2002年06月03日:教育について 2002年06月04日:私は蜘蛛を殺せない 2002年06月05日:私は枕を持ってない 2002年06月06日:楽しい胃カメラ 2002年06月07日:食餌制限開始 2002年06月08日:恐怖の調律 2002年06月09日:注腸検査前日/Nさん資料、第16便目次へ戻る 先週へ 次週へ
fj.rec.music.classical にて、
Message-ID: <3CF8A92A.892B31CA@po.kumagaya.or.jp> From: ノグチマリ 野口 たすく(中1)と申します. 学校の音楽でシュ−ベルトについて調べてきなさいという宿題が出ました. 以下のことを教えて下さい 1.生涯〜生まれてから死ぬまで、出来れば家系なども 2.代表作品 よろしくお願いします.
..という、脱力ものの投稿に対して、きちんと答えている人がいた。
Message-ID: <974K8.68$Wa1.21892@newsall.dti.ne.jp> From: bingo@boreas.dti.ne.jp 中学生になったのを機に、どこに行けば自分が求める情報が手に入るのか、 ということを学ぶといいと思いますよ。そういう知識や勘はこれから高校生や 大学生、社会人になってからも役に立つと思いますよ。 ただこのままで終わるのもなんなので、少しだけアドバイス。私が調べると したら、 1.図書館(日本十進分類法の760番台あたり) 2.CDの解説(意外と詳しかったりする) 3.楽譜の解説(これも意外と詳しかったりする) あたりでしょうか。この程度調べればその宿題の及第点はもらえると思いま すよ。 (後略)
..かなり感心した。私は(例によって)脱力 → 無視、を決め込んでいたのだが、ちゃんと教育的指導をしている。
ついでに言えば、仮に私が脱力せず、回答を投稿する元気があったとすれば..これだけでは終わらせずに、加えて、「自分で調べず安易に他人に訊く習慣を身につけてしまった大人は、大勢います。ネットニュースを読んでいるとわかるでしょう。彼らがロクな大人になれなかったということも」..とかなんとか筆が滑って、いらぬ騒ぎを引き起こしてしまったりするんだが..[;^J^] いや、これはこれで社会勉強になるですけどね。自分の(安易な)質問がトリガーとなって引き起こしてしまったフレーミングを、オロオロと見守るというのも。[;^.^]
しっかし、この類の質問を読むたびに不思議でならないのだが..自宅には百科事典が無いんだろうか?(あるいは、“自分の手を汚さずに”ネットから要領よく情報を集めてくるのが“クール”だとでも、思っているんだろうか?)
目次へ戻る私は、蜘蛛を殺せない。
無論、「毒蜘蛛タランチュラ」なら、話は別だ。しかし日常生活において、そんな蜘蛛には出会わないのである。
私が自宅の中で蜘蛛に遭遇する場合、多くは、アシダカグモか(恐らく)コアシダカグモであって、彼らは私と目が合うと、必ず逃げるのである。人間を恐がっているのである。それを追い掛けて殺すなど、“人”として出来ることであろうか?
ましてや、アシダカグモはゴキブリを喰う益虫である。伝染病の媒介をするわけでもなく、食材を荒らすわけでもない。家屋の中で、人間と役割を分担して、平和に共存できるはずなのだ。彼らを殺すべき正当な理由は、何ひとつとして存在しない。
にも関わらず、理不尽に一方的に蜘蛛を殺しまくる人々が多数派(大多数?)であるからこそ、芥川龍之介は「蜘蛛の糸」を書いたのだろう。「蜘蛛の命を無意味に奪わなかった」ことは、「地獄から救われるほどの善行」であるのだ。
目次へ戻るたまに気が付くのだが、(というか、たまにしか気が付かないのだが、)私は「枕」を持っていない [;^J^]。枕の代わりに、毛布を丸めて使っている。
昔はもちろん、持っていたのであるが..ある時期からフトンの中に、妙に植物的な「殻」が残るようになり、これはもしや私の体のどこかから発生しているのであろうか、どこか目の届かない部位に怪我か病変でもあるのではあるまいか..と、ブラック・ジャックの「木の芽」のエピソードを半ば本気で想起して心配した私は、ある日、枕が破れて「そば殻」がこぼれているのを発見したのであった [;^J^]。多分、10年以上は使っている枕なので、これは仕方がない。布が全体的にくたびれて薄くなっているので、補修してもすぐに別の個所が破れるであろう、と、廃棄した。
それ以来、面倒なので、枕を買い直してもせずに、毛布まるめて代用しているのである。2年近く前から..
..“人”としてまずいか? [;^J^]
目次へ戻る朝9時、聖隷三方原病院で、楽しい胃カメラ。もう3〜4回目だから、慣れたもんである。TVカメラの実況中継を見ていても、(シロウト目だが)特に異状は無いように思える。一個所だけ、妙な(うっすらと赤い)水玉模様があるな..と見ていたら、やはりそこの組織表面を採取された。よって、血止めの飲み薬が処方され、今夜はアルコール禁止である。ちっ [;^.^]
結果説明は後日。
午後から仕事。
目次へ戻る天狗にて、頭を抱えている私であった。食餌制限がスタートしているのである。
別にダイエットをしているわけでは無い。来週月曜日に「注腸検査」を受けるのであるが、3日前(すなわち今日)から「食物繊維の多い食品は控えよ」、と指示されているのである。
「注腸検査」とは、要するに「胃のバリウム検査」の腸版で、腸内にバリウムを注入して造影写真を撮るのである。よって、腸内を空っぽにしなくてはならないのだが、「前日の下剤」だけでは、腸壁の襞に入り込んだ繊維質は出きらないらしいのだ。そこで、3日前から食物繊維は取るな、ということになる。禁止されているのは、
海藻類 ひじき、わかめ、こんぶ、のり 豆類 おから、あずき、納豆、(豆腐はOK) 野菜 グリンピース、とうもろこし、ぜんまい、ごぼう きのこ類 しいたけ、しめじ、えのきたけ くだもの バナナ 種果 アーモンド、ココナッツ、ごま、(ねりごまはOK)
..これはかなり面倒な制限である。
肉、魚、卵、米、パン等は全くOKなので、一見、ほとんど通常の食事が出来そうに思えるが、問題は海藻類と野菜である。上記の表に記載されているもの以外はOKです、と言われてはいるが、キャベツ、レタス、大根等にも、食物繊維は多く含まれているのであろう、と、常識的には思える。(確認しておけば良かった。)となると..天狗等で注文可能なメニューの幅が、非常にせばまってしまうのである。サラダ系が全滅なのはもちろん、刺身類もダメなのだ。なぜならほとんど全て、大根の千切りか海藻類が付け合わされているからである。(肉類にも添付されていることが多い。)
「よけて、食わなきゃいいじゃん」、と仰るだろうが、そうはいかん。私は、「食べ物を残してはいけません!」、という教育を受けて育ったのだ。一粒残らず一切れ残さず食べないと、罪悪感が凄いのである。
特につらいのが、比較的最近メニューに追加された「海老とシャキシャキ野菜の生湯葉巻き(480円、115kcal)」(天狗のメニューは、多分全国のチェーン店で共通なのではないかと思うが、これは久々のヒット。実にうまいよ、お薦め!)を食べられないことである..
..と、悩んでいると、「ママレモンサワー」などというスパイシーなものを注文している奴がいるし..んなわけないか。「生レモンサワー」か。[;^J^]
帰途、有楽街にて、あら珍しや、風鈴屋の屋台とすれ違った。もちろん(真昼と深夜の違いはあれど)直ちに想起したのが、「うる星やつら 2 ビューティフル・ドリーマー」である。残念ながら、異界には迷い込めなかったが..
目次へ戻る数ヶ月以上前に fj.rec.music.classical で読んだのではないかと思うが..伝統的なピアノ調律師は(電子)チューナーを使わずに、音叉と“耳”だけで調律する、ということを知った、とある投稿者が..「信じられません..そんな恐ろしい(信頼性の低い)事をしていたんですか..」..あのな。[;^J^]
モーツァルトもベートーヴェンもショパンもリストも、チューナーを使わずに耳で調律された楽器を弾いていたんだよっ!! 彼らの演奏が音痴で調子っぱずれだったとでも言いたんかっ、このボケッ!!
(..いやぁ、こういう、“吹っ切れる”罵倒って、気持ちいいわぁ〜〜 [;^.^]。)
勢い余って妄想爆走。
“調律”自体が、“恐怖”をもたらすとか。単に音程が狂ってるとかではなく、そのように調律された楽器で奏された音楽が、恐怖(狂気)をもたらす。「黒死館殺人事件」のどこかに埋もれていそうなアイデアだが、発掘する気力は無いし [;^J^]。「黒の鍵(キー)」(原作:雁屋哲、作画:叶精作)は、“音楽”による連続殺人を描いていたが、そのトリックは超高周波(によって犬を狂わせる)であったり、超低周波(の共鳴によって建造物を倒壊させる)であったりで、「狂った音程」ネタは無かったと思うなぁ。「カラオケボックスで、狂った音程を聞かされ続けた結果、逆上して凶行に及ぶ」、程度じゃぁ、銭にならんわなぁ..[;^.^]
目次へ戻る注腸検査は、明日である。明日の昼からは野菜を食えるのだ海藻類を食えるのだ果物を食えるのだアーモンドやココナッツを食えるのだえのきたけを
本日の(病院から支給されている)指定メニュー。
朝食 レトルトの白粥(激マズ)とインスタント味噌汁 昼食 カロリーメイトとゼリー 夕食 ポタージュスープ 間食 ビスケット2枚、カルピスオレンジ1杯、あめ湯1杯
..もちろん、腹は減るのだが、「水分はたくさん取って下さい。(果肉のあるジュースや牛乳、乳製品は禁止。)できれば1.5リットル以上」、ということで、一日中、麦茶を飲んでいたので、空腹感はさほどでもない。(禁止飲料に「アルコール」が含まれていなかったので、ワインとウィスキーを2リットルばかし飲んでやろうかと思ったが..まぁ常識的には禁止飲料であろう。ここは勘弁しといたるわ。[;^.^])
この間、午前中は、ちょっとだけ休日出勤。午後、散髪。夕方になってから、Nさんからの手塚治虫関連資料、第16便の整理。「新世界ルルー」など。全集版は、初出誌版から大幅に刈り込まれているものであることが判明。よくあることである。
夜になってから、指定時刻に下剤を3種類。
結局朝まで、30分ごとにトイレに通うハメになる。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jun 12 2002
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