2005年08月22日:モーグ博士、逝去 2005年08月23日:録画予約時間変更 2005年08月24日:ドレスデン国立美術館展/他 2005年08月25日:台風襲来 2005年08月26日:モロー展/浜松へ 2005年08月27日:「鳥類学者のファンタジア」「波の上を駆ける女」 2005年08月28日:ミステリーゾーン目次へ戻る 先週へ 次週へ
昨日までの暑さから一転して、朝から雨がシトシトと降る。涼しくて助かる。
モーグ博士、逝去。実用的なシンセサイザーの発明者である。
仮に彼がいなかったとしても..冨田勲はモーグ・シンセサイザーが発明される以前から現役バリバリの作曲家だったし、キース・エマーソンもリック・ウェイクマンもミュージシャンとして活躍していたことは、まず間違いない。そもそも他の誰かが、類似の電子楽器を開発していたことだろう。
しかし、それらは全て仮定の話。この現実とは異なるパラレルワールドの物語にすぎない。
現実には、モーグ・シンセサイザーが世界の現代音楽を変えた。日本に電子楽器産業が立ち上がった。そして私も、ローランドに入社した。
浜松に帰ったら、3週間前に購入したDVD、「moog」(ナウオンメディア、NODD-00048)を観なくては。すぐに観るとは言わない(言えない)が..必ず、観なくては。
目次へ戻る来た来た。RD−X5(ハードディスクレコーダー)からのメールである。
以下の録画予約は時間変更のため一部録画できない場合があります。
=[13]===============
2005/08/24(水)
15:00-16:25 Line1 REC1
[映]「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」
..これが地上波ならば、どうということはない。メールで予約(予約変更)できるからである。ただし今回は残念ながら、BS放送である。これには追随できない。なぜなら、デジタル放送のチューナーは(ハードディスクレコーダーではなく)プラズマテレビに内蔵されているのであり、プラズマテレビはネットから(メール経由で)操作できないからである。
まぁ、仕方がない。9日間(8/18〜8/26まで)自宅を留守にしている間に、こういう事例は必ずや発生するであろう、と覚悟はしていたし。むしろ、もうそろそろ連休も終わりだというのにこれが初めての事例ということは、想定していたよりも良い状況と言える。この映画も、そのうち再放送されるだろうし。(未見なのである。)
目次へ戻る自宅前のバス停を8:31。まずは渋谷のタワーレコードへ。CDばかり10枚ほど買い込む。ここのポイントは1年で失効してしまうので、上京時には秋葉の石丸ではなく、優先的にこの店に来てポイントを消化せざるを得ないのである。いいように操られているなぁ..[;^J^]
神保町へ。5〜6軒回ってから、三省堂の2Fの店でパスタ。この店、別にそれほど美味しいとは思わないが、立地的に便利なのである。三省堂のレジでは、デザート券ももらえるし。(今回、三省堂では、2Fの文庫売場をざっと眺めて1冊買っただけ。)
上野へ。国立西洋美術館のドレスデン国立美術館展。これは面白い。絵や彫刻などのいわゆる「美術品」よりも、むしろ、地球儀とか測量道具とか武器とか馬の装身具とかコインとか宝飾品とかに重点が置かれた展示なのである。無論、美術の領域からも、「窓辺で手紙を読む若い女」(フェルメール)、「ガニュメデスの誘拐」(レンブラント)などの超一流品が来ているし、ロマン派風景画の発達の様子が系統だって展示されているのも嬉しい。わたくし的には、メインはもちろん、「雪中の石塚」「エルベ渓谷の眺め」「月を眺める2人の男」(いずれも、フリードリヒ)である!
16:20頃に港南台駅へ。K君、T君、M先生と4人で、W君の墓参りである。もう何度も来ているというのに、4人のうち誰一人、墓苑の名前も道順も(正確には)憶えていなかったので、辿り着くまでに少々手間取った。[;^J^](というか、そういう状態でタクシーに乗るか? 普通。[;^.^])まぁ、無事に辿り着けたので、問題ない。(今度という今度こそ、私は手帖に墓苑の名前と道順をメモしておいた。)港南台駅ビルの中の店で飲んでから、帰宅。
目次へ戻る幸いにも、昨日の外出中には天気は崩れなかったのだが、今日は朝から断続的に強い雨。いよいよ台風が来たのである。
浜松に帰るのは明日である。明日の早朝まで、雨が残るらしい。できれば今日中に浜松に宅急便を発送したいのだが..(浜松から持ってきたのは、読み捨てる雑誌だけではなく、持ち帰る書籍なども結構あるのだ。この連休中に買い足した書籍やCDも相当量あるので、ハンドキャリーしたくないのである。)
まだ台風は横浜に上陸したわけではなく、時々小止みになる。午後、雨の隙をついて宅急便取扱店に荷物を持ち込み、無事発送する。
目次へ戻る夏休みは今日まで。例によって8:31のバスで実家を発ち、まずは渋谷。Bunkamuraのモロー展である。開館直後ということもあり、とてもすいていて見やすくて、良きかな。「《エウロペ》あるいは《エウロペの誘拐》」、「ユピテルとセメレ」、「セイレーンたち」、「ケンタウロスに運ばれる死せる詩人」、そして「一角獣」、「出現」! 夢にまで見た宝石のような作品群に囲まれて、まさに幸せいっぱい、胸いっぱいである。
ちなみにこの展覧会の会期は2ヶ月間あるが、前半と後半で作品が入れ替えられる。油彩画は替えられないが、水彩画とデッサンが総替えになる。つまり、9月にももう一度来なくてはならないのであるが、無論、望むところである。
神保町。一昨日は(その後の予定もあったので)三省堂では文庫本を1冊買っただけであるが、今日はなんの問題もない。昨日荷物を発送したので身軽でもある。20冊ほど購入。
昼頃のこだまで浜松へ直帰。
目次へ戻る連休に消化した積読の記録を、2冊ほど記しておく。
「鳥類学者のファンタジア」(奥泉光、集英社)- 「ロンギヌスの石」と「オルフェウスの音階」がキーで、後者はフィボナッチ数列から導出されたもの..なのだが、これらはどちらかと言えば物語を進めるための素材に過ぎない。あくまでも「音楽小説」であり「ジャズ小説」である。文章は軽妙で、心地よく読める。P.210 の、ラジオからジャズが流れてくるシーンが、なかなか良い。
「波の上を駆ける女」(アレクサンドル・グリーン、安井侑子訳、晶文社)- 「波の上を駆ける女」号を駆っての海洋冒険譚かと思いきや、この(ある意味、呪われた)船上でのシーンはむしろ少ない。また、超常現象たる「波の上を駆ける女」の登場シーンも少ない..というより、そもそもこの超常現象の由来が、深く追求されていない。中盤以降はヘル・ヒューでのカーニバルシーンがメインとなり、また、後半、殺人事件をはさんで意外な展開となる。「深紅の帆」同様の、なんとも幸福な物語世界。
目次へ戻るあぁぁぁぁ! 今朝になって、気がついた! 「スカパー!110」誌の9月号によると、9/1にAXNで、「ミステリーゾーン」の「第22話」が放映される..! 慌てて8月号をチェックしたら、なんと、8月頭から放映されていたのである。見落としていたーーーっ!! [/O;][/O;][/O;][/O;][/O;]
だってだって! ..新番組マークもなく..これほどの番組だというのにコラムでも取りあげられておらず..そりゃ、見落とすよ..[/_;][/_;][/_;][/_;][/_;]
(大方の予想どおり)私はもちろん逆上し、コンプリートを確保しそこなった以上、もう金輪際みてやるものか! 今回の放映は無かったものとみなす! ..とまで思い詰めたのであるが..(いくらか)正気を取り戻してから [;^.^] 「幻想文学大事典」(国書刊行会)で調べたところ、全156話なのである。ロスったのは、ほんの1割ほどなのだ。それに、これほどの番組であれば、5年以内にまた再放送されるはずである。気を取り直して、明日(8/29の放映の第19話)から録り始めることにする。
(ちなみに、この番組はもちろんパッケージソフト化されているのであるが、以前調べたところ、コンプリートを揃えようとするとどえらい金額になってしまうので、断念していたのであった。)
..以上を書き上げてから改めてAXNのホームページで確認したところ、実は、今回放映されるのは、全体の一部、全44話なのである。結果として私は19話ロスり、(今後ミスらない限りは)25話ゲットできる。元々コンプリートはありえなかったわけで、これで一気に楽になった。救われた。[;_ _][;^.^]
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Sep 1 2005
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