2000年06月05日:gooに登録されました 2000年06月06日:ネットで副業 2000年06月07日:電話が来ないと仕事が捗る 2000年06月08日:文責/分割 2000年06月09日:相場について 2000年06月10日:「ラストコンチネント」 2000年06月11日:地道に探そう目次へ戻る 先週へ 次週へ
“いつの間にか”gooに登録されていた。
ロボットが入ってこれるような仕掛けは、大分以前に施してあり、gooにも「来てね!(ハートマーク)」という登録依頼メールを、数回出しているのだが、とんと、登録される気配が無かったので、ふてくされていたというのが、実のところ。
それも、単に「登録依頼メール」(というか、登録フォームからの発信)が無視されているのではなく、明らかにそれに反応して、gooからロボットが侵入して、私のウェブページのHTMLファイルを、片端から持って行っていることが、ログファイルに残っているのに、である。しかも、週に2〜3回、定期的に。
消滅した(アクセス出来なくなった)ページをデータベースから削除するために、(いわば)pingerを打ち続けるのは、当然である。(一度や二度、アクセス出来ないからといって、データベースから削除してはならないことも、言うまでもあるまい。)しかし、これは「登録済み」のページに対するフォローであって、「登録前」のページを、こんなにしつこく「審査」するのかなぁ..?
..と、gooで自分のページを検索してみるのは、しばらく前からやめていたのだったが、久しぶりに検索してみたら、あらま、登録されていた。一体、いつの間に。
主要ページ、「倉田わたるのミクロコスモス」「新・ベルリオーズ入門講座」「吾妻ひでお 著作リスト」「“類別トリック集成”読破リスト」「“怪談入門”読破リスト」「「2001年宇宙の旅」の真相」「「ゴジラ」の秘密」「シルクロード恐竜紀行 '94」「北海道無軌道紀行 '95」「“手塚治虫漫画全集”解説総目録」は、それぞれ直近のキーワード(「ベルリオーズ」「吾妻ひでお」等)で検索できることを確認。
ただ、何故か、「廃墟通信(幻想日記)」のみ、「廃墟通信」でも「廃墟」でも「通信」でも検索できない。「幻想日記」ならひっかかる..まぁいいや。
目次へ戻る昨夜は徹夜。今夜も引き続き修羅場状態の予定なので、午後半休を取り、ひと眠りしてから、20時に出勤する。丁度12時間スライドしたわけだ。
自宅で、昨日発信したメールの返事を受け取る。「失神エンジェル」(聖レイ)の件である。先月27日にネット上で発見して発注していたのだが、なかなか受理メールが来なくて、心配になっていた、というわけ。
直ちに(反応が遅い旨、お詫びがてらの)返事が来て、在庫はあるし、発送してくれる、ということが判って、ほっとした次第だが..どうやら、この人、本職の古本屋では無いのである。サラリーマンが、小遣い稼ぎに営業しているらしい。
妙に在庫が少ないことと、概して相場よりも高い、つまり(回転数も低かろうし)これで生活が成り立っているとは思えないところから、そうではないかと、察してはいたのだが..
どこに勤めているのかは知らないが、ま、服務規程を適当に守りつつ、バレない程度に頑張ってくれ [;^J^]。(ただのオークションや古書(古物)の売り買いなら、誰もがやっていることであって、たまたまそれで差益が生じたからと言って、副業呼ばわりすることは出来まいが、自分のページに「商品」を陳列しちゃっちゃあ、「アルバイト」としか呼びようが無いわなぁ。)
目次へ戻る昨夜の20時から仕事を始めて、朝7時半頃に一休み。実に判りやすい。時計を素直に読めばいいのだ。5時半で定時。ちょっと(日常的な)残業をすると、7時半である。これが10時だと、ややきつめの残業か。
ということで、いい加減、眠くなってきたことだし、昼(12時)前には帰宅するべきなのだが、時差はさっさとリセットした方がいい。17時(つまり“早朝”)まで、がんばって仕事する。
昨日同様、午後、帰宅して眠る方が、楽に決まっているのだが..それをすると、夜間、全く眠れなくなる。すると、翌日の日中、また、睡魔に襲われることになる..
人間、無理に起きていることは出来るが、無理に眠ることは出来ないのである。
目次へ戻る先週の「外見で判断する」は、案の定、舌足らずだったらしい。“「署名の無い文章」など、相手にしない”という件である。
まず、「文末に署名」と書いたが、これはもちろん、「文頭の署名」でも構わないのである。(滅多にしないことであるが、この箇所だけ、先週の日記に直しを入れた。)さらに、「実名」である必要も、無いのである。要は、ペンネームだろうがなんだろうが、「署名をする」、という、「意志」の問題なのだ。
誰がなんと言おうと、私は「文責」を回避した「匿名記事」など、相手にしない。(「新聞」記事にも、大概、署名は無いのだが、これは「新聞社(編集部)」に「文責」があるので、事情が異なる。)「勤務先」の事情に依り、実名は明らかに出来ないのだ、という説明を受けることもあるが、事態は同じだ。「匿名」→「無責任」→「記事の内容の真偽が、そもそも疑わしい」、という構造に、なんの変わりもない。
マイクロソフト分割命令。無論、控訴である。さて、どうなることやら。私も含めた一般ユーザーの多くにとっては、別にどうでもいい問題ではないかな。ただ、もう少しまともなアプリを、デファクトスタンダードにしてもらいたいだけであってさ。
OSでもアプリでも、これ以上の画期的な拡販は不可能だろうから、(私は、未だにWin95だし、アクセスもワードも、使いものにならんので捨てたぞ、)「OS会社」と「アプリ会社」に分かれろ、という命令は、少なくともマイクロソフト側から見れば、全然本質的じゃないよなぁ。5年後には、どっちも潰れてるって [;^J^]。それよりも、ここ数年以内に、主幹業務内容を“完全に”切り替えられるかどうかが、マイクロソフトにとっての正念場なのであって、裁判所による分割命令は、“邪魔”以外の何物でもあるまい。そんなことをしている場合では無いのだ。
目次へ戻る終業後、宴会。新製品の打ち上げも兼ねているのだが、その新製品のプログラムリリースは、来週頭まで延期されている。(かと言って、宴会の日程はスライド出来ない。)ま、良くある齟齬である。[;^J^]
宴会へ行くバスの中で小耳に挟んだ、女子高生たちの会話のメモ。アルバイトの相談なのだが、時給670円じゃ、最低。やはり700円から750円。800円なら最高。1000円、て仕事、ないかなぁ..ということでした。(670円も750円も、たいして変わらんと思うがねぇ..)2000年6月の浜松の女子高生のバイトの相場の記録。(女子高生の相場の記録、と、書くところだったぃ [;^J^]。1時間1000円でも桁違いの廉価..いやいや [;^.^]。)
宴会後、タクシーで帰宅。タクシーに乗る前、どの店にいたのかの記憶がはっきりしないが、まぁ、この程度のことなら [;^J^]。
目次へ戻る山田章博の「ラストコンチネント」(日本エディターズ、ペーパーコミックス)等を買う。同コミックスから出ている「山田章博全集」(全20巻予定)の第2巻だが、ここまでのところ、刊行ペースが悠揚迫らぬものであり、いつ完結するのか(そもそも完結する見込みがあるのか無いのか)さっぱり判らない [;^J^]。
これは、10数年前、「初出誌」で一部を読んで感心していたものであり、今回、まとめて一気読み出来て、非常に嬉しい。(原稿には、一切、手を入れなかった由。)ただ、その「初出誌」がなんだったのかは、本書のどこにも記されていない。「全集」なんだから、書誌情報は、しっかり頼みますよ..(って、どうやら、こういう感覚の方が、出版・編集のプロも含めて、世の中では圧倒的な少数派らしいことに、近頃、ようやく気が付いてきたのですが。)
「地球空洞説」の物語であり、時代的には、戦前まで遡っているとは言え、主たる冒険は、戦後(昭和31年)である。この微妙なミスマッチ感覚が、いい。ただし、書き込みが足りない。作者もあとがきで述懐しているとおり、まだまだ未熟なのだ。しかしなんとも心地良い、地底王国の冒険談である。
目次へ戻るインターネットで、聖レイの「貴婦人図鑑」を発見、即発注。価格も低め。
今回、やや問題を感じたのは、この店が、「EasySeek」登録店である、ということである。私は「EasySeek」に「貴婦人図鑑」を、探求書として登録しているのだ。にも関わらず、この店に「貴婦人図鑑」が入荷した時点で私に「発見連絡」が来ずに、一般販売用の目録に掲載された。私は、それをたまたま、サーチエンジンで(素速く)発見したから購入できたものの、他の客にかっさらわれる可能性も、あったのである。
いや、この店には問題はない。問題は、システムにある。(いや恐らく、システムにすら、無い。)
調べたわけでは無いが、「EasySeek」への探求登録物件の数は、数千ではきかないのではあるまいか? 登録している各古書店が、新規入荷の度に、その膨大なリストと照合しているわけが無い。そんなことは不可能だ。
これは私の想像だが..「EasySeek」への登録は、一ヶ月で期限切れとなるのであって、その期限が迫ってくる度に、登録期間をあと一ヶ月延長する意志があるか否か、確認メールが来る。それに答えて登録延長処理をした時点で、各古書店に、改めて「探求書情報」が、発信されるのである。恐らく。
そして、各古書店は、その時点で、そのメールを見て、自店に在庫があるか否か、チェックするのであろう。一日に何件、「リフレッシュ登録メール」が来るのかは知らないが、これなら恐らく、現実的な作業工数である(、と、想像する)。
つまり、一ヶ月に一度のサンプリングレートで、在庫チェックが行われるのだ。ということは、前回のメール以降に入荷し、今回のメール以前に売れて行く商品については、「探求書情報」に引っかからないのである。
私が前回、このサーチエンジンで「聖レイ」を検索した時には、この古書店には「貴婦人図鑑」は無かった。それは一週間以内のはずだ。そして今回は検索に引っかかった。つまり、つい数日以内に入荷したのである。私が検索しなかった場合、いつまで売れずに残っていたのかは、知る由も無いが、次回の「リフレッシュ」まで生き残っていたという保証は、無い。
「問題は、システムにある。いや恐らく、システムにすら、無い」、というのはこのことだ。「EasySeek」のシステムは、実に良く考えられており、これ以上「現実的」で「確実」な探求システムは、想像しがたい。にも関わらず、このシステムには、これだけの「大穴」が開いているのである。
「EasySeek」は、極めて有効なツールだが、これに頼り切っていてはだめで、日々の地道な検索も、結局は必要なのだ。
さらに言うと、今回は、たまたま「サーチエンジン」で発見できたが、これもまた、単なる僥倖に過ぎない。というのは、サーチエンジンのデータ更新の頻度は、しばしば非常に間が空いているからである。
各古書店が、自分のページにアップロードしている目録は、熱心な店であれば、ほとんど毎日、更新されている。「3軒茶屋の2階のマンガ屋」であれば、曜日を決めて、毎週、必ず更新される。それに対して、サーチエンジンのデータの更新頻度は、とてもこれらに追いついていないのが現状である。いくつか例外はあるが、大概のサーチエンジンでは、「最新情報」をキャッチ出来ない。(そしてまた、最新情報に強い、いくつかのサーチエンジンは、何故か古書(古漫画)に弱い。)つまり、「サーチエンジン」に頼らず、各古書店の目録を地道に調べて回ることも、必要なのである。
(さらにさらに言うと、各古書店に入荷(あるいは店頭に陳列)されるタイミングと、インターネット上の目録に反映されるタイミングとは、異なるのである。ここに大きなタイムラグがあり得るし、そもそもネット上には掲載されないのかも知れないのだ。)
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