*2002年03月04日:ヤフオクに暗雲
*2002年03月05日:喋る男
*2002年03月06日:“内部情報”の品質問題
*2002年03月07日:車検
*2002年03月08日:銀座ライオンで宴会
*2002年03月09日:「THE LORD OF THE RINGS」!!
*2002年03月10日:浜響定期演奏会/ブルックナー
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*2002年03月04日:ヤフオクに暗雲


 ヤフー・オークションに、参加費(月額300円弱)以外の金がかかるようになってしまった。


Yahoo!オークションでは、増大するサービスの維持と今後の設備投資や
機能充実のため、参加費(本人確認費)に加え、出品者の方から、
出品・落札時などにシステム利用料をいただくことになりました。

4月15日以降、出品する際には「出品システム利用料」が、
5月15日以降、出品物が落札されると「落札システム利用料」などがかかります。

お取り引きに便利なサービスの拡充と、
カスタマーサポートの更なる充実などを進めてまいりますので、
ご理解とご協力をお願いいたします。

↓ 詳しくはこちらをご覧ください ↓

■□ システム利用料導入のお知らせ □■
http://rd.yahoo.co.jp/nl/auc/0201/03.html

 リンク先を読んでみると、「出品システム利用料」は1回10円、「落札システム利用料」は落札価格の3%(不動産など、例外物件有り)。後者は、まぁ妥当かなと思うのだが、前者は少し(かなり)まずいのではないか。最悪の場合、ヤフオクが衰退する。

 ヤフオクを観察していると判ることだが、落札されずに延々と再出品され続けている商品が、実に多いのだ。これを「売れ残り」と見るのは、正しくない。街中の商店(書店、古書店、CDショップ、その他)でも、大多数の商品は1週間や2週間では買い手はつかず、延々と数ヶ月も(時には数年以上も)陳列されているはずだ。これらも「売れ残り」なのだろうか?

 もちろん、違う。それらが無ければ、その商店は成り立たない。「即座に買い手が付くようなものではないにせよ、幅広い在庫」があってこそ、客はその店に惹きつけられ、そして(例えば)回転の早い売れ筋商品を買って行くのである。そして時には、数ヶ月も数年も客を待っていた在庫の中に、掘り出し物(あるいは長年希求していた逸品)を見つけて、嬉々として買って帰る。そしてそういう経験をした客は、必ずその店のファンになる。

 ヤフオクにおける、買い手がつかずに延々と再出品され続けている商品群は、まさにその役割を担っている。彼らこそ、「場」としてのヤフオクの魅力の源泉なのだ。「同じ商品を複数出品するなどして検索妨害をしたり、お取り引きを前提としない出品も多く、参加者の間で不利益が生じている」現状を鑑み、それら無責任な出品を防止するために出品自体を「有料化」するというヤフオクの言い分は判るが、それらは、清濁併せ呑むことが出来ないほどに高い割合なのだろうか?

 再出品するたびに10円かかるかと思うと、もうヤフオクには出さずに取り下げる、という判断がなされるケースは、非常に多いであろう。「1年でも2年でも陳列しておいて、そのうち誰かが500円くらいで買ってくれるといいな」、という、のんびりした出品は、経済的に成り立たなくなる。これらの「マイナーな商品」は、ヤフオクから姿を消す。

 無論、運営側もそんなことは百も承知で、

Q4: 出品時にシステム利用料がかかると、出品数が減るのではないですか?
A4: オークションの出品数は減少するかもしれません。しかし、同一商品をいくつも出品するようなスパム行為や、売買を前提としない情報だけを掲載するような迷惑行為による出品が減り、より健全なオークションサイトになると考えます。

 ..今後の推移を見守りたい。いずれにせよ、私は今後は、「運良く1〜2週間以内に買い手が現れないようなマイナーな物品」は、出品を見合わせることにする。

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*2002年03月05日:喋る男


 たまたま今夜、こだわりやまのカウンターで隣りに座った男性二人連れが、ある種の典型的な対話パターンを繰り広げていたので、ここに記しておく。これは単なるサンプルに過ぎない。どこででも観られる光景である。

 Aは、話しはじめる時に一呼吸入るタイプ。「えっと..」「だからさ..」「んーと..」等などの接続詞を置かないと、舌が回り始めない。

 Bは、「喋り」の立ち上がりが速い。前置きも何も無しに、いきなり本題を喋りはじめる。そして、語りたいことが満ちみちているらしく、いったん話し始めると止まらない。

 さて、このふたりの会話である。

 Aにも言いたいことはあるのである。しかしBがAに喋らせない。いや、Aの発言を(結果的に)封じているという認識すら恐らく無く、ただひたすら喋りたくて喋りたくてたまらないのである。そして彼の喋りは立ち上がりのエッジが鋭いので、容易に先手を取れるのである。

 そして、Bの喋りが一息ついたすきにAが喋り始めようとしても、すぐにそれにおっかぶせる。Aは(測定したわけではないが)2秒以上、連続して喋ることができない。

 さて、この会話状況で、「だから、少しはオレの言うことも聞け!」..と、何度も叫んでいるのは..Bなのである [;^J^]。「逆だろっ!」..と、隣りから突っ込みたくなったが、触らぬ神(ネタ)に祟り無し。火中の栗は拾うに及ばず。

 半村良、逝去。ショックである。

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*2002年03月06日:“内部情報”の品質問題


 ネットの掲示板で、たまに「内部告発」とまではいかなくとも、「内部事情の漏洩」を見かけることがある。ほぼ100%、匿名の発言である。「匿名の発言」に対する私の評価については以前書いたことがあるので、ここでは繰り返さない。別の角度から見てみよう。

 私が見たいくつかのケース(私の勤務先の「内部事情」を書いているケース)では、匿名どころか「関係者である」とすら自称しておらず、単に「事情通」を匂わせているのみである。「もう少し読み手に(その情報の信頼度をはかるための)判断材料を与えろよ」という気もするが、それもここではおいておこう。

 彼(あるいは彼女)は、どうやら「元(もと)社員」らしいのである。そして彼(彼女)が得意げに匂わせている「内部事情」は..数年前(時には10年以上前)の「事情」なのだ。(今でもそうだと思っているらしいところから、「“元”社員」と判断できるのである。)しかし、確かに彼が(昔)直接見聞きしたことであるから、リアリティも迫力も説得力もあるわけだ。数年前の(今では通用しない)リアリティだけどね。

 しかし、こんな(間抜けな)発言も、役に立つ面はあるのだ。その情報自体には価値は無いが、メタなレベルで。

 つまり、世間一般の「内部告発」の水準を推し量る(ひとつの)材料になるのである。

 ネットの匿名性の(数少ない)利点のひとつとして、「内部告発(社会正義)を安全に実施できる」ことがしばしば挙げられるし、私もそれを否定するつもりはない。しかし、その「内部告発(社会正義)」には、この類の「ゴミ(ノイズ)」が相当量混入していることが、これらの発言で良く判るのである。

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*2002年03月07日:車検


 さて、車検である。夕方、(代行業者の)IKKOにマーチを持ち込み、まず事前点検。結果は..わはは、ボロボロである [;^.^]。6万弱の追加料金で整備してもらうことにする。

 代車(アルト)で帰宅。

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*2002年03月08日:銀座ライオンで宴会


 会社がはねてから、速攻でIKKOに(アルトで)乗り付け、車検あがりのマーチを受け取る。速攻で帰宅し、バスで街中へ。19時に有楽街の「銀座ライオン」で宴会である。(とある製品の打ち上げなのだ。)参加者は9人だったかな?

 しゃぶしゃぶ食べ放題、酒飲み放題のコース。私は、最初はおとなしくビールのおかわりを繰り返していたのだが、ほどなく白ワインのガブ飲みに切り替える。ウェイターを何度も呼ぶのは面倒なので、(白ワインを飲むのは私だけなのだが)一度にグラス2杯ずつ注文する。こういうのを「思いやり」という。

 ..えっと、二次会には行ったんだったっけ? [;^J^] タクシーで相乗りして帰宅したことは憶えているのだが。ポケットには(憶えのない)ピーナツや妙な写真が入っているし。[;^J^]

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*2002年03月09日:「THE LORD OF THE RINGS」!!


 「THE LORD OF THE RINGS」(字幕版)を観る。

 GREAT!! まさに、あっというまの3時間。観る前には、「長いよなぁ。休憩はあるのかなぁ..」と思っていたのだが..

 (三部作の第一部である)「旅の仲間」の映画化であるということは知っていたし、原作は読んでいるので、終盤、フロドがひとりで旅立とうとするシーンで、「そろそろ終わりだな」、と判るわけなのだが..「しかし変だな。まだ2時間くらいしか経っていないはずなのに..「二つの塔」の序盤までやるのかな?」、と、“本気で”訝しんでしまったのである。その後すみやかにエンディングとなり、既に3時間経っていたことに仰天したのであった。

 ロケが素晴らしい。セットが素晴らしい。大道具・小道具が素晴らしい。俳優陣も(後述する2名を除けば)素晴らしい。確かにこの映画は(原作に負けずに)ひとつの「世界」を作り上げたと言える。「スター・ウォーズ」と比較されるのも、むべなるかな。

 特に後半、非常な急展開なのだが、「ハリー・ポッター」で感じた「ダイジェスト版」という印象はない。大きなエピソードがカットされていたりもするのだが、原作を読んでいなければ、「これが本来の筋運びである」、と自然に感じられると思う。

 マイナス要素を、2点だけ挙げておこう。

 女優陣が、私のタイプではない。アルウェンもガラドリエルも気にいらん。「スター・ウォーズ」のレイア姫もそうだったのだが、どうして私は、大型ファンタジーの女優と相性が悪いんだ。どうして広い世界からそういう女優ばかり見つけてくるんだ。私に何か怨みでもあるんだろうか?

 オーク(及び、ウルク=ハイ)の造形に、やや違和感。もう少し人間的である方が良いと思うのだが。(トロルはまずまず。バルログは素晴らしい。)

 他には、ほとんど全く文句無い。この2倍くらいの長さにしてくれると丁度いいとは思うが、これは無いものねだりだろう。

 (サルマンは(私の記憶では)原作の「旅の仲間」では、それほど出番が無かったはずで、そこにクリストファー=リーを当てるとは、なんと贅沢な人事であることよと思っていたのだが、映画では(サウロンの「代弁者」というか「代理人」として)出番が大幅に増えており、大変満足。(つまり、「ボスキャラ」である。))

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*2002年03月10日:浜響定期演奏会/ブルックナー


 Nさん資料の第14便が届く。チェックは来週回し。

 アクトシティ大ホールで、浜松交響楽団の定期演奏会。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と、ブルックナーの交響曲第7番。今回は、残念ながら感銘度はいまいちであった。

 まず、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲では、どうしたことか、ソリスト(椙山久美)の音程が安定しないのである。これが彼女の実力なのか? コンディションに問題でもあったのか? 「(ヒヤヒヤして)安心して聴いていられない」というのは、他のジャンルはともかく、協奏曲では致命的である。

 ブルックナーだが..公平に言って、特に第2楽章は良い出来だったと思う。問題は私の側にあって..つまり「私はブルックナーが苦手だ」、ということを、改めて再認識することになったのであった。

 なんというか、その..第7番に限らず、どの交響曲も、部分部分を聴いている分には、いい曲なのであるが..どうも展開が唐突というか、気まぐれで落ち着かないのである。それ自体は欠点ではなく、そんな曲は他にもいくらでもあるし、早い話がベルリオーズにもその傾向は濃厚にあるのだが..ブルックナーの“響き”は、この“気まぐれさ”とミスマッチなように思えるのである..

 ..真に受けないように。「どうして私はブルックナーが苦手なんだろう」、と思いつつ、この日記を書きながら、指の興ずるままにタイプしているのであるから。これは思考の覚書というより、ほとんど「自動書記(オートマティスム)」。「無意識の記録」に遙かに近いのである。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Mar 14 2002 
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