2015年06月08日:人間ドックで書き忘れていたこと 2015年06月09日:毎日観ているリトグラフ 2015年06月10日:6月下旬からの展覧会観覧予定 2015年06月11日:クリストファー・リー、逝去 2015年06月12日:博多でまったり 2015年06月13日:博多で演奏会を聴いたのち、池袋のイベントに駆けつける [;^.^] 2015年06月14日:橘小夢展など目次へ戻る 先週へ 次週へ
..を、思い出したので、書いておく。
受付「では、次は、恐怖のレントゲンですね」
倉田(ガクブル..[;*.*][;*.*][;*.*])
..胸部のレントゲン..(すみません..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])
目次へ戻る玄関を入ってすぐの様子の写真を、載せておく。お出迎えしてくれるのは、カルズーのリトグラフである。
タイトルは、「ノートルダム・ド・パリ」。はるかな昔、神保町の「悠」というギャラリーで買ったのである。ことの次第は昔の日記、「2003年03月04日:決め手は、色香」を参照のこと。(2003年に買ったわけではない。2003年に想い出話を書いているのである。)
もちろん、素敵なリトグラフだから買ったのであるが、それよりもさらに10年以上(?)前、SF作家の荒巻義雄が、確か「奇想天外」誌の座談会だか対談だかコラムだかで、「絵の鑑識眼を身につけるには、本物の絵を1枚買って、それを毎日観ていればいい」、と書いていたのを真に受けたからでもある。[;^J^](荒巻義雄は、画廊の経営者でもあるのだ。)無論、荒巻氏の言葉に嘘はない。多分にレトリカルではあるが、核心をついている。また、私が購入したこの作品も、たかだかウン十万円ではあるが、超一流の画家の手になる、一流の(と、私は思う)リトグラフである..が、これを何十年間毎日毎日観続けてきた私にどの程度の鑑識眼がついたかは..もちろん、別問題なのであった。[;_ _][;^J^]
目次へ戻る..(ネタが無い日の)いつものキラーコンテンツだよ。[;^.^]
竹久夢二美術館/弥生美術館
「日本の妖美 橘小夢展」
〜6月28日(日)まで
東京都美術館
「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」
〜6月28日(日)まで
東京都庭園美術館
「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」
〜6月30日(火)まで
東京ステーションギャラリー
「没後30年 鴨居玲展 踊り候え」
〜7月20日(月・祝)まで
浜松市美術館
「マリー・ローランサン展」
6月20日(土)〜8月23日(日)まで
名古屋ボストン美術館
「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」
〜8月30日(日)まで
Bunkamuraザ・ミュージアム
「エリック・サティとその時代」
7月8日(水)〜8月30日(日)まで
三菱一号館美術館
「画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」
6月27日(土)〜9月6日(日)まで
弥生美術館と東京都庭園美術館には、今週末に行ける可能性が高いが..無理なら来週回し。会期ぎりぎりになるな..
誤算だったのが、「ダブル・インパクト」を名古屋に回してしまったこと。これはもともと、東京藝術大学大学美術館で開催されていた展覧会で、気がついたときにはもう時間切れで間に合わなかったのだが、名古屋ボストン美術館に巡回することがわかったので、やれやれ、ひと安心..と、一息ついていたのだが..
..よく考えたら、展示作品の半分は、日本画ではないか! 日本画は物理的に弱いので、会期の長い展覧会では、途中で展示替えされる可能性が高い..つまり、複数回観に行かなければならないというわけ。上野の東京藝術大学大学美術館なら、上京する機会は何度もあるし、そのついでに何度か(無理なく)寄れたのだが..名古屋には、そんなに用事はないぞ [;^.^]。会期は8月末まで。京都/大阪には行く用事もあるだろうから、途中下車して片付けていくか..[;^J^]
目次へ戻る定時帰宅。夕方には雨。明日の支度。
クリストファー・リー、逝去。享年93歳。天寿を全うできたのだ。悲しむ理由はひとつもない。晴れやかにお送りしたい。合掌..[_ _][_ _][_ _][^J^]
若造 若い映画ファンにとっては、「ロード・オブ・ザ・リング」のサルマン役かも知れないが、(「スター・ウォーズ」にも出演しているらしいが、私はこのシリーズには興味がないので、よく知らない、)そりゃもう、なんといっても、「吸血鬼ドラキュラ」であろう。(やや不謹慎な発想で申し訳ないが、「天寿を全うする吸血鬼」って..[;^.^])
金曜日だが、有休取得済み。早朝、残念ながら、雨。とはいえこの週末で降るのは、今朝だけのはず。骨が2本ほど折れたまま、まだ廃棄していなかった「仕込み折りたたみ傘」の、最後のご奉公かな?
雨の中、5:22に徒歩で発つ。普通の速度で歩いて、浜松駅に着いたのが6:17。6:32の下りこだまで(新大阪でのぞみに乗り換え)、10:48、博多着。近いよねぇ..
まずは地下鉄で天神へ。明日の「リハ」である。どういうことかというと..明日の午後、天神駅前の「アクロス福岡」内の「福岡シンフォニーホール」で、開演14:00のコンサートを聴くのだが、当日の19:00からは、西武池袋本店別館8Fの「コミカレホール」で、イベントを聴講するのである [;^J^]。面白いでしょ [;^.^]。このタイトロープを成立させるために、福岡空港16:35発のANA便のチケットを購入したのだが、指揮者(尾崎氏)にあらかじめ問い合わせたところ、終演は15:40頃の見込みとのこと。果たして飛行機に乗れるかどうか、経路と所要時間の確認のためのリハなのである。[;^J^]
「福岡シンフォニーホール」の出口から、地下鉄天神駅の改札まで、早足で5分。走れば3分強。地下鉄天神駅から福岡空港駅まで11分。ここから空港の保安検査所まで、走って5分。また、空港の担当者に問い合わせて、16:35の便ならば、16:20が(乗るための)デッドライン、ということも確認。混み合う可能性を考えれば、極力、16:05までには来て欲しいとのこと。
結論として、15:40にコンサートが終われば、天神駅発15:51に乗るのは、まずまず無理ではない。この場合、保安検査所に16:06に着く。ギリである。天神駅発15:51に乗れなかった場合、次は15:58。保安検査所に16:15。徳俵である。ここが限界。15:58にも乗れなかった場合、16:07になり、保安検査所着が16:22。(ゴネれば乗れるかも知れないが..)
そしてまた、私は(先日の日記にも書いたとおり)このコンサートには「アンコール」を聴きに行くので、少々のびても、途中退場という選択肢はありえないのだ..ふっふっふっ..ひりひりするぜぇ..[;^.^][;^.^][;^.^]
..というわけで、12:15にリハ(つーか確認)終了。(書き忘れていたが、アクロス福岡で、明日のコンサートのチケットを購入しておいた。)ここまで詰められた以上、今日はこれ以上気を揉んでも無駄である。せいぜい、羽根を伸ばしましょう..というわけで、地下鉄で大濠公園駅へ。大濠公園は、大きな池が特徴的。いろいろな施設があるようだが、とりあえずは池の回りをのんびり歩く。13:00、周回路沿いのスタバで昼食。(別に、博多に来たからといって、博多名物を食わなきゃならんというわけでもないしね。[;^J^])13:50、福岡市美術館。「アンコール・ワットへのみち」という展覧会をやっている。ちなみに、下調べ、ゼロである [;^J^]。読者の方々はよっくご存知のとおり、私の美術館巡りには、「緻密に組み立てられたスケジュールの消化」という側面があることは否めないのだが、たまにはこのように、足の向くまま気の向くままに、ふらっと立ち寄ってみるのもいいもんだ。[^J^]
お出迎えは、草間彌生の「南瓜(かぼちゃ)」。この色、いいねぇ..[^J^]
実はこの美術館は、常設展が見応えあるらしいのだが、ちょうど展示替えの期間にあたってしまい、常設展は観られなかった。仕方がない。「アンコール・ワットへのみち」は、それなりに面白かった。普段、あまり観ないジャンル(というか地域)の作品群であるだけに、刺激的..というか、リハビリ [;^J^] になる。「感覚のリセット」というわけだ。ベタベタだが、買ってきた絵葉書からスキャンしてはりつけておく。
左から、「ガネーシャ像」、「ガルーダ像」、「ヴァージムカ像」。
左から、「ブラフマー像」、「ナーガの上のブッダ像」。いずれも、カンボジアの11世紀前後の作品である。
15:50頃に出て、引き続き公園内(というか池の周囲)を散策する。この、のんびりとした感じが、なかなか心地良いね。[^J^]
17:10頃に、Oさんに電話する。私の勤務先の先輩なのだが、数年前に退社されて、現在、博多に住まわれているのだ。お会いする約束をしていたのである。18:30、私の投宿先のホテル(「キャビナス福岡」)のロビーで落ち合うことになったので、まずはチェックインしに行く。博多駅から徒歩3分ぐらいのカプセルホテルだが、以前も使ったことがあり、非常に気に入っているのである。とにかく、風呂が充実しているし(屋上露天風呂もあり)、食事のメニューも豊富(..まぁ、ホテルの食堂で宴会する必然性はないが、普通に飲み会ができるレベル)。そして今回は「個室カプセル」を予約したのだが(4320円)、これが大変快適。
もちろん狭いのだが、机もあるし、なんといっても、鍵がかかるロッカーが「手元」にあるのがいい。普通のカプセルホテルやスパだと、ロッカーは「ロッカー室」に集中しているので、中の荷物や着替えを取りに行くために、わざわざ(時には別のフロアの)ロッカールームまでいかなくてはならないのだ。この差は大きい。無論、部屋自体に鍵がかかるわけではない。(というか、アコーディオンカーテンがあるだけなので、そもそも「部屋」ではない。「コーナー」である。「マン喫」の「個室」の「ベッド付きロッカー付きPC無し」バージョンというべきか。[;^J^])
結局、Oさんとは、ホテルのロビーではなく、地下鉄博多駅の改札で落ち合う。この暑いのに私が「もつ鍋」をリクエストしたものだから [;^.^]、「おおやま」という店を見繕って案内していただいた。19:00着。美味いなぁ..[^J^](私の現在の)勤務先についてのディープな話が主だったが、これはもちろん、超オフレコである [;^J^]。Oさんが現在携わっていられる面白そうなお仕事についての話も、一応、伏せておく。
21:00頃に出て、博多とくれば、もちろん屋台でしょ。お薦めの「えびちゃん」という屋台。10分ぐらい待って、21:25に着席。フォーマットこそ屋台であるが、実態は、普通に立派な「バー」である。酒もつまみも美味い。美術談義がはずんだなぁ。[^J^]
23:15に散会して、手帳のメモによると23:40にホテルに帰着..所要時間25分ということは、どうやって帰ったのかな。多分、徒歩ではこの時間では辿り着けないな。地下鉄かな。タクシーのわけないよな..うーむ、そんなに飲んだわけではないのに、ここの部分の記憶だけ、ぽっかりと抜けているなぁ..[;^.^](← これを「ボケ」とか「歳」とか揶揄するあなたは、完全に勘違いしている。こういう「憶える必要がないこと」は、脳が(無意識のうちに)選択的に削除して、より重要な事柄のために灰色の脳細胞をリザーブしているのである。つまり、歳とともに「賢くなっている」のである。わかったね。[;^J^])
目次へ戻る8:25にホテルをチェックアウトして、アクロス福岡のある天神へ。まずは、福岡市赤煉瓦文化館。9:00から30分間ほど滞在。なかなか風情のある建造物であり、「居る」だけで楽しい。[^J^]
ここからのんびり歩いて、須崎公園内の福岡県立美術館へ。特に目的はない。早めに着いてしまったので、外のベンチで読書しながら10分ほど開館を待ち、10:00に入館してからも30分ほどは、喫茶室でアイスコーヒーを飲みながら、グダグダとだらけ読書..この、時間を無駄遣いしている感覚が、実に心地よいね [^J^]。学生時代を想い出す。昨日も書いたけど、いつもいつも分刻みで美術館や図書館を駆けめぐっている、ささくれだった魂が、癒される。[^.^]
上のフロアに「コレクション展連続企画 第3弾 特集・現代美術 “いま・ここ”を巡って」を観に行く。比較的こぢんまりとした展示で、いい感じ。中でも、今泉憲治の「EA225h-7pII」が気に入った。案の定、画像検索できなかったが、壁に、象の鼻のようなオブジェが3本並んだ作品..妙な連想だとは思うが、「シュヴァルの理想宮」(リンクを張るのが面倒、わからなければぐぐれ)に、これとよく似た箇所がある。
12:00頃に出て、早めにアクロス福岡に。この施設の中で食事するつもりだったのだが、結果的に時間が中途半端になってしまったので、昼食抜き。12:30から福岡シンフォニーホールの入り口前に並んで読書。13:00開場。14:00開演。
九州大学芸術工学部フィルハーモニー管弦楽団 第45回定期演奏会
指揮:尾崎 晋也
リムスキー・コルサコフ/「皇帝の花嫁」序曲
エネスク/ルーマニア狂詩曲第2番
サン=サーンス/交響曲第3番「オルガン付き」
「「皇帝の花嫁」序曲」では、やや、アンサンブルが気になる箇所もあったが、「ルーマニア狂詩曲第2番」は、なかなか聴き応えがあった。指揮者の尾崎氏が長年、ルーマニアの国立管弦楽団を指揮されてきたということもあって、ルーマニアつながりの比較的珍しい作品(というか、珍しい演奏)。最初は正直、学生オケへの偏見もあり [_ _] 弦楽器の精度には期待していなかったのだが、なかなか美しい音を聴かせてくれたし、この作品の肝とも言える木管楽器群のソロも安心して聴けた。最後はまさかのサプライズエンディング(だと思うよ、私は。[;^J^])
そして、「オルガン付き」。パイプオルガンのないホールであり、ローランドの電子オルガンが使われていた。正直、もう少し音量を上げてもいいのではないかと思うところもあったが、そんなことは指揮者も百も承知、ぎりぎりのバランスを探った結果だろう。ホール全体が発音体であるパイプオルガンと、スピーカーを鳴らす電子オルガンでは、前提条件が違う。ボリュームを上げればいい、というものではないのだ。全体に、難しいリズムでも破綻せずに、見事にまとめあげていたと思う。ここまでの3曲を通して言えることだが、このオケ、コラールの精度を上げられれば、さらにステップアップできるのではないだろうか。
さて、アンコールである!(学生オケは管楽器パートが相対的に多くなるので)ここまでのプログラムの途中で、管楽器奏者が交代していたのだが、アンコールにいたって全乗り? ステージ袖の「バンダ席(エリア)」には、トランペットとトロンボーンが10人ほど。木管も(奥の方の)バンダ席に数名追加。また、スレイヤ・ベルやベルリラなどの「光物(ひかりもの)」を持った打楽器奏者を5人追加。何が始まるんだ..という気配が、周囲の客席にわだかまる中、スネアドラムのロールがクレッシェンドで入ってくる..バンダのトランペットとトロンボーンのファンファーレ..
「ベルリオーズ/葬送と勝利の大交響曲(Wikipedia)第3楽章「アポテオーズ」」である!(楽章後半には任意追加の「合唱」パートがあるのだが、今日の演奏会には合唱はいないので、合唱パートはバンダの金管・木管群が奏し、最後にはパイプオルガンも加わる。)私は、これを聴きに博多まで来たのだ! [;^.^]
オーディエンスの何割が、この曲を知っていたかは知らないか、普通、アンコールに起用されない(起用されるはずがない)曲だということは、すぐにわかったであろう [;^J^]。しかし、「オルガン付き」のあとに「ラコッツィ行進曲」をやっても、仕方がない。せっかくパイプオルガンがあるのだから、それを合唱に転用して、さらに金管のバンダを追加する曲をあてる(さらに言えば、19世紀フランス楽壇の後輩 → 先輩、というつながりもあるし)というのは、筋が通っている。
しかしそれにしても、素晴らしい音楽体験(音響体験)であった! 誇張抜きで、魂が震えた。前述したように、音量的にはさらに大きくても構わなかったのだが、大きければいいというものでもない。ホールのキャパシティ、奏者のキャパシティを見極めた、ぎりぎりのラインなのであろう。(それが、指揮者の仕事なのだ。)無理して(まさに無理して)博多まで駆けつけたかいがあった!
ついでに、右耳のコンディションについても、書いておく。「ボコボコ」現象は発症しなかったが、数ヶ月前から再発気味の「ゴロゴロ」感は、コンサート全体を通じて、はっきりと、あった [_ _]。しかしそれは(音楽に集中するという)意志力で「無視」できる範囲内である。そう、「鋼(はがね)の意思」((C)ももクロ)によって..無論、右耳の筋肉を「切る」という手術によって、この現象を消せる可能性は、あるのだ。しかし、恐い。この手術は、恐い..この「(ゴロゴロ)騒音」が無視できる範囲で大人しくしていてくれるのであれば、このまま一生、(手術からは)逃げ切りたい..(どこに、「鋼の意思」がある。[;_ _](← 突っ込まれる前に自爆しておく。[;^.^]))
..さて、アンコールは終わった。指揮者は袖に下がり、奏者たちも退場を始めた..15:35である! 予定よりも5分早い!(とはいえ、楽屋挨拶をしている時間は到底とれそうもないので、それは失礼させていただいて、)地下鉄天神駅へ速歩!(走らなくてもすむ場合は、無理に走らない。あとで脚が動かなくなった場合のリスクの方が大きいから..← 運動不足をこじらせている人間ならではの叡智である。[;_ _][;^.^])15:45の地下鉄に乗れた!「15:51に乗れれば、ギリ」という見積もりだったので、6分前倒し! 余裕である!
16:00過ぎには保安検査所着。3年前に中部国際空港から夕張に飛んだときには、カッターナイフを取り上げられてしまったのだが(当たり前だ [;_ _][;^.^])、今回はヤバイ系は何も持っていないので、軽く通過。ゲート内の土産物屋で「博多の女(ひと)」を買う。
16:35発のANA便なのだが、離陸したのは16:51。まぁこんなのは、オンタイムのうちか。次の問題は、羽田から先。18:10、羽田着の予定なのだが、これだとどんなに頑張っても、池袋着が19:19。江口×吾妻のトークイベントは19:00からで、会場まで、普通に歩くと10分(走れば5分)ぐらい。まぁ、この程度の遅刻ですめばラッキーだ..(なにしろ、「秀吉の中国大返し」ならぬ「わたるの博多大返し」である。[;^.^])それにしても、気流の状態がいまいちだが、ちゃんと羽田にオンタイムで降りてくれるだろうか..などと気を揉んでも、まったくの無駄 [;^J^]。私には何もできない。運を天に任せて80分間、休むに如くはない..それにしても、たったの80分か..昨朝の新幹線も大概速いと思ったが、飛行機とは比較にならんわな。
通路を隔てて隣のねーちゃん。典型的なキャリアウーマンスタイル(黒の上下&タイトスカート)、ついでに黒長髪..なのだが、上着を脱いだら黒のシースルー..めっちゃエロくて、眼福、眼福。[^.^]
えーと、飛行機の「着陸(到着)時刻」の定義はなんだったかな。18:10着の予定だったのだが、滑走路に接地したのが18:12。それからしばらく滑走路を走って、飛行機の出口から出られたのが、18:23。これは、オンタイムのうちなのか、遅れたのか。[;^.^]
とにかく、走る! 5分後、18:29に、京浜急行(18:31発)に飛び込めた! 品川で山手線に乗り換えて、19:19、池袋着。ここまで、完全に予定どおりである!
山手線に乗り換えたあたりでツイッターで状況をモニター。やった! 案の定、江口寿史が遅刻している![;^.^] 会場で待たされているお客さんたちには悪いが、他人のことを思いやっている場合ではないっ よしっ!とばかりにガッツポーズした私を責められる人間がいるだろうか(いや、いない。[;^.^])江口寿史が「いま、新宿で乗り換えました」とツイートした時点で、私はまだ渋谷の手前。しかし、これなら勝算はある。江口寿史が会場に着くまでに追いつけるとは思えないが、数分差まで縮められるのではあるまいか。なぜなら確か、江口寿史は、会場(西武池袋本店別館8Fの「コミカレホール」)に行くのが、今回初めてだ、と、どこかで読んだ記憶があるからだ。あの会場、一見さんがそう簡単に行き着けるような、あまいロケーションじゃねーんだよっ![;^.^](← なぜにやさぐれる。[;^J^])絶対に迷う、あるいは、無駄に大回りする。間違いなく、池袋に着いてからもたつくはずだ。その点、私は最短経路を知っている。あそこに行くには、西武池袋のデパ地下の総菜売場を走り抜けるのが、一番早いのだ。
..19:26に着いた! 池袋駅のホームに着いてから7分だから、これなら良し! そして(既に始まってはいたのだが)江口寿史が到着したのは(定刻19:00のところ [;^.^])19:20を回っていたようである。ほとんど最初から聴けたに等しい! どうだざまみろ、正義は勝つ! [^.^][^.^][^.^](それにしても改めて、日本の鉄道って、凄い。福岡の地下鉄も京浜急行も山手線も、1分と狂わずに動いてくれたからこそ、このタイトロープを渡り切れたのである。日本の交通インフラを支えている人々に、感謝 [_ _]。今日の私の幸せは、全て皆さんの努力のお陰です! [^J^])
..というわけで、「江口寿史先生×吾妻ひでお先生トークイベント~『江口寿史の正直日記』(河出文庫)刊行記念~」である。いつもなら、詳細な実況中継レポートを書くところであるが、1.さすがにいささか疲れている、2.冒頭数分間を聴けていない、3.取材が入っており、いずれどこぞのサイトにアップされるはず、の3点セットで、今回はさぼらせていただくことにする。[_ _](私を責められる人間がいるだろうか(いや、いない。[;^.^]))以下、断片的なメモである。
江口「吾妻さん(のギャグ)は、ギャグ漫画家の中でも、ひとりだけクール。ボケても突っ込まないのが新鮮だった」。吾妻「アメリカのホームドラマの影響がある。アメリカのホームドラマはボケに突っ込まない」。江口「なるほど..そのかわり、笑い声が起こるけど(会場笑)」。
いしかわじゅんをディスって、盛り上がること盛り上がること [;^.^]。江口「(いしかわじゅんは新聞連載をしているが)つまらないマンガを描くのがうまい(会場爆笑)いや、これは大事なことなんです(会場爆笑)(フォローになってないよ [;^.^])」。江口「吉祥寺(ちなみに、江口氏もいしかわ氏も、漫画家(と漫画編集者)の 吹き溜まり 梁山泊、吉祥寺在住である)の居酒屋にいしかわじゅんを呼び出したら来てくれたけど、あとから「(タバコで)臭かった」とツイッターしやがった(会場笑)」。江口「吾妻さん、昔からいしかわさんと友人ですよね」吾妻「(食い気味に)いやっ(会場爆笑)」..きりがないので、ここまでとしておくが。[;^J^]
もちろん、ディスって盛り上がるというのは、その対象(いしかわじゅん)に対する、江口氏、吾妻氏(及びオーディエンス)の愛情があればこそである。愛情があればこそなのである(..フォローになってるかな。[;^J^])
江口寿史の「正直日記」(河出文庫版)は「K.M氏」の原作で漫画家として立ち直ろうと頑張るところで終わっているが(そしてそれは結局挫折した(連載は中絶した)のだが)、「K.M氏」(あとがきで明記されているように狩撫麻礼氏)に対しても、江口寿史がディスることディスること。[;^J^](原稿を落としたことは棚にあげて [;^.^])「アル中っぽいよね」とか、「とにかく、説教が長い」とか。[;^J^]
また、「正直日記」(河出文庫版)で描き下ろされた「金沢日記2」は、同様に、今度は、江口氏を立ち直らせようと山上たつひこが原作を書き、江口氏もそれにこたえようと頑張るものの、結局、まったく描けないまま、またしても挫折する、という、心が震えるような幕切れなのだが..大先輩で大恩人の山上氏に対しても、ディスること。[;^.^] 「大人気ないんですよ(会場笑)」とか、「気が短い」とか、「朝の7時に電話してくる」とか、「自分が書いた原作はすぐに(僕が)読んで着手しないと気がすまない」とか..吾妻「山上さんには、会いたくもないです(会場爆笑)」。(← 「がきデカ」人気の煽りを喰らって、「少年チャンピオン」をお払い箱にされた、という、ルサンチマン的吾妻史観が背景にあります。[;^J^])
さて、最後の企画は、江口寿史が吾妻ひでおにお薦めする「グラドル」コーナー(14名)である。江口寿史は、可愛い女の子を描くために、PCの中に多くの写真を溜め込んで、倦まずたゆまず、日々これらで研鑽しているのであるが(彼の言葉を真に受けるとして [;^J^])、とにかく、死ぬ前にフォルダーごと削除しておかないとまずい [;^.^] 類の画像データ集である。吾妻氏のリアクションも、記憶にある限り記しておく。(なお、各グラドルの名前は口頭で紹介されたのみ。同じ読みでも漢字が違う別人が居る場合があるので、名前を間違えている可能性がありますが、ご容赦ください。[_ _])
中村静香吾妻「おぉ!」佐山彩香
江口「ご存知ですか?」
吾妻「私の2番ですよ!」
(リアクション失念 [_ _])西田麻衣(西田あいの聞き違えかも [_ _])吾妻「別の西田さん(西田藍のこと)なら知ってるんですが..」水樹たま
(吾妻さん、ご存知なかった。私(倉田)は知ってますよ、このデブアイドル。[;^J^](デブ専ではありません。[;^.^]))石原さとみ
吾妻「私の4番です」綾瀬はるか
吾妻「好きです。85番ぐらいかな」安枝瞳
江口「幅広いですね〜」
吾妻「私のリストに入れようと思っていたところです(会場笑)」紗倉まな
(倉田注:をを、ロリ顔セクシー女優が..[;^.^])篠崎愛
吾妻「あぁ〜(嘆声)」
吾妻「私の1番ですよ!」多部美華子
吾妻「私の3番!」クロエ・グレース・モレッツ
吾妻「5番です」芦田愛菜
(倉田注:まさかクロエまでお二人の好みが被っているとは思わず、驚嘆。[;^.^])
江口「子役のうちにここまで完成されていると、大人になってから平凡になってしまいがちなんですが、この子は、普通に美人に育っていくと思うんですよね」佳子さま
(倉田注:お、俺は知らんぞ [;^.^]、佳子さまを「グラドル」の箱に入れたのは、江口寿史だからな [;^.^][;^.^][;^.^]。もらい炎上は、ご勘弁。[;^.^])堀内敬子
吾妻「この人は知りませんでした」
江口「初めて、熟女(44歳)でいいと思った人。この人でAV撮りたい(こらこら [;^.^])」
いちいち記さなかったが、吾妻氏の「おぉぉ〜〜」、という嘆声は、何度も聞かれた [;^J^]。それは単に、好みのグラドルの写真が見られて嬉しい、というより、江口寿史とここまで好みが被るか、という驚きも多分に含まれていたと思う。(読み返していただくとおわかりのとおり、この14人の中に、吾妻氏の「1番」から「5番」までが、含まれているのである。かなりの高確率である。ちなみに、吾妻マニアを自認するなら、吾妻氏の「1番」から「5番」までは暗誦(即答)できるようにしておきたいものである。[;^J^])また、私が驚いたのは、クロエが被ったこと。おふたりとも、外人にはそれほど惹かれない、と明言しているのだが、それでもふたりとも、同じ「クロエ」は、上位に入っていたのである。[;^J^]
最後のQ&Aコーナー。3つか4つあったと思うが、メモを取ったひとつだけご紹介。
Q「江口先生の遅筆は有名ですが、どこで一番時間がかかるのですか?」
A「下描きです。臆病なので、下描きをきっちり描かないと怖くて描けない。そこに時間がかかる」
21:20頃に終わり。しばらく会場の外で、知人たちとうだうだしていたが、西田藍さん(Wikipedia、画像検索結果)をお見かけしたので、ご挨拶。(私にも、顔と名前を認識してもらっているアイドルはいるのだ。[^.^](← いい歳して何を自慢してんだか [;^.^]))あぁ、それにしても、彼女のファーストDVDを買って持参するんだった。サインしてもらえたのに。[/_:][/_:][/_:][;^.^]
ほどほどのところで散会して、私を含めて8人で、21:30頃、近所の「くるみ」という店へ。主たる話題は、もちろん今日の(楽しい)イベント [^J^]。また、『江口寿史の正直日記』の編集者であり、本日の司会者でもあったAさんの年齢の話題になりかけたので、そこは私がブロックした [;^J^]。「掘り下げるな、濁せ」、と。[;^.^]
23:15、散会。宿泊は例によって、水道橋のスパ ラクーア。これまで気が付いていなかったのだが、池袋からなら、丸ノ内線ですぐ(「後楽園」下車)なんだ [;^J^]。23:40、入館。
目次へ戻る朝、小雨。あちゃあ..[;^J^] でも、8:55にラクーアを発つ頃にはやんでいた。竹久夢二美術館/弥生美術館着は、9:30。開館30分前である [;^J^]。なぜこんなに(混むはずもない展覧会なのに)必要以上に早く着いたのかというと、ラクーアのチェックアウト時刻が9:00で、ラクーア直近の後楽園駅から(弥生美術館直近の)東大前駅まで、無駄に近すぎるからである [;^.^]。外のベンチ(椅子)が、朝方の雨で濡れていたので、タオルで拭いて読書しつつ待つ [;^J^]。9:55に入れてもらえました。(こういう柔軟な対応をしていただけるのが、小規模美術館ならではの良さなのである。)「日本の妖美 橘小夢展」。6月28日(日)までである。
まずは、「橘小夢」で、ざっと画像検索。どうです、いいでしょう。[^J^]
左から、「花魁(おいらん)」、「水魔」、「刺青」。いずれもピカイチの代表作で、私の贅言などいっさい無用だが、これら以外にも、初期の「コマ絵」(雑誌や新聞に掲載されるもので、挿絵とは異なり、周囲の記事とは関連性を持たずに描かれた絵のこと。悪く言えば「埋め草」、良く言えば「装飾」である)が、非常に魅力的だったことをお伝えしておく。
10:50に退出。このあと、わかりにくい記述となるが [;_ _][;^J^] 都内某所に出向き、某氏(複数)と落ち合い、某会合。なかなか前向きの結論になったのではないかと思う。
このあと、某高層ビル内で中華料理(中国料理かな?)をごちそうになり、展望デッキで眺望を楽しんでから、15:05頃、散会。今から展覧会、巡って巡れないことはないが、ここは無理せず、来週回し。
15:34、品川発のこだま。17;22、浜松着。18:05、帰宅。楽しい3日間であった。[^J^]
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jun 18 2015
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