2022年07月11日:抗生物質投入 2022年07月12日:7〜8月の展覧会観覧予定 2022年07月13日:まだ不調 [;_ _] 2022年07月14日:まだまだ不調 [;_ _] 2022年07月15日:なんとか復調 [;^J^] 2022年07月16日:午前中、休日出勤 2022年07月17日:大阪市立美術館/大阪中之島美術館目次へ戻る 先週へ 次週へ
自民党大勝。元総理が殺害されたからでは、別にあるまい。そういう理由付けをしたがる人々はいるし、気持ちはわかるのだが、それは「逃げ」だ。
やはり喉がおかしい。声がかすれている。しかし、何度測っても熱はない。テレワークとする。
昼前に大坂内科医院。改めて血液検査をしたうえで、症状を抑える薬だけではなく、抗生物質を処方してもらった。大事をとって、午後半休とする。
昼食は、久々にはなまるうどん。
目次へ戻る昨夜は咳で、まとまった睡眠をほとんど取れなかった [;_ _]。ときどき小雨。今日もテレワーク。ほとんどというかまったくしゃべる必要はないのだが、たまにビデオチャットが入ると、声が、かすれっぱなしだし、咳き込んだりする。[;_ _]
7〜8月の展覧会観覧予定は、以下である。結構、多い。第7波との睨み合いである。[;^J^]
吉祥寺 リベストギャラリー創
「デビュー45周年 高橋葉介原画展」
前期:8月3日(水)〜8月9日(火)まで
後期:8月10日(水)〜8月16日(火)まで
出光美術館
「生誕150年 板谷波山─時空を超えた新たなる陶芸の世界」
〜8月21日(日)まで
京都中央信用金庫 旧厚生センター
「ブライアン・イーノ・アンビエント・キョウト」
〜9月3日(土)まで
すみだ北斎美術館
「北斎 百鬼見参」
前期:〜7月24日(日)まで
後期:7月26日(火)〜8月28日(日)まで
静岡市美術館
「ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵 −武者たちの物語」
〜8月28日(日)まで
国立西洋美術館
「自然と人のダイアローグ展」
〜9月11日(日)まで
京都市京セラ美術館
「綺羅きらめく京の明治美術ー世界が驚いた帝室技芸員の神業」
前期:7月23日(土)〜8月21日(日)まで
後期:8月23日(火)〜9月19日(月・祝)まで
大阪市立美術館
「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」
〜9月25日(日)まで
東京藝術大学大学美術館
「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」
8月6日(土)〜9月25日(日)まで
東京都美術館
「ボストン美術館展 芸術×力」
7月23日(土)〜10月2日(日)まで
岡田美術館
「花鳥風月 名画で見る日本の四季 琳派・浮世絵から御舟・一村まで」
後期:〜12月18日(日)まで
イーノのインスタレーションは、まぁ、どの程度のものなのかはわからないが、彼の「アンビエント・ミュージック」とは、「Music for Airports」以来の 腐れ縁 付き合いだしな。[;^J^]
まだまだ咳で眠れていない。[;_ _]
早朝は快晴。不就労日。高丘のコンビニで、夏オフ用のパート譜をいくつか印刷する。高丘のアマノ書店。りそなで金を下ろして帰宅。(ちなみに私が現金を下ろすとき、必ず、街中のりそな銀行の支店に行くのは、コンビニその他のATMだと手数料を取られるのがイヤだからである。)
目次へ戻る昨日午後、ドロドロと眠ったせいで、夜間はまともに眠れず..のデススパイラル [;_ _]。なんというか、「極めてメリハリの無い昼夜逆転」である。
曇天。テレワーク。午後から夜にかけて小雨になる。
目次へ戻る昨夜は咳は鎮まっていたようで、気がついたら、眠れていた。まだ咳は出るのだが、そろそろ終わりかな?(喉の痛みは、とうに消えている。)
朝、雨。久々に車で出社する。
帰途、杏林堂の駐車場で、エンジンを止めてもライトが消えないことに気がつき、プチパニックとなる。このままでは、朝までにバッテリーが上がってしまうかも知れない。明日は朝いちで、この車で休日出勤をしなければならない事情があるのだ。時刻が遅すぎて、浜松日産はもう閉まっているし..JAFのお世話に..?
..このあとの急転直下の解決については、到底、ここには書けない [;_ _]。いっさいの詮索を、禁ずる。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]
目次へ戻る7:30頃に出て、8:00頃に、いつもとは違う事業所に出社。8:30から12:00までかかった業務内容については、ここには書かない。
午前中から徐々に強くなり始めた雨は、帰途、時折、かなりの降りとなる。もちろん、長時間は続かず、小やみになったり、また激しく降ったり、息をしているが。
Nさんから電話。夏オフのチェンバロの件の相談である。
目次へ戻る朝まで降り続けた雨は、6:40過ぎに発つ頃にはちょうど晴れたが、まだ多少、不安定ではある。
バス停までの途上、舘山寺街道の左側を歩いていたのだが、反対側車線で、急にクラクション。何事かと思ったら、遠鉄ストア富塚店の傍道から「右折」して出てきた馬鹿がいる。中央分離帯のある(片側2車線)道路に入るのだから、当然、左折しなければいけないのだ。逆走である。舘山寺街道を走ってきた車が、3台ほど、慌てて止まっていたが、よく衝突しなかったものだ。[;_ _]凸(逆走車は、すぐ次の交差点を右折して行ってしまった。)
バスで浜松駅へ。すき家。7:45のこだま。9:51、新大阪。10:21、天王寺。快晴。暑い。10:30、大阪市立美術館。「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」(〜9月25日(日)まで)である。
「第1章 レイデンの画家――ザクセン選帝侯が愛した作品」からは、左から、カスパル・ネッチェルの「演奏するカップル」、ヤーコプ・オフテルフェルトの「雅なる紳士」。いずれも、テーブルクロスの質感が素晴らしい。
「第2章 レンブラントとオランダの肖像画」からは、レンブラント・ファン・レインの「若きサスキアの肖像」。見方によっては、少々不気味というかホラーな微笑みだと思うのだが(すみません [;_ _][;^.^])、それだけに印象に残る。
「第3章 オランダの風景画」から、2図。左から、フィリップス・ワウウェルマンの「燃え上がる風車の前の騎兵戦」..風車小屋が燃えたら、自動的に「フランケンシュタイン」なんですけどね。私はね [;^J^]。その隣り、エマニュエル・デ・ウィッテの「アムステルダムの旧教会内部」は、いっけん、リアルに描かれているようだが、実は事物の配置の入れ替え/削除/追加を行っている、一種の空想画なのである。(「理想的風景画」のようなものか。)そのせいでもあろうが、この空間構成は実に「モダン」で、いっそ「幻想的」ですらある。私はさらに一歩踏み込んで、遥けき未来のモンドリアンを想起したが、如何?
「第4章 聖書の登場人物と市井の人々」からも、2図。右から2番目の図は、レオナールト・ブラーメルの「神殿で祈るソロモン王」。雛壇のごとく並べられている器の描写が面白い。右図は、ヤン・ステーンの「カナの婚礼」。もちろん、水を酒(ワイン)に変える、というイエスの最初の奇跡であるが、この作品では酔っぱらいどもが主役で、奇跡なしているイエスはぼんやり眺めていると見落としかねないほど、目立たない。まぁぶっちゃけ、私はイエスの一連の奇跡に(「死者を蘇らせる」という「禁じ手」系を別にすれば)あまり興味も関心も抱いていないのだが、「最初の奇跡」の、この「しょーもなさ」には、わりと好感を抱いている。(← 地雷を踏むときは、全力で踏む。[^.^][;^.^])
「第5章 オランダの静物画――コレクターが愛したアイテム」から、3点。左図は、ヨセフ・デ・ブライの「ニシンを称える静物」。ユーモラスな内容を具現化する、この超絶技巧! 真剣な顔をして飛ばすジョークが一番面白い、と言ったところか。中図は、ヤン・デ・ヘームの「花瓶と果物」。実は私が密かにもっとも愛しているジャンルのひとつ。この「世界」は、狂的かつ幻想的だと思うのだ。右図は、ワルラン・ヴァイヤンの「手紙、ペンナイフ、羽根ペンを留めた赤いリボンの状差し」。いわゆる(本物と見まごうばかりという意味での)「騙し絵」であるが、これは実物を観ないとわかりにくいかな。紙などの立体感/リアリティもたいしたものであるが、特に板! 額縁の中にあるのはキャンバスか、あるいは板の上に直接描かれているのか、一瞬迷うレベルなのである。
「第7章 《窓辺で手紙を読む女》の調査と修復」..さて、問題は、こいつだ。[;^J^]
この名高い絵(ヨハネス・フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」)の背景の壁は、数百年ものあいだ、無地であった。1979年のX線調査で、キューピッドの絵(画中画)が塗りつぶされていることが判明したが、それは画家自身の手によるものだと考えられてきた。すなわち、無地の状態が、フェルメールの最終決定である、と。
ところが2019年の調査で、塗りつぶされたのはフェルメールの「死後」であると証明されたのである! すなわち、この塗りつぶしは、画家の意図していない改変なのである。そこで、オリジナルの状態に戻すプロジェクトが立ち上がり、ついに、2021年、本来の状態に戻ったのである! 所蔵しているドレスデン国立古典絵画館以外で公開されるのは、今回の日本での展覧会が、初めてである。
見比べていただきたい。左図が、復元された現在の姿。復元前の(塗りつぶされた)状態と見比べようにも、当然もはや不可能なので、代わりに、ザビーネ・ベントフェルトによる2001年の「複製画:窓辺で手紙を読む女(フェルメールの原画に基づく)」が展示されている(右図)。
誰がこの塗りつぶしを決定/指示し、誰が実行したのかは、わかっていないのだが..私のファイナルアンサー、言ってもいい?
いい..?
「傲岸不遜にも、フェルメールの絵の背景を塗りつぶした、どこの誰ともわからぬ氏名不詳氏よ。君の判断は、間違っていない! いい仕事をした! 僕は君を支持する!」..あ〜あ、言っちゃった。[;^.^][;^.^][;^.^]
だって、そーだろ [;^J^]。このキューピッドの画中画、なんかうるさいと思わん?[;^J^] 修復前の(塗りつぶされた)やや空虚な壁面の「余白の美」は、少なくとも日本人の感性をわしづかみにしていたと思うのである。[;^.^]
12:40に退出。天王寺の地下街の丼丼亭でミニ天丼とかけそばを腹に詰め込み、地下鉄で肥後橋駅へ。この駅で降りるのは初めてだけど、なんだ、フェスティバルホールの真下だったのか。大好きな中之島を西へ10分ほど歩く。「中之島四季の丘」で、やや不思議な集団に遭遇。(おそらく)女子高生が5〜6人、カメラを構えて「何か」を撮影しているのである。(スマホやタブレットではなく、ミラーレスや一眼レフで。)別に珍しいものがある場所でも、花のスポットでもない。何を撮ってるの? と声を掛けるのも不審者っぽいので、(せっかくの女子高生だけど)ここは我慢。[;^J^]
その隣りの 大阪中之島美術館 の前に、ちょっとした広場があり、屋台で飲み物を売っているので、スパークリングワインを飲んでひと休みしていたら、さきほどの女子高生たちがやってきた。ひとりがベンチの上にペットボトルを置くと、それをみんながさささっと取り囲み、いっせいに撮影開始..置き場所を変えて、また撮影..そうか。光画部の校外実習だったのか。[^.^](← 「写真部」と書いてしまうと、韻を踏まないことに注意。)
14:10、大阪中之島美術館。「モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─」(〜7月18日(月)まで)である。
この展覧会では図録を買わなかったので、画像検索結果のご紹介で失礼するが..モディリアーニの同時代の画家の作品からは、まず、ウンベルト・ポッチョーニの「街路の力」(画像検索結果)。ジョルジオ・デ・キリコの「福音書的な静物」(画像検索結果)は、展示されていたものが検索されているのかどうか(検索結果は時々刻々変わっていきますので)わからない。なにしろ、同じタイトルの作品を量産する人ですからね [;^J^]。パブロ・ピカソの「女性の胸像」は、さすがにこのタイトルでは検索絞り込み不可能でした [;_ _]。「寄生獣」っぽくて面白いんですけどね [;^J^]。モーリス・ユトリロの「ラパン・アジール」(画像検索結果)も、違う絵がいろいろ検索されてるけど、まぁいいや [;^J^]。要するに、こういう作品世界です。[;^.^]
以下、モディリアーニの作品。「若い女性の肖像」(画像検索結果)、「おさげ髪の少女」(画像検索結果)は、有名。「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」(画像検索結果)は、昔から好きな作品。「横たわる裸婦(ロロット)」(画像検索結果)は、画像検索絞り込みが難しかったかな..
「座る裸婦」(画像検索結果)と「髪をほどいた横たわる裸婦」(画像検索結果)が、今回の目玉。後者は絵葉書を購入したので、それからスキャンしておいた。いーでしょ、いーでしょ。[^J^]
16:15、退出。ここからは、地下鉄を使うよりも歩く方が早い。16:34、福島駅。16:54、新大阪からこだま。18:53、浜松。19:30、帰宅。
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