2011年05月23日:着々と埋まりゆく毎週末 [;^.^] 2011年05月24日:「伝説の神獣・魔獣 イラスト大事典」 2011年05月25日:はねトびについて 2011年05月26日:月末に上阪 2011年05月27日:「日本SF精神史」 2011年05月28日:尿酸値だけが問題だ 2011年05月29日:「指環」の復習、不穏な気配 [;^J^]目次へ戻る 先週へ 次週へ
毎週月曜日の正午からBSフジで放映されている「カンニングのDAI安吉日!」を(録画して)見ているのだが、今日の放映分を再生してびっくり。ヒロシが出ている。知らなかったが、復活しており、しかもけっこう、売れているとか。(やってるネタは、昔と同じようである。)わりと好きな芸人なので、これは嬉しい [^.^]。頑張って欲しい。
今週末は浜松から出ないが、来週末は、またぞろ、上京遊蕩なのである [^.^]。来週末6月4日(土)は、国会図書館で手塚治虫調査(「鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集 ユニット7」照合調査)、スパンアートギャラリーでの「邪神宮 〜深〜 The Deep Exibition of Cthulhu」、横浜の実家泊。6月5日(日)は、「森と芸術」(東京都庭園美術館)、「パウル・クレー展 ─ おわらないアトリエ」(東京国立近代美術館)、「花の画家 ルドゥーテ『美花選』展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)、とハシゴして、浜松の自宅に戻る。
..で、本日、さらに次の週末(6月11日(土))にも(案の定 [;^J^])手塚治虫関係のオフ(@渋谷)が入ったので、週末連続上京決定 [;^.^]。せっかく東京往復の交通費を使うのだから、他の案件を相乗りさせないと勿体ない、というわけで、国会図書館での手塚治虫調査の続きと「五百羅漢」(江戸東京博物館)をブッキングした。ただし、6月11日は東京(あるいは横浜の実家)に泊まることはせずに、東京駅八重洲口23:59発の高速バス(ドリーム静岡浜松3号)で浜松に戻ることにした。つまり、翌6月12日(日)の朝の7時頃に帰宅することになる。快晴ならば湯風景しおりで日光浴、そうでもなければ浜名湖一周サイクリング、雨天ならば終日ゴロ寝、といったところかな。[^.^]
目次へ戻るアマゾンに発注していた「伝説の神獣・魔獣 イラスト大事典」(浅野智明編、別冊宝島)が届いたので、ざっと目を通した。東雅夫の幻妖ブックブログの中の「幽」編集長・東雅夫のイチオシ棚に取りあげられていたので、まず間違いはあるまい、と踏んでいたのであるが..
..ま、確かに間違いは無かったし、損をしたとは思わないが、これといって得をしたわけでもなかった [;^J^]。アマゾンの内容紹介を引くと、
本イラスト大事典では、古今東西の神獣・魔獣を大特集。各地の神話にその姿が描かれたドラゴン系モンスター19体をはじめ、巨人型モンスターや精霊・妖精など、全87体を収録しています。また、「神獣・魔獣ライブラリー」では、モンスターたちの生まれる背景となった神話や伝承のバックグラウンドを詳細に解説。ラクガキング・寺田克也による迫力満点のカバーが目印です!
..というもの。大きな問題点がふたつあり、まずなによりも、全87体という量的な乏しさは、事前に想像していた以上に物足りない。やはり500とまでは言わないにしても、せめて200体は欲しかった。それと、全てのイラストが魅力的というわけではないのだ。全点・寺田克也とまでは望まないが、せめてそれに準ずる程度のクオリティで揃えて欲しかったところである。
逆に言えば、上記2点が気にならない人には、手軽なハンドブックとしてお薦めできる。怪物たちの用例(登場作品)が「真・女神転生」や「ファイナルファンタジー」などのゲームに傾斜し過ぎているように思えてならないが、これは世代的な感覚の違いかも知れない。普段、あまり書物(特に古典)を読まないタイプのゲームユーザーにとっては、自分がゲームで親しんでいる怪物たちの出自の由緒正しさが確認できて、嬉しく誇らしい本かも知れない。(別に皮肉ではない。)
目次へ戻るはねるのトびらのファンなんですよ、すみません。[;_ _](← なぜ、謝る。[;^.^])リンクしたウィキペディアのページによると、PTAには大層評判が悪い番組のようだが、それは(ある種の)バラエティ番組にとっては、勲章と言えよう。[^.^]
番組内企画として、たとえば「ほぼ100円ショップ」も好きなのだが、最近のお気に入りは、「カブらない披露宴」である。これは、「メンバーとゲスト数人が、ある頭文字から始まる誰とも被らないだろうと思う品物を3つ持参する。全て誰とも被らなければ『ミスターオンリーワン』の称号がもらえる。しかし、1つでも被るとノットオンリーワンとなり失格」というものなのだが、実はこのコーナーには、暗部 [;^.^] というか、封印された過去がある。ミスターオンリーワンは、まだ誰も達成していない、と、毎回アナウンスされるのだが、実は既に(去年の11月に)「狩野英孝が達成している」のである。にも関わらず、これは「無かったことにされている」のである。[;^J^]
恐らく、「「ラ」で始まるかぶらない3品」として、「ラベンダー」「ランドセル」「ラジオ」という、実につまらない(誰でも思い付くが、番組映えしないので敢えて持ってこない)品で達成してしまった、という「つまらなさ」と、「初代王者としては重みにかける」、というあたりが理由なのであろうが..しかし良く考えると、今後、狩野英孝がこのコーナーに招かれることは、もはやあり得ない。なぜなら、出たら必ず、「実は初代ミスターオンリーワンである」ことに触れざるを得ないからである。
つまり、まとめると、こういうことになる。「狩野英孝は、つまらない勝ち方をしてしまったがために、この企画から永久追放された」..さらに実はそれどころではなく、「かつて狩野英孝が登場したことがある、と、誰かが言及する(思い出す)ことも禁じられた(「過去」から抹消されてしまった)」のである。彼が、それほどの大罪を犯したとは、思えないのだが..[;_ _][;_ _][;_ _]
..閑話休題 [_ _]。たかがバラエティ番組で、ここまで重くなる必要はない。[;^.^]
今夜のはねトびの「カブらない披露宴」の出演者のひとりである西山茉希。彼女は毎回、もってくる3品が全てかぶってしまう「カブり女王」[;^J^] なのだが、それはともかく、今夜は驚くほど可愛く見えた [^J^]。私はこれまで、彼女を「よくいるタイプの(ワンノブ)グラドル」としてしか認識しておらず、とりわけファンでもなんでもなかったのだが、今夜の笑顔は素晴らしかった。ショートカットにしたからかも知れないが..思わず、BDに落としてしまいました。[;^.^]
目次へ戻る5月31日(火)の関西フィルハーモニー管弦楽団の第229回定期演奏会(@大阪:ザ・シンフォニーホール)の招待券が(例によって)手に入ってしまった。[;^J^]
指揮:飯守 泰次郎
独奏:ケマル・ゲキチ(ピアノ)
独唱:竹田 昌弘(テノール:ジークフリート)
片桐 直樹(バリトン:さすらい人/ヴォータン)
二塚 直紀(テノール:ミーメ)
◆モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
〜飯守泰次郎&関西フィル、オペラ演奏会形式上演シリーズ第11回〜
◆ワーグナー:楽劇「ジークフリート」第1幕(演奏会形式)
(..毎週末どころか、週の中日(なかび)まで、交通費が湯水のごとく..[;^.^])
浜松から出向くので、当日は当然、午後半休。予想される終演時間から逆算して、当日中に浜松に戻ることは不可能なので、翌日(6月1日(水))も有休取得。さて、この(時ならぬ)休暇を有効活用するためには..
..大阪でもいいのだが、ここは初物といこう。滋賀の石山のMIHO MUSEUMで、「長沢芦雪 奇は新なり」を6月5日までやっているようなので、これを観て帰ることにしようかな。(この美術館、以前から興味があったのだ。)大阪の宿は、(往復の交通費の傷をいくらかでも癒すべく [;^J^] ホテルよりも廉価な)「サウナ&カプセルAMZA」を予約することにしよう。(ここは一度利用したことがある。浴室はサウナだけでなく一般的なスパの施設はひととおり揃っており、特に露天風呂の開放感は、なかなか悪くない。)
それはともかく、想定よりだいぶ早く梅雨入りしてしまい、今週末のアウトドアな予定は、どうやら無理ぽである。[/_;]
目次へ戻る「日本SF精神史」(長山靖生、河出ブックス)読了。むしろ薄い書物であるが、非常に読み応えのある1冊。10個所以上ポストイットしたが、長くなりすぎるので、数ヶ所だけ、引用しておこう。
「大陸で戦火が拡大するにしたがって、(中略)探偵小説に代わって隆盛したのが、軍事冒険小説だった――と一般には信じられている。(中略)しかし探偵小説の禁止や総動員体制促進が、直ちに軍事冒険小説の隆盛につながったわけではない。(中略)軍事小説もまた、軍部から睨まれていたのである。(中略)この作品で海野は、最後に秘密兵器を登場させ、日本の逆転勝利で物語を閉じている。しかしその取ってつけたようなハッピーエンドは、現実にはそのような乾坤一擲の逆転勝利など起こり得ないことを、かえって強く読者に印象づける。このように、「ある世界」を書くことによって、その逆の状況をイメージさせるのは、日本SFが得意とする手法だった。(中略)また海野十三が軍事科学小説を熱心に書いていたのは、探偵小説が禁じられた近衛新体制以降ではなく、それ以前の時期だったことにも注意しなければならない。(中略)昭和初期に日本の敗戦や空襲の危険性を描いた海野は、戦時体制が強まるにしたがって、来るべき日米戦の戦意高揚ではなく、宇宙や異次元との戦いを描くようになっていたのである」(162頁)目次へ戻る
「蘭郁二郎亡き後、海野十三は自分が夢見てきた空想科学小説を大成させ得る才能として、手塚治虫に大きな期待をかけるようになっていた。自分が健康だったら、この青年に東京に来てもらって自分が持っているすべてを与えたい、と妻に語っている」(172頁)
「<漫画星雲の手塚治虫星系の近傍にSF惑星が発見され、星新一宇宙船船長が偵察、矢野徹教官が柴野拓美教官とともに入植者を養成、それで光瀬龍パイロットが着陸、福島正実技師が測量して青写真を作成……。いち早く小松左京ブルドーザーが整地して、そこに眉村卓貨物列車が資財を運び、石川喬司新聞発刊、半村良酒場開店、筒井康隆スポーツカーが走り、豊田有恒デパートが進出、平井和正教会が誕生、野田昌宏航空開業、大伴昌司映画館ができ、石原藤夫無線が開局、山野浩一裁判所が生まれ、荒巻義雄建設が活躍――>(中略)/SF界全体がひとつの「惑星」に譬えられているのに対して、手塚治虫はひとりで「星系」であるあたりに、草創期SFの規模が表現されている一方、手塚ワールドと戦後SFのつながりの深さが偲ばれる」(173頁)
「『日本沈没』に描かれたような政府は、現実には存在しない。自己保身に走らず、見返りも期待できないのに国民のために努力する政府高官や、滅亡することがわかっているのに、最後まで効率的に機能する国家システムなどといったようなものは、海野十三の小説に登場する「新兵器」と同じで、虚しい幻想にすぎない。存在しない「理想」を描くことで、小松や海野の小説は、それが欠落している現実を告発していた。そしてそれこそが、『復活の日』ですでに世界の滅亡を描いた小松が、あえて日本一国の崩壊という「小さな問題」を描かねばならなかった本当の理由だった、と私は睨んでいる」(218頁)
朝から雨。8時過ぎに車で起動し、まずI医院に薬をもらいにいく。引き続きO内科へ。人間ドックの結果をお見せして、ほぼ全項目にわたる改善を誉められたのだが、ほとんど問題なしになっているだけに、残存問題項目が目立つのである [;^J^]。それは、尿酸値である。正常範囲の上限は7なのであるが、ここ数年間連続して7を越えている(しばしば、7.5よりは8に近い [;_ _])ありさまなのである。
原因はなんなのだろう。ビールの家飲みはやめた(オフ会や宴会以外では飲まないことにしている)し、酒量が多いことは認めるが主としてワインであって、ワインのプリン体は少ないはずだし、プリン体多めの食品といっても、ホウレン草は好きだがポパイみたいな食い方はしないし、鮨だってたまに食うだけだし、煮干しやかつお節だって大量摂取しているわけではないし..そもそも、そんな美食家ではないのだよ。
先生「ここまで(運動を含めて)生活態度が改善されている状態で、薬を使わずに尿酸値を下げようとすると、非常にストイックな食生活をすることになりますよ」私「それはごめんです(食い気味に即答)」..[;^.^][;^.^][;^.^]
まぁ確かに、薬を使えば「簡単に」下げられるらしいのだが、できれば薬に頼りたくないんだよなぁ..まずは休肝日からかなぁ、やっぱ..「尿酸値が8を越えたら、薬を飲んてくださいねっ」..はい。[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]
さらにクリーニング屋に寄ってクリーニング出しして、昼前にいったん帰宅。昼食は(お湯の代わりに)牛乳を沸かして、インスタントラーメン(塩ラーメン)を作ってみた。これは、今週の「“ぷっ”すま」で憶えたノウハウなのである。なるほど、確かにそれなりに美味いが..問題点がひとつ。こういう作り方をすると、スープを残しにくいのである。[;^J^](牛乳で作りましたからね。)つい、勿体ないので全部飲んでしまったのだが..ラーメンのスープを全部は飲まない、というのは、減塩の基本中の基本。実際、ひさびさに全部飲んだので、明らかに塩分を摂りすぎで、喉が渇いてしまいました。[;^J^]
ひと休みしてから、再度車で出発。駅前で買い物を数件片付けてから、浜松市立中央図書館に寄ろうとするも、駐車場に入ろうとする車が長蛇の列をなしていたので、スルー [;^J^]。15時半頃帰宅して、あとはもう、テレビと読書でグダグダな週末。[;^.^]
目次へ戻る朝から、台風接近の雨。午前中、録画の整理&BD落とし。昼過ぎ(昨日のリベンジで)浜松市立中央図書館まで車で出かけ、ミステリマガジンの今月号を読んで帰宅。
3日前の日記に書いたように、来週火曜日に関西フィルの「ジークフリート 第1幕」(ヴァーグナー作曲)を聴きにいく。「ジークフリート」は、全4部からなる「ニーベルングの指環」の第3部なのであるが、「ニーベルングの指環」を聴くのは久しぶりだし、正直、「ジークフリート」(の、しかも第1幕)は、この4部作の中で、一番聴き込んでいない音楽なので、準備(復習)のために、「ニーベルングの指環 対訳台本・ライトモチーフ譜例付」(訳:天野晶吉、ライトモチーフ分析:川島通雅、新書館)に目を通す。本書は、歌詞対訳に(厖大な量に及ぶ)ライトモチーフ群の譜例がリンクされている、非常に便利な本なのである。
ライトモチーフ(示導動機)といっても、クラシックファン(の、さらに一部)以外の人にはちんぷんかんぷんだろうが、要するに、ヴァーグナーなどの歌劇(楽劇)において、特定の人物や家系、神、怪物、その他の神話的存在、嵐や虹などの自然現象、建造物、剣や指環などのアイテム、感情、その他の抽象概念などなどに、特定のメロディーや和声、リズムを当てたものであり、この4部作の場合、(数え方は様々なのだが多めに数えると)全部で200ぐらいある。たとえば、第2部「ワルキューレ」に含まれる、有名な「ワルキューレの騎行」を例にとると、「天空の動機」「騎行の動機」「ワルキューレの動機」「ワルキューレの叫びの動機」が組み合わされた音楽なのである。
譜例群は、読めばわかるのだが、臨時記号が多い和音などはやはり実際に音出しをして確かめてみないと自信が無いので、シンセサイザー(Fantom−S)を起動してハープの音で弾いていたら、1回だけ、一瞬、「ピュリュリュリュリュリュリュリュリュッ」、と、鳴りやがった [;^J^]。私は、そんな器用な弾き方はしていない。
しばらく弾きつづけていても、再現しない。
これは、鍵盤の接触不良の音ではない。音源システムのどこかの不具合である [;^J^]。うーむ、「経年劣化」が一番疑われるのは、増設ボード(SRX)の接触不良だが..夏オフ前に、一度、オーバーホールに出しておくべきかなぁ..
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