*2003年09月08日:留守電考/幽霊考
*2003年09月09日:分数考
*2003年09月10日:逆効果とは言わないが
*2003年09月11日:997円の衝撃
*2003年09月12日:久々に、PKD
*2003年09月13日:おまえは虎に…
*2003年09月14日:リンクリストの大掃除
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*2003年09月08日:留守電考/幽霊考


 PHSに、留守電機能を設定している。(自宅の固定電話機は、今どき珍しい、なーーーーんの機能もない、素(す)の電話機なのであるが故。)

 基本的に毎晩、気が付けば朝晩、チェックしているのだが..このように勤勉にチェックし続けている限り、留守電にメッセージが入ることは無い。しかしたまに、何かのはずみで2〜3日連続してチェックしなかった場合..それはもう確実に、必ずその空白期間の“1日目”に、メッセージが入っているのである。それはもう、確実に。まったくもって某法則どおりなのだが..おかげで、そのメッセージを入れて、かつ、数日間にわたって私からリプライを返されなかった人から、「意味ないじゃん!」「全然、留守電をチェックしてないんでしょっ!」、と、怒られることになるのであるが..なんだかなぁ..[;_ _]..たまたま私が、数日間連続して留守電をチェックしないという行為に出たからこそ、あんたたちがメッセージを入れられたんじゃないか..(← 因果律の乱れを指摘せよ。制限時間3秒)(← この現象を利用してタイムマシンを作れ。制限時間30秒)

 毎日毎日苦労している、手帳に記入したメモの解読。過去20年以上にわたって手帳を保存しているので一目瞭然なのであるが、毎年毎年、字が下手になる一方なのである [;^J^]。なんなんだ、この「うらめしや」、てーのは..

 ..「うめしゅ」ですか、そーですか [;^.^]。買って帰りませう。[;^.^]

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*2003年09月09日:分数考


 楽譜を読めない知人が、オンライン/オフラインあわせて、何人かいる。その中には、相当な「音楽能力」(変な造語だが)を有している人も、何人かいる。耳コピだけで複雑な音楽を記憶したり、また、楽譜の助けを借りずに作曲/編曲するなど、むしろ私にはこの「能力」の方が、驚異である..という話は、以前にも書いた。

 それほど優れている彼らであるが、しかしやはり(当然ながら)「音楽用語」は知らないわけで..「えっと、あの、「ワルツ」でいいのかな。「青きドナウ」とか、「ニューイヤーコンサート」とかの音楽。あれ、「何拍子」っていったっけ? ..1/3拍子?」..

 私は、過去15年間で3回以上、これ(「1/3拍子?」)を聞いている。無論、正解は「3/4拍子」なのであるが..「1/3拍子」というのは、直感的に、非常に納得できる..というか、ほとんど、「3/4」よりも「音楽的」と言えるほどだ。「1拍子」はともかくとしても「3分音符」など存在しないので、「1/3拍子」が西洋音楽理論の世界に受け入れられる余地は、全く無いにも関わらず。

 何度か書いていることであるが、西洋音楽の「楽譜(記法)」は、決して洗練された言語体系ではない、ということの、ひとつの証左なのであろう。「3/4拍子」の個々のパーツ、「4分音符」と「3拍子」のそれぞれは、整合感ある体系の一部をなしているのであるが、それを「3/4」と、「まるで分数のように」まとめてしまう「記法」がまずいのだろう。「0.75」じゃ、わけわからんもんね..

 ..とはいえ、今日びの若者たちは、「分数」など知りませんか。ノープロブレムですか..(ダークに落としてみました。[^.^])

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*2003年09月10日:逆効果とは言わないが


 夜間、運転していると、「ナイトウォーカー(突発的造語)」が、本当に多いことに気が付かざるを得ない。無論、健康を守るための運動であり、テキパキと楽しそうに(?)歩いている。典型的には「初老」あるいは「老年初期」の「夫婦」であるが、若者も少なくない。(若者の場合、カップルの例はほとんどなく、大概、ひとり歩きである。)運動靴を履き、ラメ入りなど、とにかく光を反射するジャケットを着て、多くの場合、懐中電灯を持っている。対自動車安全策として、いくらかでも目立つようにしているのである。結構なことである。

 しかしたまに、少し困ったコスチュームの人がおりまして..「ヒカリモノ」を着用しているのは上記のとおりなのだが、それがごく部分的であって、例えば袖の回りと靴だけ、とか..で、「本体」は、真っ黒なジャージー..つまり、闇の中に淡い光が、ふらふらと漂っているわけでして..いささか(かなり)驚くんですけど..[;^.^]

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*2003年09月11日:997円の衝撃


 所用があって、午後半休。昼食は、浜松西インター前の「ジョリーパスタ」。パスタとピザの店で、1〜2年前(?)にオープンしたのだが、入るのは今日がはじめて。ま、わりといいんじゃないかな。味もまずまずだし、窓からの眺めがいいのだ。別になんということもない、東名浜松西インター前の浜松環状線が見えるだけなんだけど、なぜか落ち着く。緑が多いからだろうな。

 スタンプカードをもらった。500円ごとにハンコを押して貰える。今日から使える..のはいいのだが..本日の会計は、「997円」だったのである。

 レジで、店員の手元を注視した..無論、ハンコはひとつしか押されなかった..当然である。当然であるのだが..よろしいか。「997円」なのである。マイナス3円。500円に対して、0.6パーセント。これはもう、どういう尺度を適用しようとも、「誤差」としか言えないのではあるまいか。

 言うまでもない。こういう処理は「正確に」「機械的に」行うのが最上であり..というか、それ以外の処理方法はありえない。それは私も理解している。これが「970円」ならば、なにを言うつもりもない。しかし..「997円」なのである。そしてハンコは、「正確にひとつ」..

 ..かくして私は、報復手段を練りつつ、帰路のハンドルを握ったのであった..

 ..それはともかく [;^.^]..

 18:30から、部署の歓送迎会。喜八郎という店に、バスで向かう。徒歩25分のバス停(六間坂上)からは、乗換無しで着くのだが、遠いし暑いし疲れるので、徒歩10分のバス停(浜商前)から駅前ロータリーに出て、そこで乗り換える。乗り換え路線の時刻表などチェックしておらず、ま、駅から40分もあれば着くだろさ..という、実にアバウトな出発の仕方をしたのであるが..驚くべし。宴会の開始時刻(18:30)に、なんと誤差15秒で到着した。これはもう、「997円(0.6パーセント)」の祟りでしか、あり得ない..

 ..それはともかく [;^.^]..

 女っけが無かったのを遺憾とするが、そういう部署なんだから、仕方がない。楽しく飲み食い。飲み放題はいいとして、食事が少ないんではあるまいか..と、幹事をいじめていたら、終了30分前ぐらいから、ドカドカドカっ、と、喰いきれないほどの肉料理やら寿司やらが出てきて、参ったまいった。[;^J^]

 終了後、タクシー(約2500円)で有楽街の某所へ。その後あらためて、タクシーで帰宅。

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*2003年09月12日:久々に、PKD


 「ユービック・スクリーン・プレイ」(P.K.ディック、ハヤカワ文庫)を読む。作者の最高傑作クラスである「ユービック」の、映画用シナリオ。(但し、映画化は実現しなかった。)

 シナリオということで、説明が増えた分、わかりやすくなっているのだが、当たり前だが、文章で読むのなら、純然たる「小説」として書かれた「原作」の方が良い。原作を読んでもよくわからなかった人の「副読本」としては、悪くない。

 ちなみに、PKDの映画はいくつも作られているのだが、私は「ブレードランナー」以外、ほとんど観ていない。「トータル・リコール」をTVで観て失望して以来かなぁ。「マイノリティ・レポート」も、なんとなく見送っちゃったし..

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*2003年09月13日:おまえは虎に…


 久々に散髪。昼過ぎからは、だらだらと昼寝と読書。

 陽も落ちてから外出。某書店の、「阪神タイガース優勝記念コーナー」(まだ優勝しとらんちゅーに [;^J^])に、「タイガーマスク」(原作:梶原一騎、漫画:辻なおき)が平積みされている.. 違うだろっ、それはっ! [;^O^]凸

 ..しかし、論理的には誤りでも、ビジネス的には正解なのである [;^J^]。そう考えてみれば、この「千載一遇の機会」に、書店の「タイガースコーナー」に、「虎よ、虎よ!」(ベスター)とか、「メガロポリスの虎」(平井和正)とか、「虎の牙」(ルブラン、または江戸川乱歩)とか、「暗号名は虎」(豊田有恒)とか、「5000光年の虎」(石川賢)とかを(便乗して)積み上げられない各出版社こそ、だらしないといえようか。

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*2003年09月14日:リンクリストの大掃除


 数年越しの懸案であった「リンクリスト(「外宇宙への扉」)」の大掃除を、敢行した。いやまったく、数年越しの懸案ではあったのである。あまりに長期間ほっぽらかしだったので、半分近くがリンク切れ。切れた奴は容赦なく捨てたし、切れてなくても、実際問題自分でも数年間もクリックしてないURLは、片端からリストラした。そのかわりに、プライベートなブックマークから、公開しても実害がない [;^.^] と思われるものを、若干追加した。

 久々にバスで「時代舎」(ひいきにしている古本屋)へ。「黒いユーモア選集(上・下)」(ブルトン、国文社)と「悪魔の骰子」(ド・クィンシー他、国書刊行会)と「レ・ファニュ傑作集」(レ・ファニュ、同)と「帰れ、カリガリ博士」(バーセルミ、同)を買う。その足で谷島屋本店に向かい、「古本極楽ガイド」(岡崎武志、ちくま文庫)と「殺人マニア宣言」(柳下毅一郎、同)と「怪奇探偵小説名作選10 香山滋集」(日下三蔵編、同)と「壊れたおねえさんは、好きですか?」(中村うさぎ、フィールドワイ)を買う。 ← さて、仲間はずれなのは、どの本でしょう?(ヒント:このあと、こだわりやまのカウンターで、最初に読んだ本です。)

 ..それはともかく [;^J^]、「壊れたおねえさんは、好きですか?」..て、どうみてもアダルトビデオのタイトルだよなぁ..まぁAVであれば、「壊れたおねえさんは、嫌いですか?」..と、まとめると思うが。(いずれにせよ、そういう趣味はありません。[;^J^](おねえさんはともかく、壊れているのは、ちょっと..いやいや。[;^.^]))

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 17 2003 
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