2008年01月14日:水洗トイレからの脱却 2008年01月15日:この冬、一番の 2008年01月16日:「英雄の生涯」 2008年01月17日:「頭の体操」 2008年01月18日:優香丼 2008年01月19日:マンガな土曜日 2008年01月20日:パンチクラブはなくなるの?目次へ戻る 先週へ 次週へ
..とはまた、いったいなんのこっちゃと思われるかも知れないが..もちろん地域にもよるであろうが、日本は水洗トイレの普及率が極めて高く、ウォシュレットに到っては普及率が約6割と、裏は取っていないがおそらく世界一であろう。このこと自体は(国民生活の清潔面/健康面から)文句なしに誇っていいと思う。
ただしそれも、日本が豊かな水資源という条件に恵まれているからこそ、可能になったことではある。水を自由に使えない国は、(あるいは、水量は多くともそれ以上に人口密度が高過ぎて、ひとりあたりが自由に使える水の量がとても乏しい国や都市は、)珍しくないのである。
そこで問題になるのが、「水洗トイレ」なのである。(どこで読んだのか忘れたが)これは、水が乏しい国(地域)にとっては、「貴重な水資源を汚染してしまう、危険な技術」にほかならないのであるという。そのため、「水に依らずに安全に清潔に排泄する」技術が求められているのだという。(汲み取り式に戻ればいい、という単純な話ではない。そういう国(地域)にとっては、水洗トイレを廃して汲み取り式に戻すことは、それはそれで重大な健康リスクを伴うことになるであろう。)
「日本は幸い水が豊富だから、そういうことは気にしなくてもいい」..これは残念ながら、常に真というわけではない。過去十数年間に何度となく襲来した大地震。上下水道などのライフラインを破壊されたとき、何よりもトイレが問題になったのではなかったか。いつかは必ずやってくるであろう東海大地震に備えて、ライフラインが破壊されてもなお安全で清潔な排泄ができるように、私なりに準備をしているかというと..もちろん全く、何もやっていないのである..
目次へ戻る..間違いなく、(少なくとも浜松市中区富塚町においては)この冬一番の冷え込みである。まぁ私は車通勤でありエアコンごと移動できるので、実はさほど気にならないのであるが、徒歩&公共交通機関で通勤/通学している人々は、辛かろう..
しかしやはり、冬は寒い方がいい。この勢いで、北極やヒマラヤやアルプスの氷河が回復してくれると嬉しいんだが..そんなに簡単に戻るわけはないわな。[;_ _][;^J^]
久々に(少し遅くまで)残業したので、まともに食事を作れる時刻に帰宅できない。コンビニ弁当ですませる気にもなれなかったので、これまたひっさびさに、回転寿司のスシローでテイクアウトして帰宅したが..う〜ん、別に不味くはないが..数年前と味覚が変わってしまったかなぁ..
目次へ戻る「英雄の生涯」と題された曲がある。19世紀の後期ロマン派の大作曲家、リヒャルト・シュトラウスが作曲した大オーケストラのための作品であり、彼の代表的傑作のひとつである。
この曲はストーリー(ブログラム)を持っていて、「英雄」「英雄の敵」「英雄の伴侶」「英雄の戦場」「英雄の業績」「英雄の隠遁と完成」の6つの部分からなっており、そしてこの「英雄」とは「作曲者自身」のことである、と、一般にみなされている。もっとも、作曲者自身は、このプログラムの存在について明言していない(自分自身が主人公であるとはっきりとは言っていない)ようであるが、そのような眠たい態度を取られても話にならんので、ここは、自分自身の生涯を称揚している音楽である、と、決めつけて先に進むことにする。つまり、「私小説」ならぬ「私音楽」というわけだ。
このことを頭に入れてストーリーを追いながらこの曲を聴いていると..まったくもう、人ごとながら、いたたまれないほど恥ずかしくなる [;^.^]。四畳半フォークのつましい世界とはわけが違うのである。100人からの大オーケストラを駆使した、雄渾極まりない、壮麗な音響世界! 特に、自分と、敵対する無理解な批評家たちとの戦いを描く「英雄の戦場」の壮大さなど、(彼は指揮者でもあったのだが)いったいどういう顔をして、オーケストラと聴衆を前に指揮していたのかと思う [;^.^]。「史上最大の厚顔無恥な傑作」ではあるまいか。己を讃えたい場合、普通は、ギリシャ神話や北欧神話の英雄や神々、あるいは聖書や幻想小説の登場人物や歴史上の実在人物に仮託するものではあるまいか。
「私小説」ならぬ「私音楽」といえば、音楽史上、もうひとつの大傑作が存在することを、クラシックファンなら思い出したのではないかと思う。そう、ベルリオーズの「幻想交響曲」である。
悩み苦しむ若き作曲家(ベルリオーズ自身を指す)が阿片の夢の中、恋人の不実を疑って殺し、処刑され、地獄に落ちる、というプログラムを持つこの作品について、詳しく知りたい方には、私が書いた「解説ページ」をご案内するとして..このプログラムは、しかしもちろん明らかに虚構なのである。(まれに、ベルリオーズが実際に愛人を殺したものと(本当に)思い込んでいる人がいるのだが、もちろん、そういう事実はない [;^J^]。断頭台で首を切られたことも地獄に墜ちたこともない。(実際に断頭台で首を切られたり地獄に墜ちたりした経緯があるとすると、ちょっと困ったことになる。))
この曲を聴いたことが無い人は、「恋人の不実を疑って殺し、処刑され、地獄に落ちる」、というストーリーから、陰惨で苦悩と悔恨に満ちた、己を罰する鬱病的な音楽なのであろうと想像するかも知れないが、事実は全く異なる。第4楽章「断頭台への行進」、そして最後の第5楽章「ワルプルギスの夜の夢」など、むしろ明るく楽しい音楽であり、特に第5楽章は、絵画ならばボッシュの「悦楽の園」、漫画ならば手塚治虫の「ファウスト」(のキャラクターたち)あたりをいつも想起してしまう、「楽しい地獄」の音楽なのだ。アニメが好きな人なら、絶対に楽しんでもらえると思う。(前半の3楽章(特に第3楽章)は眠くなるかも知れないが。[;^J^])
目次へ戻る「国民的ベストセラー」の例を挙げ始めるときりが無いが、「頭の体操シリーズ」(多湖輝、1966〜)が国民的ベストセラーであることに否やを唱える人はいないであろう。
これは第23集まで出ているらしいが、実は私は第1集しか憶えていない。1966年には私は8歳だったが、ほぼその頃に父親が買ってきたものを読んだのではなかったかと思う。その内容の面白さもさることながら、表紙の不気味さ(5〜6体の人体が混ぜ合わさった人物)が強烈に悪夢的であった。それこそ幾度も読み返したものだが、第2集以降の記憶が無いということは、この1冊で充足してしまったのか、あるいはファースト・コンタクトの印象が強烈すぎて、第2集以降を(読んだのに)忘れてしまったのか、いずれかであろう。
実はこの「頭の体操 第1集」について、ずっと、頭の片隅に引っかかっていたことがある。それは、表紙のどこかに書かれていた「パズル・クイズル」という言葉である。これがいったい何を意味しているのか、40年前には全くわからなかった。「パズル」と「クイズル」で脚韻を踏んでいることはすぐにわかったが、「クイズル」という単語がわからない..とはいえ、わざわざ辞書で調べようとまでは思わず、「変な言葉だなぁ..」と、ずーーーっと放置していたのだが..
..なんのことはない、「パズル」の「ズル」を動詞の語尾の「ずる」と二重化し、それを「クイズ」にも適用していただけのことであったか! ..と気が付いたのは、実に、今世紀に入ってからのことであった!(..半生を費やすほどの謎かよ..[;^.^])
目次へ戻るここ最近は、朝食はずっと「優香丼(ゆうかどんぶり)」である。もちろんこんな名前の料理はなく、私が勝手に命名したものである [;^J^]。もしかすると以前にこの日記に書いたかも知れないが、優香がとあるバラエティ番組で紹介していた「とても簡単で美味しい朝ご飯」。レシピは以下のとおりである。
どんぶり飯の真ん中を少しくぼませて、「溶きほぐしていない」生卵を乗せる。(念のため、爪楊枝で黄身に穴を開けておく。)生卵の周囲にちりめんじゃこと葉ネギをトッピングし、ゴマ油を回しかける(これがポイント)。あとはレンジで1分、チンするだけ。(卵白が僅かに白くなる程度の、短時間。)私の場合はこれでは少し物足りないので、さらに白ネギの小口切りとホウレン草を乗せて、ニンニク醤油8.5ccも、追加する。
これが、美味いんだ! ちりめんじゃこの代わりに(より廉価な)しらす干しを使ってみたこともあるが、明らかにちりめんじゃこの方が美味しい。お好みで鮭のほぐし身などを乗せてみても良いだろう。是非一度、お試しあれ。
目次へ戻る4:50に起床。(念のために申し上げるが、「早朝の」4:50ではなく「夜の」4:50である。[;^J^])5:40に車で発ち、「ゆう遊空間 宮竹店」に着いたのは5:50。なんでこんなに起動が早いのかというと、20:00から6:00のあいだに入店すると、割安なナイトパック(1200円/5時間コース、1600円/8時間コース)が利用できるからである。バカである。[;^J^]
さすがに8時間も滞在する気力はないので、5時間コース。10:45までかけて「犬夜叉」を20冊読む。あと16冊で最新刊に追いつくから、残り4時間か。
11:00にいったん帰宅し、朝シャンならぬ昼シャンしてから再起動。まずO内科で血液検査。結果が出るのは月曜日だが、どうせγGTPがアウトさっ(← 多少、やさぐれ [;^J^])。医院から出た時点で13:00を大分回っていたので、昼は外食。CoCo壱番屋で、例によってチキン煮込みカレー。さすがに少々飽きてきたかな。セルフのガソリンスタンドで給油してから、高丘町のアマノ書店へ。雑誌を3冊(レコード芸術、DVDデータ、COMICリュウ)と、「ぶらっとバニー」(吾妻ひでお、徳間書店、RYU COMICS)の新装巻全2巻を購入。15:00少し前に帰宅してから、「ぶらっとバニー」の旧版との異同チェックと、アジマリストの修正作業。
昨今、吾妻ひでおは「日記モノ」の漫画家として一般に認知されているようだが、(確かに昔から彼の「身辺雑記マンガ」は非常に高品質であったが、)もちろん、本領は日記マンガではない。「ぶらっとバニー」は全盛期の代表的な傑作のひとつ。未読の方はこの機会に、是非、ご一読を!
目次へ戻る..いや、ベータのことではなく。(← パンピーにはほとんど通じないであろうが、ここの読者には大概通じるような気がする。[;^.^])
まぁ疑問形にするまでもなく、寝耳に蚯蚓(ミミズ)ではあったが、この3/31で「e2byスカパー!(110度CS)」のch291の「パンチクラブ」は終わるんだってさ。もぅ、がっくし。後がまはこともあろうに「fashiontv」とからしく、(宗教系を除けば)地球上で最も私に関係のないテレビチャンネルと言わざるを得まい [;_ _][;_ _][;_ _]..
「パンチクラブ」のコンテンツは、大雑把に言って「ソフトエロ(深夜にはミディアムエロにグレードアップ)」「車」「ギャンブル(パチスロ、麻雀)」「オタク系」であった。わたくし的には車とギャンブルには興味ないので、要するに目当ては「ソフトエロ」と「オタク系」。その「オタク系」も、かつては「パンドレッタシリーズ」「山田五郎のマニア解体新書」などがあったのだが、ここ最近は(「鉄道系」を除いて)めっきり少なくなり、ほとんど「ソフトエロ」以外に観るべきものはなくなっていたのであるが..
マジメに観るような番組群ではない。音を消すか、ごく弱音にしてつけっぱなしにしておくと、適度に室内の空気を柔らかくするBGVとして、とても有効に使えるのである..あなたが今、私の人格をいくらか疑っていることは知っているが [;^J^]、要するに「動くグラビア」なのである。これが3月一杯で終わってしまう..
但し、「スカパー!」を契約すれば、これらのコンテンツを引き続き観ることは可能である。このあたりの事情は、衛星放送を知らない人には理解不能であると思われるので、ごくかいつまんで説明しよう。(私自身、誤解している点があるはずなので、話半分に読むように。[;^J^])
・ | 衛星放送を司る通信衛星は、3つある。「BS」「CS」「110度CS」である。(「CS」は「スカパー!」、「110度CS」は「e2byスカパー!」と読み替えても良い。) |
・ | 「110度CS」のチャンネル群は「CS」のチャンネル群のサブセット+αである。 |
・ | 「BS」と「110度CS」はほぼ同じ方角にあるので、ひとつのアンテナで両方受信することができる。「CS」はこれらとは方角が異なるので、別のアンテナが必要である。 |
..という状況なので、2004年末に衛星放送ビギナーだった私が、アンテナひとつでまかなえる「BS」と「110度CS」だけを契約したのは、実に賢明で妥当であったことがお判りいただけるだろう。実際には、「CS」のチャンネル数は「110度CS」の3倍ほどもあるので、情報のソースとしては遙かに有用なのであるが、地上波+BS+110度CSだけでも極めて厖大なチャンネル数であり、到底こなしきれるものではない。(今でもそう思う。)だから、「110度CS」ではなく(あるいは「110度CS」に加えて)「CS」を契約することは、していなかったのである。
さて、実は「110度CS」のch291「パンチクラブ」のコンテンツは、「CS」の、ch279「MONDO21」とch371「エンタ!371」からのセレクション(+α)なのである。つまり、「110度CS」の「パンチクラブ」がなくなっても、「CS」用のアンテナとチューナーを用意し基本契約料を払って「MONDO21」と「エンタ!371」を契約すれば、ほぼ同じコンテンツは観られるのである。実際、今回の「パンチクラブ」の突然の廃止については事業者側でも気にしているらしく、「MONDO21」と「エンタ!371」を契約するのであれば、アンテナとチューナーは無料で提供される(設置工事費もロハである)とのことなのであるが..「MONDO21」は月額525円、「エンタ!371」は月額1260円。それだけの価値があるかどうかは、う〜ん..
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jan 24 2008
Copyright (C) 2008 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]