*2017年06月19日:レンズの日
*2017年06月20日:幻想美術選「ホフマン物語」マリオ・ラヴォチェッタ
*2017年06月21日:ポリフォニックiPhone
*2017年06月22日:「重力アルケミック」/重ねて検査
*2017年06月23日:三室戸寺/平等院
*2017年06月24日:平安神宮/京都国立近代美術館
*2017年06月25日:清水寺/清水三年坂美術館
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2017年06月19日:レンズの日


 早朝。小雨模様だった昨日とは異なり、快晴である。

 昨夜から一晩、カラの状態で放置しておいた、カメラ&レンズのための防湿ボックス内の湿度を確認する。ボックス内は40%、ボックス外は60%。(百均で買ってきた同じ型の湿度計を、ボックス内とボックス外に各2個、計4個設置している。)ボックスが機能していることは確認できたので、カメラ本体とレンズ5本を収納する。(これらを収納すると、カラのときに比べてボックス内の湿度が10%上昇する、というのが、先週、ストッパーボックスでインスタント防湿庫を試作したときの経験則である。)もちろん、ボックス内の湿度は、一時的に、ボックス外と同じ60%に上がった。

 会社からの帰宅時に、メガワールドに寄る。前回、ここで眼鏡を作り直したのが何年前だったか記憶にないが、だいぶ見えにくくなってきているので、再度測定し、2本、作り直した。(遠近両用と、近視用オンリーの、2本。)来週引き取りである。

 帰宅してから、防湿ボックス内の湿度を確認。60%のままである。半日程度では変わらないことは承知しているが、それにしても、レンズをレンズソフトケースに入れたまま収納していることが気になってきた。これが湿度を下げる妨げになっているかも知れない、と、レンズソフトケースを取り出す。(面倒なので、カメラのストラップはつけたまま。)

 さて、どうなるか。

*目次へ戻る


*2017年06月20日:幻想美術選「ホフマン物語」マリオ・ラヴォチェッタ


 「幻想美術選」、第69回。「挿絵の黄金時代」シリーズ第2回。

Picture

「ホフマン物語」(マリオ・ラヴォチェッタ、1927年)

 この画家(Mario Laboccetta)については、イタリア生まれのマリオネット舞台装置家だという程度の情報しか、持ち合わせていない。荒俣宏が溺愛する挿画家で、彼の熱いペンで知った次第だが、確かに、一目見たら忘れられない、強烈な個性を放っている。

 「ホフマン物語」を読んだのはあまりに昔すぎて、こういうシーンがあったかどうかすら記憶にないありさまだが..[;_ _]、しかし、この、生物的・蠱惑的な街の風景は、どうだ! このグネグネした曲線を「生物的」と思ってしまった瞬間に、そこらじゅうの家々の窓やら屋根やらに人(怪物?)の顔が現れる(ダブルイメージを幻視する)、という魔法にかかる。

 薄暮の(あるいは明け方の)、淡い光..信じがたいような色彩である。この、ひっそりとひとけの無い幻の街に、彷徨いこんでみたい..囚われてしまっても構わない..永遠に..

*目次へ戻る


*2017年06月21日:ポリフォニックiPhone


 防湿ボックス内は50%。ボックス外は70%なので、確かに効果はあるのだ。40%まで下がらないのが不満だが..

 室内の湿度が70%まで上がっているのも道理。午前中、昨夜来の雨が、かなり強くなってきた。仕事中、11:00頃から、緊急速報が繰り返し iPhone に飛び込んでくる。勤務先は、浜松市北区細江町なのだが..

11:02「北区三ヶ日町等に、避難準備・高齢者等避難開始を発令」
11:12「北区三ヶ日町等に、避難勧告を発令」
12:52「北区細江地区等に、避難準備・高齢者等避難開始を発令」
13:30「北区都田地区等に、避難勧告を発令」
13:45「北区細江地区等に、避難勧告を発令」

 ..じわじわ接近してきて、気持ちいい [^.^]。そしてまた、部屋の中にいる全員が、iPhone か Android を持っているものだから、緊急速報が入るたびに、ジングル音がそこらじゅうで、しかもいい感じのタイムラグ(ディレイタイム)で重なりあい、心地よくも華やかに。[^.^][;^.^]

 それにしても、この期に及んで、総務から帰宅指示が発令されない..ブラックか。[;^.^](まぁ、午後には天候が回復するという予報ではあったのだが。)

 避難勧告は、16:00に解除された。

*目次へ戻る


*2017年06月22日:「重力アルケミック」/重ねて検査


 重力アルケミック」(柞刈湯葉、星海社)、読了。

 芦奈野ひとしの「カブのイサキ」に、(広大になった地球という)設定が似ているが、根本的に違うのは、「カブのイサキ」では飛行機が主要な交通手段となっているのに対し、本書はそもそも飛行機が「存在しない」世界であるということ。

 拡がり続け、過疎になり続ける世界において、ある大学生が、飛行機というアイデアを「再発見」し、実現する物語。これほど広大な世界で、飛行機無しで社会が成立しているのは、飛行機のかわりに、ある種の反重力テクノロジーによって「空飛ぶ円盤」が実用化されているから。逆に、揚力で空を飛ぶ、というアイデアの方が、危険で荒唐無稽だとされている。その他、あちこちオルタナティブ(パラレルワールド的)なくすぐりがあり、楽しめる。非常に読みやすい文体。理科系(理工系)の普通の大学生の生活を、リアルに爽やかに描いている。設定だけがSFで、あとは普通小説(青春小説)と言って言えなくはない。これは、長く付き合える小説だ。

 午後半休。14:30、浜松医科大学附属病院の耳鼻科。今日は検査(一品)だけ。今まで使ったことがない機器での測定なのだが、その結果は今日はわからず、後日、M先生から連絡がある。もともと、この測定器で、なにか新しい結果が出たという実績はないが..と、M先生はおっしゃっていた。要するに、望み薄である。測定している側の耳に音(和音)を流し込み続けるのだが、その音に反応して、ボコボコゴトゴトと、耳の中で低周波が発生している..しかし、これを、測定できないのである..

 夕方までに帰宅。

 来月上旬、上京するのだが、展覧会めぐりのスケジューリング、飲み(というか食い)の打診、高速バスのチケットの手配など。

*目次へ戻る


*2017年06月23日:三室戸寺/平等院


 寝過ごした! 5:30に徒歩で出る予定が、起きたら5:37! しかし神速で身支度を整え、5:42に自宅を飛び出した [;_ _][;^J^]。昨夜のうちに、荷物を全部準備しておいたのが功を奏したが、しかしここで走ってはいけない。運動不足の脚を痛めたら、二泊三日の小旅行が台無しである。(6:32の、浜松からの下り始発新幹線に乗るためには、始発バスでは間に合わない。自宅から50分前後、歩く必要があるのである。)

 結局、なかば(時々)速足で、6:22に浜松駅の改札着。所要時間40分。6:32のこだまに間に合って、やれやれである [;^J^]。もちろんホームで、ストレッチ(整理体操)を入念に行いました。[_ _](準備運動を省略しただけに。[;^.^])

 7:56、京都着。8:30、JR宇治駅着。この時間帯はバスを待っていてもらちが明かないので、さっさとタクシー。7分後に、「三室戸寺」。(タクシー料金840円。)拝観は省略させていただきまして [;_ _][;^.^]、庭園での花の撮影に専念する。(「花の寺」ですのでね。)

 今回持参したレンズは、例によって、「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」「Ai AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D」の4本。この寺では、基本的に、単焦点広角の「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」を使った。広い画角の使いこなしの練習のつもりだったのだが..実は今回、それ以上に、「色合わせ」に時間を割くことになった。(レンズではなく、カメラの。)

 「あじさい寺」であり、水色を中心に、素晴らしい色のアジサイが群生を成しているのだが、しかしそれら水色のアジサイを撮りまくっているうちに気がついた..水色に撮れていない。やや紫がかっている..要するに、赤に振れているのである。

 ピクチャーコントロールを「スタンダード」「ニュートラル」「フラット」のどれにしても同じ。となると(「明るさ」ではなく)「色彩」に影響を及ぼすパラメータは、やはりホワイトバランス。これまで、プリセットから選ぶだけですませてきたのだが、今回、どのプリセット(「曇天」「晴天」など)を選んでも、この美しい水色が「見えているままの」水色に写らない。ここが地元の公園なら、「そんなこともあるさ」、と、気に病まなかった可能性もあるが、わざわざ京都まで来て、この水色を持ち帰れないという事態は容認しがたい..というわけで、今回、初めて、ホワイトバランスの微調整に取り組むことになった。これがまた、難しくてね..

Picture Picture Picture

 左のガクアジサイは、特にホワイトバランスをいじっていない。中央のアジサイも、実は少ししかいじっていない。赤み(紫)がかって写ってしまった「水色のアジサイ」の写真を、100枚以上も捨てたのだが、中には、どういうわけか、何もしなくても本来の色で写る写真もあるのである。傾向としては(この写真のように)「ほどほどに日陰の花」は、本来の色に写りやすいような気がする。

 右写真は、いささかやりすぎ [;^J^]。色温度4000Kだが、空気まで青くなってしまいました。[;^.^]



Picture Picture

 左写真では、ホワイトバランスを特にいじっていない。問題を起こすのは、水色(特に、陽光の下の)だけなのだ。

 右写真は、色温度4500K。ちょうどいい感じ。これより深くすると、奥のほうでピンク色にぼけている暖色系の花が、寒色系になってしまう。



 11:40に発つ。(くどいようだが、拝観は省略して。[;^J^](大事なことなので、2回書きました。[;_ _][;^.^]))もうひとつ、気がついたことを備忘がわりに書いておく。それは、「アジサイのような奥行きのある花を絞り開放で撮るのは難しい」、ということである。理由は言うまでもない。花の一部にしかピントが合わないので、ボケ方のコントロールが難しいのである。

 このあとしばし、略式記述。[_ _](順路は、「まっぷる 京都さんぽ地図 '17」の「37 宇治」に準拠。[;^J^])「方生院」に12:00から12:10。「宇治市源氏物語ミュージアム」に12:15から13:20。「宇治上神社」に13:25から13:30。「興聖寺」に13:40から13:55。「宇治公園」に14:05から14:20。そして、14:25に「平等院」。

 今回の京都旅行での大きな収穫のひとつが、「HDR(ハイダイナミックレンジ)合成に、再度取り組む意欲が芽生えた」ことである。

 ニコン用語の「HDR合成」は、他メーカーで言う「カメラ内HDR」とは、違う。他メーカーの「カメラ内HDR」は、ニコンでは「アクティブD−ライティング」という。これは、ハイライト部の白とびを抑え、暗部の黒つぶれを軽減する効果であり、使い方の上手い下手はともかく、撮影技術的には問題ない。撮影時に失敗する可能性がある機能ではない。

 ニコン用語の「HDR合成」は、狙う効果(解決すべき問題(ターゲット))は「アクティブD−ライティング」と同じなのだが、方法論が全く異なる機能(技術)なのである。(以上、「ニコン用語」とか「他のメーカーの用語」とか述べたが、幅広く調査したわけではないので、突っ込んで苛めないでください [;_ _]。また、ニコンの「HDR合成」に相当する技術(機能)は、他メーカーのカメラにもあると思う(が、裏を取ってない。[;^J^]))

 カメラを嗜む人には説明の必要もないことだが、逆光(気味)の撮影では、露出設定が極端に難しい..というか、ほぼ、正解がない。空(雲)の表情を捉えるためには露出をアンダー気味にするしかなく、そうすると地上の建物は真っ暗につぶれ、これはまずいと、地上の建物や樹木(森、林)が黒つぶれしないように露出を上げると、空が真っ白に飛んでしまい、雲も何も..多少の調整で済む範囲ならば、「アクティブD−ライティング」で救えるのだが、そういうケースは、むしろ少ない。

 一眼レフを使い始めてからすぐにこのことに気がついた私は、「もぅ..空と地上と、違う露出で別々に撮って、合成するしかないんじゃないの!?」、と、ブチ切れたものであるが..まさか本当にそういう機能が搭載されているとは、D750の分厚い取扱説明書の中で見つけるまで、知らなかった [;^J^]。どしろーとの戯れ言(毒舌)を真に受けて実装しないで欲しい。[;^.^]

 実に力業(ちからわざ)な機能であるが、確かにこれなら(明るい)空にも(暗い)地上にも、ばっちりと露出が合う。問題は..「手ブレに弱い」ことである。当たり前である。1秒はかからないにせよ、2回撮影して合成するのである。その間、カメラを固定していなければならない。取扱説明書では三脚使用が薦められているが、当然である。この機能を発見した当初、面白がって(手持ち撮影で)使いまくった私も、撮影した写真を拡大してみたら、ほぼ全て、手ブレしていて二重になっていることに気が付いて、爾来、いささか熱が冷めてしまっていたのである。

 三脚を使えば問題ないとはいえ、三脚を使えないケースは、実に多い。例えば、京都。多くの観光スポットでは三脚は使用禁止であるし、三脚が使用できるところもあるにせよ、そこで実際に三脚を使っている人は、100人に1人もいない。「使えない場所の方が多いのに三脚を持ち歩くモチベーションが保てない」のであろう。少なくとも、私はそうだ。(そもそも、浜松から持っていくのは、気分的に無理。)そして、三脚なしで、手ブレしないように固定するのは、難しい。とある入門書には、「ライブビューイング(ファインダーを覗くのではなく液晶モニタを使うモード)にして、ストラップを短めにして、ピンと張れ」、と書かれていたので、これを実行していたのだが、これでもどうしても手ブレしてしまう..

Picture

 ..と、ここまでが、平等院鳳凰堂の撮影の、長い前振り。[;^J^](すみません。[;_ _][;^.^])この写真、HDR合成なのである。どうです、手ブレしていないでしょう [^J^]。そして、空の色、雲の微妙な陰影と微かに射し込む光、地上の平等院の細部も明るく、すべて表現できているでしょう。[^J^]

 なんのことはない。ライブビューイングではなく、基本のファインダーにして、眼鏡と額に思い切り押しつけ、姿勢(下半身)を安定させて脇を固く引き締めることにより、1秒以内なら、カメラを動かさずに固定できるのである。無論、これでも3回に2回は失敗しているのだが、十分実用的な成功率である。(練習を重ねれば、100%に近づくはずだ。)

 「今回の京都旅行での大きな収穫のひとつが、HDR合成に再度取り組む意欲が芽生えたこと」というのは、このことである。失敗しない方法が、わかったのだ。よーし、これから、じゃんじゃん使うぞ。[^.^](ちなみに、この鳳凰堂は、「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」による撮影。)



 16:15に平等院を退出。「橋姫神社」に16:25から16:30まで。

Picture Picture

 そして、京都での定宿、ドミトリーT(京都駅から徒歩10分)に、17:30。今回初めて利用する、1日1部屋限りの「スーパー狭い個室」。1800円/日という廉さに惹かれて予約したのだが..「2階の一番端、共同トイレよりもさらに向こう側です」、という説明を聞いた時点で、全てわかりましたよ。はい、左写真。「元・浴室」であります。[;^.^]

 「エアコン無し、扇風機付き」であるが..「京都も昨日から急に暑くなりましてね..心配です..」こら、スタッフが心配するんじゃないっ! [;^.^]凸

 とにもかくにも荷物を下ろし、身軽になって、17:50に外出。18:05、これも京都での(ひとり晩飯の)定番になりつつある、「リド飲食街」(東本願寺向かい)へ。入ってすぐ右側の店(店名失念)のカウンターの端に腰を落ち着け、生ビール、サングリア、ワイン3種類ぐらい。美味いサラダなど。

 出たのは、21:55。右写真はこのとき撮影したもの。いい感じに暗く撮れているでしょう。



 22:15、ドミトリーTに帰る。

 小林麻央、逝去。享年34歳。合掌..

*目次へ戻る


*2017年06月24日:平安神宮/京都国立近代美術館


 就寝は23時前だったと思うのだが..案の定、1:15、起床 [;_ _]。既にほとんど眠くないぞ。しかし今から起きていると、さすがに明日(というか今日か)は睡眠不足だぞ。コンビニまで寝酒を買いに行くべきか..などと悩んでいるうちに、それどころではない事態に陥った。

 蚊である。

 起きたときから、手足が妙に痒いとは思っていたのだが..このあと数時間にわたり、実に20匹近くの 悪魔 蚊を虐殺したのだが..本当に、きりがない。この狭い部屋の中のどこに隠れているのだ。それも、1匹しとめると、また、どこからともなく次の1匹(または2匹)が現れる..時間差攻撃で消耗戦を狙っているとしか思えない..事実、心が折れそうになる..眠るに眠れない..[;_ _][;_ _][;_ _](あとから考えれば、このとき、コンビニまで殺虫剤を買いにいけば良かったのであるが、それをまったく思いつかなかったということは、やはり夜中で、頭が十分、働いていなかったのだろう..)

 まぁ、空けない夜は無いわけで、数時間はうたた寝もしたのだろう。それなりに元気に、7:00に出発。(今夜もここに泊まるので、チェックアウトではない。着替えなどは置いていけるので、昨日よりは多少、身軽である。)薄晴れ。

 朝飯は、これまた京都での朝飯の定番、コンビニ握り飯(ほうじ茶ペットボトル付き)[;_ _]。だって、京都駅前のバスターミナルから、始発に近いバスに乗ろうとすると、駅前のスタバすら、7:30開店で、少し遅いんだもん。[;^.^]

 7:40のバスで、「美術館 平安神宮前」バス停に着いたのが、8:05。さすがに少し早すぎた [;^J^]。バス停のベンチで読書しつつ時間調整。徒歩5分の平安神宮に入ったのが、8:25。目当ては「神苑」。前回、ここに来たときは2月で、この広大な庭園に「ただの一輪も、花が咲いていなかった」という痛恨の一撃を喰らってリングに沈められていたので、リベンジしに来たのである [;^J^]。えぇ、ボッコボコにしてやりましたよ。タコ殴りにしてやりましたとも。[;^.^]

Picture Picture

 ハナショウブ。左は「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」、右は「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」。



Picture Picture Picture Picture

 睡蓮。左端だけが「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」で、右の3枚は「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」。睡蓮のように遠くの花を掴まえるためには、やはりズームレンズは必須である。

 一番右の写真の木陰、鳥がいるでしょう..



Picture Picture Picture Picture

 ..アオサギ君である。いずれも「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」で。なお、我ながら病気だとは自覚しているが、このタイプの鳥の写真を撮っているあいだ、自然に、「ジュラシック・パーク..」、と呟いていることは、お伝えしておく。[_ _][;^.^]

 右端の睡蓮も、随分近い位置から覗き込んで撮ったのだが、やはり「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」で最大倍率にしないと、このサイズでは写らないのだ。



Picture Picture Picture

 左写真は、「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」で泰平閣を左奥に臨み、右の2枚は、その泰平閣の上から「Ai AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D」で両側を撮す。魚眼レンズというのは、デフォルメはきついのだが、視界に入っているものを「全部」撮せるという意味では、記録写真として極めて優秀だと思う。



Picture Picture Picture

 いずれも「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」で、池の中を。



 11:20に発ち、徒歩10分先の京都国立近代美術館へ。まず昼食。12:30から、「技を極める―ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」(〜8月6日(日)まで)を観る。

 図録は買わなかった。一所懸命作成された方々には申し訳ないが [_ _]、この印刷物からは、実物の輝き、実物の超絶技巧の冴えを、辛うじて追想できるのみ..記録としての意味はあるし、10年前の私なら買っただろうが、蔵書に押しつぶされそうな今の私には、買えない。[;_ _]

 ..と、いきなり図録の話から入ってしまったが [_ _]、つまり、そういうこと。画像では真価をお伝えできない。本物を観て欲しい。

 コレクション展も見て、15:25に美術館を退出。(この附近は、広大な公園やら、複数の美術館やら、図書館やらが密集していて、東京の上野みたいなところですね。)微妙に時間が余ったので、いつもの [;^J^]「渉成園」に、16:15から16:35まで。コンビニに寄って、大量破壊兵器にして非人道兵器の代名詞ともいえる毒ガス兵器を購入。(俗に、キンチョールとも呼ばれる。)17:05にドミトリーTに帰り、部屋中に毒ガスを噴霧して大量殺戮を繰り広げつつひと休みしてから、17:50に出発。今日もリド飲食街で、今夜の店は「じじばば」。21:55にドミトリーTに帰る。

*目次へ戻る


*2017年06月25日:清水寺/清水三年坂美術館


 7:00チェックアウト。夜、降ったようだが、今はあがってる。今日の予定は、10:00から清水三年坂美術館だけだったのだが、それまでの時間がもったいない、その近所に、10:00前に拝観できる寺でもないか、と、物色したら、ありました。あんまり近すぎて視界に入っていなかった「清水寺」が [;^.^]。というわけで、8:05に着。

Picture Picture

 左写真は、「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」。これも、HDR合成である。この機能を使わないと、森の木々の解像度と雲の表情の描写は、同居できない。(センターに、京都タワーを捉えております。)

 右写真は、「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」で子安塔を狙う。なんの変哲もない、ただの望遠写真だが、色のバランスは悪くないと思う。期せずして。



Picture Picture Picture Picture

 アジサイを見つけたので、今回の旅行ではこれまで出番のなかった「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」で撮ってみた。ホワイトバランスはプリセットの「曇天」で、右端の群生のみ、やや青側に微調整した以外は、小細工していない。こうしてみると、やはり、陽光の影響が大きいようである。



 9:35に発ち、徒歩5分のイノダコーヒで時間調整。「アラビアの真珠」なるコーヒー(美味い!)と、アップルパイ。

 10:00、清水三年坂美術館。前から興味があったのだ。日本の明治期の超絶技巧工芸品・美術品専門の、こぢんまりとした、素敵な美術館である。近所に来たら、是非ともお立ち寄りになることを、お薦めする。(モノキュラーを持参されることも。)

 11:00に退出。バスで京都駅へ。11:55発の新幹線で、13:06、浜松。八丁蔵で一息つき、多少寄り道して、19:40、帰宅。

 収穫が、たくさんありました。[^J^]

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jun 29 2017
Copyright (C) 2017 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]