2022年10月03日:昆虫人間 2022年10月04日:自転車整備不良? 2022年10月05日:スポークが折れてた [;^.^] 2022年10月06日:格付けチェック 2022秋 2022年10月07日:「七人の秘書」 2022年10月08日:キングオブコント 2022 2022年10月09日:「新月」目次へ戻る 先週へ 次週へ
先日、街角ですれ違った女性の顔。眉毛の剃り跡が濃いめに青く残っているのだが、それより上に、細く黒々と新たな眉を描いていた。つまり、眉が上下二段になっていた。
いかにも不自然であるにも関わらず、私にはどこか「格好良く(クールに)」見えたのである。それは何故かと考えてみたところ..
..飛翔する甲虫を正面から見たシルエットだからだということに、気がついた。
男子の心をわし掴みだねっ!![^.^]b
目次へ戻る昨日から気がついていたのだが、自転車の後輪から、ときどき「カシッ」「カラン」という音と、軽微なショックが来る。ちょうど、ギアをチェンジするとき、チェーンが軽く引っかかる感触。気のせいか、低速時、あるいは走り始めに発生することが多いような気がするが、別にそのタイミングでギアチェンジしてはいないのだが..
ここ最近、オイルを差していなかったからかなぁ..明日、不就労日なので、午前中にちょっとメンテしてみよう。
かざま鋭二、10月2日に膵臓癌で逝去。享年、75。まだ早いなぁ..「海商王」、「青春山脈」..合掌..
目次へ戻る不就労日。曇天。蒸し暑い。車で出て、9:30にジム。10:00に終わった頃には、時々パラパラ雨。10:25、帰宅。
自転車の件。油云々の問題ではなかった。後輪のスポークが、1本外れていた [;^.^]。なるほど、これが時々巻き込み事故を起こしていたわけか [;^.^]。これは自力で修理できるようなものではない。修理だしするまでの応急処置として、とりあえず他のスポークに巻き付けてペンチでとめておいた。これで「巻き込み」の心配はなくなったが、この状態で走らせるわけにはいかない。テンションのバランスが崩れているので、これに体重(荷重)をかけて走らせると、スポーク1本の交換ではすまず、最悪、タイヤ交換になるかも知れないからである。
津原泰水、10月2日に逝去。享年、58..信じられない..さまざまなアンソロジーで、傑作短編を数多く読んできた。なかでもやはり「五色の舟」は、衝撃的であった。「綺譚集」「バレエ・メカニック」なども忘れがたい。合掌..
目次へ戻る「芸能人格付けチェック 食と芸術の秋3時間スペシャル」、例によって面白い。
基本的にこの番組の音声は、音質のいいヘッドフォンではなく(相対的にはしょぼい)テレビ内蔵のスピーカーで聴くことにしている。高額楽器をあてるチェックを高音質で聴いて外したら、逃げ場がないからであるが [;_ _][;^.^]、今回の楽器ネタは、いつになく簡単であった。といっても、消去法。まずくない方を選んだだけである。
「木管四重奏」は、プロの演奏と高校生の演奏から選ぶ。オーボエの発音に瑕疵がない方が、プロ。
「ジャズセッション」は、「A.奏者はプロ、楽器も一流」「B.奏者は子ども、管打楽器もプラスチック製」「C.奏者はプロだが、管打楽器はプラスチック製」から、「奏者はプロ、楽器も一流」を選ぶ三択問題であるが、これも消去法で簡単にわかった。演奏の問題ではなく、楽器の音からである。3つのうちふたつはトランペットの低音が出しにくそうで、しかも同じ音色だったので、自動的にこれが(プロ用ではない)プラスチックの楽器と決まり、したがって残りが一流楽器。
これを(渋谷凪咲以外の)出演者全員が正解できなかったことに呆れたのだが [;^J^]、どうも彼らは「楽器の音」ではなく「演奏のそれらしさ」に気とられていたと思しい。そういう聴き方をすると、発音が多少(吹き難さ故に)しゃくれていても「ジャズのトランペット奏者はそういう吹き方をするよね」、と(特にジャズを普段聴き慣れていない人は)騙されてしまうのである。
とはいえ、その中のひとり、戸次重幸の(Aが正解と知る前の、控え室での)ぼやきは、興味深かった。「Aは、管楽器の音に電子感があった(のでプロらしくない)..」Aの管楽器は「低音から高音までむらなくなめらか、和音のバランスも完璧で破綻がない」のが特徴であり、まさにプロならではと言えるのだが、これは「電子楽器」の特長でもあるのだ。一周回りすぎたとはいえ、これを「電子的」と感じた戸次の耳は、逆の意味で鋭かったと言えなくもなく、面白かった。同じく外した石井亮次が、「Aは、オモチャの楽器感が否めない」と評したのも、同じ流れであろう。つまり、「きれいに、きちんと、ノイズも破綻もなく」演奏されると、人工的と思ってしまうのである。[;^.^]
明日、出演映画(「七人の秘書」)を観る予定の木村文乃が、とにかく可愛い [*^.^*]。さらに可愛かったのが、これまで認識していなかった [_ _] 桜井日奈子。美少女というよりは、むしろ「逆」なのだが(← 全力で絞り出した婉曲表現 [;^.^])、リアルな可愛さでム●ム●してしまい、困った [*_ _]。高校のクラスに必ずいたタイプであるのだが [*^.^*]、となると、●ラ●ラするという表現はまずいのだが [;^.^]、歳を取ると得をすることがひとつあって、大概のことは恥ずかしくなくなるのである。[^.^][^.^][^.^][;^.^]
目次へ戻る有休。雨。高丘の「麺屋 真」で醤油つけ麺を食べてから、サンストリート浜北。「七人の秘書 THE MOVIE」を観た..条件付き(というより脳内手続きひと手間付き)だが、まぁ、面白かった [;^J^]。元はテレビドラマらしいのだが、例によってそれは観ておらず、予備知識はゼロ。といっても、それはなんらハンディにならない。
なんというか、その..演出がまるで「オモチャ世界」である [;^J^](← これまた全力で絞り出した婉曲表現 [;^.^])。劈頭早々の牧場の火災シーンで、皆が身動きもせずに棒立ちになっている不自然さが、まず気になり、消火後のシーンで、行方不明者がいるというのに消防も警察もいないことに居心地が非常に悪くなったのだが、そのすぐあと、片手で持てる程度のサイズの斧のひと振りで、生きている牛の首を落とす、という、完全にあり得ないシーンで、あぁ、そういう作品世界ね..[;^J^] と、こちらのモードを切り替えることによって、以降、なんとか引っかからずに楽しんで観ることができた。[;^.^]
この屋敷のセキュリティが甘すぎる(鍵もかかっておらず(招かれざる客が)外部から入り放題である [;^J^])のも、このモードで乗り切れたが [;^.^]、しかし最後に明らかになる(以下、ネタバレとは言えないのでご安心を)「地下の財宝」について、「どうやって事業化するのか」「どうやって輸出するのか」「そもそもそれをやったら大規模な開発工事が」という数々の「?」を乗り切るためには、さらに一歩進めて「ファンタジーモード」に入る必要があるのであった。[;_ _][;^.^]
..とまぁ、いろいろディスっているようだが、秘書たちはいずれも魅力的だし、とにもかくにも望月千代を演ずる木村文乃がめっちゃ可愛いので、もう何もかも許す![^.^](← 感心しない態度です。[;^.^])
大道芸ワールドカップin静岡のプロデューサーが外国人差別発言で解任、実行委員長引責辞任。(大道芸W杯プロデューサーが差別発言で解任 実行委「看過できるものではない。事態を重く受け止め」)開催が危ぶまれる状況だなぁ..[;_ _]
目次へ戻る「未来惑星ザルドス」(公式サイト)を観に行く日程を検討した結果、東京ではなく、11月11日からのアップリンク京都に仮決め。細見美術館の「響きあうジャパニーズアート― 琳派・若冲 × 鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ ―」の後期展示(〜12月4日(日)まで)とぶつけられるからである。ついでに紅葉狩りもしたいところだが、11月上旬というのは僅かに早いか?
曇天。10:00過ぎにナカノサイクルセンターへ、自転車の修理だし。スポーク破損の件であり、もちろん、折れていることが判明して以来3日間、走らせていない。簡単に済むかと思っていたのだが、パーツの入手に時間がかかり、修理完了まで1〜2週間(以上)とのこと。トホホ..[;^.^]
「キングオブコント2022」。早くも「伝説の回」と称揚されている前回をしのげるのか、スケールダウンしないか心配されたのだが、結果的に、今回もかなりの面白さであった。
クロコップいきなり、素晴らしい! 「「あっち向いてホイ」カードバトル」の、テンポのいい白熱の闘いだが、実は放課後の男子の悪ふざけ..のはずが、最後にヘリで離脱。これは何度観ても面白い! リズムネタ、ダンスネタでもあり、審査員・かまいたち山内の、世界のどこでも通用するお笑い、という講評も、首肯できる。460点。
ネルソンズ結婚式に現れた元カレ。つまり、「卒業」である。(実は結婚式ではなく既に「二次会」であるという、ひとボケあり。[^.^])この元カレのポテンシャルが(財力も人望も)非常に高く、花嫁の心が揺らぎそうになったりならなかったり..という黄金パターンなのであるが、花嫁を奪われそうになる和田まんじゅうの演技が、なかなか良い。466点。
かが屋職場の女先輩との飲みだが、彼女の当たりがめちゃ強い。実は彼女は友人からのアドバイスで、どSを装っていた。男は男で、同じ友人にアドバイスを求めていたのだが、彼は元々どMだった。設定と演出の妙。これも素晴らしい。僅か5分間とは思えぬほぼ完璧な構成なのだが、松本人志の講評どおり、最後のオチが甘かった(というか無かった)のが惜しい。463点。
いぬパーソナルトレーニングの先生(男)と生徒(女性、おばさん)。いずれも相手に密かに劣情を催しているらしく、前夜、淫夢を観ている。その淫夢のバカバカしさ(仰向けに横たわっている相手の上で腕立て伏せ(的な [;^.^]))で押し切る。「キスは禁じ手(多すぎる)」(東京03飯塚)、「このパターンだけで押し通すには5分はやや長すぎる」(バイきんぐ小峠)。459点。
ロングコートダディ炎の料理人。登場シーンでゲートにシェフの帽子がひっかかって落ちる、というパターンの繰り返し。少々飽きる。461点。申し訳ないが、今回、私にもっともハマらなかったネタで、この得点は私見では高すぎる。
や団バーベキューに来た三人組。アクシデントで1人死なせてしまう..と思わせて、実はドッキリなのだが、ひとり、ドッキリにかけられているということを理解せずに死体処理を始めてしまう。この男が、何故か死体処理に(ほとんどシリアルキラーレベルで)慣れている..素晴らしい展開だが、オチがややマイルドなのが、瑕疵といえば瑕疵。「狂気と笑いのバランスが絶妙」(松本)、「死体処理のリアリティが半端なく、それで笑わせるのが凄い」(飯塚)。470点。
コットン浮気の証拠隠滅業者という設定の妙。寝室での証拠隠滅作業のリアリティとディテールの細かさ。長い髪の毛の掃除、綺麗すぎても不自然なのでカモフラージュとして短い髪の毛を散らす、女性好みの酒を冷蔵庫から回収、香水の匂いを消臭スプレーで除去。彼女からの突然の電話や訪問に、友人を装うリアルな演技や変装で対処。素晴らしい。470点。
ビスケットブラザーズ山中で野犬の群れに囲まれた男を助けにきた、セーラー服にグンパンの、ヤバイ男。肥満巨躯の男たちが魔法少女ダンス。481点。面白いことは面白いのだが、私見では高すぎるかなぁ。全審査員が高得点をつけたが、私の嗜好とはベクトルが違う。
ニッポンの社長新世紀エヴァンゲリオンのパロディ。怪物の侵略で破滅に瀕した世界を救うために「新世紀ロボ バーリオン」に乗ることを研究者から要請されるシンイチ少年。「やらなきゃダメだやらなきゃダメだやらなきゃダメだ..」の煩悶の末、「ぼく、乗ります!」と、決意を固めた直後、やっぱええわ、と、ハシゴを外されて呆然。このパターンの繰り返し。最後に平和な日常生活に戻ったかと思いきや、それは偽りだった、という展開も含めて、なかなかよくできている。彼らが使っているのがスマホではなくガラケーであるのもエヴァの時代に合わせているなど、細部の詰めも細かい。十分、面白いと思ったが、455点。私見では低すぎるのだが、「暗転が多いコントは難しい。次は別のパターンか、と、先回りして期待させるわりには、それを越えられていない」(松本)、「暗転の繰り返しでショートコントの連続っぽくなるわりには、個々のショートネタが弱い」(山内)。なるほど..
最高の人間(岡野陽一、吉住)テーマパークの新スタッフへのオリエンテーションをするマッドな園長(岡野)と、ハイテンションな先輩スタッフ・ナンシー(吉住)。テーマパークのスタッフとして相応しい人格の持ち主になるために、まず現在の人格を破壊し、羞恥心を取り除くために脳の一部を切除する、という園長がいったんはけた途端に、ナンシーが素に戻って新人たちに「逃げて」..この瞬間が、面白い。462点だが、もっと高くてもよかったと思う。「いまいち、ハマリきれていなかった。岡野の緊張が伝わってきた」(飯塚)、「猟奇的な展開は面白いのだが、暗転の連続は難しい」(小峠)。
ちなみに、今大会でもっとも「ヤバい」ネタ。(正確には違うが)ロボトミーネタなのである。私はセーフだと思うが、今後、人権意識が原理主義的に暴走すると、封印される可能性が高い。
以下、決勝であるが、「コットン」「や団」の決勝進出は文句なしだが、私としては、「ビスケットブラザーズ」よりも「クロコップ」「最高の人間」「かが屋」に決勝に出て欲しかった(もうひとネタ観たかった)。
や団天気予報を外した(晴れと予報したのに雨になった)気象予報士が、彼を信用して傘も持たず、フトンも干してきて、そればかりか、プロポーズの演出として打ち上げ花火のセッティングまでしてきた、びしょ濡れの男に責められる。1本目の狂気の爆発力には及ばないが、面白い。473点。「設定が好き。思いついたとしても1本これで仕上げるのは至難の技」(飯塚)。
コットンお見合い。リラックスした上品な女性がタバコを吸う。吸い慣れている。煙の輪ネタで引っ張るが、ブルーインパルスを混ぜているところが、お洒落。最後は婚約指環も煙の輪で。まずまず面白い。474点。「台本の面白さを生かす演技力。1本目もそうだったが、最後のオチで一番ウケるのが素晴らしい」(山内)。
ビスケットブラザーズこれがまたなんとも [;^J^]。バイト仲間どうしの女友達の、ひとりがもうひとりに男を紹介するのだが、紹介した方の女が、その男との二重人格(のフリ、実は男)という、実にややこしい設定 [;^J^]。1本目よりも面白い。482点。「見たことない設定で、このふたりにしかできないコント」(飯塚)。
というわけで、優勝はビスケットブラザーズである。ほかの組でもよかったとは思うが、特段、異議はない [;^J^]。「コントは面白いのは当然として、演技力がないとこれからは上がっていけないという、恐ろしい時代に入ってきた」という松本の総評に、同感である。
一柳慧、逝去。享年、89。CDは10枚ほど持っているが、近年は聴いていなかった。どれで偲ぼうか..合掌..
目次へ戻るしばらく前に読了した「新月 SFアンソロジー #1 朧木果樹園の軌跡」(井上彼方編、社会評論社、Kaguya Books)のインプレを書いていなかった。といっても、25編も収録されているので、ピックアップして。
「その笛みだりに吹くべからず」(勝山海百合)−伝統的な怪談モチーフを、ポストアポカリプス世界に実装。「バベル」(原里実)−発端はゲシュタルト崩壊パターン。コミュニケーションの手段は言語以外にも、と、掘り下げる手前で、さらりと終わる。「きつねのこんびに」(佐々木倫)−素晴らしい童話。「湿地」(白川小六)−なんとも切ないが、弱肉強食の自然界というのはこういうものである。「声に乗せて」(宗方涼)−補助機器によって発声を最適化するという発明。半歩未来のテクノロジーのリアリティ。「冬の朝、出かける前に急いでセーターを着る話」(淡中圏)−出オチからの暴走かと思いきや、意外とまとまっている。「握り八光年」(苦草堅一)−寿司職人が握る速度が速すぎて時空を越えるというバカ話。「星を打つ」(水町綜)−宇宙戦艦ヤマトの序盤の設定のパロディかと思いきや、球を打つ某スポーツ [;^.^]。「火と火と火」(十三不塔)−書籍の検閲が人体(人格)への検閲とエスカレートしてゆく果て..でいいのかな。「星はまだ旅の途中」(武藤八葉)−なんとなく日本っぽいなと思ったら、案の定、竹取物語。
「人間が小説を書かなくなって」(稲田一声)−AI(だけ)が小説を書く世界だが、まさに現実に進行中の事態。昨今のAIによって作成された美術(イラスト)のクオリティには瞠目すべきものがある(人間の作品をおさえて某コンクールで優勝してしまい物議を醸した事件も記憶に新しい)のだが、いずれ音楽もそうなる。自動作曲の研究は遥か以前から行われており、実用化もされている。まぁ、大河ドラマのテーマ音楽をまかせるのはまだ無理かと思うが、「映像やゲームを盛り上げればいい」「邪魔にならなければいい」という要求水準ならば、既に人間の作曲家が調達できなくてもなんとかなるレベルである。漫画も映画も、いずれはそうなる。人間の創造行為(創作活動)に、未来はあるのであろうか..
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