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私の延長雇用期間は、来年9月末日で終わる。(最終出社日は8月になる可能性が高いが。)そのあとは浜松にいても収入が無いので、横浜に住まいがあるというのにここでアパートの家賃を払い続けるというのは、分不相応な贅沢である。横浜の家の改築をなんとかそれまでに済ませて、無駄な家賃の支払いが発生しないタイミングで引っ越ししなくては..と、今までは焦っていたのだが、別にそれほどこだわる必要はないということに、今更ながら気がついた。
現在のアパートの家賃+光熱費等で、月6万円弱。これが浜松の「滞在費」である。仮に横浜への引っ越しが3か月遅れると、17万円の「無駄」。しかしながら、要するに、それだけのことなのである。
逆に、この「滞在費」を払ってでも、浜松に居続ける方が有利な案件がある。それは、「西への旅の拠点」として使い続けることである。新幹線を使うと、浜松 ⇔ 新横浜は、往復1万5千円。つまり、月に4回、横浜からではなく浜松から、京都/大阪/四国/九州などに旅すると、「浜松滞在費」がチャラになるのである。私が退職して暇になるのは、来年9月以降..
ハイシーズンではないか!\[^O^]/\[^O^]/\[^O^]/
..ま、転居直前の諸手続きなどで横浜に出向かなければならない事案が何度も発生すれば浜松滞在費の利点がどんどん目減りしていくことになるが今の私は退職して暇になってからの観光旅行のことしか考えておりませんので..[^.^][^.^][^.^][;^.^](月に4回も「旅」をしてるとほとんど浜松に「滞在」していないではないかなどとうまいことを言わないように [^.^]。その「旅費」はトータルいくらになるんだとかも。[;^.^]凸)
リフォーム業者Aから(第1回の)見積をもらっているのだが、これほど高価な買い物に相見積無しはあり得ない、ということで、リフォーム業者紹介の某サイトにウェブから申し込んだところ、6月1日に電話連絡(業者選びのためのヒアリング)をしていただけることになった。
目次へ戻る雨。本日の用件は、熱海で16:00から。中途半端な時刻に移動しても仕方がないので、例によって無駄に [;^.^] 早く起動する。5:50に発って、バスで浜松駅へ。6:38のJR。車内、涼しすぎる。空気を読んで冷房止めろよ..[;_ _]凸 途上、雨はあがったが..
..8:25、異常発生、停止。約25分後に再起動し、9:18に熱海に着く予定だったところ、9:51着。こういうのを「さい先悪い」と考えず、「今日の悪運は使い果たした」と思い込むのが、コツである。[;^.^]凸
午前中は暇なので、「熱海 観光」でぐぐって選んでおいた「起雲閣」へ。10:03のバスで、10:15に着いた。
ご存じない方のためには、説明するのが面倒なので、→ Wikipedia..と、手を抜こうと思ったら、情報量、少ないなぁ..[;^.^]凸
右端の写真は、この建物に限らずこの時代の歴史的建造物にある程度共通した特徴である「波うつガラス窓」を、撮影しようとしたもの。これがなかなか難しくてね。[;^.^]
いつも言っていることであるが、横浜の家を改築(リフォーム)するのならせめてこれくらいの(それはいいから。[;^J^])
11:40に退出。縦1600ピクセルのjpegに変換したらあまり目立たないだろう、と、しれっと掲載したのだが、実はこれらは設定を間違えている失敗写真なのだ。浜松からも横浜からも近いところだし、起雲閣は逃げやしないので、いずれまたリベンジに来る。[;^J^]
食事の時間。どこに店があるのかも知らないし(私は食べログを見ないタイプ)いったん熱海駅に戻ることにする。ちょうどいいバスはないが、駅まで徒歩でも25分かそこらのようなので(Google Map は頼りにしてます [^.^])歩くことにする..きっつい上り坂が続くということまでは、Google Map は教えてくれなかったけどな![;^.^]凸
12:10頃、熱海駅前のアカオという店の2Fで、パスタのランチ。隣席でひとりでコーヒーを飲んでいた(連れは外出しているらしい)おばあさんに話しかけられ、話が弾む。お兄さんはジャズドラマー。農家。一人暮らし。音楽と美術がご趣味..このままでは遅刻確定なので、断腸の思いで打ち切る。[;^J^]
12:50に店を出て、駅前から13:00に発つバスで、13:10、MOA美術館。
目当ての催しは16:00開演(15:00開場)なので、まず「所蔵 冨嶽三十六景と東海道五十三次」(〜7月18日(月)まで)を観覧。右端写真は、日本庭園内の光琳屋敷。
本日のメインイベントは美術館内の能楽堂にて、(このリンクがいつまで有効なのかわからないが)「開館40周年記念 熱海座 マルタ・アルゲリッチ&人間国宝 大槻文藏 スペシャル公演 バッハ・パルティータ×能舞の饗宴」である。
L.v.ベートーヴェン/3つのピアノ四重奏曲 第3番 WoO36-3ハ長調マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)仕舞 邯鄲
大宮 臨太郎(ヴァイオリン)
坂口 弦太郎(ヴィオラ)
市 寛也(チェロ)
大槻 文藏解説 辰巳満次郎
J.S.バッハ/パルティータ 第2番 BWV826ハ短調 ーピアノ独奏と能舞ーマルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
大槻 文藏(能舞)
なんか、凄いでしょ [;^.^]。この催しのことは2月末にフェイスブックへの友人の書き込みで気がつき(MOA美術館は私の「監視対象」のひとつ [;^.^] で、展覧会予定には目配りしているのだが、イベントにまでは気が回っていなかったのだ)、あまりに面白そうなので、さっそく大枚はたいてネットで指定席のチケットを購入、また、気がつくきっかけになったNさんの指定席も代理購入しておいたのだが..実は、心配で心配で、仕方がなかったのである。[;_ _]
説明しよう! 私はこれまでの人生において能を観たことが無いとは言わないまでも、回数は片手以下。能楽堂で観たことは、おそらく「無かった」と思う。つまり、どの席が「いい席」なのかわからないので(ちなみにこの公演では金額は全て同じ)、全体を見渡しやすい「中正面」がいいのだろう、と、購入したのである。私の分もNさんの分も。
ところが、買った翌日になって気がついたのだが、「中正面」の「真正面」には「目付柱」があるのである! 「中正面は学生にとってお手頃な価格になっていることが多いようです」という情報もみつけた [;_ _]。つまり、「観にくい」のである..私の分は自業自得だからいいとして、Nさんの席が..ネットで購入した指定席だから席替えもできないし..
..と、くよくよしていたのであるが [;_ _]、15時過ぎに開場し、場内に入ってみたところ、おぉ、「目付柱」が抜かれているではないか! \[^O^]/ あぁ、良かった! この能楽堂ではいつも抜かれているのか、この公演での特別措置なのかは、知らないが、美術館のページを見ると普通に存在しているし、開演前の右写真(暗すぎた [;_ _])でみてもわかるように「丁寧に」処置されているので、思うに「ときどき、抜くことがある」のではなかろうか。
柱について、さらについでに書きとめておく。辰巳満次郎氏が解説でおっしゃられていたのだが、柱は「必要」なのである。確かに、能面をつけると視界が極端に狭くなるので、目安としての柱を視界の片隅で捉えないと、危険なのだろう。実際に、舞台から落ちる(こともある)そうである [;^J^]。なるほどだから、本公演でも完全には撤去せずに、足元の部分を(目印になるように)残しているのか。
開演前に、近くの席のNさんと落ち合えた。お久しぶりである。
で、感想であるが..
..
....
驚いた! [;*.*][;*.*][;*.*] なんなんだ、これは! [;*.*][;*.*][;*.*]
まず、申し訳ないが、ベートーヴェンと「仕舞 邯鄲」については、ここではほぼスルーさせていただく [;_ _]。感銘を受けなかったのではない。「パルティータ×能舞」が凄すぎて、メリハリをつけないと文章としてバランスが取れないからである。[;_ _]
先に言っておくと、前記リンク先の写真からは(ゲネプロで)能面が変更になっている。「十六」という、平敦盛に由来する少年の面らしい(画像検索結果)。アルゲリッチが第1曲「シンフォニア」を弾き始めてから、かなりたって、橋ガカリに「いつの間にか」「何か」が現れる..「何か」としか、言いようがないのだ。音楽の精霊? 芸術の神? どうもそういう「言葉(概念)」に、翻訳しにくいのだ。
「彼」は、まず、ほとんど動かない。橋ガカリでなかばうずくまって(この、中腰の姿勢に、私は息を呑みっぱなしだったのだが)..しかし僅かに少しずつ動き、本舞台上のピアノに近づき..
決して、静止芸ではないし、ゆっくりとした動きに終始しているわけでもない。時には速い動きも交えつつ、しかしこれは、一体、何なんだ..「アルマンド」「クーラント」「サラバンド」「ロンドー」と、音楽は進む..バッハの音楽世界には、このような「モノ」は存在しない。そして能楽の世界も、バッハの音楽を想定していない。
驚くべき化学反応である。何が出現したのかは、私の能力とボキャブラリでは、残念ながら伝えられない。もう、異界/異世界だったとしか..とにかく目も口も開けて見入り(魅入られ)続けていたのだから..そして最終曲「カプリッチョ」の半ばで、この謎の舞人は、橋ガカリから去って行く..
終演後、Nさんも私も「凄いものを観てしまった!」、と、興奮さめやらずである。
シャトルバスで熱海駅まで戻ったあと店を(歩いて)探し、熱海駅から15分ほど坂を下ったところの「熱海銀座おさかな食堂」に、18:40に落ち着いた。大当たりの店。
酒も刺身も美味いのだが、とくにトロットロのだし巻き卵が絶品! 今日の公演の話とか、私もこれからは能狂言の舞台をもっと観なくてはとか、今夏、久々に開催されるFCLA夏オフの打ち合わせ(シンセハープシコードの設定)とかとか。
20:10に会計。Nさんのリクエストで落ち着いたバー(カラオケ無し)はないか、と、店員さんに訊いたところ、わざわざ案内していただけた。すぐ近くの店である。(後日、マップで確認しても、この店を見つけられない。多分ここだったという場所にあるのは「カラオケバー」なのである。謎。)
ここもなかなかいいお店。ダイキリ、マティーニなど3杯。マスターに、熱海の話をいろいろ聞いたり。22:15、タクシーを呼ぶ..ここで熱海の豆知識をひとつ。駅からさほど離れていない店であっても、駅に戻るためにはタクシーを呼ぶ必要がある..歩いて登ってられるか、こんな坂![;^.^][;^.^][;^.^]凸 ちなみにNさんは熱海泊で、別途タクシー。ここでお開きである。[^J^]
22:20、熱海駅。22:40に発つこだまで、23:39、鶴ヶ峰。0:20、鶴ヶ峰の家。
目次へ戻る8:50頃、妹、来訪。実は昨日から横浜・鶴ヶ峰の家に来ていた理由は、先日、妹から連絡を受けていた破損個所の確認のためなのであった。一緒に現場確認。破損といっても、地中に埋まっていたプラスチックパイプであり、どうやらどこにもつながっていない。雨水を逃がすためのパイプ(の一部)なのではないかと想像されるが、長年にわたって機能していなかったことは明白であり、別に近所に水害 [;^J^] も発生していないので、1年以内に改築することもあるし、実害なしと判断した。放置である。
10:00前に妹は帰り、10:30、先日連絡していたリフォーム業者紹介会社から電話。まず、その会社のビジネスモデルを確認。なるほど、リフォーム業者からの「広告宣伝費」ですか。リフォーム業者を選ぶにあたっての条件のヒアリング。いったん電話を切り、12:00頃に再度連絡あり。業者を3つ紹介され、それらからの連絡を待つことになった。
12:26のバスで発ち、新横浜からひかり。14:26、浜松。17:00頃に、紹介いただいた3社のうちの一社、リフォーム業者Bから電話。リフォーム業者Aからもメール。
目次へ戻る「怖い家」(John Landis 編、宮崎真紀訳、エクスナレッジ)、読了。当然のことながら、既読作多数。
「アッシャー家の崩壊」(エドガー・アラン・ポー)−何度目の再読になるであろうか。かなり短くコンパクトな作品であると再認識したが、もしかしたら細部まで身に染みて記憶してしまっているが故の錯覚かもしれない [;^.^]。「幽霊屋敷と幽霊屋敷ハンター」(エドワード・ブルワー=リットン)−「怪奇小説精華」で既読だが、そちらの方は後日談が付加されているバージョンである。古典的な作例。巻き添えにされて死ぬ犬が可哀想である。「空き家」(アルジャーノン・ブラックウッド)−叔母の勇気は、なかなか感動的。「赤の間」(H.G.ウェルズ)−そこにいたのは「幽霊」ではなく「恐怖」。「忌み嫌われた家」(H.P.ラヴクラフト)−全集で既読なのだが、憶えていなかった [;^J^]。科学装置で事態を究明しようとする、堂々たる怪異譚。「幽霊屋敷」(アンブローズ・ビアス)−これも既読のはず。農家の隠し部屋?に閉じ込められて全滅した一家..なのかな? 「カンタヴィルの幽霊」(オスカー・ワイルド)−10年ごとに(前回の記憶をなくして [;_ _])再読している傑作。[;^.^]
「サーンリー・アビー」(パーシヴァル・ランドン)−残念ながら、あまり記憶に残らない [_ _]。「英語で書かれた最も恐ろしい小説とも評され、英語圏ではさまざまなアンソロジーに収録されているが、日本では今回が初訳」とのことだが..「判事の家」(ブラム・ストーカー)−これもおそらく初読だろう。鼠と絵画にフォーカスした道具立てが印象的。「黄色い壁紙」(シャーロット・パーキンス・ギルマン)−傑作。壁紙の模様のパターンの中に邪悪なものを読み取ってしまう、という普遍的な悪夢と、実は悪意のある夫によって狂気に追いこまれているのではないかという疑念と、どうやら超自然的な結末と..(ただしその語り手は狂っているのかもしれない..)「呪われた人形の家」(M.R.ジェイムズ)−調べてみたら20年前に読んでいるのだが、記憶になかった [;^J^]。ドールハウスものの佳作。「オルラ」(ギ・ド・モーパッサン)−これは何度も読んでいる。「信頼できない語り手」パターンであり、ここに登場する透明怪物は、狂気が生み出した妄想なのかもしれないが、それにしても、怪物を退治しようとして屋敷に火を放ち使用人達を焼き殺してしまった件を、スルーしてしまってもいいのか? [;^.^]。「和解」(小泉八雲)−定番中の定番。短く、すっきりとしているのがいい。「開けっぱなしの窓」(サキ)−やはり洒落ている。初めて読んだのは、中学か高校の英語の教科書にて。その時は、文章をひとつひとつ和訳するのに追われて、何が起こったのか、いまいちもやもや感が残ったのだが、教師が(ポンコツで [;^.^])作品の内容を説明してくれなかったからだろう。
デイブ・スミス(Wikipedia(英語版))、逝去。享年72。電子楽器/電子音楽の歴史上の功績は、絶大である。合掌..
目次へ戻る「幻想美術選」、第295回。今回、ご紹介するのは、コラージュ作家である。
岡上淑子(1928〜、Wikipedia)は、プロパーの画家/アーティストではない。女学生時代に、なかば手慰みのような形でフォトコラージュを作り始めたのだが、とある縁から武満徹と知り合い、彼から瀧口修造に紹介され、そして瀧口からマックス・エルンストのコラージュ(「百頭女」など)を見せられて、深い衝撃と影響を受けることになる。(画像検索結果)
画壇にも、シュルレアリストや現代美術のグループにも属さず、それどころかプロになろうという野心も意識もなく、ただ無心に、自分の夢、自分のビジョンを表現する手段として、コラージュを「発見」した無垢な彼女を、瀧口修造は大切にし愛おしみ、無理なプロデュースをすることもなかった。1957年、藤野一友(幻想美術選では「抽象的な籠」をご紹介している)と結婚してからは、コラージュから離れ、半ば忘れ去られることになる。
ほとんど今世紀になってから、ようやく、再発見/再評価が進みつつある彼女のコラージュに、エルンストからの影響を指摘することはたやすいが、明白な個性の違いも、そこには当然ながらある。エルンストは「慈善週間 または七大元素(小説)」の回でもご紹介したように、前世紀(19世紀)の暗黒小説や科学雑誌の挿絵を主として使うことにより、統一感をもった、夢のような/悪夢のような世界を現出させていたのであるが、岡上淑子は、戦後、海外(アメリカ)から流入してきたグラフ誌やファッション誌を素材にすることによって、どこか明るい、新時代の、そして何よりも溌剌とした女性たちが主役となって活躍する、生命賛歌を歌い上げているのである。
私が彼女のコラージュ作品をまとめて観たのは、2019年、東京都庭園美術館で開催された「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」でである。本稿の準備をしているとき、偶然、「藤野一友と岡上淑子」という展覧会の予告に気がついた。(福岡市美術館、2022年11月1日(火)〜2023年1月9日(月))少し遠いが、予定にいれておこう。
目次へ戻る書き忘れていたが、昨夕、リフォーム業者Cから電話をいただいていたのだった。朝いちで、O内科医院。月いちの健診。郵便局で振り込み1件。リフォーム業者Dから電話。
麺匠家で昼食。浜松日産伊場店に13:00に予約していたところ、少し遅れて13:10 [_ _]。14:20、6ヶ月点検終了。このキューブ、いつまで乗ることになるのかなぁ..
15:00、サンストリート浜北。サイゼリヤで時間調整中に、「死人街道」(Joe R. Lansdale、植草昌実訳、新紀元社)、読了..リンク先の表紙絵を見て、呆れたでしょう [;^J^]。そういう本なのである [;^J^]。収録作のタイトルも、「死屍の町」「死人街道」「亡霊ホテル」「凶兆の空」「人喰い坑道」..というありさまでしてね。[;^.^][;^.^][;^.^]
ところが、これがなんと、面白いのである。良くも悪くも、最上(かどうかはわからんが [;^J^])のB級ホラー。特に、分量的に本書のなかばを占める「死屍の町」が、素晴らしい。不吉な導入部。そのあと登場する主人公は、牧師でありながら(布教のために必要とあらば)大勢殺してきた凄腕のガンマンであり、トラウマ(悪夢)に悩まされており、真っ昼間から浴びるように酒を飲み、自慰行為をし、そもそも少年時代には妹と近親相姦に耽り、それを罪だと自覚してはいるものの今でもやりたがっており..と、惚れ惚れするほどのクズっぷり [;^.^]。しかしこのあと、呪われた町が全滅するまでのストーリーは、道具立てもキャラたちも、すべてありもののパターンでありながら組み立てが見事で凄い迫力。読み捨てるつもりだったのに、ついうっかり再読・三読してしまったことはカミングアウトしておこう。[;_ _][;^.^]
この、クズな主人公(牧師)のいいセリフを、ひとつ引用しておこう。「聖書を持ってると、やっぱり安心?」と問われて、「人や獣を殺すことや、近親相姦や強姦について書いた本だから、安心には縁遠い。だが、ここに書かれているのは私自身のことでもあるし、誰のことでもありうると信じている」(345頁)
その他の短編も、同工異曲と言ってしまえばそれまでだが、B級の良さ・面白さは、そこでしょう?[^.^] 印象的な女性キャラが何人か出てくるが、特に、書きおろしの最終話「人喰い坑道」に登場する、デブでブスでしかも臭い武闘派のヒロイン [;^.^] は、強烈。ホラーの連作なだけに、陰惨な後味の作品が続くのだが、本書の悼尾を飾るこの作品は、すべての読者が期待していた、ロっぽいハッピーエンドで終わる。[^J^]
18:10、「極主夫道 ザ・シネマ」。原作コミックも、アニメも、ドラマも、すべてその存在すら知りませんでした!\[^O^]/\[^O^]/\[^O^]/ 予備知識ゼロで、いきなり観たわけであるが..
..なかなかいいじゃないか [;^.^]。先日、手に入れたパンフをチラ見したところ好きな俳優が大勢出ており、それだけの理由で観に来たのだが、あたり。みんな、いい仕事してる。
無論、不満な点は、ある。たとえば「空中戦」。予算が潤沢じゃないことは理解してるし、ここだけバランスを逸して(リソースを大量投下して)CGやSFXを駆使して板野サーカスみたいなことをされてもバランスが崩れるだけだし、そんなことは求めない。このぐらいでちょうどいいのかも知れないが、しかし(金も時間もそれほどかけずに)もう少し迫力とスピード感を出すことはできたと思うのだが..まぁ、瑕疵ではある。
原作や他のバージョンをいっさい知らないものとして、無責任にお薦めしておく。[^.^]
21:10、帰宅。
目次へ戻る10:00から、横浜・鶴ヶ峰の家にて、リフォーム業者Bの現場検証 [;^J^] である。6:15のバスで、浜松を6:55に発つひかり。8:29、鶴ヶ峰。
SDに収めたjpegファイルを印刷しようと、駅前のセブンイレブンに寄ったところ、マルチコピー機の調子が悪いのか、SDを認識しない。鶴ヶ峰の家まで(バスではなく)徒歩とし、途上のファミマ。ここのマルチコピー機もSDを認識しない。さらに歩いて生協の機械でも同様。これはメディア不良ではなく、拡張子の問題(jpg ⇔ jpeg)なのではないかと推測するものの、SDを読めるPCを持参していないので、確認/修正できない。
困ってしまったのだが..おぉ、ここの機械はスマホからファイルを転送してプリントできるではないか。幸い、印刷したいファイルはメール添付していたので、これを iPhone のカメラロールに落としてここから転送し、無事に印刷できた。まぁ、これなら、セブンイレブンでもファミマでもできたのかも知れないが。それと、スマホからの印刷は、20円/枚と、割高である。数枚程度のことなら問題にならないけどね。
9:30、鶴ヶ峰の家。9:50、リフォーム業者B、来訪。ヒアリング対応、各所の測定、相談いろいろ。11:00過ぎに終了。
11:23のバスで発ち、12:21、新横浜を発つひかり。13:27、浜松。食事などして、17:15、帰宅。
「コワルスキーの大冒険」(高千穂遙、ハヤカワ文庫JA)、読了。
クラッシャージョウシリーズの、スピンアウトというかなんというか、『銀河系最後の秘宝』で乗艦もろともブラックホールに吸い込まれ、当然、殉職したと思われていたコワルスキー大佐の「後日談」。部下たちとともに大冒険を繰り広げるのであるが..
素晴らしく面白い!(多少の)ネタバレになりかねないので詳述はしないが、とにかく、自らの体を改造した海賊の幹部たちの超絶能力! 彼らどうしの闘争は、怪獣というよりはもはや邪神どうしの闘いの領域、いや、いっそ神々しいほどである! そして、デウス・エクス・マキナ的解決の爽快感と感動! まったく、間然するところのない傑作である!
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