*2018年05月28日:イワン雷帝受難再び
*2018年05月29日:ワニ族 [;_ _]
*2018年05月30日:夏休みのプランを仮組みする
*2018年05月31日:幻想美術選「スチュアート・メリル夫人の肖像“ミステリオーザ”」ジャン・デルヴィル
*2018年06月01日:「気がついたときには..
*2018年06月02日:キングクリムゾンのチケット確保
*2018年06月03日:DCレンズに遊ばれる [;^.^]
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*2018年05月28日:イワン雷帝受難再び


ロシア美術館の有名絵画、ウォッカ飲んだ男が棒で損壊

[モスクワ 26日 ロイター] - ロシアのモスクワにある国立トレチャコフ美術館で、展示されている画家イリヤ・レーピンの名作「1581年11月16日のイワン雷帝とその息子イワン」が、美術館を訪問した男によって著しく損傷を受けた。

男は作品を損傷する前にウォッカを飲んだという。

同作品はロシアで最も有名とされる絵画のひとつで、レーピンが1885年に完成させたもの。訪問者の男は25日の閉館前に到着し、金属の棒を取って作品の保護ガラスを数回たたいて割り、キャンバス表面の3カ所を傷つけた。

警察の関係筋はロシアの通信社に対し、拘束されたのは37歳の男だとした。男は内務省が公表した動画で、作品を傷つけたことを認め、自身の犯した罪の重大さを理解していると述べた。

この作品は、息子を殴打した皇帝イワン4世が息子を抱え悲しみに打ちひしがれた姿が描かれているが、一部の国家主義者は事実と異なるとの見方を示している。


 反射的に、「またか..」と、溜息をついた。この絵(画像検索結果)が襲撃されるのは、確か2回目..調べてみたら、前回は1913年..100年前だったのか。このときは、学芸員が自殺するという深刻な事態に至っている。


 学生時代の、とあるエピソード(というか一場面)を思い出した。当時の私は、ローランドのキーボード「SA−09」の「ソフトケース」を持ち歩いていた。楽器を持ち歩いていたのではない。このソフトケースに(ちょうどいいサイズなので)「ミニコンにデータ入力するパンチカードの束」を詰め込んで、持ち歩いていたのである。(「ミニコン」がわからない読者が多数いると思われるので、リンクを張っておく。[;^J^] → Wikipedia

 なんでそんなものを持ち歩いていたのかって? 情報科学科の学生だからといって、課題のプログラムを持ち歩いていたわけではない。ミニコンを課題用や研究用とは別に、趣味のプログラムを走らせるために使っており、その「趣味のプログラム」というのは、なんのことはない、パンチカードから入力された画集のデータをプリントアウトするだけのものであった。収録されている図版1枚ごとにパンチカード1枚。100点収録されている画集なら、1冊買うたびにパンチカードが100枚増える..それを、なぜ持ち歩いていたのかは、いまとなっては私の人生における最大の謎のひとつなのだが、そんなことはおいといて。[;^J^]

 とある展覧会場に、私はいつものように、その(鍵盤楽器用の(長い))ソフトケースを肩にかけて入っていった。なんの展覧会だったかは、覚えていない。すいていたと記憶する。ゆっくりと部屋から部屋へとそぞろ歩いてゆくにつれ、男性警備員が、私の背後からさりげなくついてくる..

 ..そのときの私には、彼がついてくる理由が全くわからなかったのだが..その数日後に、思い出したのだ。ほんの1週間ほど前に、とある展覧会で、展示作品が棒状のもので傷つけられる事件が発生していたのだ..どこからどうみても、私は模倣犯..

 ..もしも私が、その展覧会場で、ソフトケースを不意に肩から下ろしたりしたら、問答無用で取り押さえられていたはずだったのだ。[;^.^]

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*2018年05月29日:ワニ族 [;_ _]


 テレビ番組で「ワニ族」という言葉を知った。説明するのも疎ましいので、知らない人は、ぐぐってくれ。[;_ _]

 子どもが、「女性のスカートの中を覗ける階段下のスポットに身をひそめる」のとは、わけが違うのである..いや、この行為だとて、ほめられたものではもちろんないけれど、なにごとにも「程度問題」というのは、ある。ワニ族は、明らかに、ある一線を越えている。犯罪行為ではないとはいえ..

 なにが迷惑だといって、私はいままで一度も混浴温泉に行ったことはないのだが、今後おそらく一生、行くことができなくなってしまった。「ワニ族」とみなされ、白い目で見られるだろうから..

 「混浴温泉」自体が、廃れていく可能性すら、ある..

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*2018年05月30日:夏休みのプランを仮組みする


 例年、夏休み(盆休み)は横浜の実家に里帰りして(できるだけ長期間)滞在していたのだが、今年からはその必要がなくなってしまったので [_ _]、小旅行をすることにした。また、今年は夏休みのシフト取得が可能となったので、1週間前倒しすることにして、以下の予定を仮に組んでみた。

8月4日(土)浜松→東京:夏オフ
8月5日(日)東京:夏オフ
8月6日(月)東京→浜松:夏オフアフターオフ、いったん帰宅
8月7日(火)姫路:姫路城など
8月8日(水)倉敷:大原美術館など
8月9日(木)松江:足立美術館、松江城など
8月10日(金)福岡:
8月11日(土)福岡:
8月12日(日)福岡→浜松:

 仮組みといっても、東京、姫路、倉敷、松江の宿は、予約済みである。福岡だけが、詳細未定。現時点では、宗像神社、福岡市博物館、観世音寺を考えているが、まだ2か月あるので、楽しく悩むことにしよう。[^J^]

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*2018年05月31日:幻想美術選「スチュアート・メリル夫人の肖像“ミステリオーザ”」ジャン・デルヴィル


 「幻想美術選」、第117回。この画家の登場は、3回目。

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「スチュアート・メリル夫人の肖像“ミステリオーザ”」(ジャン・デルヴィル、1892年)

 ..肖像画なのである [;^J^]。描く方も描く方なら描かれた方も描かれた方である [;^J^]。これにOKだしますか。[;^.^]

 スチュアート・メリル夫人(1863〜1915)は、フランスで活躍した象徴派の詩人。書物の表紙に刻まれた正三角形は、フリーメーソンに由来する..という「説明」を聞けば、「まぁだいたいそんなところだろう (^_^;)」、と、誰もが納得するのではあるまいか [;^J^]。デルヴィルの神秘主義的解釈によれば、この正三角形は“降神術”“魔術”“錬金術”..もう、お腹一杯である。[;^.^]

 デルヴィルの神秘主義につきあう必要は、ない。彼の絵画作品を鑑賞するにあたって、勉強するには及ばない。なぜなら、圧倒的なわかりやすさと美しさをもって、迫ってくるからである。彼の絵を観れば19世紀末神秘主義が「理解できる」、のではなく、彼の絵を観れば19世紀末神秘主義の「空気」が、彼方から吹き渡ってくるのである。その世界に(リスクを背負いつつ)「帰依する」までもなく、われわれ素人に語り掛けてくる..「安全圏から眺めやれる“神秘主義”」なのである。[^J^]

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*2018年06月01日:「気がついたときには..


 誤:キノコに利用されていた。」

 正:キノコに魅了されていた。」

 たまには空耳(ホラー系)も、いいもんだ。[^.^]


 ニコンから連絡あり。メンテの終わったD750は、明日届く。[^.^]

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*2018年06月02日:キングクリムゾンのチケット確保


 快晴。朝いちで、O坂内科医院。朝のうちに帰宅。

 キングクリムゾンの今秋の来日公演のチケットを購入。東京公演のチケットは、サイトにつながる気配がまったくないので、席があるうちにと大阪に転進し、12月9日(日)の席を確保した。

 昼は「さわやか」でげんこつハンバーグ。浜松日産伊場店で6ヵ月点検。メイワン谷島屋。

 浜松駅構内・エキマチウエストの「沼津 魚がし鮨 メイワン浜松店」を、初めて利用してみた。メニューが豊富。ネタが大きい。リーズナブル。悪くないね。これからちょいちょい来ることにしよう。

 夕方、帰宅。D750が返ってきた。\[^O^]/

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*2018年06月03日:DCレンズに遊ばれる [;^.^]


 快晴。7:50に出る。フラワーパークで「AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D」試用。(ちなみに、「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」も持ってきたのだが、今日のところは、使いどころがわからなかった。[_ _])

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 植え替えの時期で、園内はもっぱら緑 [;^J^]。見ごろは紫陽花と花菖蒲(七分先)..ということで、まずは紫陽花。

 右写真はホワイトバランス(色温度)を微調整している。太陽光線に赤みが混じっているのか、直射日光下の「水色」の紫陽花は、紫がかってしまいがちだからである。(他の被写体ならあまり気にしないこともあるが、「水色の紫陽花」は、ね..)そのあおりで葉も空気も、多少青ざめている。このあたりの匙加減が、難しい..



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 DCレンズの機能を使って、ボケ味を操作。

 先日も書いたが、DCレンズは、DCリングを操作してレンズの一部を前後に動かすことによって、被写体の前後のボケ像(「前ボケ」と「後ボケ」)の形状をコントロールする。「前ボケ優先」にすると、「前ボケ」がクリーミーになると同時に「後ボケ」が(あおりを食らって)「二線ボケ」っぽくざわつく。「後ボケ優先」にすると、その逆。後ボケがクリーミーになると同時に「前ボケ」がざわざわする。

 この「ざわざわ感」は、基本的には邪魔である。なので、例えば後ボケを深く大きくしたいときは、手前にボケるオブジェクトがないようなアングルを探す。前ボケ優先の場合は、その逆。後方にオブジェクトがなければざわつきようがなく、手前の前ボケだけが、美しくクリーミーにとろける..



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 ..というのが、おそらく基本的な(正統的な)使い方だが、この特性を逆手にとって、特殊な効果を出すことができる。素材はササユリ。まず、DCせずに、普通にボケ味を出してみた。(絞り開放、F2である。)



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 後ボケ優先にして、効果をマックスにした。(大きく効果をかけると、ソフトフォーカス効果が発生する。)



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 そしてこれが、前ボケ優先マックス。手前にオブジェクトがなく、クリーミーになるべき素材がない。逆に、極めて煩い二線ボケ(的なボケ)だけが残った..

 ..わりと、SF? [;^.^][;^.^][;^.^] 何かの(スタティックな)爆発のようにも見える。[^.^]



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 このジュワジュワ感が面白く、いろいろ試す(破綻している。[;^J^])



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 さらにどんどん破綻する。[;;^.^]



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 正気にかえって [;^.^]、花菖蒲園へ。左写真は、かなり奥地まで踏み込んでから撮ったもので、実際はこの写真よりも遙かに広い。さまざまな品種の花菖蒲が植えられている。

 なかでも「青水晶」なる品種が、非常に涼しげで極めて印象的。右写真はアップ。



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 左写真はDCの機能を使っていない。右写真はボケもボケだが、強めに補正したときのソフトフォーカス効果が出始め、発光したような「絵」となりつつある。



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 スピリチュアルモードかよ。[;^.^]



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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jun 7 2018
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