*2006年12月11日:冬虫夏草
*2006年12月12日:ホストクラブの謎
*2006年12月13日:メール送信トラブル
*2006年12月14日:送信トラブル続行中
*2006年12月15日:「ポート25ブロック」でした
*2006年12月16日:「澁澤龍彦蔵書目録」
*2006年12月17日:録画のペース
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*2006年12月11日:冬虫夏草


 英知出版のムック「読んでおきたいクラシック♪ のだめの世界を100倍楽しむ方法」を買ってしまった [;^J^]。勝ち負けで言うと負けている 状態である [;^J^]。まぁ、のだめ関連の期間限定食品やらなんやらをコンビニで買うべく走り回っている連中に比べれば、そういうのに手を出していないぶん、私の方が 全然勝っている のだが [;_ _][;^.^]。ちなみに、本書を開いて5秒で見つけてしまったダウト [;^J^]。第15頁の囲み記事だが、「これまでのコミックス総売り上げは何と1800万部! 全部積み上げると約200キロの高さになり、大気圏に突入する。」..誰か、気がつけよ..[;_ _][;_ _][;_ _][;_ _][;_ _]

 NHKハイビジョンで放映されている「地球・ふしぎ大自然」(再放送)を毎週録画している。今週はハワイの、ほとんど一年中雨が降っている森林が舞台である。葉っぱの上に落ちている蜂の死骸の映像が、なかなか衝撃的。全身に“茸が生えている”のである。「冬虫夏草」という奴だ。(本来の「冬虫夏草」は地中の昆虫に茸が生えるものであるが、こいつらは地上でやられている。)湿気により体に茸が生え、緩慢な死を迎えたのであるが..この蜂にとっては、まさにマタンゴなホラー体験であったであろう。

 別にハワイに行くまでもなく、湿度の高い日本では、茸は珍しいにしても黴を体に生やす人間は珍しくあるまい [;^J^]。同様に、湿度管理に失敗すると、書物にも容易に黴が生える。愛書家にとっては頭痛の種であるし、私がリタイア後の居住地のプランとして「どこぞの島」を選びきれない大きな理由のひとつでもある。とにかく湿気が恐いのだ。

 もしも書籍に黴ではなく茸が生えたら..それはやはり「冬虫夏草」? いや、虫じゃなくて書物に生えるのだから「冬書夏草」と呼ぶべきか。冬虫夏草は歴史上、不老不死の霊薬として珍重されてきたが、冬書夏草はなんの霊薬だろうか。どういう霊力をもつのだろうか。それはやはり ベースとなった書物の内容 によるのだろう..

 ..ここまで書いたところで、ありとあらゆる妄想が洪水のように襲い来たりて収拾がつかなくなってしまったので( 麻薬 とか 媚薬 とか 麻薬 とか 媚薬 とか [;^.^])、あとは読者にまかせた。[;_ _][;^J^]

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*2006年12月12日:ホストクラブの謎


 西原理恵子の(作者自身が作成・発行している)同人誌が徐々に届き始めている。新刊書店と近場の古本屋とネット書店で普通に買えるモノを買い尽くしてしまったので、とうとうクスリに手を出した ヤフオク等で落札し始めたのである。コレクターもここまで来ると、ヒトとして終わり 一人前といえる。

 作者自らの手になる同人誌としては、島本和彦や吾妻ひでおのものをコレクションしている。島本和彦発行の同人誌は全部持っているが、吾妻ひでお発行の同人誌は近年の「産直 あづまマガジン」は全巻押さえているものの、伝説的な「シベール」は1〜2冊しか持っていない。(コピーは大方揃っているが。)いずれにせよ、彼らが作っている同人誌は「描き下ろし」がメイン(というか全部)なのだが、西原理恵子の同人誌(のうち、私が所有している数冊)は、全て、単行本未収録作品の再録本である。これはこれでありがたい。

 さて、本日届いた「ぼったくり」(まさに西原理恵子なタイトルである [;^.^])に掲載されているとある漫画に、西原理恵子が仕事(取材)で歌舞伎町の「愛」というホストクラブを訪れ、そこの「黒川紀章が見たらそのまま気絶しちゃうであろうすんばらしい無国籍内装」(及びジャニーズ系のホストたち)に泣きそう(死にそう)になっている、というシーンがあった。

 このホストクラブの名前(「愛」)には憶えがある。中村うさぎのエッセイかも知れないが、それより、テレビで見た記憶がある..というわけでDVD−Rのコレクションに捜索をかけたところ、とあるバラエティ番組(「ザ・チーター」)の録画に、このホストクラブ「愛」の店内の情景が映っているのを発掘した。(くだらない [;^J^] バラエティ番組であっても(それなりにセレクトしつつ)せっせと録画しているのは、このような「映像資料」を手元に置いておくためでもある。)

 ..いやはや、確かに壮絶としか表現のしようがない内装である [;^.^]。客はともかく、こんな場所で毎日何時間も仕事をしているホストたちは、精神を病んでしまうのではあるまいか。他のホストクラブも、みな、このようなものなのだろうか。(言うまでもないが [;^J^])私はホストクラブを訪れたことがないので、実状がわからない。キャバクラならば知っているが、私が知っているキャバクラの内装は、どれも(これよりは)マトモで落ち着いている。(上品とは限らないが。)

 このホストクラブの内装は..しいて言えば..そうだ、1980年代の中頃に何度か行ったことがある「ディスコ」(今様(いまよう)の「クラブ」ではない)の内装に、少し似ている。つまりは「非日常的」な「ハレ」の空間というわけか。「非日常・非実在」の空間だからこそ、架空の恋愛遊戯に酔えるというわけか。それはわからないでもないが、しかし少しは「リアリティ」が必要なのではあるまいか。「架空の恋愛」を「現実の恋愛」と錯覚させる、「偽りのリアリティ」が。

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*2006年12月13日:メール送信トラブル


 出社前にちょっと読んでおきたいものがあったので、いつもより30分早い6:00に目覚ましをセットしておいたのだが..6:00に起きて、唖然。まだ夜ではないか。これでも朝のつもりか。話にならんので制裁の意味をこめて30分、寝足したのだが(← こんな言葉があるのかどうか、知らんが [;^J^])..なんの意味もなかった [;_ _]。30分間、失っただけだった。[;_ _]

 さて、出社して仕事して、帰路、ペリカン便の営業所に寄り、昨日、不在通知を受け取っていたアマゾンからの荷物をゲットする。書籍が2冊で、1冊は「澁澤龍彦蔵書目録」。これは週末にじっくりと読むことにする。もう1冊は東京創元社から出ている「中井英夫全集」の、ようやく出たかの最終巻(第12巻)。待ちかねていたのを即購入したのはいいが..オイコラ! これで1800円とは何ごとだ! この頁数なら、800円でも高いと思うぞ! 東京創元社、許すまじ!(なぜなら、この巻の購入を検討するユーザーの圧倒的多数は(私を含めて)中井英夫の固定客であり、全集の最終巻であるのならばたとえどんな高値をふっかけられようとも(泣きながら)購入してしまうことを読み切られている客層だからである。こうなると、ほとんど人権問題に近いと思うぞ。[;^.^])

 深夜。あれれ、メールの送信ができない。サーバにつながらない。こういう時はPCをリブートすると、結構いい確率でつながるのだが..ダメ。その場合はハブとルータをリブートする(というか、電源を切って15秒間待ってから電源を入れ直す)と、これまた結構いい確率でつながるのだが..やはりダメ。

 そもそも、mixiには書き込めているし、ウェブページをFTPで更新することもできているのだ。つまり上りのラインは生きている。ハードのリブートの効果があるのは、足回りの階層のトラブルであって、今回の件とはそもそも関係ない。今回のトラブルは、もっと上位のレイヤーのトラブルだ。プロバイダ(「さくら」)が何かやらかしたのか? メンテの失敗とか?

 まぁ、明日まで待ってみるか。

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*2006年12月14日:送信トラブル続行中


 朝、確認したが、まだメールサーバとつながらない。さくらのトップページになんらかの告知がされているかも知れないが、出社前にそこまで調べている時間はない。まぁ向こう側のトラブルと決まったようなものなので、もう一日だけ(今日の夜まで)猶予をやることにする。[;^J^]凸

 で、出社して仕事して帰宅して..まだダメである。サーバにつながらない。う〜む、私はさくらに対してなんのアクションも起こさなかったが、アクションを起こした(クレームした)人々は大勢いるはずである。1日あれば対処は終わるだろう、と踏んでいたのだが..いずれにせよ、さくらに訴えるにせよ自分で調べるにせよ、今日はもう時間が遅すぎる。深夜、mixi日記にこの件のぼやきを書いて、寝る。

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*2006年12月15日:「ポート25ブロック」でした


 帰宅してから気がついたのだが、朝方、mixi日記にSさんのコメントがついていた。(朝は、読む暇がなかったのだ。)「ポート25ブロック」ではないか、とのこと。早速、SMTPのポートを25から587に変更したら..あっさり送信できてしまった [;^J^]。Sさんに感謝! [_ _][^.^]

 そうかー、スパム対抗策としての(プロバイダによる)「ポート25ブロック」は、以前から話には聞いていたけど、まさか我が身に降りかかってくるとは思っていなかったので、全く思い付きませんでした [;^J^]。改めてさくらのトップメニューを見てみたら、なんと「今日付け」で、「メールが送信できないときは」、というお知らせが出ていた [;^.^]。つまり、つい数日前(2〜3日前?)に「告知抜き」で「ポート25ブロック」を設定したところ、問い合わせ(クレーム)が殺到したのだろうね [;^J^]。事前にユーザー全員に、お知らせメールの1本も出しときべきだったね。以後、気をつけるように。

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*2006年12月16日:「澁澤龍彦蔵書目録」


 とにかく、室内(及び押し入れ内)の場所を空けなければならない。創刊号以来の「ガンダムエース」誌を処分しなければならない。以前、ヤフオクに出品したのだが、ものの見事にスルーされてしまったという経緯がある [;^J^]。まぁ、2年遅かったわな。主要コンテンツである「ガンダムオリジン」などが単行本化されている現在、わざわざ場所を食う初出誌を買おうという酔狂な人間はおらんわな。(そういう「資質」を持っている人は、今さらオークションで買うまでもなく、はなから創刊号以来、買い揃えているはずである。)

 ヤフオクで売れないからといって、美本でもあるし、廃棄するのはいかにも勿体ない。十分、読める本なのである。そこで、富塚町のブックオフにサンプルを3冊ほど持っていって、「これ、引き取ってもらえますか? 50冊ほどあるんですけど」、と相談したところ、定価の5%で引き取れる、ということであった。(雑誌はみんな、定価の5%なのかな?)てことは、大体30円/冊か。10円でも構わないつもりだったので、オッケー、オッケー。一旦帰宅し、車に50冊搬入する。まぁごく近所でもあるし、手頃な(小振りの)箱がなかったこともあるし、箱詰めせずに後部座席に丁寧に積んで、ゆっくりと出発したのだが..急な下り坂で(やや急な)ブレーキを踏むハメになり、それはそれはエライことに..[;^.^]

 まぁそんなことはどうでもいい [;_ _][;^J^]。無事、1500円で処分。やれやれこれで少しは自宅の空間が空いたぞ。昼は「シシリー」でパスタ。朝飯抜きとはいえ、いまいち満腹しない [;^J^]。仕方がないので夕食は16時頃に「天下一品」。この調子では夜食は必須か..と危惧されたが、何故か不要であった。ワインで満タンになったからか。[;^J^]

Picture Picture

 先日届いた「書物の宇宙誌 澁澤龍彦蔵書目録」(国書刊行会)を、昨日今日と味読している。この目録が素晴らしいのは、分類やソートをせずに、「書架に置かれている順番に」記載している点である。(写真に紹介したように、書架群の地図・写真付きである。)よって、本書から、澁澤龍彦の書斎と書庫を復元できるのである。もしもあなたが澁澤龍彦の読者ならば、9500円は高くない、と、背中を押しておく。


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*2006年12月17日:録画のペース


 イオンへ。3Fの谷島屋で「現代漫画博物館」(小学館)と、「月刊ピアノ12月号増刊 ドラマ「のだめカンタービレ」ミュージックガイドブック」を買う。「現代漫画博物館」は、情報量が少ないので、資料/事典として購入することはお薦めできない。まぁ、ほんのガイドブックと思えば、結構使える。

 のだめ本に、またしてもダウト [;^.^]。楽器ガイドのページなのだが、第61頁。チューバについての、「ベルリオーズが「幻想交響曲」の中でいち早くチューバを使用したり」という記述については、言いたいことは色々あるが [;^J^] ビギナー向けのガイドブック(ガイドムック)なのだから、この程度のわかりやすい説明で良しとしよう。しかし、トロンボーンについての、「あのゴジラの鳴き声も、トロンボーンの音を加工して作ったのだそうだ」という説明については、看過できない。ゴジラの咆哮はコントラバスだっつーの!!

 佐鳴台のハマラジが年末セールで2割引だったので、プログレのCDを4枚買う。グリーンスレイドを2枚と、ヴァンゲリス、ELO。

 グリーンスレイドの2枚(デビュー盤と2作目)については、ロジャー・ディーンによる有名なジャケットは30年前から知っていたんだけど、今まで未聴であった。ツイン・キーボード、ノー・ギター、ノー・シンセの響きが、なかなか心地良いね。

 ヴァンゲリスは「炎のランナー」のサントラ。例の有名なメロディーはそれこそ耳タコであるが、アルバムは聴いていなかったので..まぁ、ブレードランナーのサントラと同程度の存在価値はあるのでは。[;^.^]

 ELO(Electric Light Orchestra)は、実はまともに聴いたことがなかったので、ベスト盤をチョイス。ほっほーーっ!! なるほどこれは素晴らしい!! 当分、通勤時のカーステの友だな。

 備忘のため、DVD−R/DVD−RAMの使用量をメモしておく。

 今年の1/15の日記には、「RD−X5を購入したのは2004年の年末であるが、それから1年強のあいだに録画したDVD−RとDVD−RAMが(両面メディアを2枚として換算すると)500枚以上」と書いている。「500枚以上」という書き方が曖昧であるが、私の性格から推測するに、「520±10枚」と考えて、まず間違いない。(これより多ければ「550枚前後」と書くはずである。)そこで、13ヶ月で520枚、とする。

 その11ヶ月後の12/15の時点で、VR形式にフォーマットした最新のDVD−Rのディスク番号(連番)が、919である。つまりこの11ヶ月で399枚、要するに400枚、追加されたことになる。

 DVD−RAMの場合、もとからVR形式であり、新規に挿入するたびに連番がインクリメントされるし、DVD−Rの場合、私は必ずVR形式にフォーマットしてから使用しているので、この測定方法は正確である。また、フォーマットするにはしたが(本体の不調などで録画に失敗して)廃棄したDVD−Rがあるので、現在手元にあるDVD−RAM/DVD−Rの総数はこれより(10枚以上)少ないはずであるが、廃棄枚数は1年目も2年目も似たようなもののはずなので、1年目と2年目の使用量の比較においては誤差とみなせるので無視することとする。

 というわけで、1年目(というか最初の13ヶ月)の使用量は、520/13=40(枚/月)。2年目(次の11ヶ月)の使用量は、400/11=36(枚/月)。素晴らしい。着実に使用量が減っているではないか。(減っているのか? そうなのか? 大丈夫か? [;_ _][;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Dec 21 2006
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