*2001年01月15日:PHS、発注
*2001年01月16日:ホワイトアウト!
*2001年01月17日:お役所仕事
*2001年01月18日:「終わりの日」
*2001年01月19日:PHS! \[^O^]/
*2001年01月20日:PIAFS! \[^O^]/
*2001年01月21日:弐号機、起動!! \[^O^]/
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*2001年01月15日:PHS、発注


 さ、さ、寒い..この冬、一番か..

 昨日、一旦は(コンプマートでは納期不明ということで)ペンディングにした、PHS(パルディオ611S)の発注の件だが、それほど納期がかかるとは思えないし、2800円より廉い店は、あるいはあるかも知れないにしても、例えば1800円まで下がっているとも思えないし、つまりここで発注してしまっても、タイミング的にも金銭的にもデメリットがあるとは思えない..というより、待てば待つほど、「期間の不利益」が膨れ上がり続けることになる。

 ということで、コンプマートに電話して、発注してしまう。さてさて、入荷が楽しみなことである。

 夜には、雪が、ぱらつく..

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*2001年01月16日:ホワイトアウト!


 久しぶりに、恐ろしく危険な運転をしてしまった。懺悔..

 寒い朝。車を出して早々、フロントガラスが少し汚れているのに気が付いたので、ウィンドウォッシャー液を流して、ワイパー起動..

 フロントガラスが、その、ワイパーの一往復で、“シャーベット”でコーティングされてしまった! 前方の視界が、いきなり(ほとんど)全て奪われ、瞬間的にパニック!(その時点で、追い越し車線を走っていたし、そこそこの交通量があるので、車線変更をして路肩に止まることも出来ない状況!)

 2.5秒で立ち直り、デフロスターを全開にして熱量を送りつつ、ワイパーの速度を上げて“シャーベット”を削ぎ落としつつ、上体を乗り出して、僅かに開いている“シャーベット”の隙間から視界を確保しながら、必死に運転する。(そしてまた頼みの綱のデフロスターも、例によって(悪い習慣だが)暖機運転もせずに走り出した直後なので、全くヒーターが効いておらず、なかなか“シャーベット”を溶かせない..)

 朝、霜が降りていなかったので、油断していたのだ。昨夜は雪がぱらついたほどだから、ガラスは冷えきっていたのだ。そこに水を注いで、ワイパーでひと撫でしたのだから、これは、当然の結果であった。

 いつぞやの「海江田トラップ事件」以来の、危険な運転行為であった。猛省する。

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*2001年01月17日:お役所仕事


 今日は、ネタも無いので、思い出したことを備忘として書いておく。

 国会図書館のCD−ROM端末についてである。

 これの使いにくさ(あるいは、使い良さ)は、さまざまな視点から評価すべきだが、どうしても許し難い点が、ひとつ、あるのだ。

 それは、ユーザーに、「CD−ROMを選ばせる」、ということである。

 国会図書館の蔵書のデータベースCD−ROMは、年代で区切られて、確か5〜6枚のCD−ROMに分かれている。これは、5年単位とか10年単位とか、あるいは平成以降とか、そういう“判りやすい”区切りでは無く、単純に、CD−ROMの容量で区切られていると思しい。ま、それはそれでいい。

 問題としたいのは、ユーザーに、どのCD−ROMから検索するか、選ばせる、というインターフェースなのである。これは、とんでもなく使いにくい。記憶がさだかでは無いが、確か、1969年とか1983年とか、中途半端な年代でCD−ROMが切り替わるので、例えば手塚治虫の著作を検索する時など、いちいち“ユーザーが、明示的に”CD−ROMを切り替えつつ、数回、同じ検索コマンドを発行しなくてはならないのである。

 「串刺し(ぶち抜き)検索コマンド」(同じ条件で、CD−ROMを切り替えつつ、検索していくコマンド)を実装できない理由を想像するのは困難だが..さらに困難なのは、「その需要があることを想像出来ない精神が存在する」ことを、想像することなのである..

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*2001年01月18日:「終わりの日」


 “世の中で一番退屈な話題”であるところの「他人の夢の話」であるが、まぁ、2〜3ヶ月に一度くらいは付き合っていただいても、バチは当たるまい [;^J^]。何しろ、恐ろしく“リアルな”夢だったのである。

 昨夜は、「20世紀SF (2) 1950年代」(中村融&山岸真編、河出文庫)を読んでいたのであった。集中の「終わりの日」(リチャード・マシスン)という名編を、久しぶりに再読して、幸せな気分で就眠したのだったが..まさか、これの夢を見るとは思わなかった [;^J^]。なんとナイーブな感性が、私には残っているのだろう!

 ネビル・シュートの「渚にて」(映画化もされている)という名作をご存知の方には、あれと良く似た設定の短編である、と説明すれば、通じるであろう。(「渚にて」が1957年、「終わりの日」は1953年。)終末の日を迎えた世界の、人間模様を淡々と描く。異なるのは、「渚にて」が、最後の数ヶ月を描いているのに対し、「終わりの日」は、文字どおり、最後の一日の物語であること。「渚にて」の人々は、むしろ不自然なまでに、静かに(そして美しく)破滅を受け入れるが、「終わりの日」(の前半)では、自暴自棄になった群衆が、乱暴狼藉を働いていること。

 私が観た夢は、「終わりの日」がトリガーになっているのは確実だが、その設定も進行も、むしろ「渚にて」に近いものであった。(こんなところに、私のノーブルな体質がにじみ出てしまうのだが。)(「最後の一日」ではなく)「最後の数日間」を過ごす、私の友人や同僚たちは、穏やかなパーティーを楽しんでいる。私は(何故か)それにも退屈して、ひとりだけ遊びの輪に入らずに、仕事をしたりしているが、その傍ら、「シンセで伴奏してあげるから、誰か何か弾かない?」、と提案して、誰かの演奏の伴奏を(チェンバロの音で)してあげるのだが、ほとんど弾けない。他の人に任せればよかった、と、少し後悔するが、これは“オフ”なので、そんなこと(弾けなかったこと)を気に病まなくても良いのだ..と、思い直す。街路では、最後の日々を飾るための祭典の準備。道を埋め尽くす同人誌..[;^.^]

 ..ここまででも、十分、“リアル”だが..[;^J^] 目覚めてから、ほとんど慄然としてしまった“リアリティ”は..その夢の中で、私が、「これからは“廃墟通信”を、毎日更新する」、と、宣言していたことなのである..

 ..つまり、次の木曜日は、“無い”のだ。

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*2001年01月19日:PHS! \[^O^]/


 コンプマートから、PHSが入荷した旨の連絡。不要不急の仕事は蹴飛ばし、残業もせずに、コンプマートに直行する。

 手続きは簡単なものであるが、担当者が、妙に、のったりのったり作業をしている。どうやら、開通するまでの(最長)30分ほどの時間を“潰している(時間稼ぎしている)”らしいので、ちょい切れる [;^J^]。そのフェーズに入ったのなら、さっさとそう告げてくれれば、店内の他のエリアで、時間を有効利用出来るのである..というか、他のエリアにも用があったのだ。

 「開通待ちしてるんですねっ!」、と、確認してから、手続きの席を蹴って立ち、地下のDOS/Vパーツ売場へ。自作PC用に、マザーボードやHDD、CD−ROMドライブ等の価格を、どんどんメモする。

 パーツも周辺機器も、通販で購入する方が(送料を勘案しても)廉いことは、百も承知。しかし、純粋に価格だけを追求するのであれば、そもそも“自作”という選択肢は、あり得ないのである。既製品の方が、同じ性能のPCを、遙かに廉く入手出来る。(PCを自作する理由(事情)は、既に述べたとおり。)

 そして、コスト最優先でないのならば、買う楽しさ(現物を手に取って選ぶ楽しさ)が、重要である。実際、他の分野でも、浜松では手に入らない(または、発注しても時間がかかる)ものこそ、バンバン通販で購入しているが、そうでなければ、車を飛ばして店まで買いに走っているのである。具体的には、新刊書と雑誌である。雑誌などは、書店に命じて定期購読(購入)する方が、買い逃しもなくて確実なのだが、私には、そんなことは到底できない。店頭で、手にとって買いたいのである。その方が、楽しいからである。(ここに、「インターネット・ショッピング」が越えなければならない“試練”がある。この私をすら、「インターネット・ショッピング」は、魅了しきれていないのである。)

 さらに言うと、どうせ金を払うのなら、地元・浜松を栄えさせたい、という思いもある。秋葉原に行けば、桁違いの選択肢(すなわち、買い物の楽しさ)が味わえることは、百も承知だが..

 そうこうするうちに、携帯&PHSの窓口から呼び出され、開通の終わったPHS(611S)を受け取る。

 天狗に直行。もちろん、バッテリーは空で、まだ使えない。マニュアルだけでも読んでおくか、と、開梱したが、あまりの冊数に、またしても切れる [;^J^]。読むのやめ!

 さんざん飲んでから帰宅した時点では、もちろん、眠すぎたので、充電の仕方をマニュアルから読み取ることも出来ぬままに、爆睡。

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*2001年01月20日:PIAFS! \[^O^]/


 休日出勤。そのついでに、611Sのマニュアル(の、必要なところだけ)に目を通し、ざっと設定する。設定といっても、“電話帳”などではないぞ。リブ100へのドライバのインストール等のことである。

 勤務先の工場の構内には、(内線電話の代わりに)PHSを持ってウロウロしている(要は、座っていては仕事にならない)連中のために、そこここにPHSのアンテナが立っている。なので、屋内とはいえ、電波状況は良好なのである。Web&メールのサーバー、及びNIFに、PIAFSで問題なくつながることを確認する。(音声が通るか否かのチェックは、あと回しである。[;^J^])

 帰りに、OAナガシマで、(コンプマートよりも廉いことを確認した)「LCDディスプレイ(パナソニック TX−D5L31TN−J)」と「CPU(Duron 700MHz)」と「SCSIボード(SC−NBD)」と「CD−ROMドライブ(CD2050E)」を買う。

 CPUは、別にAMDにこだわるつもりは無いし、業務用に組み立てたPCが、やはりDuronだったので、自宅用にはIntelのCPUを使うつもりだったのだが、C/P的に、これに落ち着いてしまったのだった。

 まだ若干、パーツが足りない。残り(マザーボード、CPUクーラー、HDD、マウス)は、いったん帰宅してから、天狗への道すがら、コンプマートで買う予定である。ケースは(天狗まで持っていくわけには行かないので)今日、コンプマートで買うことは、しない。いずれにせよ、ケース以外のパーツは、全て揃うことになるので、明日、(全て)会社に持っていって、(ケースを除いて)組み立てて、動作確認をする予定である。(何故か、鉄腕アトムの「キリストの目の巻」を想起してしまったが、別に、殺人兵器を組み立てている訳ではない [;^J^]。)

 帰宅。雨戸を閉めた自宅では、PHSのアンテナマークが立たない。雨戸を開けると立つ。なるほど、ひ弱なものなのね..

 コンプマートへ。マザーボード(MK33)、HDD(40G、DTLA−305040A)、マウス(バルク品)を確保。あてが外れたのは、Duronに使えるCPUクーラーが品切れしていたことである。しゃあない。明日の、動作確認中くらいは、CPUクーラー無しでも、いいだろう..

 天狗へ。やはり、アンテナは立たない。残念。(ここは、地下である。)すぐ上には、DoCoMoの浜松店があるのだから、頑張って、地下まで電波、飛ばさんかいっ! お膝元だろうがっ!

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*2001年01月21日:弐号機、起動!! \[^O^]/


 会社で作業したが、休日出勤というわけでは無い。工具類や(万一、動かない場合の)交換パーツの融通などが、自宅よりは効くからである。

 8:30から10:00までかかって、ケースこそ無いが、マザーボードに、CPU、FDD、HDD、CD−ROM、ビデオカード、LCDディスプレイ、KB、MOUSE、SCSIボード、と、つなぐものをつなぎ終えて、通電した。

 ところが、すぐにブラックアウトしてしまう。BIOSで基本的なセッティングをしている間に、である。まず、電源を疑う。ケースが無いので、先日組み上げたDuron600MHzマシン用の150W電源を流用しているのである。今は、Duron700MHzを動かしているのだが、この程度の差で、これ(150W電源)が使えないとは、到底思えない。600MHzマシンは、安定稼働していたのである。もしや..と、CPUを触ってみたら..「アチチチチッ!」、うっひゃぁ! クーラーつけてないと、30秒かそこらで、こんなに熱くなるものなのか! すまん、認識不足だった。

 直ちに、OAナガシマまで、車を飛ばす。

 CPUクーラー(CPUFC3)購入。いわゆるDOS/V組み立てパーツの品揃えは、OAナガシマもコンプマートも、ほぼ互角で、きめ細かい(本当に細々とした)パーツは、コンプマートの方が充実しているかと思うのだが、何故か、SocketA仕様のCPUクーラーの選択肢は、OAナガシマの方が、遙かに充実している。ウケを取れるデザインのものを選ぶ、という贅沢が、出来たほどである。

 ついでに、ケース(&電源)も買うことにする。

 MicroATX仕様の6480円の、コンパクトなものが店頭品限りで出ており、多いに気を惹かれるが、(私が買ったマザー、MK33は、MicroATX仕様である、)どうもコンパクト過ぎ、作業性が悪そうだ。具体的には、電源が、5インチ及び3.5インチベイの、真後ろにあるのである。干渉することはなさそうだが、各ベイに装着したパーツの配線が、やりにくい。それに、ファンがついていない。ファンを別途購入すると、合計、1万円に接近する。

 ということで、30分程迷ってから、ATX546という、16800円のケースを購入する。ファン付きで、ベイは、5インチ、3.5インチ、あわせて6つ。サイズのわりには内部空間が広く、(要は、電源が上方に邪魔にならないように押しやられており、)作業性が良さそうだ。USB、IEEE1394、オーディオの各端子が、ケース前面に出せるようになっている(..が、この機能にお世話になることは、当分、無いだろう)。先ほどの6480円よりは、1万円高いのだが、より賢い選択だろう..

 会社に戻って、CPUクーラーを装着し、改めて、マザーボード以下の各パーツを、このケースに組み込んで行くが..

 ..やられた。

 上からふたつめの5インチベイにCD−ROMを入れようとしたら、ケースの開口部と、内部のシャーシの加工の位置がずれていて、挿入出来ない [;^.^]。ペンチやらレンチやらを持ち出して、しばらくじたばたしたが、今日のところは、素直に、挿入可能な最上段の5インチベイに、CD−ROMドライブを入れることにする。

 「こういうことがあるから、ケースを買うときには気をつけろ」、と、その手の本に書かれているのは読んでいたし、買うときも、気にはかけていたのだが..しかし、2ミリ程度の精度の誤差など、店頭では確認不能である。Microtekというメーカーなのだが、外箱の表記はオール日本語、組み立てマニュアル(ペラ1枚)は英語のみ。国籍不明。

 ま、それはともかく。

 起動したら..不安定。すぐに固まる。な、なんで?

 とにかく、BIOSでセットアップしているうちに、キーが効かなくなってしまうのである。CPUクーラーは、動作している。この様子では、どうやら午前中のハングは、CPUの高熱のせいではなかったかも知れない。

 マザーボードに何もつないでいない状態では、いくらか“長く”動くので、当然ながら、ストレージ3点セット(FDD、HDD、CD−ROM)を疑い、個別に外して、怪しいデバイスを絞り込みにかかるが、因果関係が見えない。しまいには、全て外した状態でも、メモリチェック中に止まってしまうので、メモリを交換した。これでも、まだおかしい。メモリチェックを無事に終了した場合でも、しばらくすると固まっているので、メモリのせいでは無い。

 「あと、交換できるのは、マザーぐらいか。その他のパーツには問題がないことを実証するためには、動作実績のあるマザーを中心に、組み立て直すしかないか。面倒だなぁ、ぐるるるるる..」、と、呻いていたら、はたから見ていた(休日出勤中の)同僚が、「その前にCPUを交換したら?」

 確かにそのとおりなので、(CPUクーラーの外し方がわからず、しばらくジタバタしたのち)Duron700MHzを外して、先日組み上げた業務用PCから、Duron600MHzを外して装着する..

 ..これが、大当たり [;^J^]。一度もひっかからずに、FDISKもFORMATもWin98のインストールも、さくさく進んでいく。

 このCPUが不良品なのか? あるいは、CPUクーラーを装着するときに、損傷したのか? それを確認するために、Duron600MHzを外した業務用PCに、(問題の)Duron700MHzを装着してみる。

 あらら、動く動く [;^J^]。念のため、いくつかのアプリ(シーケンサーソフトなど)を起動して、しばらく走らせてみるが、止まる気配は無い。つまり、このCPUが壊れているわけではない。

 (この)Duron700MHz(バルク品)と、マザー(MK33)の相性が、悪かったということか? このマザーは、Duronなら750MHzまで対応しているはずなのだが。

 ま、十分長時間走らせて、このDuron700MHzに問題が無いことが確信出来た時点で、CPUを再度エクスチェンジして(業務用マシンに600MHzを戻し)、このお騒がせの700MHzを、なんとかする“予定”ではあるが..マザー次第では問題なく動作する、という状況であっては、交換/返品は不可能であろうし..(バルクとはいえ、昨日買ったばかりなので、初期不良ならば一週間以内であれば交換可能なのだが、これでは初期不良とは認定されまい..)別のCPUを買うのもなぁ..今、業務用PCには、私の私物の700MHzが入っているわけなのだが..安定動作しているし..性能が落ちたのなら問題だが、100MHz上乗せされたのだし..別にこのままでも..いやいや..[;^.^]

 ま、それはともかく、無事にWin98SEのインストールも終わり、必要最低限のドライバのインストールも終わったところで、18:00を回った。チューニングは後回しにして、出来上がったマシンを車に積んで、帰宅。バスで天狗へ。祝杯である。

 (ちなみに、自明な注釈であるが、私は、初号機の前に零号機があるということに、気が付いていなかった(というか、順番を勘違いしていた)のである。)

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 24 2001 
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