2022年04月25日:今度は会社に..[;_ _] 2022年04月26日:豪華客船について 2022年04月27日:GW中の予定を組む/N證券 2022年04月28日:スキャナーの件 2022年04月29日:メアド変更の件 2022年04月30日:藤田美術館/大阪城 2022年05月01日:ネットで探してリアルで買う目次へ戻る 先週へ 次週へ
自転車出勤。珍しく1時間残業。
先日は、出社時に iPhone を持参し忘れたのだが、今日は逆に、帰宅時に会社に忘れてきた..[;_ _]。自宅では2段階認証で iPhone が必要になるケースは少ないし、電話もかかってこないだろうし、仮に緊急の電話に倉田が出ないとなればメールに切り替えて連絡してこれる人ばかりなので、もう今夜はいいことにして、会社に取りに帰りはしないことにするが..しかし先日といい今日といい、こういうのはクセになるぞ..[;_ _]
目次へ戻る先日、豪華客船クルーズについて、軽くディスった [;^J^]。2年ほど前の日記で言及した「乗客の目線から見たクルーズ船の現実」に依拠しているのであるが、それにしても(証拠写真は満載されているとしても [;^.^])乗ったこともない豪華客船クルーズを噂話に乗っかってディスるとは、見下げ果てたやつだと思われたかも知れない。[;_ _]
そこでだ。[^.^]
「ゲーム・プレイヤー」(Iain M. Banks、角川文庫)である。1万数千年の未来、<カルチャー>と呼ばれる、もはや国家でも連邦国家でも、あるいはなんらかの政治体制ですらない超広大なエリアが、「銀河系全域」に広がっている。その時代の人類は、AIを船内頭脳とする(数十億人が居住している)超巨大宇宙船に乗って宇宙を巡りゆくか、あるいは一個所に「定住」しているのであるが、後者の場合でも、それは惑星上ではなく、直径300万キロクラスの(やはりAIが管理している)軌道コロニーなのである。
コロニー上での生活の描写は、真に魅力的である。フィヨルドなどもある「大自然」の広大な奥深さと、もっぱらパーティーとゲームに明け暮れている人々。<カルチャー>では望めばほとんど何でも叶えられるため、所有という概念がなく、従って政府も犯罪もない。生活のための労働は必要なく、貨幣もない。人々の寿命は1000年に近く、怪我・病気・遺伝病で死ぬ可能性は、ほぼゼロである。体を毀損しても再生でき、何百種類もの脳内麻薬を自在に分泌できるし、性転換も(何度でも)可能である。それは「黄金時代」とも「理想郷」ともいえるが、退嬰感や倦怠感も伴っている..
この超巨大な<カルチャー>に対抗する(ほとんど真逆の性質をもつ)<帝国>、という図式が物語の主軸であるのだが、<帝国>は中央集権的で、侵略的で、あらゆる差別と腐敗を内包しており、野蛮で、野性的で、ある意味では生命力に満ち溢れている。その住人は<カルチャー>の平均よりは背が低く、顔が平たい..と、西欧人対アジア人という「ステロタイプな記号」が見えすぎてしまうところがあるにしても、物語は十分に面白い。
ちなみに、本書(角川文庫)の最大のネガティブポイントは、松本零士によるカバーイラストである [;^J^]。単に無個性で凡庸であるだけではない。本書中には、このようなヒーローもヒロインも「登場しない」のである [;^.^]凸 ..が、氏を責める気にはなれない。多忙な松本零士が、カバーイラストを描く前にいちいちゲラを読んでいる時間を取れないのは当然のことであり、絵になるシーンのリストを添付した梗概を氏に渡してサジェスチョンできなかった編集者の責任であるのだが、閑話休題。[;^J^]
とにもかくにも、なんといっても、コロニーと、数十億人が居住している超巨大宇宙船の「風景」の魅力が圧倒的である! 倉田にとって、豪華客船のイメージのスケール感とは、まずはこの水準のものなのである。[^.^](をぃ [;^.^])
目次へ戻る(第7波が来る前に)回れるうちに回っておかないと、と、GW中の展覧会(等)行脚予定を仮り組みした。
4月29日は、大阪。
藤田美術館
大阪城
5月3日からは横浜に拠点を移し、まず3日に、
サントリー美術館
「大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―」
〜6月12日(日)まで
東京都現代美術館
「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」
〜6月19日(日)まで
4日に、
東京都美術館
「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」
〜7月3日(日)まで
泉屋博古館東京
「日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京」
〜5月8日(日)まで
6日 and|or 7日に、
国会図書館
8日に、
東京国立博物館
「特別展「空也上人と六波羅蜜寺」」
〜5月8日(日)まで
俊友会管弦楽団第62回定期演奏会
すみだトリフォニーホール
ベルリオーズ/幻想交響曲〜ある芸術家の生涯のエピソード〜
ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
ビゼー/交響曲ハ長調
冨田実里[指揮]
石井竜一[演出・振付]
井上バレエ団[バレエ]
俊友会管弦楽団[管弦楽]
浜松に戻る
「鏑木清方展」は、今から東京国立近代美術館に駆けつけても後期展示で、前期展示のみの重要な作品を既に見逃してしまっているので、5月27日からの京都国立近代美術館に先送りとし、こちらで(前後期の)全作品を観ることにする。
昼食は、富塚町のさわやかで「ハンバーグと春キャベツメンチセット」。
13:30にN證券。Sさんと面談。前回は((たぶん)私の饒舌のために)タイムオーバーで [;^J^]、先方からの提案商品の説明を受けることができなかったので、そのフォローである [;^.^]。もちろん、即決などせず、持ち帰り。その金融商品を買うかどうかはここには書かないので、あしからず。
目次へ戻るOAナガシマから、修理出ししていたスキャナー(EPSON GT−S650)がメーカーから戻ってきたとの電話。
やはりメーカーでも症状は出なかったようだが、パーツの予防交換と調整をしてくれたとのことで、いやまったく、ありがたい。今日はもう無理なので、今週末に引き取りにいくことにする。
目次へ戻る当初の予定では、連休初日の今日は上阪して「藤田美術館」と「大阪城」に行く予定だったのだが、午後からえげつない雨が降る(可能性がある)という予報なので、明日に先送り。
いよいよ、kurata@rinc.or.jp から KurataWataru@gmail.com へのメアド変更連絡も、最終段階である。6月15日に、旧メアドは不達となる。個人的な関係者には、まだ連絡していないケースもあるのだが [;_ _]、その人たちの多くは、廃墟通信を読んでいるか、あるいはいちいち読んでいないにしても、「倉田わたるのミクロコスモス」の下の各ページの、変更済みのフッタのメアドリンクから新メアドにメールを送るだけのスキルのある人たちなので、特段、急がなくても大丈夫。
問題は、そうではない、なんらかの組織が送信元であるケースである。多くはMLやDMなのだが、それらのメールの「送信先」を容易には変更できないケースが、珍しくないのだ [;_ _]。メール内にメアドを変更するためのリンクが記載されているケースでは、そこをクリックすればすんなりと変更できるページに飛べるケースもあるのだが、まずそのサイトに「ログイン」しなければならないケースも少なくない。そして、ログインできない..[;_ _]凸 パスワードが違っていると言われればそれまでだが、私はパスワード管理には非常に神経を使っており、そう簡単に間違えるはずがないのだ。十中八九、そのサイトで何かが(勝手に)変更されたに決まっているのだが..そしてまたそういうサイトに限って、「パスワードを忘れた場合はこちら」のリンクが機能していないケースが、これまた珍しくないのである。状態遷移はさまざまだが、要するに最終的にはそのサイトにログインできず、メアドを変更することもできない..[;_ _]凸
まぁ、DMを送ってくるだけのサイトならば、このまま見捨てるまでのことだが(たいしたトラフィックではないとは言え、旧アドレス宛ての不達のメールが今後当分送信され続けるのかと思うと、些少なりとはいえネットワーク資源の無駄遣いに胸が痛むが [;_ _])、そもそも、サイト(あるいはサービス)自体、いつの間にか消滅しているケースすら、いくつもあった。もちろん、それらからは、かなり以前からメールも送られて来ていなかったのであるが、これこそ、もうどうしようもない..私のアカウント情報ごと店仕舞いされたかと思うと、気持ち良くないなぁ..
目次へ戻る朝、曇天。5:50頃に発って、バスで浜松駅に着くまで、小雨模様。7:09のこだまで、9:41に大阪城北詰駅。既に好天。初めてくる 藤田美術館 は、駅の出口から左折するとすぐそこだったのだが、なぜか右折してしまい、往復6分ほどロスして、9:48、着 [;^.^]。それにしてもこの美術館、リニューアルオープンしてから1ヶ月も経っていないということもあるのだろうが、突っ込みどころがいくつもある。[;^J^]
まず、「会計」である。驚くべきことに、客が支払い済みか否かが「担当者の記憶頼り」なのである!
説明しよう!
私が並んだ(開館10分ほど前の)時点で、美術館の「外」に20名弱の列ができており、先頭の方から受け付け(支払い処理)が始まっていた。開館前にできることは前倒しにしてやっておこうというわけで、このこと自体には問題はない。ただし、現金での支払いはデフォでNG [;^J^]。「極力キャッシュレスを目指しております」とのことで、各種カード、電子マネー、クレジットなど。これもまぁ「未来志向」とは言えるし、別に悪いことではない。(むろん、その手段を持ち合わせていない人は、現金で支払える。私はSUICAで支払った。)ここまでは、いい。ただ、ここからが問題なのだが、当然、キャッシュレスに慣れていない客もいるわけで、その人のところで時間を食って流れが止まってしまうことを避けるために「複数の担当者」が処理に当たっており、各自、支払いがまだの人を見つけて「並行して」支払い処理をしていくのである。そして、ここが決定的にまずいのだが、このとき、「レシートもしくは入場券」を、発行しない のである! つまり、支払ったというエビデンスが、「ない」のである!
支払い処理が、入館ゲートをくぐる直前に行われるのならば、レシート(支払いのエビデンス)がなくても問題ない。支払いからノータイムで入館しちゃうんだからね。しかし実際には、下記のような事態が発生するのである。
実は「列」は、ひとつではないのである。開館前の、美術館の「外」の列と、開館後の、美術館の「中」の(展示室の入り口の前の)列。開館後には、当然、外の列は中に吸収され、中の列に並びなおすことになる。そして、開館後には外の列は存在しないので、これ以降に美術館にやってきた人は、最初から中の列に並ぶことになる。つまり、中の列には「既に支払った人とまだ支払っていない人が混在している」し、しかも、「列の前の方は支払い済み、末尾の方はまだ」というわけでもないのである。私は入館後、中の列に並ぶ前にコインロッカーに立ち寄ったので、中の列の末尾に並びなおした頃には、中の列の私の「前」に、まだ支払っていない人がいて、その人たちが(順次)支払いをしているのである。そして私の番になったとき、「あの..外でもう支払ったんですけど..」「..ああ、そうですね。先ほどお支払いいただきました! それでは列の前の方に移動してください」..ダメだろ、それじゃ![;^.^]凸 この人が思い出してくれていなかったら、私はもう一度支払いを求められていたところだぞ! 暴れてたぞ![;^.^][;^.^][;^.^]凸
以上が、第1の突っ込み [;^J^]。長くなったので、突っ込みは、あとひとつだけにしておくが..無事に展示室に入ってみたら..無事じゃねーぞ! 暗すぎるぞ! なんも見えんぞ! 危なくて動けねーぞ! [;^.^][;^.^][;^.^]凸
日本美術は光に弱いものが多いので、劣化を抑えるために展示室を暗くするのは常識だが、これは度が過ぎている。どのくらい暗いかというと、記憶に新しいから断言できるのだが、今年の正月に行った「浅草花やしき」の、「お化け屋敷〜桜の怨霊〜」よりも、暗いのである![;^.^]凸 展示されている美術品は概して小さいもので、その部分だけが闇 [;^.^] の中で、ぼーっと明るく浮かんでいるのだが、近づくのが難しい。壁やガラスの場所がわからないので、片手をそっと伸ばしてみて、壁にぶつかったら、壁に触りながら、そっと移動する..(急に直角に曲がったらびっくりしたりして..)くどいけど、お化け屋敷の歩き方だっつーのっ![;^.^]凸 ..まぁさすがにしばらくすれば目も慣れてくるので、周囲の人の場所もわかって、安全に移動できるようにはなるんですけどね..(つまり最初は、下手に動くとほかの人にぶつかりかねない状態だったのである。[;^.^]凸)
..とかとか突っ込んでいたら、展示品の感想を書いてる時間(というか元気 [;^.^])がなくなってしまった [;_ _]。藤田美術館 のページの「展示品一覧」をクリックしてください [;_ _]。ここに全部あります。(少ないでしょ。)とはいえ、この日記をアップする頃には展示品が3分の1ぐらい入れ替わっているのだが、悪しからず。[_ _]
1点だけあげるのなら、もちろん、曜変天目茶碗。書き忘れていたが、この美術館は撮影OK。ただし「スマホならば」。この曜変天目茶碗の部屋も十分暗く、ポイント照明も控え目であり、iPhone SE のカメラではろくな写真が撮れなかったので、前記リンク先を見てください。D850をぶら下げていたので、これを使えればマシな写真が撮れたはずなのだが..まぁ最近の iPhone のカメラならば、見るに堪える写真が撮れたんでしょうね。
そして改めて思うのだが、このような「ホーム」の美術館に来れば、がらすきの部屋で、時間無制限で観ていられるのである。これが東京や京都での国宝展などに出展された日には、「3時間待ち→「立ち止まらないで鑑賞してください!」→牛歩戦術で対抗」、という状況になるのは、火を見るよりも明らか [;^.^]。とにかくこれで、大徳寺龍光院蔵のもの(画像検索結果)と、静嘉堂文庫蔵のいわゆる「稲葉天目」(画像検索結果)とあわせて、曜変天目茶碗、3種コンプリートである! [^.^]
最後の部屋を出ると、出口までの通り道から庭に出られる。ここはおっきなデジカメで撮影してもいい場所である。気持ちのいい庭だな、さすがは大富豪の元邸宅だ、広いな..
..いくらなんでも、美術館の庭としては広すぎる、と、確認してみたら、「藤田邸跡公園」という、別の施設なのでした。[;^J^]
大阪城に徒歩で向かう。11:20頃、青屋門あたりに着く。まずは食事をしたいのだが、と、案内図を見ると、本丸にある「ミライザ大阪城」という施設で食事ができるらしいので目指すが..大阪城、なかなかの広さやんけ..[;_ _][;^.^]
11:40にミライザ大阪城に着いたが、屋上の展望カフェが開くのは12:00とのこと。下の階のショップを冷やかして時間調整。ほかにも軽食できる店はここにいくつかあるのだが、せっかくだから眺めのいい場所で食事したいしね。[^J^]
12:05、エレベータで展望カフェへ。「大阪城カレー」とジントニック。
..大阪には、美味しい店がいくらでもあるのに..と、遠い目をしたとだけ、書き留めて置きましょうかね..[;_ _][;_ _][;_ _](いくらかでも元を取らないと、と、せっせと写真を撮る。[;^.^])
12:45、天守閣見学の行列に並ぶが、長さのわりには案外早く、13:05には入城できた。
「テーマ展 武将たちの風貌」というのを(5月8日まで)やっているのだが、洒落にならない展示量 [;_ _]。キャプション全部読んで、映像展示も全部観ていたら、2〜3時間はかかるぞ [;_ _] ..と、ほぼスルー。[;_ _][;^.^]
左からふたつめの写真の左端の茶色い建物が「ミライザ大阪城」。元・第四師団司令部ならではの、風格のある建造物である。この屋上のカフェから写真を撮ってたわけ。
この天守閣、内部は要するに中規模の美術館であって、「城」感が、非常に希薄である [;^J^]。その他、大阪城内の史跡などは今日のところはほとんどスルー [;_ _]。疲れたし [;_ _]。大阪城、あんまり逃げないし。[;_ _][;^.^]
14:45、JR森ノ宮駅。15:15、新大阪からのぞみに乗り、15:53、浜松。帰宅時刻は忘れた。[;_ _]
目次へ戻る雨模様。OAナガシマに、修理出ししていたスキャナーを引き取りに行く。症状出ずで修理していないので無料とのこと。ありがたいが、「調査・点検・調整と、部品の予防交換」をしてもらっているのだから、手数料と部品代は請求していただいたほうが、本当は嬉しいんですけれど..[;_ _][;^J^]
「シューズ愛ランド 浜松入野店」で改装前の閉店セールをやっているので、合皮の靴を1足買っておく。志都呂イオンのサイゼリア。14:50頃までに帰宅。
今日は車で浜松駅前に出なかったが、その場合はいつも新川南駐車場を利用して、メイワン谷島屋書店で2千円以上買うことにしている。
説明しよう!
この駐車場は1時間300円なのだが、谷島屋に限らずメイワン(駅ビル)の店で2千円以上買うと、駐車券を1時間(300円)分、もらえるのである。さらに、メイワンカードを持っていると、もう1時間分、追加される。つまり、2千円買うと600円もらえるのである。これは太い! これを見逃すようでは、誠実な生活者とは言えないね!
そこでだ。
私は書評などで興味を惹かれた書籍を、honto や、あるいはそこになければ(やむを得ず)Amazon で検索して「欲しい本」などに登録しているのだが、しかし発注はせず、メイワン谷島屋の店頭でそのリストを見ながら、うまいこと組み合わせてぎりぎり2千円をクリアするように購入して、600円もらっているのである。できるだけギリギリクリアするようにしているのは、小分けして、600円もらえる回数を増やすためである。廉い本をどう組み合わせても、たとえば3500円以上にしかならない場合などは(もちろん)舌打ちしていることは、言うまでもない。[^.^]
昨今問題になっているのは、店頭で商品を確認しておいて、ネットでもっと廉い店を探してそっちに発注してしまう、という購買行動である。ときには店内で(その場で)発注するという、店員の心情を思いやることもできない、失礼で非常識なバカも少なくないらしいが、私は逆。ネットで探した本を、リアル店舗で購入しているのである。[^.^](..これはこれで、honto や Amazon の「中の人」の心が折れているかもしれませんが..[;_ _][;^.^])
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