2011年05月02日:ピーター・パン 2011年05月03日:多摩図書館/写楽展/吾妻ひでお美少女実験室 2011年05月04日:TwitBird、立ち直った [;^J^] 2011年05月05日:ラフォル/花鳥の美/邪神宮/銀ブラ/だあしゑんか 2011年05月06日:2011 春から初夏の展覧会 2011年05月07日:美酒を発注 2011年05月08日:浜名湖一周サイクリング目次へ戻る 先週へ 次週へ
書棚を眺めていて、少年時代に読んでいたつもりが、実は読んでいなかった本を発見したので、取り出し、一読した。「ピーター・パン(Peter Pan and Wendy)」(J.M. Barrie、1911、高杉一郎訳、講談社文庫)である。
..なるほど。わかってはいたが、やはりディズニーの印象にかなり汚染されていましたな ..といって、ディズニーのアニメのストーリーを詳しく憶えているわけでもないのだが。[;_ _][;^J^]
ビーター・パンは、家出遊びをし過ぎて、母に忘れられた子。親不孝な子どもたち(ウェンディ、ジョン、マイケル)と、子どもに甘すぎる両親、双方への、作者自身のシニカルな視線。子どもたちの冒険は血なまぐさく(死体がごろごろ転がり)、ティンカー・ベルは、なかなか凶悪である [;^J^]。ついでに、「ティンカー・ベルは、すこしばかりおでぶさんです」(48頁)..そうでしたか。[;^.^]
終章、永遠に歳をとらないピーター・パンと、おとなになってしまったウェンディの(別れの)シーンは、異なる時間流に引き裂かれる恋人たちというパターンの、時間SFとして読むこともできる。(← SFファンが嫌われるツボ [;^.^])
合衆国、ビンラディンを、裁判にかけずに処刑。
目次へ戻る実家前のバス停から7:01のバスで発ち、立川の多摩図書館に着いたのが、開館時刻20分前の9:10。「鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集 ユニット7」の、初出誌との照合調査である。ここでは主に「小学一年生」「小学二年生」と「小学四年生」。11:50に退出。
引き続き上野に直行し、(どこのレストランも大層混んでいるので、やむを得ず)昼食抜きで、東京国立博物館に13:25着。特別展「写楽」である。
写楽のほとんど全作品が一堂に会しており、また、写楽に至る流れの紹介や、写楽とライバルたちの作風の違いの比較展示など、大変丁寧に作りこまれており、わかりやすい。(多くの展覧会がそうであるように)最初の方の部屋が一番混んでいる。前半の部屋ではテーマ別に展示し、後半の部屋では継時的に第1期から第4期まで順に展示しているのだが、創作力が枯渇しかかっている第3期、第4期あたりになると観客も正直なもので [;^J^]、個々の作品の前であまり立ち止まらずに流しているので、大変すいておりました [;^.^]。15:35に退出。
小雨が降り始めた中、御茶ノ水の明治大学アカデミーコモンの、「吾妻ひでお美少女実験室」会場へ向かい、着いたのが16時頃。実は今日は、15時から吾妻ひでおさんのサイン会(抽選制)が行なわれているのだが、私は既に何枚もサインをいただいているし、ほかのファンにチャンスを譲るべきなので、抽選には参加しなかった。「美少女実験室」の展示を、改めて30分ほど見学してから、退出。(くどいようだが、これをまだ観ていないオタクなあなたには、観ておくことを強くお薦めする。5月23日まで。)
本降りの雨の中、18:30に実家に帰宅。
目次へ戻る薄曇り。妹夫婦(ふた組)が実家に来訪。庭の手入れや、食事など。
iPhone で使用しているツイッタークライアント TwitBird の 2.7.8 がリリースされたのでアップデートしてみたら、未読ツイートと既読ツイートの区別がつかないバグが、修正されていた [;^J^]。やれやれ、これでなんとか使い物になるか..といっても、未読処理というか、未ダウンロードツイートをダウンロードしたあとの、未読/既読の色分けが、まだ少しおかしいような気がするのだが、まぁ大体こんなもんでいい [;^J^]。そもそも、ツイッターというのは、端から端まで漏れなく全部読むものではない。読み落としによる理解困難、あるいは誤解の発生の余地はあるが、ツイッターとは、もともとそういう性質のものなのだ。1回の(140文字以内の)ツイートで完結しない(複数ツイートにわかれている)ツイートは全部読まれるとは限らず、仮にその一部しか読まれないことによって誤解されても、非は読者側にはないのである。
目次へ戻る実家前のバス停から、9:31のバスで発つ。10:45に有楽町駅前の東京国際フォーラム着。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン会場である。
実はこの催しに参加するのは、今年が初めてなのであった [;^J^]。テラスで昼食(ケイジャンチキンとスモークチキン)を食しているあいだに、Kさん夫妻や、Nさんと会う。今年は規模が縮小されているだけに、例年よりも人出が少ないらしいのだが、これでも十分混んでいるように、私には思える。
12:30から、ホールC。私が購入していた唯一の有料チケットである。
ブラームス:大学祝典序曲 op.80
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
読売日本交響楽団
指揮:下野竜也
ツァラトゥストラでは多少寝てしまったが [;_ _]、昼食時のワイン2杯の影響が無かったとは言えないだろう [;^J^]。演奏自体は、悪くないと思った。
ここで会場をあとにして、徒歩ですぐの出光美術館に着いたのが、13:35。「花鳥の美」展である。花鳥風月を題材とする、さまざまなタイプの作品が展示されているのだが、なかでも惹かれたのが、「四季花鳥図屏風」(伝 雪舟等楊)、「色絵鸚鵡」(柿右衛門)など。この美術館は小振りなので、疲れる前に見終えられるというメリットは確かにある。
引き続き、銀座へ。松坂屋の直近の、やや胡乱な [;^J^] ビルの4Fのヴァニラ画廊。ここに来るのは初めてである。クトゥルー美術展「『邪神宮』〜邪〜The Evil」。
想像していたよりも(かなり)小さい画廊であるが、この企画展に出展されている作品のレベルは高い。画廊自体の性格が、基本的にアングラ系・エロス系のようで、常設展示や、常備されていると思しき古本・古雑誌・写真集なども、その類のものが多く、心強い [^.^]。また、妙齢の女性客も結構いたのだが、普通、女性の前では開きにくい、いかがわしい [^.^] 写真集なども、こういう空間では(彼女らの前で)平気で読めてしまうのも、ポイントが高い(のか? [;^.^])。また、何故か、「安めぐみ」の(もちろん、ノーマルな)写真集が紛れ込んでおり、逆に慌てたというか、どぎまぎしてしまった [;^J^]。「き、君は、こんなところ にいてはいけないんだから!」..と、思わず保護欲が刺激され。[;^.^]
この展覧会の第2期(「邪神宮 〜深〜 The Deep Exibition of Cthulhu」)は、同じく銀座のスパンアートギャラリーで開催されるらしい。会期が短いので(5月23日〜6月4日)、気をつけないと見逃してしまいそうだ。
15:50に退出。18:30から四谷三丁目でオフの待ち合わせをしているのだが、中途半端に時間が余ってしまったし、せっかく銀座に来たのだからと、銀ブラ(死語?[;^.^])としゃれ込むことにした。主たる目的は画廊めぐりであるが、マップも何も手元にない。適当にそぞろ歩いて、見つけたところに入ってみるだけである。
まずは、ヴァニラ画廊が入っているビルの地下の「GALERIE SOL」。「熊澤桂子展」を開催中。土中の菌の影響などでねじれたり股状に分かれたりして売り物にならない「変形にんじん」から型取りしたガラス造形による(畑的な)インスタレーションである。なかなか可愛い。[^.^]
「ギャラリーあづま」では「井上政好展」。「錆」と「蝕」がテーマらしい。
「Gallery 一枚の繪」..あぁ、「一枚の繪」という雑誌は知っていたが、その発行元がここだったのか。「新緑の信州展」。心に染み入る風景画が多い。
「ギャラリーボヤージュ」。ヴェネチアの風景画など。
「日動画廊」。吉川龍という画家の、特に「Life −環−」という作品の色彩が素晴らしく、興味を惹かれたが、100万円ではもちろん手が出ない。[;^J^]
最後に、目の前に山野楽器が現れたので [;^J^]、ざっと冷やかしてからメトロに潜り込み、四谷三丁目駅の2番出口に18:30ジャストに到着。(待ち合わせていた7人全員がそろったのは、20分後であったが。[;^J^])旧FCLA系の人脈のオフである。徒歩5分もかからないところにある、チェコ料理の「だあしゑんか」。
美味い酒と料理をいただきながら、さまざまな話題。ラフォルでツァラで、ちょっと寝ちった、という話をしたら、「(ツァラトゥストラは)寝るのが当然」「そもそも(ツァラトゥストラを)聴く時点で間違っている」等などの、的確な指摘をいただいた。[;^J^](眠い曲なんですよ、いやほんとに。[;^.^])
ヴィル・ヴァルゲ・ウォッカ・ウォーターメロンというウォッカのストレートを注文したら、これが吃驚するほど美味い! 口当たりが良すぎる! 38度! ちょ〜危険![;^.^] あと10歳若ければ、あとさき考えずにガブ飲みするところだが、さすがにもう子どもではないので [;^J^]、レッド・アイ(ビールのトマトジュース割り)や赤ワインをチェイサーがわりに [;^.^]、ペースを抑えてちびちびと2杯だけいただいた。いやぁ、んまかった!(..まぁ、単なる西瓜味のウォッカではないかと言われれば、返す言葉はないのだが。[;^.^])
私のデッドエンドに合わせていただき、21:10頃にお開き。22:00東京発のひかりに乗って、23:30に、浜松の自宅に帰宅。私の今年のGW連休は、これでお終いである。
目次へ戻る今週末は、浜名湖周遊サイクリング。来週末(5月15日)は京都で、葵祭見物と京都マンガミュージアム。再来週末(5月21日)は上京し、国会図書館と川本耕次のトークショー(@米澤嘉博記念図書館)..と、再びというか、GWから引き続きというか、週末が遊興予定で埋め尽くされ始めたので [;^J^]、改めて、夏ごろまでの(首都圏での)展覧会を見繕ってみた。(閉会日時の早い順。また、開会日時を記載していないのは、既に始まっている展覧会。)
スパンアートギャラリー
「邪神宮 〜深〜 The Deep Exibition of Cthulhu」
5月23日〜6月4日まで
山種美術館
「百花繚乱」
6月5日まで
汐留ミュージアム
「ルオーと風景」
7月3日まで
東京都庭園美術館
「森と芸術」
7月3日まで
Bunkamuraザ・ミュージアム
「花の画家 ルドゥーテ『美花選』展」
5月29日〜7月3日まで
東京国立近代美術館
「パウル・クレー展 ─ おわらないアトリエ」
5月31日〜7月31日まで
..といったところかな。5月21日に水道橋のラクーアに泊まり、22日に、まずは「百花繚乱」「ルオーと風景」あたりから片付けていくとするか。
目次へ戻る一昨日に「だあしゑんか」で飲んだ「ヴィル・ヴァルゲ・ウォッカ・ウォーターメロン」の味が忘れられず、ネットで探して発注してしまった。こういう行為に及ぶのは、私としては珍しい。500mlで1449円(税込み)なのだから、私の感覚では格安である。
これはもちろん外国産の酒であって、 これからは極力、福島をはじめとする被災地の酒を飲む、と宣言した舌の根がまだ乾いていないのだが [;_ _]、今回だけは、勘弁ね。[;^J^]
目次へ戻る好天となった。7:10に自転車で発つ。今日は、浜名湖一周サイクリングである。[^J^]
自宅から新雄踏街道を西に進み、総合公園亀崎ファミリーランドの西の、浜名湖大橋に着いたのが、7:47。自宅から11.5キロ。掲示した地図上では、赤ピンで表されている地点である。(ちなみに、出発点(私の自宅)は、セキュリティ保護のため表示しておりませんので、悪しからず。[^.^])ここを、浜名湖一周のスタートポイントとする。
反時計回りに、北上する。8:37、館山寺総合公園を越えた先で、ちょっとした山越え(大草山の坂)。8:52、私の勤務先(R社)の研究所の前を通り過ぎ、9:05、奥浜名湖(浜名湖の右上の枝湾(水域))に東北から流れ込んでくる川にかかっている「みをつくし橋」を渡った。(地図上では「30Km」の看板で隠れているあたり。)サイクリングロードは川沿いにもう少し上流まで伸びているようだが、今日のところは、ここを浜名湖の東北端と定義することにした。
このあと、多少の迷走 [;^.^] をはさみながら、10:50に都筑着。(地図上、「50Km」地点を越えて、「三ヶ日」の「三」の字の左下あたり。)電話で店の場所を確認して、鰻料理の「勝美」の「三ヶ日IC店」(「三ヶ日」の「日」の字の真下)に着いたのが、11:15。「白焼定食」、んまい [^.^]。ゆっくり休んで、12:15に発つ。(浜名湖周遊路から、1キロ少々離れた店まで、往復したのである。)
このあとは迷うポイントもなく、13:40に(地図上、ほぼ下端の)「新居関跡」に着く。全国で唯一現存している関所建物とのことであり、休憩がてら、見学する。また、「新居宿」に残っている史跡はこれだけではなく、すぐ近くにある「旅籠紀伊国屋資料館」と「小松楼」(芸者置屋)も見学する。案内してくださったのは、地元のボランティアの方々である。なかなか感興をそそる建造物群。(紀伊国屋の風呂場には、由美かおるの写真(2001年の日付入りのサイン色紙付き)が展示されていたが、これはデフォでしょう。[^.^])
15:20にこの町を発ち、15:40に、スタートポイント(地図上の赤ピン)に戻った。ここまで82.5キロ。スタート時に(自宅から)11.5キロだったので、浜名湖一周、71キロということになるが、勝美往復、及び、多少の迷走 [;^.^] を差し引くと、66キロぐらいではないかな。
16:35帰宅。トータル97.3キロ..あともう少し、どこかで道草食って、100キロの大台に乗せるべきであった。[/_;][/_;][/_;][;^.^]
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