*2019年09月09日:幻想美術選「ピックマンのモデル」ハネス・ボク
*2019年09月10日:超望遠、きたる
*2019年09月11日:悪い知らせ [;_ _]
*2019年09月12日:9〜10月の展覧会観覧予定
*2019年09月13日:慣れるとするか [;^J^]
*2019年09月14日:諸星大二郎×佐藤健寿 展/文化財よ、永遠に/神楽坂で飲む
*2019年09月15日:永井GO展/円山応挙から近代京都画壇へ
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*2019年09月09日:幻想美術選「ピックマンのモデル」ハネス・ボク


 「幻想美術選」、第169回。ようやく、このイラストレーターをご紹介できる。

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「ピックマンのモデル」(ハネス・ボク、1951年)

 Hannes Bok(1914〜1964、Wikipedia)はさまざまな顔を持っているが、特に、SFやファンタジーのイラストレーターとして知られており、私の中では、ヴァージル・フィンレイ(「第46回:イシュタルの船」参照)と対にして整理されている。

 その画風の特異性については、画像検索結果を参照していただければ、明らかだろう。カラーの表紙絵も素晴らしいのだが、私は、モノクロームで描かれた挿画の質感に、より惹かれている。今回ご紹介する作品も、後者である。

 「ピックマンのモデル」とは、怪奇小説の読者ならば知らぬものとてない、H.P.ラヴクラフトの傑作短編小説のタイトルである。ネタバラシを避けるため、この小説の詳細についてはご紹介できないのだが、人間(の死体?)を掴んでいる「怪物」の造形と、きめ細やかな点描!(..厳密に言うと「怪物」ではなく、一般には別の名前で呼ばれている存在なのだ。それが、この怪奇小説の恐怖の根幹なのである..)

 

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*2019年09月10日:超望遠、きたる


 会社からの帰途、ヤマトの浜松高丘センターで、発注していた「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」を落手!\[^O^]/ 帰宅してから、取るものもとりあえず、D750に装着し..

 ..やらかしちまった感が、半端ない。[;^.^]

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 三脚にセットしてみた。ワイド端、200mm。



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 テレ端、500mm。



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 フードも装着..どーよ、このバランス [;^.^]。小兵なD750だと、レンズ付きフィルム(写ルンです)ならぬ、カメラ付きレンズである。[;^.^][;^.^][;^.^]



 ちなみに、背後の書架の一部にモザイクがかかっているのは、体面上、見られたくない書名が写っていることに気がついたからである [;^J^]。エロ本ではないぞ。私は、エロ本なら隠さない! [^.^]

 ..閑話休題。[;^J^]

 最初からわかっていたことだが、やはり、重い。普通は、持った瞬間にはさほどでもないのに、時間がたつと徐々に堪(こた)えてくる..というパターンなのだが、もう、持った瞬間から重い。[;_ _](カメラ(D750)本体が840g、レンズが2300g。)これを数時間も持ち歩いたら、どういう拷問道具に成り果てることやら..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 さて、この超望遠の購入意図(想定用途)であるが..「これで体力をつけよう」、という“邪念”なのである [;^J^]。(腕力という意味ではない。むしろ足腰である。)これを買っても自宅にいる限り、月ぐらいしか撮るものがないが、いくらなんでもそれでは勿体ない。こういうレンズを買ってしまった以上、これを生かせる場所に、シチュエーションに出かけなくてはならない。アウトドアに己を駆り立てるほかない..貧乏性な私がそのように発想することは、私自身が、いちばんよく知っているのである [;^J^]。これによって、結果的に、重度の運動不足が解消されるという寸法だ![^.^] ..ま、アウトドアとはいっても、当面は、「鳥」を撮るためには掛川花鳥園、「動物」を撮るためには浜松市動物園だろうが [;^J^]、それでもアウトドアはアウトドア。いずれ(特にリタイアしたら)、日本全国の野山を駆けめぐっていることだろう..(← 絵に描いたような妄想である。[;^.^])

 そうそう、超望遠のターゲットといえば、航空機! 私は、このジャンルにはまったくのトーシローなのだが、航空機の写真を見て美しいと思う感性は、ある。しかし、どこで撮る..もちろん、地元だ。自宅から6キロ北には、航空自衛隊浜松基地があり、毎年秋には航空祭(エアフェスタ浜松)が開催されるという、この道のマニアには羨まれるに違いないところに住んでいるのである!

 調べてみたところ、今年は10月20日。ちょうどいい日程である。問題は、会場へのアプローチ。何しろ毎年、航空祭当日は基地周辺は大渋滞であり [;^J^]、自動車でのアクセスは避けるべき..自宅から6キロ程度なら、歩けばいいじゃないか! カメラ+レンズ=3.1キロを背負って..

 ..運動になるじゃないか! [;^.^][;^.^][;^.^]

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*2019年09月11日:悪い知らせ [;_ _]


 ..というほか、あるまい [;_ _]。iPhone11 発表 [;_ _]。これで、私が使っている iPhone6 のサポート切れまで、また一歩、近づいてしまった..[;_ _] なんの問題もなく使えているのに、ハードの能力的にはまだこれから何年間も(10年以上も)実用に耐えるスペックだというのに、一方的にOSの供給を打ち切っておいて、「セキュリティリスクを抱えた機械をネットワークに接続し続けるとは、なんという無責任な人非人!」、と、自分たちの顧客を非難して、必要もない新製品を売りつけるのである。この、悪徳会社は..[;_ _][;_ _][;_ _]凸

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*2019年09月12日:9〜10月の展覧会観覧予定


 ちょっと油断してると、すぐ増える..[;^.^]

*静岡県立美術館
 「熊谷守一 いのちを見つめて
 〜9月23日(月)まで

*上野の森美術館
 「永井GO展
 〜9月29日(日)まで

*東京藝術大学大学美術館
 「円山応挙から近代京都画壇へ
 〜9月29日(日)まで

*タワーレコード渋谷店
 「諸星大二郎×佐藤健寿 展
 前期:中国・西遊妖猿伝編:9月14日(土)〜9月30日(月)まで
 後期:パプアニューギニア・マッドメン編:10月2日(水)〜10月14日(月・祝)まで

*泉屋博古館
 「文化財よ、永遠に
 〜10月27日(日)まで

*横須賀美術館
 「サラ・ベルナールの世界展
 〜11月4日(月・休)まで

*国立民族学博物館
 「特別展「驚異と怪異」
 〜11月26日(火)まで

*Bunkamuraザ・ミュージアム
 「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展
 10月12日(土)〜12月23日(月)まで

*国立西洋美術館
 「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史
 10月19日(土)〜1月26日(日)まで

 とはいえ、今週末に、上の方の4〜5件は、片づける予定。熊谷守一展は、機会を作れないかも。横須賀美術館には行ったことがないので、ちょっと楽しみ。

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*2019年09月13日:慣れるとするか [;^J^]


 午後半休。昼食は、天下一品でこってりラーメン。

 海谷眼科で、退院後の診察、3回目。この痙攣傾向は異常ではないし、治ることもない、とのこと。了解。そういうことなら腹をくくる。慣れるとするか..(慣れることができる範囲の症状では、あるのだ。)

 湯風景しおり。散髪。

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 取り敢えず、「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」で、月を撮ってみた。(トリミングしています。)もっと追い込めると思うが、現時点では、こんな感じ。



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*2019年09月14日:諸星大二郎×佐藤健寿 展/文化財よ、永遠に/神楽坂で飲む


 曇天。涼しい。6:00に発ち、バスで浜松駅へ。北口バスロータリーを7:00に発つ、渋谷新宿ライナー浜松2号。高速バスで上京するのは、久しぶりである。首都高で、お約束の渋滞。10:55、これまたお約束通り臨時停車した用賀PAで降りて、田園都市線で渋谷へ。

 一蘭でラーメン。11:55、タワーレコード渋谷店。「諸星大二郎×佐藤健寿 展」(前期:中国・西遊妖猿伝編:9月14日(土)〜9月30日(月)まで、後期:パプアニューギニア・マッドメン編:10月2日(水)〜10月14日(月・祝)まで)である。

 初日なので、やはり居た [^J^]。この展覧会の企画者である、K社のAさん。お久しぶりである。西域にはかつて私も旅したことがあり(「シルクロード 恐竜紀行 '94」)、非常に懐かしいこと、四半世紀前と今とで変わっていること変わらないこと。今後の出版企画についてなどの四方山話。私はすでに定年を過ぎており、延長雇用もあと4年で、そのあとは横浜に帰る予定だというと、仕事は東京にいくらでもあるから、浜松の会社なんかさっさと引き払って出てこい!、というお達しである [;^J^]。なぜなら東京(横浜)にいれば、Aさんの企画の パシリ 手伝いに使いやすいからである。[;^J^]

 物販で、「世界伝奇行 限定版 中国・西遊妖猿伝編」「世界伝奇行 限定版 パプアニューギニア・マッドメン編」を購入。いずれも、写真、イラスト、ルポエッセイ、ルポコミック、対談、資料、すべてが高い水準で完備した傑作なので、必ず購入しなさい。

 13:00に8Fの展覧会会場を出て、下のフロアへ..あぁ、クラシックは、もう、1フロアないんだ。7Fの半分だけ。残念だが仕方がない。それでもここは、物理メディア(CD/BD/DVD)を販売している聖地なのだから。(歴史的には、退却戦なのだろう..いつまで持ちこたえられるのだろうか..)ベルリオーズを2枚、オンド・マルトノの作品集を1枚、及び、「翔んで埼玉(豪華版)」のBDを買い、13:25に離脱。

 14:00、六本木の泉屋博古館(分館)。「文化財よ、永遠に」(9月10日(火)〜10月27日(日)まで)である。

 絵画等の「修復」の展覧会であり、修復された作品と並べて、修復技術を写真やビデオで展示している、大変興味深いもの。日本画で中裏紙、増裏紙として用いられている必須の「美栖紙」を作製しているのは、いまや老夫婦2人だけであり、現時点では技術継承も行われていない(日本画の(現在の技術水準での)修復が不可能になる日が目前にせまっている)という危機的状況に、改めて考えさせられた。私に、何が出来るだろう..

 16:10に退出し、時間調整のため、16:30、神保町。ざっと見て回るが..あぁ、三省堂も、残念なことになっているなぁ..文芸書売場が、文庫などと合体して1フロアに。SFコーナーがまだあるのには安心したが、幻想文学コーナーは、もはや見当たらない..

 飯田橋へ。ここで降りて神楽坂を歩くのは、もしかすると初めてかも知れない。なかなかいい雰囲気ではありませんか。待ち合わせ時刻の18:30より少し前に、ASIAN PALMという店についた。都営大江戸線の牛込神楽坂駅の目の前だったのか。

 Nさんとさしで飲食するのは、初めてである。形としては、私の(白内障手術の)快気祝い。食事も美味いが、それよりビール(の飲み方)[;^J^]。シンハビールを2本、クラッシュドアイスを詰めたバケツにあけて、ストローを2本さして、2人で同時に飲むのである [;^J^]。まったくふたりして、いい歳して何やってんだか [;^.^]..実は、手術後の禁酒明けだったのである。手術当日(8月26日)から数えて、20日目にようやく口にした、記念すべき酒。それが、これで、良かったのか? [;^.^][;^.^][;^.^]

 閑話休題 [;^J^]。仕事の話、音楽の話、映画の話、旅行の話、漫画の話もしたかな? とにかく様々な話。Nさんのツボにはまったのは、私が数十年前、まだキ●バクラなどに行っていた頃、私のお気に入りのキャ●嬢に、「月って動くの?(キョトン)」、と言われた話 [;^J^]。そのとき私はあまりの恐怖に、その話題を打ち切ったのであったが..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 20:20に発ち、2軒目へ。20:30、家鴨(あひる)社というジャズのレコードが豊富にあるバー。引き続きさまざまな話をしたのだが、思い出すままにいくつか書いておくと..

 倉田の疑問。先日、渋谷のまんだらけの上の店で、初めてタピオカを「飲んだ」のだが、もしかしてこれは「食べ物」だったのか? 太いストローであの「具」を吸っていると、先に液体がなくなってしまう。液体は適当に片づけておいて(飲んでおいて)あとからゆっくり「食べる」ものなのか? どうも、味噌汁の具だけ残すみたいで、落ち着かないのだが(最後に液体を飲んで終えたいのだが)。[;^J^]

 SFの話もいろいろ。小松左京。ル=グイン。「闇の左手」。西洋人が異星人を描くとき、東洋人のイメージを「借りる」ことがよくある。典型的には「アラビア人」だが、「闇の左手」おいては「日本人」である、と、これは倉田が30年ぐらい前に初めて読んだときから思っていること。礼儀正しくやたらとお辞儀をする。イエスかノーかはっきり言わずに曖昧にすませる。文字は縦書きの続け字である。そしてLとRの発音を混同する..100%、日本人だろ、これ? [;^.^]

 Nさんのヨーロッパ旅行の話。イタリア、プラハ。ミュシャは(版画と比べるとあまり日本に来ないが)スケッチがいい。

 Nさんが、かつては隠れアウシタンだったということ。[;^.^]

 23:20過ぎにお開き。大江戸線に乗って、どこの駅で別れたんだったかな。今夜はどうも、ありがとうございました [_ _][^J^]。水道橋へ。家系ラーメンの店で、つけ麺。0:55、スパ ラクーア。

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*2019年09月15日:永井GO展/円山応挙から近代京都画壇へ


 5:35、チェックアウト。快晴。水道橋駅まで歩き..ホームへの階段で、忘れ物に気がついた [;_ _]。駅員にパスモを処理してもらい、改札を出て、ラクーアに引き返す [;_ _]。あったあった。[;^.^]

 改めて水道橋駅へ。6:17の便に乗れたのだから、まったくのノープロブレムである [;^J^]。横浜・鶴ヶ峰へ。駅前の松屋で朝食。8:05、鶴ヶ峰の家に着いた。

 9:10、妹が来る。打ち合わせというほどでもない、多少の申し送りなど。某物件の処理方法に、少しだけ頭を悩ませる [;^J^]。妹は先に帰り、10:31のバスで発つ。11:50、上野の森美術館。「永井GO展」(〜9月29日(日)まで)である。

 ..内容について、何か説明する必要があるであろうか [;^J^]。あなたが期待するであろうものは、全てここにあるし、それ以外の(それ以上の)ものは、無い。だから私の推薦(勧誘)など、不要である。観るも観ないも、あなたの判断が、正しい。

 13:15に出て、すぐ近所の上野精養軒に並ぶ。13:50には席に着けた。ハヤシライス。

 14:25に出て、14:40、同じく上野公園内の東京藝術大学大学美術館。「円山応挙から近代京都画壇へ」(後期:〜9月29日(日)まで)である。前期は見そびれてしまった。

 円山応挙の「松に孔雀図」画像検索結果)の孔雀は、墨一色なのに、様々な色彩に輝いて見える。呉春の「群山露頂図」画像検索結果)の、山頂の連なりのみを描くというアイデアの妙。竹内栖鳳の「雨霽」画像検索結果)は世評高いが、私は今ひとつ、のめり込めない [;_ _]。岸駒の「孔雀図」、松村景文の「花鳥図」は、画像検索で絞りこめない(このタイトルでは、無理もない。[;^J^])円山応挙の「狗子図」画像検索結果)も絞りこめていないのだが、この場合は、むしろその方が都合がいい [;^J^]。とにかく、応挙の子犬の尋常ではない可愛らしさに酔ってくれ! モフモフモフモフモフモフモフモフ..

 国井応文・望月玉泉の「花卉鳥獣図巻」画像検索結果)は、色彩鮮やか。川合玉堂の「鵜飼」画像検索結果)も、同題作品が多く、絞り込むのは無理 [;^J^]。山元春挙の「瀑布図」画像検索結果)は、検索結果中、大画面にほぼ滝のみが描かれている作品。野村文挙の「近江八景図」画像検索結果)は、描線くっきり、色鮮やか。円山応挙の「保津川図」画像検索結果)は、もしかするとこれが初見かも知れない。水流の迫力! 上村松園の「楚蓮香之図」画像検索結果)の、またなんという高雅な美女図か!

 16:20に出て、鶴ヶ峰の家に直行。18:00に着いて、すぐに近所のわたりどりへ。暴飲暴食が出来る歳でもなく [;_ _]、19:40には出て、鶴ヶ峰の家に戻る。あとは読書など。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 21 2019
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