2019年05月27日:濃霧 2019年05月28日:アンプを受け取る 2019年05月29日:人間ドック 2019 2019年05月30日:積水ハウスのCMの 2019年05月31日:やっぱりそこ? 2019年06月01日:東寺展/シド・ミード展/キスリング展/バーベキュー 2019年06月02日:クリムト展目次へ戻る 先週へ 次週へ
朝、濃霧。車での通勤途上、和地山公園の向こう側のネットが見えないのに驚いた。昨夜、雨が降ったわけでもなさそうなのに、これだけの水分がどこから来たんだろう?
もしも早朝、佐鳴湖湖岸まで自転車を走らせていたら、対岸が霧の中に沈む、面白い風景が見られたかもしれないが..霧の空気感を写真に撮るのは難しかったかもしれない。
目次へ戻る帰宅時、雨。
佐川急便の高丘の営業所に、ビックカメラで発注したマランツのアンプ受け取りに行く..この荷物、「自宅では受け取りにくいので宅配便の営業所留めでお願いします」、と、ビックカメラに注文したのだが、“ヤマトの高丘営業所留めで佐川急便で発送”したらしく、困惑した佐川急便からの電話を受けて、そちらの営業所に置いといてくれ、と返事していたのだった。[;^.^]
夕食は、富塚町のサンティで、ガーリックチキンマナラ + ナン。実はこの店に来るのは初めてなのであった。ナンがでかい。なかなか美味い。
明日は人間ドックである。今日のところは、アンプの試用をしている余裕がない。
目次へ戻る雨上がる。風が涼しい。例によって必要以上に早く、6:40に三方原の聖隷予防検診センターに着き、読書をしながら7:20の開扉を待つ。人間ドックである。
(中略)
はい。悪化しています [;_ _]。個人情報に属する数値の開示は控えるが、この日記の読者なら想像がつくとおり [;_ _]、改善方法は実に明快。食事(のバリエーション)、狩猟 酒量のコントロール、適度な運動。[;_ _]
13:40、退去。明るい曇天。
保健指導に従い、スーパーで食材を買ってきて、キュウリの浅漬けを作ってみる。あら、美味しい。[^.^]
目次へ戻る..ベースの女子高生が、気になって仕方がない。むろん、検索して、すぐにわかった。川床明日香か..初めて目にする名前である。憶えておこう。ちなみに店員の方は見覚えがあるなぁと思っていたのだが、そうか、ハマ・オカモトか。言われてみれば。(こちらは、確かFNS音楽祭か何かで、お見かけしておりました。)
彼女、多分、ブレイクするだろうね。(もう、してるの?)
新しいアンプを、BDレコーダーとオプティカルケーブルで接続したが、とりあえず音がでない [;^J^]。オプティカルインのインジケータが点滅しているのは..「上流(機材またはケーブル)の異状」、ですか [;^J^]。今夜はここまで。[;_ _][;^.^]
目次へ戻るというわけで、OAナガシマでオプティカルケーブルを買って帰り、交換したのだった。やはりインジケータは異状を示しており音は出ないのだった。BDレコーダーとアナログ(ピンケーブル)で接続すると音が出るのだった..[;^.^]
うーむ、一番知りたくない真相に近づいてきたような気がするぞ。BDレコーダーのオプティカルアウトの故障という..もしかすると、なんらかの設定がBDレコーダー側にあるのかもしれないが、私の記憶では、そんなものはなかったような気がする..「気がする」ですませず、取扱説明書を読めば早いのだが、集中して調査・対応する体力と気力(と知力 [;_ _])が、著しく欠乏しているのである..[;_ _] とりあえず(アナログだけど)音は出たので、おいおい調べることにしよう..[;_ _]
目次へ戻る明るい曇天。4:55に徒歩で発ち、浜松駅に向かう。朝食は、駅南のすき家でTKG(卵かけご飯)。6:20のこだまで上京。8:18、上野の東京国立博物館。「特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」」(〜6月2日(日)まで)である。(つまりあなたがこれを読む頃には終わっています。[_ _])列の先頭から37人目。このあとすみやかに列が伸び、そのため予定より30分前倒しして、9:00に先行開館してもらえました。ラッキー。[^.^]
本展の目玉は「立体曼荼羅」だが、私は京都で東寺を訪れた際、もちろんこれを観ている。しかしたとえば、「東寺 立体曼荼羅」で検索すると、こんな感じ →(画像検索結果)。迫力ある集団像なのだが、観る角度の自由度がない。よく見えない像すら、ある。だからこそ、それぞれの像を個別に360度全方向から観られる展覧会の意義があるのである。
今回、帝釈天騎象像だけは撮影可であることを知っていたので、戦闘 先頭集団で入場したあと、帝釈天騎象像を含む立体曼荼羅が展示されている最後の展示室まで走り抜け(← 当社比誇張70%(← 展覧会の会場で走ってはいけません))、まずは、像の周囲にほとんど観客がいない状態で、15分ほど撮影。
それから改めて、この最終室で立体曼荼羅を堪能するが..もう、「降三世明王立像」(画像検索結果)とか、「持国天立像」(画像検索結果)とか、いちいちリンクを張るのもしんどいわ。[;^J^]
最初の展示室に戻り、最初から観覧。もちろん、この時間帯になると大混雑だが、芋洗い状態ではない。
11:00に離脱し、早めの昼食を食べるために、上野駅の上にある上野ぶんか亭に向かうが..シャッターが閉まってる..なんと、5月6日に閉店したとのこと! 繁盛していたように思うがなぁ..歴史と風格のある店だった。残念でならない..
仕方がないので、上野のエキナカ(エキュート)の喬香でソバ。秋葉に向かい、11:55、アーツ千代田3331。ここに来るのは久しぶりだ。「シド・ミード展」(〜6月2日(日)まで)である。(つまりあなたがこれを読む頃には終わっています。[_ _])入場まで、30分弱並んだ。
撮影可のエリアと不可のエリアがあり、撮影可のエリアでも、スマホかタブレットによる撮影のみ、許可されている。「こんにちのスマホのカメラの性能向上」と「照明が映りこむので、なかなかまともな写真が撮れるものではない」のふたつの理由により、「スマホ/タブレット限定で許可」は、無意味になりつつあると思うのだが。
大変、満足がいく展覧会であったが、どうせネット上でも賛辞ばかりだと思うので、敢えて、突っ込んでみよう。[^.^]
図録に掲載されていない、本展会場のみでの限定公開である、ブレードランナーの、例の「Attack ships on fire off the shoulder of Orion.」につけられたタブローは、残念ながら、私のイマジネーションを越えるものではなかった。
また、これはシド・ミードに限ったことではないのだが、宇宙ステーションやスペースコロニーの内部の「地球環境の居住区」の描写なのだが..ほとんどの場合、家や町や草原や森が極めてしょぼい [;^.^] のである。理由は、わかる。そもそもスペースコロニー内部という、極めて未来的で超技術な舞台装置なのであるから、それと対比させるためにも、その中の環境には「地球(地上)と同様の」親しみやすさが必要なのである。それは解る。それは解るが..なんちゅうか、昭和30〜40年代ぐらいの繁華街(あるいは郊外の(マンションではなく)アパート)的なイメージだったりして。[;^.^]
14:10に退出して、14:50に目黒着。15:15の待ち合わせなので、やや早すぎる。時間つぶしにショッピング(靴下3足)。
15:10 頃、Kさんと落ち合い、15:20、東京都庭園美術館。「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」(〜7月7日(日)まで)である。
とにかく、色彩の強さ! 「赤い長椅子に横たわる裸婦」(画像検索結果)が典型的だが、主題も背景も遠慮なしである。普通は、背景の彩度を落とすなどして、主題を相対的に浮かび上がらせようとするものなのだが..「カーテンの前の花束」(画像検索結果)や、「赤い長椅子の裸婦」(画像検索結果)からも、同様の傾向は、見て取れよう。
本展覧会のメインビジュアルである「ベル=カズー(コレット・ド・ジュヴネル)」(画像検索結果)はともかく、「ブルターニュの女」(画像検索結果)は、絞り込めないなぁ。白いレースの頭巾を被っている女性の肖像である。ほか、検索できなかった(絞り込めなかった)ものとしては、「ルシヨンの風景(セレのジャン・サリ橋)」、「女の肖像」、「座る若い裸婦」など。
16:30に展覧会を観終えて、庭園散策。16:50に発つ。目黒駅でKさんと散会。次の目的地は、渋谷のどぜう屋。Y君と18:30に待ち合わせているのだが..例によって早めに動き、17:30に店の場所を確認したあたりで、Y君からの連絡。どうも、別の場所で宴会をしているから、合流しないか?とのことのようであるのだが..
..迷った [;^J^]。まず、その宴会の素性がわからない。メンバーもわからない。何度も情報を求めたのだが、「僕にもわからない」と..[;^.^]凸 はたからこのやりとりを(メールが Cc されていたので)傍観していたKさんが茶々入れすることには、「倉田さんがその宴会についたら、待ちかまえていた連中が、「やっと“肉”が来た」、と..」それは宮沢賢治だ。[;^.^][;^.^][;^.^]凸
..ま、リスクマネジメント的には、参加しないのが正解なのだが、この歳では(商品価値がないので)人身売買されることもあるまい [;^.^]、と、参加することにした。することにしたのはいいのだが、ここからがまたひと波乱 [;^J^]。京王線の某駅に着いたのはいいが、指示されたマンションに着いたものの、指定の階が存在しない [;^.^]。どうやら、良く似た名前のマンションが別途存在するらしく(こういうのはミステリのトリックに使える [^.^])、しかも、そのマンションがさらに遠くにあるのならばともかく、その前を通り過ぎていた(つまり無駄に歩かされていた)というあたりがなんというかもう、なんというかもう..[;^.^][;^.^][;^.^]凸
..とはいえ、大変素晴らしい会場。マンションの最上階の、いわぱペントハウス。別に億ションでもない「庶民的なペントハウス」だが、テラスは広く、10人以上でらくらくとバーベキューができ、しかも眺めがよい。着いたのは、18:50頃だったかな。
Mさん、Hさん、Oさん、Kさん、Aさん(..情報量ありませんね、すみません [;_ _][;^J^])らと、楽しい会話。IT系の業界の古参の人が何人もいるようで、当然のごとく、インターネット(どころかパソコン)黎明期の昔話とか、シンセサイザーや(電子)楽器の話とか、美術の話とか。面白かったのは、伊藤若冲が「今ほどには人気が爆発していないが、ブレイクしつつあった頃」、「ヤンキーたちのお気に入りだった」、という証言である! あ、そーか..!
「彫り物=歌川国芳」という思い込みがあったのだ。確かに、若冲の絢爛たる細密画を彫り物にしたら、それはそれは インスタ 見映えがするであろう!(..そこまで再現できる彫り師がいれば、だが..[;^J^])
まだ宴もたけなわの21:15頃、ひとあしお先に、Y君と共においとました。来てよかった。楽しかった [^J^]。これで私もパリピってわけだ(← 違うよ。[;^.^])
22:55、相鉄線の鶴ヶ峰の駅前の日高屋で、とんこつラーメン。23:45、鶴ヶ峰の家。
目次へ戻る鶴ヶ峰の家の庭の草むしりを少ししてから、9:31のバスで発つ。上野の東京都美術館に着いたのは、11:15。10分待ちと掲示されていたが、11:20には入れた。「クリムト展 ウィーンと日本 1900」(〜7月10日(水)まで)である。
実は私は、昔からクリムトと相性が悪くてね..[;^J^] 理由は不明..というか、理由などないというのが正解だろう。なぜか、彼の画風や技法が神経に触ってきたのであるが..もういい歳なんだから、そろそろ和解できないか、と、訪れたという次第なのであった。[;^.^]
クリムトに先行する、あるいはクリムト周辺の画家たちの作品も展示されており、興味深いものもいくつかあったのだが、うまく画像検索できないので、省略する [_ _]。クリムト作品で最初に目に留まったのは、「17歳のエミーリエ・フレーゲの肖像」(画像検索結果)。素直に描かれた魅力的な初期作品。草花が描かれた額縁にも注目。
代表作のひとつである「ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)」(画像検索結果)は..やはり、そりが合わん [;^J^]。悪い絵ではないと思うんですけどね。その一方で、もうひとつの代表作である「ユディトI」(画像検索結果)は、昔から、嫌いではない。単に、女性の表情が魅力的だからなのかもしれないが。「鬼火」(画像検索結果)は、興味深い作品。とはいえ一番面白いのは、金色ののっぺりとした広大な額縁なのだが [;^J^]。構図はバランスがおかしいと思う。
問題は、「ベートーヴェン・フリーズ」(画像検索結果)なのである [;^J^]。原寸大の複製が、実物と同じ「コの字型」の配置で展示されているのは素晴らしいのだが..この配置で観ても、違和感をぬぐえなかった。単純に、「変な絵」だと思うのだ。
絵の構成要素の「スカスカ」な配置が、まず不思議だと思う。普通、壁画やフリーズに「空白領域」がある場合、そこには別の構造物や扉があったりして、それを避けているからなのだが..この作品の場合は、そうではないのである。そして私には、この絵画作品から、ベートーヴェンの「第九(の終楽章)」が聴こえてこない..(皆さんには聴こえているというのなら、私はただ、いじけるだけですが..[;_ _][;^.^])
13:10に退出。クリムトと「和解」はできたのかって? 正直なところ、まだ「しこり」は残っているのだが [;^J^]、距離はいくらか縮められたかな。画集や図録を買う対象では(まだ)ないのだが、いつかは好きになるかもしれない。
14:03に東京を発つひかりで、15:30、浜松。小雨。バスで16:10、帰宅。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jun 6 2019
Copyright (C) 2019 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]