2008年05月19日:電話がチン 2008年05月20日:「ためしてガッテン」式焼きそば 2008年05月21日:今日泊亜蘭、逝去 2008年05月22日:最近読んだ本たち 2008年05月23日:映画の邦題について 2008年05月24日:べつやくれい 2008年05月25日:カップヌードル・ミルクカレー目次へ戻る 先週へ 次週へ
CSチューナーに電話回線をつないで以来、たまに電話が「チン」と鳴る。原因は不明。電子番組表をダウンロードするタイミングにしては、(1〜2時間に1度は鳴るので)回数が多すぎる。なんらかの情報がやりとりされているのか、あるいは接続確認のようなものなのか。しかしそうだとすれば、電話回線の使用料が発生するはず。単なる電気ショック? ..ま、慣れちゃいましたけどね。[;^J^]
夕方から雨。台風が来ているらしい。
目次へ戻る5/14の「ためしてガッテン」で紹介されていたレシピを試してみた。「スーパーで売っている家庭用焼きそばの味を1ランク(以上)アップさせる超簡単レシピ」である。
そもそも、店で食べるプロの(とても美味しい)焼きそばと、スーパーで買ってきた麺を使って家庭で作る(それほどには美味しくない)焼きそばの違いはどこにあるのか。プロの味のポイントは、「しっかりとしたコシ(もちもち感)」と、「麺への十分な味の染み込み」である。そしてこれらは、家庭では(従来の調理法では)なかなか実現しがたいのである。
プロが作る焼きそばと家庭で作る焼きそばの違いは、
プロは鉄板、家庭ではフライパンを使う。
鉄板だと瞬時に蒸発する水分で蒸し焼きにされるが、フライパンでは水分が溜まり、蒸されるのではなく煮られ、ふにゃふにゃになる。
また、澱粉が溶けだして底に貼り付き焦げ付きやすくなる。プロの場合、高温の鉄板で麺が高温に熱されるので、澱粉が溶けだしたあとにソースがすぐに入り込み、味が染み込みやすい。 プロ用と異なり、家庭用の麺には油がコーティングされているので、味が染み込みにくい。 プロ用の麺は太く(4ミリ)、家庭用の麺は細い(1.8ミリ)。
太麺の場合、外側は水分が多く中心部は水分が少ないという「水分傾斜」が生ずる。これが、外側は柔らかなのに噛むと歯ごたえがあるという、「コシ」の正体である。
家庭用の細麺では一様に水分を含んでしまい、「水分傾斜」が生じない。
..と、これだけある。この(不利な)状況下で、「しっかりとしたコシ(もちもち感)」と「麺への十分な味の染み込み」を、家庭用の細麺とフライパンで実現するためには、どうすればよいか。
以下が、番組で紹介されたレシピである。(一人前)
1. フライパンでサラダ油小さじ1を温める。 2. 麺を1パック、「ほぐさずに」フライパンに入れ、中火で2分。 3. 麺を(かたまりのまま)裏返して、周囲に豚肉を入れて、さらに1分。 4. 豚肉に火が通っていることを確認して、豚肉の上にキャベツを散らし、熱湯40ccを麺にふりかけて、蓋をして強火で1分半。 5. 蓋を取り、ウスターソース大さじ1.5を投入し、30秒間混ぜて炒める。
..このレシピは、お・す・す・め!
麺を1パック、「ほぐさずに」両面焼くというのが、最大のポイント。こうすると、固めに火が通った部分と、柔らかい部分が混在することになる。要は、焼きムラが出来る。これによって「集合的に、水分傾斜を作る」のだ。実際、プロ用の太麺だと一度に口に入るのは平均6本だが、家庭用の細麺だと一度に平均16本も口に入る。「全体として、固い部分と柔らかい部分が混在していれば、十分、コシとして認識できる」のである。また、「麺への十分な味の染み込み」は、(水ではなく)熱湯で蒸し焼きにしてコーティングしている油を洗い落とすことで、実現している。
とにかく、騙されたと思って、お試しあれ!
目次へ戻る今日泊亜蘭が、5/12に亡くなっていたことを知った。享年97歳。
「光の塔」(1962)が好きだった。ずいぶん以前に読んだので細部は憶えていないのだが、「どうしてこんなに“古びていない”のだろう? 多分、ガジェットやアイテムの目新しさに頼らぬ、物語自体の質の良さ故なのだろう」、という読書記録が残っている。読み返す時間は、なかなか取れそうもないが..
目次へ戻るネタ枯れ気味なので、最近読んだ本のメモから。
「笹公人の念力短歌トレーニング」(笹公人、扶桑社)- 確かに、短歌を作ってみたくなる好著である。同じ著者の「抒情の奇妙な冒険」(ハヤカワSFシリーズJコレクション)も、なかなか良かったし。(「お好み焼きを地獄焼きだと言うオヤジ得体の知れぬ肉を混ぜたり」とか、「首のないビールの瓶を霊視せばマス大山の手刀迫れる」とか、「すれちがう阿闍梨に無言で九字切られ消えた老婆よ 夕暮れ京都」などが好き。)
「団地巡礼」(石本馨、二見書房)- 「スターハウス」(俯瞰図が星型というかテトラポッド型になるアパート)は、珍しいのかなぁ。昔(40年ぐらい前)、住んでいたけどねぇ。なかなか風情のある、住み心地の良さそうな団地の風景が、多数収録されている。(一部、廃墟もある。)
「読むのが怖い! 帰ってきた書評漫才〜激闘編」(北上次郎、大森望、ロッキング・オン)- 「未読の必読書」がまたまた積み上げられることになるかと恐れていたが、今回は、そうでもなかった。とはいえいつかは、「北方水滸伝」を読まなくちゃならんのだろうなぁ..ついでにカミングアウトしておくと、私は未だに「銀英伝」を読んでいない。積んですらいないのだ。これもなんとかしなくちゃなぁ..
目次へ戻る「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は、多分、観ないと思う。(私は、どういうわけか、このシリーズに思い入れが無いのだ。)多分、観ないが..突っ込みは入れる [;^J^]。「クリスタル・スカル」とは、どういうことだ。「水晶髑髏」だろうが!!
ったく..何もかもカタカナで済ませる数十年来の傾向に対しては、数年前に「読み方教室」というタイトルで、イエスのアルバムを例にとって苦言を呈したことがあるが、そのときはどちらかと言えば「翻訳する手間を省いた」と考えられるものばかりであった。しかるに今回は、「水晶髑髏」という、幻想喚起力に満ちた素晴らしい日本語(訳語)が既に定着しているというのに、なぜにわざわざ「クリスタル・スカル」? この方がクール? そんなことはないだろう。「水晶髑髏の王国」..おどろおどろしくて素敵ではないか。
「翻訳の手抜き」と言えば、もっとも悪印象が強烈なのが、「リバー・ランズ・スルー・イット」である。この邦題を見たときには、本当に、配給会社の知力を疑った。「1.英和辞典の引き方がわからなかった」「2.辞書は引けたが、書かれている日本語の意味がわからなかった」「3.書かれている日本語の意味はわかったが、それを映画のタイトルに相応しい言葉に置き換えられなかった」の三択なんだからねぇ..(あまりに腹が立ったので、結局この映画、観なかった。予告編を見る限りにおいては、そこそこ面白そうな人生ドラマっぽかったのだが..)
別に、日本語(訳語)至上主義者というわけではないのだ。上記「リバー・ランズ・スルー・イット」(というタイトル)を知ったのは、私の記憶に間違いが無ければ、「ジュラシック・パーク」(初代)の開演前の予告編としてであるが、(だからこそ、劇場で数十回も観せられるハメになり、腹を立てたのであるが、[;^.^])別に「ジュラシック・パーク」を「ジュラ紀公園」と訳せとは、言わない。「ジュラシック・パーク」の方が、ファンタスティックである。
余談になるが、「邦訳タイトル」の最高傑作は、やはり「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」ではあるまいか。原題は「Dr. Strangelove」であり、「Strangelove」は人名である。これを、「博士の」「異常な」「愛情」と、「分解」して「直訳」する..ここまで来ると、もう「誤訳」などという次元を軽々と飛び越えた「創作」であるとすら言えよう。(まぁ実際は、タイトルを翻訳したスタッフが「中学生レベルの英文法を知らず」「映画の内容も知らなかった(Strangelove という人物が登場するのを知らなかった)」というあたりであろうが、そういう散文的な真相は、要らない。[^.^])
目次へ戻るとある人のmixi日記経由で、「@nifty:デイリーポータルZ」内の「べつやくれい」による記事の存在を知った。
そもそも「べつやくれい」自体、名前はどこかで聞いたことがあるような..程度にしか知らなかったのだが..ハマってしまって、さあ大変。[;^.^]「@nifty DailyPortal Z べつやくれい まとめ。」などというバックナンバーリストを探し出して、時間もないのに読破しているありさまなのであった。[;_ _][;^J^]
目次へ戻る昨日からの雨が、朝の7:30頃にはかなり強くなり、窓ガラスにうるさく叩きつけてくる。同意される読者は非常に多いはずだと確信しているのだが、私は「こういうの」が、大好きである [^J^]。「自分は濡れない」ことが保障されている状況で、巷に大雨が降り注いでいるのを(安全地帯からビールやワイン片手に)見物するのが。[;^.^](同じ理由で、豪雨を突いての車通勤も、好きである。まぁこの場合は安全側から危険側に振れているので、程度問題ではあるのだが。)8:30頃にはすっかり雨足が弱くなってしまって..がっかりだよ!
昨日、スーパーで見つけてひとつ買っておいた「カップヌードル・ミルクカレー」を、食べてみる。店頭ポップによると、そもそも「カレーヌードル」マニアの裏レシピとして牛乳を入れることが行われていたので、それを商品に取り入れたということだが..これは結構、美味しいと思う。私は年に数回しかカップ面の類を買わない(食べない)ので、128円というのが相場的にどうなのかは判らないが、たまに食べる分にはいいんじゃないかな。
「今日の早川さん 2」(coco、早川書房)などを読む。なるほど、ティンダロスのワンちゃんを、こうやって「向こう側」に帰したわけね。そのうちまた、眷属引き連れて遊びに来ること希望。[^.^](カバーを捲ったら出てくる、お土産配ってる4コマ漫画で、猫に猫缶とか、ナイアルラトホテップにセクシー下着とかは解るんだけど、ダゴンに掃除機というのが、解らない..[?_ _][?_ _][?_ _])
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: May 30 2008
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