2015年06月22日:3人で「対談」すな! [;^.^]凸 2015年06月23日:暗黒博覧会.. 2015年06月24日:江口吾妻トークショールポ 2015年06月25日:「怪」はもういいか.. 2015年06月26日:「さよなら、お姉さん」 2015年06月27日:マリー・ローランサン展/「ももいろクリスマス2014」 2015年06月28日:ダブル・インパクト展目次へ戻る 先週へ 次週へ
「輩出(はいしゅつ)」という言葉の誤用が横行していることにむかついている件は、割と最近、この日記に書いていると思う。いかにも「賢そうな」単語であるし、使いたくなる気持ちは理解できるのだが、せめて辞書を引いてから使えっつーの! 「筒井康隆を輩出した同志社大学文学部」とは、なんだ! 「輩出」の意味は、「すぐれた人物が続いて世に出ること」だということぐらい、ネットでちょいと検索するだけでわかるだろうに..(「ノーベル賞受賞者を輩出した京都大学」なら、正しい。)
..まぁ、「輩出」については、もう諦めているところがあるのだが..それよりさらに(中学生時分から)気になっているのが、「対談」である。「今度、誰々さんと誰々さんと誰々さんで、対談しましょう!」..とかね。
「対」という字の意味ぐらい、中学生でもわかるだろーが! 「二つ一組のもの」だよ! つまり、「対談」は「二人」!
「三人」ならば「鼎談(ていだん)」! 「鼎」は「かなえ」で、「かなえ」は「三本脚」でしょう? だから、三人で話すのならば「鼎談」!
..つーか、いまどき「鼎」なんか知らないか。「鼎の軽重(かなえのけいちょう)を問う」という成句でしか知らないか。だとすると、この成句からは「鼎」が「三本脚」であるという情報は読みとれないので、「三人で話すのならば鼎談!」、と、咎められても、目が点になるだけか。
..つーか、いまどき「鼎の軽重を問う」という成句なんか知らないか..(..きりがない。[;_ _][;_ _][;_ _])
目次へ戻る..万国博覧会(..すみません [;_ _]。でも、「作り」じゃない、マジな空耳だったんだよぅ..[;^.^]( ..ま、先願ありだとは思いますが。[;_ _]))
誰か、100億円ぐらい、出資してくれないかなぁ..5〜10年ぐらいかけてプロデュースしたいんだが..それが無理なら、1億円でいい。(超重量級の)豪華本を作りたい。(もちろんいずれの場合も、私個人の力でできるわけがない。多少の人脈が無いこともないので、その伝を辿って、優秀なスタッフを集めて、作ってもらうのである。私は口を出すだけである。[;^J^])
多分、一番(費用的にも時間的にも)実現しやすいのが、電脳空間(キャッ [*^.^*])上に建設することである..というか、既に無数に(類似サイトが)存在している。でもね。でもね..それらをディスる意図は毛頭ないんだけどね..所詮、バーチャルはバーチャルに過ぎないんだよなぁ..(少なくとも、今の技術力では..)私の肉体と魂に与える影響力(あるいは「ダメージ」の重み(質量))が、「現実の博覧会」や「書籍という形での博覧会」とは比較にならないほど、「軽い」んだよなぁ..(それが「良さ」だということも、重々承知しておりますが。)
目次へ戻る先日のトークイベントのルポ記事が、ようやくネットに上がった。「江口寿史×吾妻ひでお トークショールポ」である。
案の定、オフレコ系の話題(I氏、K.M氏、Y氏へのディスなど [;^J^])はオミットされているし、具体的なグラドルリストは掲載されていないので、そこは、私の先日の日記(「2015年06月13日:博多で演奏会を聴いたのち、池袋のイベントに駆けつける [;^.^]」の後半)で補完していただきたい(..つーか、良識あるマスコミが報道できないことばかり(無意識のうちに選択的に)メモしていたのか、この私は。[;^.^])
目次へ戻る「怪」(角川書店)の0044号を買い忘れていたことに気が付いた(← 頭韻)。早速、発注しようとしたのだが..
この雑誌、もう、買うのをやめてもいいかも知れないなぁ..それなりに楽しい記事や写真、貴重な情報も載っているのだが..なんといっても、場所ふさぎ(← これ、致命的に重要)。それに、当初想定していたよりも、参照機会が(圧倒的に)少ないし..(つまり、もともと「資料集」として買い始めたのである。)
正直、惰性で買っていた側面があることは、否定できない。(この雑誌と執筆者のファンの皆さん、すみません。[_ _])..というわけで、近隣のブックオフに相談してみたら、引き取りは可能だが、20〜30円/冊とのこと。まぁそんなもんだろう。ヤフオクで売れば、もう少し値はつくだろうが..手間賃(工数)で大赤字だろうしな。そんなことなら、0043までは全巻揃いなんだから、現代マンガ図書館に寄付しようかなぁ..受け付けてくれるかなぁ..「コミック怪」じゃないしなぁ..[;^J^]
目次へ戻る曇天。この週末は雨模様になるらしい。
先日、タワレコオンラインから通販で購入したDVD、「さよなら、お姉さん」(西田藍、竹書房、TSDS-42067)を、観る。読書家アイドル/書評家アイドル/インテリアイドルなのだが、それらの「レッテル」に挑戦(挑発)するかのごとき過激なショットが多くて、なかなか良いです [^.^]。要は、ギャップ。(ちなみに、必然的に「図書館(図書室)」のシーンが多くなるのだが、本の並べ方が気になって仕方がなかったぞ、私は。[;^J^])
それにしても、アイドル系のDVDを買うのって、優木まおみ以来だなぁ。彼女のDVDは、数年前に(さる契機で [;^J^])全部売り飛ばしていたと思いこんでいたのだが、調べてみたら、まだ3枚、残ってたよ [;^J^]。意外に未練がましいね、私も。[;^.^]
目次へ戻る曇天、陽射しあり。7:20に出て、O内科医院へ。(診察は8:30からである。)9:10、帰宅。
9:40に出直して、9:55、浜松市美術館。「マリー・ローランサン展」である。(8月23日(日)まで。)
彼女の名前を知らない人はいても、彼女の絵を観たことがない人は、ほとんどいないのではあるまいか。(いわさきちひろと間違えて憶えている可能性はあるにしても。[;^J^])私にとっても、実に、実に懐かしい画家である。幼き日々、実家の壁に飾られていたはずだし、母や妹たちが好んでいたと記憶する。
左から、「三美神」、「接吻」。俗な言い回しで恐縮だが、「ザ・ローランサン」としか言いようがない。キャプションから引用しよう。「ローランサンの絵には、「絵画」と「装飾」の中間にあるような魅力があり、それこそが彼女の造形感覚を特徴づけている。例えて言うならば、意味や、その奥にある思想を難しく考えながら見るよりも、部屋の片隅にかけて、室内の調度品とともに楽しむ、そんな味わい方が似合う絵である。」..まさに、「家具の絵画」である。同時代の作曲家・サティの、「家具の音楽」のコンセプトと、響きあう..
これは後期の作品、「三人の若い女」。同じく、キャプションから。「甘美で、愛らしいローランサンのスタイルは、自身の好みを率直に反映して生み出されたとも言えるが、実は、それまでにないものだった。なぜなら、重厚で壮大なものを「芸術」として尊んできた西洋美術の歴史の中では、これほどまでに「愛らしさ」を押し出した絵画は生まれなかったからである。例外としては、18世紀のロココ絵画が思い浮かぶ。しかし、それも「写実的に描く」という、旧来の大前提の下に展開されたものに過ぎない。」
10:50に退出。11:20、帰宅。
先日、タワレコオンラインから通販で購入したBD4枚組、「ももいろクリスマス2014 〜さいたまスーパーアリーナ大会〜 〜Shining Snow Story〜 Day1/Day2 LIVE Blu-ray BOX <初回限定版>」(ももいろクローバーZ、EVIL LINE RECORDS、KIXM-90201~4)に目を通す。(いやはや、時間がかかること..[;^J^])
ももクロの大箱ライブでしばしば行われる“確信犯的な”「やりすぎ演出」のない、落ち着いて(安心して [;^.^])観ていられる、素晴らしいライブだと思う。感情を持たない(あるいは感情表現ができない)ロボットに「笑顔」を与えるという「ストーリー」は、全然論理的ではないのだが(← SFファンが嫌われるツボ [;^.^])、ファンタジーとしては悪くない。まったく、悪くない。特典映像の終わり際、この可愛らしい「少女型ロボット」のマスクを外すシーンがあるのだが、「中の人」が大変チャーミングな美人で、驚いた。((性別も含めて)真逆のケースも十分ありうると、危惧していただけに。[;^.^])
目次へ戻る雲はあるが、快晴に近い。風が爽やか。雨っぽい週末のはずではなかったのか [;^J^]。8:00に出発。9:04の下りのひかりに乗るつもりが、8:32の便に間に合ってしまった [;^.^]。浜松駅で時間をつぶしていても仕方がないので、さっさと名古屋へ向かう。ホームで(朝飯代わりに)きしめんを食っても、隣の隣の金山駅には、9:40に着いてしまう。駅前の名古屋ボストン美術館まで、2分とかからない。[;^J^]「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」(10:00開館)である。(以下、図録からスキャンしたが、サイズが小ぶりで粒子も粗め。結果、画質がいまいちな点は、あらかじめお詫びしておく。[_ _])
河鍋暁斎の「蒙古賊船退治之図」。もちろん、蒙古襲来に仮託して、黒船来航(あるいは攘夷思想)を描いているのだが..生半可な迫力ではない。この(どうみてもやり過ぎな)大爆発と、吹き飛ばされる人体群を御覧なさい! 現代の劇画/漫画表現が、これをどれだけ越えられているというのか。
珠玉の立体作品を2点。左から、鈴木長吉の「水晶置物」と、旭玉山の「人体骨格」である。水晶を支えている銀の「置物」の鋳造技術も凄いのだが、それに尽きるものではなく、荒波と龍が渾然一体となっている渦巻く造形は、本当に見飽きない。「人体骨格」のリアリティにも驚かされる。これ、自在に動くのである。(触れないけど。)
左図は、以前も紹介したことあると思うのだが、河鍋暁斎の「地獄太夫」。骸骨の上で踊る一休、という奇想。右図は、小林永濯の「菅原道真天拝山祈祷の図」。雷鳴(稲光)と突風の一瞬を捉えた、これまた劇画タッチの、ほとんど前例のない作品。
どでかい屏風図も紹介しておくが..塩川文麟の「雲竜図屏風」。残念ながら描線の迫力は、画像ファイルでは再現できないなぁ..
そしてやはり、黒田清輝。「婦人像(厨房)」は、技術的には突っ込む余地があるのだが、色彩が素晴らしい。
12:35、退出。12:51に金山駅を発ち、13:34に名古屋を出るひかりで、14:05に浜松着(早すぎる [;^J^])。14:40、帰宅。さて、いろいろ整理だ。いろいろ整理だ。いろいろ整理しなくてはならないのだ..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]
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