えているのだという。原因は、ビタミンD不足。日本の女性の2人に1人は、ビタミンD不足だというのである。なんといまどき。半世紀前の話かと耳を疑ったぞ。

 ビタミンDの必要量の半分は、コレステロール+太陽光線(紫外線)で作られる。残りの半分は食糧から得られている。(ウィキペディアの「日光浴」の項より引用。)だから昔は、日光浴がおおいに奨励されていた。しかし(みなさんご存知のとおり)今や日光浴は奨励されていない。(伝聞情報であるが)「母子手帳」からも「日光浴の薦め」は、削除されたと聞く。言うまでもなく、かつてよりも紫外線が強くなっており、日光浴の危険性が増加してきたことと、ビタミンDについて言えば、1960年代ぐらいまでより、遥かに栄養水準がよくなっており、いまや、「わざわざ(意識的に)日光浴などせずとも、普通に食事をしていれば、一日に15分も陽に当たれば十分」だからである。

 現代日本の女性の半数は、つまり、「一日にたったの15分間、陽に当たることすら、していない」ということになる。(雑に言えば、である。食事の問題など、ほかにも要因はいろいろあろう。)どうしてこんなことになったのか。

 「美容と健康のため」である。「UVケア」を徹底的にやっているからである。紫外線が「シミ、ソバカス、皮膚癌」の原因になることは、誰でも知っている。それを防ごうとして、今度は「くる病」を呼び込んでいるのである。(もちろん、連日、朝から晩までインドアの仕事に追いまくられ、陽光にあたりたくてもあたれない、という人も大勢いるのだろう。)

 さらに、9月19日の「ためしてガッテン」(「ついに発見!顔のシワ 本当に作らない美肌術」)では、紫外線が「シワ」の原因になる、とも指摘されていた。ある出演者は、それ以来、「一度も太陽に当たっていない!」と言っていたが..自分のしていることが、どこかおかしいとは、感じなかったのだろうか。[;^J^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 1 2012
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