2004年06月21日:台風、襲来 2004年06月22日:“凡庸なドリアン・グレイ” 2004年06月23日:だから、りそなは.. 2004年06月24日:古老たち 2004年06月25日:廃墟への道 2004年06月26日:T君宅でバーベキュー 2004年06月27日:「魔弾の射手」、スタート目次へ戻る 先週へ 次週へ
台風、襲来!(第何号だったっけ? [;^J^])
学生時代のことは流石に忘れたが..就職以来の20年間で、それこそ何度台風に見舞われたかわからないが、不思議なことに、「通勤時間」が台風の勢力のピークであったことは、ほとんど記憶にない。今回も朝の出勤時には、それはまぁ確かに大雨ではあったのだが、会社に到着して仕事を始めてから、昼に向かってどんどん勢いが強くなり、しまいにはほとんど横殴りの暴風雨になった。その時点では、(安全な)社屋の中で仕事をしていたので問題なかったが、これが通勤時刻だったら、とんでもない。ほぼ、運転不可能。まず間違いなく出社を見合わせていたはずだ。
夕方には、雨はすっかり上がってしまった。
目次へ戻る「大問題’04」(いしいひさいち、峯正澄、創元ライブラリ)の94頁に、味わい深い文章があったので、やや長くなるがご紹介しておく。ちなみにこの文章を書いている峯正澄は、1951年生まれである。
「(前略)..この年金に対する理解のいきとどかなさは、どうも私が老いかたというものがわかっていないことからきているのかも知れないと、いきなり実存的なことを考えたりもする。
たとえば町で、厚かましく騒々しい中年の女性たちを冷たい眼で眺めるとき、私は、だいたい自分を中学生か高校生みたいに思っているのである。だがそのおばちゃんたちは、じつのところ私の妹よりも、おそらくずっと若いのだ。
また同性の場合、公園で暮らしている人を、私は小学生のような眼で眺める。小学生が持つようないわれのない畏怖の気持ちで彼らを見ているのである。彼らは、往々にして年齢が判然としないが、おそらくその大部分は、わたしと同年輩か、場合によっては少し年下なのである。
繁華街を歩くとき、私はしばしば軽薄な大学生みたいな気持ちでいる。そしてショー・ウィンドウに映る自分の姿を見て、ときどき虚をつかれたような思いになるのだ。私は、切実さのない凡庸なドリアン・グレイとしてだらだらとけじめもなく生きてきて(それを平和ボケというのかも知れない。大岡昇平は、「戦争を知らない人間は半分は子供だ」といっている)、いまだに老いかたがわからずにいる。それで年金とかいわれると途方に暮れるのである..(後略)」
“凡庸なドリアン・グレイ”とはまた、なんとも言い得て妙ではないか。全く身につまされる。この、“ぬるい放蕩感”..
目次へ戻る昼頃、ダウン。頭痛、吐き気。午後半休を取って、早退する。関係ありそうな各種の薬を貪り飲んで、夕方までドロドロと無理矢理眠ったら、いくらか回復した。
17:30頃に、りそな銀行のATMへ。先週の土曜日に(対応時間外で)出来なかった、定期口座への移し替えをしに行ったのであるが..なんと、またしても定期口座の通帳が受理されない。平日の18時までは、取扱時間のはずだ。さすがに多少キレて係員を呼び出したところ..旧大和銀行系の通帳は、旧あさひ銀行系のATMでは読めない「ことがある」んだってさ!!
へええええええええええええええええ...
目次へ戻るあぁあぁあぁあぁ、もぅもぅもぅ..ネットニュースの fj.editor.vi で、とっしょりたちがよぅ、とっしょりたちがよぅ..[;^.^]
Emacs と vi の比較というツリーで、
「(vi のカーソル移動キーに)hjkl を使うのは、CTRL-Q CTRL-S が当時の端末では別の用途に使われていたから」、とか、
「Emacs では CTRL-S を多用するから」、とか、
「teminfo の調整が云々」、とか、
「行スクロールの実装方法云々」、とか、
「「正しい」端末の特殊文字配列」、とか、
とか、とか、とか..見るも(読むも)無惨な..いやいやいや [;^.^]。私も大好きなんですけどね、こういう話。[;^J^]
目次へ戻る勤務先から数キロと離れていない、高丘町の大通りのほぼ中心付近にある3階建てのショッピングセンターに、ひっさしぶりに行ってみた。
1階の店舗が随分少なくなっていることに驚いたが、まぁ、こんな場所に貴金属店があっても仕方が無いとは思っていたので、それは納得できる。しかし酒屋も無くなるかなぁ..まぁ、すぐ近所に、格安の(倉庫型)大規模酒店が数軒あるから、仕方ないか..とか思いながら、ランニングシャツを買うためにエスカレーターで2階に上がってみたら..げげげ、この有様は、1階の比では無い [;^.^]。ほとんど店舗が無い [;^.^]。(当然のごとく、紳士服売場も下着売場も無くなっていた。)
エスカレーターは、3階まで通じているのだが..恐くて上れなかったことを白状しておこう [;_ _][;_ _]。所詮私は、「書斎派の廃墟愛好家」に過ぎないのである。こんじょ無しなのである。[;_ _][;_ _][;^.^]
目次へ戻る今日は、楽しいバーベキュー。元もとK.S.君の送別会を街中でやる予定だったのだが、ちょうど同じ日に、2ヶ月前に新居を建てたばかりのT君の自宅でバーベキューが開催されることが判明したので、それに合流したのである。参加者は、勤務先の中堅社員、合計20名ぐらいである。天候が心配されたが、今日一日は持ちそうだ。
9:20頃に、K.M.君に、車で迎えに来てもらう。浜松から天竜市に向かい、天竜川にぶつかったところで、これを渡らずに北上して、さらに4〜5キロ。ほとんど深山幽谷である。新居のすぐ裏が、(天竜川に流れ込んでいる)阿多古川であるという、実にアウトドアなロケーション。驚くべき事に、普通の民家なのに、露天風呂がある。[;^J^]
午前中は、K.M.君とバーベキューの火起こし(と、暇なので、庭の草むしり)。昼頃から、わらわらわらとみんなが集まってくる。
魚だの貝だの肉だのとうもろこしだの野菜だのをひたすら焼いて、ワインだの発泡酒だのウイスキーだのシャンパンだのをひたすら飲む。私は、何故か記憶が断続的なのだが [;^J^]、川遊びもしたはずである。いい歳こいたオトナたちが、靴と靴下を脱いで、膝までズボンをまくり上げて、川の中にウォークイン。よくも転ばなかったものである [;^J^]。どうやら(男どもは)露天風呂にも入ったらしいが、私はその記憶が無い。
特に不審なのが、T君の新居の「中」のことであって..木を贅沢に使った、素敵な内装であるのだが..私は階段を上がって、確か「3階」の一角で壁に作りつけの本棚を眺めていたように思うのだが..T君宅は、外から観察する分には、どう見ても「2階建て」なのである。さて、怪しいのは私の記憶でしょうか? T君の新居でしょうか? [;^.^](それとも、屋根裏部屋だったのかな?)
最終的には、1階の広間で、みんなで「未来少年コナン」のビデオを見ていたような気がする。そのあと、私は(K.M.君とは別の人に)車で送ってもらって帰宅したはずであるが、えーと、えーと、誰の車で送ってもらったんだっけ、えーと、えーと..[;^.^]
目次へ戻るちーとグロッキーかな..[;^J^]
まぁ、そうも言ってられないのだ。FCLAの夏オフでやるオペラとして、「魔弾の射手」の企画を正式に立ち上げ、会議室に発表した。(正式には、応募した段階。企画の募集の〆切が7/5で、決定が7/12である。)
悩んだのは、「時間」の問題である。私自身が企画枠の調整担当として、「企画枠の出し物の所要時間は60分」というレギュレーションを発表していたのであるが、このオペラ、どう抜粋しても、60分では収まらないのである。美味しい曲がボロボロ欠けてしまって、欲求不満になる。まぁ、
所用時間は(準備を含めて)60分を目安としますが、これは大いに調整の余地有りです。これより長くても認められるかも知れませんし、2〜30分しか割り当てられないかも知れません。
..としているので、少々オーバーしても、なんら問題は無いのだが、私自身が「調整・決定者」なのでね。[;^J^]
ぶっちゃけた話、私なら(「調整・決定者」という「役割」を離れても)わがままを押し通せる。しかし、だからこそ、わがままを押し通したくない..という美学(やせ我慢)は、理解していただけると思う。
ここは、二択だ。「律儀に60分に収める」か、「自分で決めたレギュレーションを破って(というか拡大解釈して)60分以上やる」か。
前者は、「かっこいい」。私も「美学」と「矜持」を守ることができる。しかし、参加者全員にとってベストな解とは言えない。(「魔弾の射手」の楽しさ、面白さを、十分に味わえない結果になる。)
後者は、「かっこ悪い」。自分で決めた規則を守りきれないのだからね。しかし、参加者全員にとって、より「楽しい」結果になるであろう。
つまり、「私の体面」と「みんなの楽しみ」の二択というわけさ。ここまでブレイクダウンできれば、迷う余地は無い。体面(と評判)をいささかなりとも犠牲にして、「みんなの楽しみ」を選ぶしかあるまい。(そしてまた、この「決定」自体が、結局は「メタなかっこ良さ」の選択である、という構造は、おわかりだね。)
とはいえ、90分も要求(確保)するのは、これまたやり過ぎ。その分、他の曲に回す時間が削られるわけだから。ということで、あいだをとって、75分で申請した。[;^J^](ちょっとかっこ悪いかも。[;^.^])
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jul 2 2004
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