2015年06月01日:博多の宿を予約する 2015年06月02日:謎の発光現象の追憶 2015年06月03日:なんというか.. 2015年06月04日:人間ドック 2015 一日目 2015年06月05日:人間ドック 2015 二日目 2015年06月06日:「醗酵人間」「怪獣文藝の逆襲」 2015年06月07日:ようやく、まどマギ [;^.^]目次へ戻る 先週へ 次週へ
(予告:今週(正確に言うと、これを書いている6月8日からの週)もまた、極めて慌ただしくなるので、今週号のテキスト量は少なくなるであろう。予め、陳謝。[_ _])
残業せず。晩飯は、明日明後日の食事制限に備えて、久しぶりに米を炊く。どういうことかと言うと..週後半の人間ドックで大腸ファイバーをするために、火曜日から、葉物(はもの)野菜や根菜類、乳製品などを控えねばならない。ここ最近、朝食はフルグラに牛乳ぶっかけ、ですませていたのだが、フルグラに植物繊維がどのくらい含まれているのかは知らないが、牛乳はNG..というわけで、明日明後日の朝食は卵ぶっかけご飯で乗り切るつもりですのでね。[;^J^](米、うどん、卵、肉、魚はOKなのだ。)ここ最近、鍋でご飯を炊いていなかったので、水加減や加熱時間の復習というわけで。
6月12日の博多の宿(博多駅前の「ホテル キャビナス福岡」)を予約。カプセルホテルなのだが、数百円奮発して、初体験の「個室カプセル」の部屋にしてみた。狭いだけで、かなり快適であろうと期待できる。
目次へ戻るネタもないし、(20年ぐらい前に廃墟通信に書いたかも知れないが、時効どころの騒ぎではないし [;^.^]、)昔みた、感興豊かな空中現象の思い出話でお茶を濁す。
それは、不思議な「光」であった。半分晴天、半分曇天、みたいな空模様だったのだが、大きく広がる遠方の雲の前に、比較的近い位置の雲(前者に比べると視野角は狭い)が浮かんでいる。このふたつの雲の前後関係は、はっきりとわかる。そのふたつの雲の間に、「光源」があるのである。数秒間隔で、音も無く、放射状に発光する。そのたびに、前景の(近い)雲は(逆光となって)暗くなり、後景の(遠い)雲は(その光を反射して)明るくなる。
明らかに、雷である..ただ、従来、見たこともないような形態の雷であった。また、発光源はそれほど遠距離とも思えないのに、完全な「無音」であるのも、不気味といえば不気味であった..
..ま、それだけの話である。ビリーバーが見れば、確実に「UFO(の事故、あるいは信号)」であったことであろうよ。[^.^]
目次へ戻る..言葉を失ってしまったのだが。
中国での転覆事故。Mixiニュースを読んでいたら、「関連日記」に、
「なぜ自衛隊を派遣しないの? 隣国を助けられない日本なんて、滅びてしまえばいい..」(大意)
..もちろん、突っ込まなかったけどね。(そんな暇は無い。)四川大地震に際して、被災地への救援物資の輸送に自衛隊機を使う計画が中止されたことを知らないのか。「大災害/大事故」→「(正義の味方の)自衛隊出動」、というのは、日本国内だけの話なんだよ。少しはニュースを読んでくれ。(それと、上っ面だけでいいから、現代史の勉強も。)
朝から雨。来週末(6月12日)には新幹線で博多まで直行するのだが、その翌週末の6月20日には、逆方向に(今度は)上京する。そのための高速バスのチケットを購入。
目次へ戻る昨日は雨だったが、朝から曇天。6:30に車で発ち、人間ドックへ(三方原の聖隷予防検診センター)。今年は一泊二日。胃カメラと大腸ファイバー付きである。空き時間がたっぷりあるので、本を3冊、持参する。
胃カメラの担当の女医先生。問診票を見て..「私の知ってる倉田さんかしら?」「はい?」「O内科医院に来てらっしゃるでしょう? 私、Kですよ」..マスクが大きいのでわかりにくかったけど、O内科医院に週2日出勤されているK先生でした [;^.^]。ここが主たる勤務先で、O内科医院にはヘルプ勤務なのかな?
昨今は、胃カメラは鼻腔から入れるのが主流らしい。案内パンフでも、はっきりとそちらが推薦されていた。でも私は、鼻腔から入れるのはイヤである。口腔から呑み込むほうがいい。(理由の説明は略す。)..というわけで、口から。「ミクロの決死圏」を、解説(実況中継)付きで満喫する [^.^]。逆流性食道炎気味ではあるが、基本的に問題なし。その他の(初日の)検査も、まぁ、大過無し。[;^.^]
目次へ戻る本日のメインイベントは、大腸ファイバー。昔は、腸内を洗浄するために不味い液体を2リットル飲まされたものだが、今は1リットル(+水500cc)でいいらしい。わりと早めに綺麗になった。午後から検査。今度は下からの「ミクロの決死圏」を、解説(実況中継)付きで堪能する [^.^][;^.^]。これもほぼ問題はなかったのだが、ポリープというほどではない「出っ張り」を、念のために生検(組織を1ミリ四方程度削り取る)された。[;^J^]
全ての検査が終わり、最終的に、大きな問題は無し。小さな問題は(もちろん)運動不足 [;_ _][;^J^]。どうしたものかな..マジで、自転車に乗る時間が無いのだが..それと、大腸ファイバーで生検されたものだから、2〜3日は禁酒という、想定外の破局が..[/_;] まだ週末が始まったばかりだというのに、まさかの暗黒..[/_;][/_;][/_;](「暗い日曜日」とか、書くと思ったでしょ。書かないよ。[^.^](← 書いてるよ。[;^.^]))
15:10、退出。小雨が降っている。15:50、帰宅。
今夜は「四季のコンサート」があるのだが..1.私にとっては、さほど魅力的なプログラムでない、2.雨がかなり強くなってきた、3.大腸ファイバーのための腸内洗浄の余波が収まらず、トイレが近い、の3点セット。とくに「3」が致命的なので、今夜は見送ることとする。
目次へ戻る早朝、雨が残っていたが、6:00にはあがっており、ほどなく晴れた。9:20にキューブで出て、まず図書館に寄り、9:50に日産伊場店。セーフティ点検である。11:10に終わり、クリーニング出ししてから、いったん帰宅。そのあと改めて高丘に出て、書店めぐり。昼食はCoCo壱。
とにかく眠い。帰宅してから、フトンを敷いて本格的に昼寝。17:30頃起床 [;^J^]。面倒なので、クリーニングの引き取りは、明日。録画の始末を若干。
ドック中に読了した本のインプレを書いておく(3冊中2冊)。
「醗酵人間」(栗田信、戎光祥出版、ミステリ珍本全集03、日下三蔵編)。代表作(?)を集めたアンソロジー。
「醗酵人間」−やはり凄い。1958年刊のミステリーというかSFというかだが..酒を飲むと醗酵して数倍に膨張して超人化する主人公、という設定には、どう突っ込んだらいいのやら..[;^J^] 白眉はやはり、ウィスキーを舐めて膨れ上がり、風船となって脱出するくだりか [;^J^]。「改造人間」−連作ミステリー。LSDによる人格改造により、他人を操り、犯罪(殺人)を犯させる。「怪奇大作戦」の「狂鬼人間」を想わせもする。美術界における贋作醜聞の冤罪に対する復讐譚が外枠ではあるが、結びつきは緩いし、真犯人が判明するわけでもない。このもやっと感(もしかしたらいい加減さ [;^J^])が持ち味か。「台風圏の男」−これも連作。敗戦後の世相を舞台とする、性犯罪の犠牲者がらみの暗い話が多いが、幕切れのエピソードは明るく爽やかな読後感で、救われる。以下、短編。「地底の飛竜現わる!」−分類すればSFだが、プレSFというか..[;^J^]。「ドン鯖の竜」「腕で来い」「屍体置場の招待状」−いずれも、悪くない。
「怪獣文藝の逆襲」(東雅夫編、角川書店、幽BOOKS)は、アンソロジーである。
「怪獣二十六号」(樋口真嗣)−秘蔵の怪獣映画の企画書。まぁ、こんなものかな。「怪獣チェイサー」(大倉崇裕)−極めて現代的で、スタイリッシュとすら言える。「廃都の怪神」(山本弘)−未開の密林の奥地に生き残っていた太古の生物。恐竜という設定かと思ったが、火を吹くから、それはないか [;^J^]。山川惣治の世界だな。「ブリラが来た夜」(梶尾真治)−怪獣化する一族の血の宿命。「黒い虹」(太田忠司)−怪獣の抜扈する世界から、時を越えて脱出してきた少年。「怪獣の夢」(有栖川有栖)−少年時代から時を経て、怪獣の夢の主体が自らになっていく(つまり、怪獣を「見る」夢ではなく、怪獣に「なる」夢)と共に、現実世界で成功を重ね、出世していく自分も、ある意味、怪獣化していく。「孤独な怪獣」(園子温)−そうか。1980年代終わり頃の高円寺は、ダメ人間の終着駅だったのか。最近、高円寺で一人暮らしを始めた知人がいるのだが(以下略 [;^.^])。普通小説っちゃー普通小説だが、もちろん、怪獣小説である。「トウキョウ・デスワーム」(小中千昭)−極めてオーソドックスな作品。東京の地下に、巨大ミミズの群れ(と謎の少女)。「聖獣戦記 白い影」(井上伸一郎)−聖獣っちゃー、もちろんあれらだが、それと元寇との組み合わせは、面白い着眼点。
目次へ戻る朝から快晴。ここ最近、右耳の調子がよろしくない。特に、朝。[;_ _]
ニュースによると、昨夜深夜、博多の地下鉄、天神駅の隣の赤坂駅でトラブルが発生し、一時運行を見合わせたとのこと..縁起悪いなぁ..[;_ _] 来週(6月13日)には、この地下鉄に乗る。僅かな遅延も許されない状況なのである。[;_ _](そんな計画を立てる方が悪いのだが、やむにやまれぬ事情があるのだよ。[;_ _])
「ももいろクリスマス2014 〜さいたまスーパーアリーナ大会〜 〜Shining Snow Story〜 Day1/Day2 LIVE Blu-ray BOX<初回限定版>」を、タワレコに予約発注。6月24日発売。ブルーレイ4枚組である。[;^.^]
「魔法少女まどか☆マギカ」(Wikipedia)、今ごろになって、ようやく、全12話、一気に視聴 [;_ _][;^J^]。2011年の時点で何故か見逃しており、その後、スカパーのアニメ系のチャンネルで放映されたのだが、私が契約しているパックには含まれていないチャンネルで、これだけのためにそのチャンネルを1本釣りで契約するのもな..と見送ってしまっていたのだった。もちろん、パッケージソフトが(DVDもBDも)発売されてはいたのだが、もしも同じタイトルのBDが出ていなければDVDを買うに否やはないが、BD版がある場合はDVDを買う気にはなれず、とはいえBD版は高くて買えず..
で、ようやく先日、WOWOWで一気放映されたのを録り貯めておいたのを、一気に再生、BD−Rに保存、というわけで。
..なるほど..まぁ今さら、贅言は要すまい。既に、語られるべきことは語られつくし、書かれるべきことは書かれつくしているのだろう。私が何かを付け加えられるとは思えない。だから、ごく軽く。(なお、4年も前の(しかも高名な)作品ではあるが、私のように、「いつか観る気ではあるがいまだに観る機会が無い」人がいる可能性はもちろんあるので、ネタバレにならないよう、核心はぼかして書く。)
おそらく、「エヴァ」と比較されがちな作品なのだろう..と、軽くネットを探ってみたら、案の定 [;^J^]。しかし、私見では、「新世紀エヴァンゲリオン」とは、明確に異なる作品である。つまり、「エヴァ」はSFではないが、「まどマギ」はSFなのである。(← また、危ない発言を。[;^J^])私は「エヴァ」は大好きだが、あの作品(特にTV版)の最大の特徴は、「説明を放棄している」ところにある。ただ、印象的なシーンや概念を(脈絡無く)接続しているだけである。だからこそ、夢のような(悪夢のような)作品世界が顕現し、それはそれで非常に魅力的であるのだが..(これは、功罪ともにまことに大きいのだが、論じ始めると日記のキャパをオーバーするし、今回は「エヴァ」を語りたいのではないので、ここまで。)説明を放棄している作品は、SFではない。詭弁でも超論理でも構わないから、とにかく「説明」するのが「SF」である。
「まどマギ」は、実は、微妙である。私はこれはSFだと思うが(なぜなら「説明」しているから)、作品の根幹となる、ある魔法少女のある「能力」については、いっさいの説明がなされていない。(なぜ、そんなことが可能なのか。その原理はなんなのか..)まぁ、だからこそ「魔法」なのだろうが..しかし、その一点を認めることによって、あとはするすると、「論理的に説明がつく」。「大きな(不自然な)嘘は“ひとつだけ”ついてよい」、という、SFの規定 [;^J^] を満たしている。
魔女の世界の映像(演出)が素晴らしい。音楽が素晴らしい。終盤の、メタなレイヤーへの飛躍(ここまでは書いてもいいだろう)と広がりが素晴らしい(..とはいえ、ここにも穴が無いことはないのだが、それは目をつぶれるレベルである)。
驚くべき傑作だと思う。映画版(「前編」「後編」「新編」の3本)も録画してあるのだが、これを観る時間がとれるのは、しばらく先になりそうだ。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jun 11 2015
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