*2011年01月10日:カウチポテトな休日
*2011年01月11日:ほしのあき@けっこう仮面
*2011年01月12日:「きょうも上天気」
*2011年01月13日:「トロイアの人々」日本初演のチケットを確保
*2011年01月14日:メガネを新調する
*2011年01月15日:RD−X5不調?/献血
*2011年01月16日:「逃走中」/雪化粧
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*2011年01月10日:カウチポテトな休日


 昨日、うっかり自堕落してしまったので、歯止めがきかない [;_ _]。体が(精神的に [;^.^])動かないので、今日はヒッキー、録画・DVD消化の日と決めた。[;^J^]

* 「Perfume Live @Tokyo Dome 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」

 今年の1月2日にWOWOWから録画したまま寝かせていたもの。いやぁ、やはり素晴らしいや [^J^]。Perfume 自体の魅力もさることながら、東京ドームの巨大な空間を有効に使ってこれだけのステージを実現している、プロジェクトチームの仕事にも感心する。

* 「虹男」(KADOKAWA HERALD DABA-0235)

 1949年公開の伝説的なカルトムービーであり、モノクロ映画でありながら、パートカラーで虹の幻覚が表現されるという画期的な手法で知られている。原作は角田喜久雄の探偵小説。監督:牛原虚彦、音楽:伊福部昭。

 今の目で見るといろいろ「しょぼい」のは事実だし、アラを探せばきりが無いのだが、そういう目で見ることに意味があるとは思わない。全編を覆う異様な(胡乱な)ムードや、舞台となる一家の奇矯な造形は悪くないし、(昨年末に観た「透明人間現る」同様)1949年当時の風俗・世相の記録としても、興味深く観ることができる。別にお薦めはしないけれど、このDVDは手元に置いておこう。

* 「時の支配者」(アット エンタテインメント ATVD 10340)

 ルネ・ラルーのアニメ映画は、「ファンタスティック・プラネット」と「ガンダーラ」と、あと短編集を観て(所有して)いるので油断していたのだが、もう1枚、積視聴DVDの山に埋もれていた [;^J^]。メビウスの原画による1983年公開の作品である。

 ある惑星の上で孤児になってしまった少年の救出に向かう物語であり、こういう展開ならば、当然、その惑星上での少年の冒険行が期待されるところであるが..どうも、様子が違うのだ。確かにエイリアンやベムはいろいろ出てくるし、少しは移動もするのだが、しかし主体的な(あるいは巻き込まれ型の)「冒険行」とは、どう贔屓目にみても言えない。むしろ、彼の救出に向かう宇宙船の中で、人間ドラマが展開するのである。

 「なんだか(舞台も焦点も)分裂気味だなぁ..(悪くないけど..)」と、もやっと感を抱いたまま観ていたのだが、最後の最後で驚いた。なるほど、こう来たか。だから「時の支配者」なのか。伏線も(張られていないわけではないが)不足気味の、なんとも「とってつけたような」大仕掛けなのだが、その「とってつけ」具合が逆に素朴な「SF的な」魅力を醸し出している。どのくらい素朴なSF的な仕掛けなのかと言うと(ネタバレでは無いがヒントにはなるので文字の色を読みにくくするが)「W3(ワンダー・スリー)」(手塚治虫)のエンディングと同じぐらい素朴なのである。これは推薦できる。

* 「けっこう仮面 MASK OF KEKKOU」(2003、アートポート APS-12)
* 「けっこう仮面 マングリフォンの逆襲」(2003、アートポート APS-21)

 永井豪の原作による、実写版である [;^J^]。これ以前に1991〜93年にも実写版(第1シリーズというべきか?)3作が作られており、これはかなり以前に購入して、鑑賞済みであるのだが(「けっこう仮面 コンプリート・コレクション」(パイオニアLDC PIBD-1186))、2003年から04年にかけて作られた(第2シリーズ)4作を、今は亡きジョーシン(@ビオラ田町)で購入したまま積んでおり、そのうち2作を、今夜片付けたという次第。

 けっこう仮面は、もちろん全裸 なのだが [^.^]、これが(エロいが)いやらしくない。「健全なお色気」とは微妙に違うのだが [;^J^]、普通のマスクヒロイン(スーパーヒロイン)の「かっこいい」コスチュームに見えるのである。いやほんとに。そして物語たるや..論評不要。この、清々しいまでの壮烈なバカバカしさが、値打ちなのである。[;^.^]

P.S.

 そんな目で私を見るな。[;^.^]

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*2011年01月11日:ほしのあき@けっこう仮面


 昨夜の続き。けっこう仮面の、残り2枚を片付けた。

* 「けっこう仮面 RETURNS」(2004、アートポート APS-36)
* 「けっこう仮面 SURPRISE」(2004、アートポート APS-47)

 「RETURNS」の舞台は女子高の水泳部、「SURPRISE」の舞台はセレブ養成女学校(の音楽部)である。この2作では、ヒロイン(サドな教師たちに苛められる役)は、ほしのあきである。[^J^]

 もちろん彼女は、けっこう仮面ではないし、苛められ役ではあるものの脱がされるわけではないのだが(残念でした [^.^])、「RETURNS」の舞台は高校の水泳部なので、終始、スクール水着 なのである。「その方がいい!」、などとぬかす鬼畜外道共にお薦めできることは言うまでもないし、当時26歳だが、16歳の女子高生を演じてなんの違和感もないという、逸品である。[^J^]

 (第3シリーズの3作(いずれも2006年の「ロワイヤル」「プレミアム」「フォーエバー 」)は、パッケージメディアではなく、CSから録画して積んである。これもそのうち観ることにしよう。[^J^])

 P.S.

 だから、そんな目で私を見るな。[;^.^]

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*2011年01月12日:「きょうも上天気」


 「きょうも上天気 SF短編傑作選」(大森望編、角川文庫)読了。故浅倉久志の厖大な訳業からのセレクションであり、1950年代の作品が中心となっている。ほとんどが既読なのだが、この機会に(それぞれ何度目になるのかわからないが)改めて味読した。

 未読だった(と思う)のは、「空飛ぶヴォルプラ」(ワイマン・グイン)と「明日も明日もその明日も」(カート・ヴォネガット・ジュニア)で、どちらも特選級。前者は、世間を騒がすために [;^J^] 作りだした改造人間(なんちゃって宇宙人)が、嘘から出たマコトでエライことになったさまを、後者は、不老長寿(がもたらした人口爆発)の社会において(くたばらない)家長が絶対権力を握ったさまを、それぞれユーモラスに描いている。

 その他の既読作も、すべて特選級の名作ぞろい..と言いたいところだが、ここは正直に書いておこう [;^J^]。極めて名高い(時間ループテーマの)「時間飛行士へのささやかな贈物」(フィリップ・K・ディック)は、昔から、どうもピンと来ないのである。(今回、読み返しても、感動できなかった。)また、客観的にみて傑作としか評しようのない「ロト」(ウォード・ムーア)は、個人的には読後感がよくないので [;^J^]、敬遠させていただいている。(旧約聖書の「ロト」をご存知の方ならタイトルから見当がつくかも知れないが、核戦争から生き延びようとする男とその(愚鈍な)家族の物語である。)

 あとはもう、すごいんです [^.^]。「オメラスから歩み去る人々」(アーシュラ・K・ル・グイン)の、「ただひとりの(罪の無い)少年を恐るべき不幸な状態に留めおくことによって、社会の残り全員が幸福となる」というビジョンは、今なお衝撃的であるし、「コーラルDの雲の彫刻師」(J・G・バラード)の幻想風景(明らかに、ポルト・リガトを描くダリの絵画作品を想起させる)の美しさたるや、比類が無い。「ひる」(ロバート・シェクリイ)は、ご存知「バルンガ」の元ネタ。「きょうも上天気」(ジェローム・ビクスビイ)は、無邪気な3歳児(但し全能の超能力者)の機嫌を損ねないようにびくびくと暮らす村人たち(しくじると、体を「裏返し」にされてしまったりするのである)の物語で、「時は金」(マック・レナルズ)は、タイムマシンによる世界史規模の壮大な蓄財法と、その本来の目的を語る、有名な作品。

 粒よりの古典的名作を名訳で読める本書は、SF入門に最適だと思う。お薦め。

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*2011年01月13日:「トロイアの人々」日本初演のチケットを確保


 ベルリオーズの歌劇「トロイアの人々」の日本初演(サントリーホール、2月14日)のチケット(A席)をe+(イープラス)で確保した。)(→ 詳細)実は、1〜2日前に送付されてきたパンフレットで、この公演に気が付いたのである。危ないところだった。うっかり見逃すところだった。この私ともあろうものが、(コンサート形式とはいえ)「トロイアの人々」の日本初演を見逃してしまったりしたら、生涯、悔いが残るところだった。[;_ _][;^J^](大概の人は、この作品をご存知ないと思うが、もしも今、暇で退屈でほかにやることがないのなら、拙文「新・ベルリオーズ入門講座 第9講 歌劇 トロイアの人々」を読んでみるのも、悪い考えではないよ。[;^J^])

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*2011年01月14日:メガネを新調する


 終業後、勤務先の工場の(257号を隔てた)向かいのメガワールド細江店で、近視用メガネを新調した。(納品まで10日ほどかかるとのこと。)現在、遠近両用を使っているのだが、遠方を見るためにはメガネの(概ね)上半分を使わなければならないという制約に悩まされることも多いのだ。つまり、視界の下方の遠方にピントを合わせたい場合であり、典型的には、コンサートや講演会である。2階席(以上)からだと、ステージは下の方にあるのである。また、映画館で大画面を観る場合も、似たような状況になる。

 というわけで、現在の遠近両用メガネは、「汎用タイプ」として今後も使い続けはするが、これとは別に遠視用の領域(なぜ、素直に老眼用の領域と書けないのでしょうね [;^.^])の無い、近視専用のメガネを作ることにしたという次第である。現在、予備のメガネが無いので、バックアップの確保という意味合いもある。

 ちなみに、先日の日記に書いたように、このメガワールド細江店は来月で店じまいになる(以降のサービスは、別の店舗で受けられる)のだが、それと足並みを揃えたわけでもないだろうが、隣のベル21(比較的小規模なショッピングモール)では、多くのテナントの入れ替え?をするようで、「リニューアル中でご迷惑をおかけしております」、と掲示されている。正直なところ、地の利はいいのだが中途半端すぎてほとんど利用していないショッピングモールなのだが、使える店(あるいは施設)が入るかも知れない。楽しみにしておこう。

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*2011年01月15日:RD−X5不調?/献血


 ゲロゲロ! RD−X5(ハードディスクレコーダー)で、DVD−R(片面2時間)の、おおむね1時間半あたり以降が再生できない現象が発生! 複数のDVD−Rで発症する! 逆境である! 大逆境である!!

 ..落ち着け。[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]

 とにかく、この現象が発生する原因を、場合わけして絞り込んでみよう。

 A.録画時にハードが既に不調であり、従ってDVD−Rメディアへの書き込みがそもそも不良である。再生系も不良である。

 B.Aと同様だが、再生系はまともであるケース。いずれにせよ、メディアが不良なので、再生できない。

 C.録画時のハードに問題はなく、従って録画されたメディアにも問題はない。再生系が不良なので、再生できない。

 D.録画系も再生系も(つまりハードは)問題ない。メディアが劣化して再生できなくなった。

 (一番、あって欲しくないのは、メディアが不良であるケースである。ハードは修理すれば済むが、コンテンツはそうはいかないのである。何度でも再放映される映画などはともかく、二度と放映されそうもない録画も、多々あるのだ..)

 まず、AとBは、ありそうもない。何故なら、今朝は再生できないこれらのDVD−Rを、かつて再生したことがあるからである。最初から不良だったとは考えられない。Dが一番イヤな状況だが、これも考えにくい。なぜならいずれのDVD−Rも、ここ1年半以内に録画したものであり、保存状態もいい(少なくとも紫外線を浴びせたりはしていない)からである。

 とすると、Cか。これが一番被害軽微なのだが..と、何度か(読めないDVD−Rを)出し入れしているうちに、再生できるようになってしまった [;^J^]。やはり、Cのケースだったようだ。

 しかし(被害軽微とはいえ)放置しておくわけにも..再生系が時々すねるだけならいいが、録画系が不安定になり始めたら、大変である。やはり修理出しかなぁ..(それと、ぼちぼち、BDレコーダーを買わなければならない時期に差し掛かっているのだが..)

 ..と、朝いちでひとトラブル片付けてから [;^J^]、散髪へ。いったん帰宅してから、車で駅前へ。(昼頃ににわか雨の予報なので、自転車は断念。)浜松名鉄ホテルの隣の「献血ルーム・みゅうず」である。ここに来るのは初めて。次回の人間ドックは5月なので、それまでにいっぺん、血液検査をしておきたいと考えたからである。

 ..という目的なので(中性脂肪等の数値に影響を与えたくないので)朝食を抜いてきたのだが、献血ルームのスタッフに「空腹時の献血はよろしくない」と指摘され、問答無用で、ドリンクとお菓子を処方されてしまった [;_ _]。まぁ確かに(朝食抜きで臨む)人間ドックでは、血を400ccも抜かんわな [;^.^]。結果がわかるのは10日ほどあと。

 11時に出て、コンビニ、スーパー等に寄っただけで直帰。午後、ヒッキー。某展示会関連作業(資料探し)の他、積DVD、積録画、積読などを、いくらかずつ片付ける。

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*2011年01月16日:「逃走中」/雪化粧


 快晴だが、ちょ〜寒い。ちょ〜寒い。燦々と降り注ぐ陽光は惜しいが、野天風呂は、無理である [;_ _][;^J^]。今日もヒッキーを決め込むことにする。(とはいえ、資料発送のために郵便局まで行ったりはした。)

 終日、某展示会関連作業。

 「逃走中2011 〜卑弥呼伝説〜」(好きなんですよ、このシリーズ [;^J^])。今回は、弥生時代の里が舞台で、例によって同時進行するミニドラマと絡める。もっとも印象的だったのは、しかしミニドラマパートではなく、終盤、追加ハンターがスカイダイビングで降下してくるという趣向である。実にシンプルな仕掛けなのだが、それだけにかえって劇的で効果的な「画」であり、感心した。

 参加者の中では、おかもとまりが、けなげでいじらしく、なんとかして逃げ延びさせてやりたいものだと思っていたら、見事にただひとり、生き残った! [^.^] 感極まって号泣する様子も可愛らしく、また、これは序盤のことなのだが、彼女にたいして明らかに「狙った」アングルからのショットがやや長めに映るという、カメラマンの邪悪な想念に思わずシンクロしてしまった [;^.^] シーンもあるし、ミッションでもっとも活躍したはるな愛は自首に成功して100万円弱を手にするし、働かずに(危険な仕事は他人任せにして)美味い汁を吸おうとした小悪党共 [;^J^] は片端から(天網恢恢疎にして漏らさず)捕まるし、大変後味が爽やかなので、この録画は、保存しておくことにしよう。[^.^]

 22時過ぎ、浜松発信の某氏のツイートで気がついた。雪が舞っているではないか..(ヒッキーしてたので気がついていなかったのである。[;^J^])とはいえ、ほんとにささやかなパラパラ雪であり、気温が高ければ、小雨にもならない程度。

 深夜、改めて玄関から出てみたら、相変わらずささやかなパラパラ雪。車にうっすら雪化粧。たいした雪ではないが、朝には路面が凍結しているかも知れない。明日は自転車はやめておき、自動車出勤とするか..(..この時点では、まだ、翌朝の破局のことを、知る由もないのであった。[;^.^])

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 20 2011
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