1999年11月15日:「ラ,バンバ」初出データ確定 1999年11月16日:歯医者にて 1999年11月17日:鞄を買い換える 1999年11月18日:「GS美神 極楽大作戦!!」終了 1999年11月19日:「肌の奥まで、透明感」 1999年11月20日:4ヶ月ぶりに国会図書館 1999年11月21日:PC DOS 2000インストール難航目次へ戻る 先週へ 次週へ
3軒茶屋の2階のマンガ屋の「新入荷速報」で見つけて発注しておいた、1971年度初頭の少年チャンピオン誌など、4冊納本。これで、吾妻ひでおの初期の傑作、「ラ,バンバ」の初出データが確定した。久々の、大きなワンステップである。
まだまだ要調査項目は多い。(作品名だけは知っているが、作品自体は未見であるものも、残されている。)次の主たる目標は、テレビマガジン(「魔法使いチャッピー」の初出データ)、月刊プレイコミック(「吾妻ひでおの爆笑劇場」という作品は実在するのか?)、月刊少年チャンピオン(「ちびママちゃん」最終回間近の単行本未収録エピソード)など。
目次へ戻る歯石取りのついでに、(というか、医師の気持ちとしては、むしろこちらがメインらしいのだが、)歯の噛み合わせ(というか顎の位置)がおかしい、という指摘を受けた。
矯正を勧められる。一見小さな不具合であるが、これがどれほど体に影響を与えているかの実験。起立して、現状の噛み位置で歯を合わせ、床に水平に持ち上げた腕の先端を、医者が押し下げる(のに抵抗する)場合と、正しい噛み位置に(一時的に)矯正して、同じく押し下げる場合。まるで抵抗力(力の入り方)が違うのに驚く。前者の場合、梃子の原理もあって、結構クタクタと腕が下に下がってしまうのだが、後者の実験では、ほとんど腕が下りないのだ。(歪んだ噛み方をしていると、それに連なっている筋肉群が、正しく働けないからだと言う。)ま、医者が手加減をしたのかも知れないが。
なんにせよ、保険外。自費で17万(所用期間3ヶ月)なので、ちょっと元気が出ない。正しくない噛み方がもたらす主たる症状である「肩凝り」や「頭痛」とは、今のところ無縁ということもある。(年に一度くらい襲われる「偏頭痛」(もどき)の原因は、これでは無いと思う。これ(噛み方)が原因ならば、慢性的に悩まされている筈だ。)「症状が出る前に手を打っておく方がいいですよ」、というサジェスチョンは、全くもって正論なのだが..当分の間、歯周炎の治療のみでやり過ごすつもり。
目次へ戻る鞄の取っ手が、ちぎれかかっている。取っ手に「ひび」が入っているのには、随分前から気が付いていたのだが、あくまでも表面だけのことであり、取っ手の「芯」には及んでいない、と思っていたのだ。
よくみると、「芯」も、直径の半分くらいちぎれている。もって、あと2〜3日。この週末には、久しぶりに上京して、大荷物を買って帰る予定である。まずい。
10年近く使ってきたが、寿命か。愛着もあるし、非常に残念なのだが、仕方が無い。
取るものも取りあえず、イトーヨーカ堂へ。書籍などを(分別して)たくさん入れることが出来、かつ、歩きながらでも書籍などの出し入れが可能なものを、見繕って購入する。
目次へ戻る「GS美神 極楽大作戦!!」(椎名高志)の、第39巻(最終巻)を買う。掲載誌(少年サンデー)で追っていなかったので、収録エピソードは、全て初読である。
実は、ちょっと気がかりではあったのだ。ネットニュースの fj.rec.comics では、特に連載終了間際には、非常に批判的な発言が目立っていたからである。曰く、「終わるに終われないのでしょうか」。曰く、「パンチラが増えてきましたね..(こんなものに頼っているようでは..)」。曰く、「これで横島(倉田注:煩悩少年であり、連載当初はヒロインである美神の“下僕”というか“犬”[;^J^] であったが、連載終盤には、その驚くべきポテンシャルが徐々に明らかになり、ある意味では美神よりも強力な霊能力者に成長する)が、美神と結婚でもした日には、史上最低漫画のレッテルを貼ってあげましょう」..
..というわけで、(どんなヒドイ漫画に成り果てたのか、と)恐る恐る読んでみたのだが..なんだ、全くノープロブレム。最後まで面白い漫画であった [^J^]。
漫画の読み方は人さまざまなので、どういう批判がなされようとも、構わないのだが..結局、彼らは、横島が“犬”でなくなるのが嫌だっただけ、としか思えない。キャラクターの性格が変わるのは、長編漫画の宿命であるし、むしろ、全39巻という長丁場の割りには、横島のキャラクターは驚くほど一貫している(霊能力の如何に関わらず、スケベな煩悩少年であり続けた)、と言う他はない。「パンチラが目立つ」発言もなぁ..この最終巻で、明らかな(狙った)パンチラは、2回だけだぞ(数えるなよ [;^.^])。昔々(今でもか?)、少年マンガ週刊誌1冊あたり、喫煙シーンは「3回以下」であること!、などという世迷いごとをほざいていたPTAのお母様がたのことを、何故か思い出してしまいました。(「3回」だったかどうかは、記憶が定かでない。)
目次へ戻るそれ、恐いってば。[/_;] > 資生堂
ネタバレになるので作品名は伏せるが、さいとうたかをの時代劇画に、これをモチーフにした、猟奇の傑作があった。20年近く前の学生時代、(ほとんどの書店が閉店したのちの夜9時頃の神保町の裏道の、薄暗くうらぶれた喫茶店の奥の隅の席、という、絶好のロケーションで、)古本屋でゲットしてきたこの作品を読んだときの驚愕と恐怖は、いまだに忘れがたい..
久々に、深夜になってから、お好み焼きの「赤ちゃん」へ。(年に一度くらいしか顔を出さない“幽霊常連”なのであった。)つい話し込んで帰宅したのは、3時を回っていただろうか..
目次へ戻るというわけで、7時14分のひかりに乗るつもりだったのだが、起床したのが、ジャスト7時14分。我ながら感動的な精度の体内時計である。(何の役にも立たなかったけど。)
ということで、8時6分のひかり。実に4ヶ月ぶりの国会図書館詣でである。
手塚治虫のエッセイ等の調査である。今回、最大の収穫が、「手塚漫画の主人公たち」の初出データ確定。従来の資料では「赤旗日曜版」掲載とされていたのだが、実は(日曜版ではない)「赤旗」本紙への、不定期連載であったのだ。道理で、これまで、赤旗日曜版をさんざんひっくり返しても、見つからなかったわけだ。この情報(日曜版ではなく、本紙掲載)は、日本大学理工学部数学科のSさんから、メールでいただいたもの。ありがとうございます。[_ _]
昼前に、ニフのFLCAでの知りあいのP氏と落ち合う。P氏は、国会図書館は初めて。「(探している資料は)ちっとも見つからないものなんだねぇ..」と言う、もっともな感想。いや全く、その通りなのである。結局、出版社からの(自発的な)納本に頼っているシステムでは、駄目である。私の記憶が正しければ、(つまり、信頼度は極めて低いのだが、[;^J^])米国の議会図書館は、確か、そこに納本しなければ、書籍コードが取得できない仕組みになっていたのではなかったか? さすがに、こういう合理的なシステムを作らせると、アメリカ人は凄い。書籍コードの無い本など(まともに流通に乗らないだろうから)売れるわけが無く、従って、ほぼ自動的に、全ての出版物が議会図書館に集まることになる。
ま、P氏が探していた書籍にも、問題はあって..「ギリシャ正教の祈祷書」である。そんなものが蔵書されているくらいなら、ネクロノミコンだって見つかるわい..と、思ったが、言わない。[;^.^]
続いて、現代マンガ図書館。まず、今年の8月で切れていた「一般会員」の更新。年間6千円。そして、長年の悲願であった、「I・餓男ボーイ」の最終エピソードの閲覧に、ついに成功した。
小池一夫原作のこの傑作は、(再発売によって、巻数は変わったが、)ほぼ全て、池上遼一が作画している。これは、GOROに連載されたもの。ところが、この「池上遼一版」が「地獄への脱出」という章で終わったあと..もう1巻、あるのである。しかも、作画が松久氏(名前失念)に代わっている。そして、この巻の最終章「その名を水に書きしもの」では、物語が終わっていない。どこに掲載されたんだ? どうすれば読めるんだ?(実は、池上版よりも松久版の方が、好きなのであった。)
数年前になるが、池上遼一版の連載終了後のGORO誌に絨毯爆撃をかけても見つからず、ずっとペンディングにしていたのである。
ちょうど1年前、ニフのFCOMICの特設会議室で、その松久版は「COMIC劇画村塾」に掲載されていた、という情報を得、今回ようやく、これに回せる時間が取れた、という次第。
あった! 84年6月号から85年6月号まで、連載。この最後の3号に掲載された最終エピソードのみ、単行本に収録されなかったのだった。内容は、ここには書かない。
(またしても、松久氏の名前をメモってくるのを、忘れてしまった [;^J^]。松久由宇ではない。(別名かも知れないけど、絵が結構違う..と思う。)今、gooで検索したけれど、わからなんだ。fj.rec.comics へのコミックリストの投稿が、整備された形でネット上に残されるようになる以前に、発行されたからだろうが、それにしても、「小池一夫」「I・餓男ボーイ」「劇画村塾」、と、これだけキーワードが揃っていて、何故ヒットしないんだ? 劇画村塾の作品リストくらい、当然どこかにあると思っていたのだが..)
続いて秋葉へ。全くもって、上京するたびに大忙しである。T−Zoneで、「PC DOS 2000 日本語版」。このDOS自体に用があるのではなく、この中に含まれている、「DOSからPCカードを認識する」ソフトが、欲しいのである。石丸で、CD5枚。
神保町。コミック高岡で、「課長バカ一代 4」(野中英次、講談社)と、「始皇 1」(鄭問(チェンウエン)、講談社)。「課長バカ一代」は、ようやく、3巻から5巻まで揃った。(こんなもの揃えるなよ、という突っ込みは、却下。[;^.^])1、2巻は、「まんが王倶楽部」(通販)だな。(山田章博の全集(の、この10月に刊行されたばかりの筈の初回配本)も、在庫切れ。これもまんが王倶楽部へ。)
三省堂で、「書物の王国 4 月」(国書刊行会)。同じ棚にあった「図説 オカルト全書」と「図説 奇形全書」(いずれも、原書房)も、ついでに捕獲。
ここで、可搬重量の限界に到達。
東京への往復新幹線車中は、貴重な、積読消化タイム。「黒い家」(貴志祐介、角川ホラー文庫)読了。なるほど。これは凄い。
目次へ戻る先日購入した鞄の、重大な欠点が判ってしまった。これは、(詰め物をしてある)店頭では、判らなかったことである。(昨日のように、書籍(や衣類)をぎゅう詰めにしている時も、気が付かなかった。)
従来使っていた鞄は、要するに「書類鞄」である。しっかりと自立しており、中に書籍やペラペラの紙を入れても、倒れることは無い。
今回買った鞄は..確かに書籍を入れられるポケットは多いし、内容積も必要十分なのだが、「書類鞄」というよりは「小型ボストンバッグ」に近く、つまり、自立性が弱いのである。
と言っても、鞄自体の自立性は、十分にある。問題は、書籍や書類(あるいは、リブ100など)を入れたときであって..なまじ底面積が広く、内容積も大きいだけに、こいつらが「中で倒れる」のである。すると、内側から寄りかかられた鞄自体が、やはり倒れる(というか、クタる)。結果、内容物は「転倒褶曲」(とは違うか)のような惨状を呈することになる。
実は、これを解決する簡単な方法がある。中で(他の書籍や書類やノートパソコンに)寄りかかられてもびくともしない、重量と底面積のある書籍(典型的には、百科事典や広辞苑など)を、詰めておけばいいのである(って、をぃ [;^.^])。
PC DOS 2000のインストール、難航。
まず、解くべき課題(なぜ、これを買ったのか)を、明らかにしておこう。
私は、リブ100(とリブ30)のフルダンプを、VFATBAKで取っている。これはDOSベースのソフトである。(WinのDOS窓でも動くのだが、Winの稼働中にWinディレクトリのバックアップを取っても、無意味である。)当然、バックアップストレージは、(PD、DVD−RAM等の)SCSIメディアである。
問題は、リブ本体にはSCSI端子がついておらず、PCカードSCSIを使わざるを得ないということと、(リブの標準の)DOS環境では、PCカードが認識できない、ということにある。
そこで、パラレルスカジー(いくつかあるが、私が使っているのは、XSCSIという商品である)を使うことになる。これは、パラレルポートの先にSCSI機器をつなぐことが出来る、優れもののI/Fである。ただのパラレルポートであるから、当然、DOS環境からSCSI機器にアクセス出来るのである。
リブ100のフルダンプ対象領域は、今のところ、約1.3Gバイト。これを、VFATBAK&パラスカ&PDという組み合わせで、従来、約70分でダンプしていた。速いとは思わないが、まぁ許容範囲内である。(パラレルポートで代用しているのだから、SCSIの本来のスループットよりは、遙かに遅いはずである。)
ところが、このPDをDVD−RAMにリプレースしたら..ダンプ所要時間が5時間になってしまったのである。
原因は、色々考えられるが、(DVD−RAMがPDよりも遅い、あるいは、DVD−RAMに添付されてきたDOS用ドライバがタコである、等々、)ここらでパラスカをやめて、リブにPCカード(SCSIカード)を直挿しして、SCSI本来の転送レートでダンプするようにしても、いい頃合いである。(先に述べた、DVD−RAM自体が遅いとか、ドライバがタコである、とかの推測が真であり、かつ、その影響が大きいのであれば、あまり効果は上がらないかも知れないが。)
そこで、PCカードを認識できるDOS上のソフト(ドライバ)が必要になった、というわけ。単品売りの「PlayatWill」か、「PC DOS 2000」が、その条件を満たしていた。(以上、背景説明、終わりっ)
さて、私が購入したのは「CD−ROM版」である。DOSからCD−ROMが認識できるくらいなら、こんな苦労(買い物)はしていないわけで、当然のように、Winから、このCD−ROM内のsetup.exeを起動したのだが..
挙動不審。ドライブAやドライブBにフロッピーを入れろと抜かしよるし、挙げ句の果てに、「第1ハードディスクにブートイメージを書き込めないからやめる」、とかで、セットアップのオープニング画面にすらたどり着けない。
リブ100で作業していたのだが、(setup /e で、DOS自体はインストールせずに、必要なユーティリティ(今回は、PCカードドライバ)だけ、CD−ROMから抜き出すことが出来る筈だったのだが、)ブート領域を書き換えようとしていたとは思わなんだ。失敗したのは、不幸中の幸いである。
ワーキング環境を作ろう。幸い、リブ100のHDを6.4Gに換装したときに余った2Gを、リブ30に突っ込んだ時に余った500Mが、浮いている。これをリブ30に入れて、これに、PC DOS をインストールしてしまうことにする。(予備のHDがあると、こういう時に重宝する。)
..駄目。同じエラーが出る。(100が30になっただけで、本質的には同じことをしているのだから、当然か。)PCカード経由のCD−ROM(DVD−RAM)ドライブからは、インストール出来ないのか? んなことあるまい。いずれにせよ、FDは常時ついていなければならないのか? だとすると、リブ30にCD−ROMからインストールすることは出来ない。なぜなら、リブではFDもPCカード経由であり、リブ30には、PCカードスロットがひとつしかないからだ。といって、リブ100で作業する気には、なれないし..
CD−ROMからインストールするのをやめれば、いいわけか。それにどうやら、これ(PC DOS)はDOSを起動してからでないと、インストール出来ないようなのだ。(今ごろ、ドキュメントを読んでいる奴。[;^.^])CD−ROMからインストールするために、(CD−ROMにアクセス出来る)Win環境からインストールを試みていたのだったが、そもそも筋が違っていたか。
幸い、CD−ROMの中に、インストールイメージをFD(11枚)に書き出すツールがある。こんな手間をかける位なら、最初からFD版を買えば良かったのだが、まさかこんなことになるとは思わなかったし、それにそもそも、FD版など、T−Zoneに置かれていたかどうか、疑問である..
..参ったな。これも駄目。FDに書き出す時に、手持ちのフロッピーメディアが、片端からエラーになる。FDドライブには問題ないはず。フロッピーメディア自体も、新品じゃない(使用済みである)が、片端からエラーというのは、おかしい。ツールとFD(とメディア)の相性か?
しゃあない。明日、会社に持って行って、休憩時間に、会社のマシンでFD版を作ることにしよう。ぶつぶつぶつぶつ..まぁいいや。慌てることはないのだ。
別件。先日、本宮ひろ志の(三国志に題材を取った)愚作は「赤龍王」、と書いたが、さる人からの指摘で、「天地を喰らう」だったことを思い出した。これを読んで本宮ひろ志を見限って、「赤龍王」には鼻も引っかけなかったんじゃなかったかな。そこらあたりで、記憶が(例によって)混交していたらしい。
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