*2014年09月08日:虹を見た
*2014年09月09日:「アート・ルネッサンス in HAMAMATSU」
*2014年09月10日:ザ・テレに失望 [;_ _]
*2014年09月11日:「超一流主義」
*2014年09月12日:永遠の現在
*2014年09月13日:様々な..
*2014年09月14日:「江戸妖怪大図鑑」/古代エジプト展
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*2014年09月08日:虹を見た


 ..言うまでもなく、ウルトラQの「鳥を見た」と「虹の卵」の合成である。このぐらい、即答できなくては困る(← ..誰が。[;^J^])

 閑話休題 [;^.^]。午前中、一時雨が降ったせいか、夕方、なかなか見事な虹が職場の窓から見えたという次第である。(写真を撮ってるやつもいたな。[;^J^])

 夜、半袖では涼しいぐらい..まだまだ暑さは戻ってくるのだろうが..

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*2014年09月09日:「アート・ルネッサンス in HAMAMATSU」


 残業せずに、O内科医院。右耳、今日は良くない。(ほとんどの時間帯は大丈夫なのだが、職場のチャイムの音に、ギリギリ反応(共鳴)しかねないのである..)

 「アート・ルネッサンス in HAMAMATSU」という催しがあるらしい。9月27日(土)〜10月5日(日)までか..週末を2回含んでいるな。これなら、どちらかの週末には遊びに行けそうだ。要は、街ブラだよね。[^J^]

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*2014年09月10日:ザ・テレに失望 [;_ _]


 今日も残業せず。帰れる日は帰る。残業時間の(月あたり、年あたりの)上限は決まっているし、月末には忙しくなることがわかりきっているので「貯金」をしとかないと。(右耳、今日も、終業時のチャイムに微妙に反応..「再発」とも「症状」とも言えない程度の、本当に微妙な反応..)

 漫画家のA氏から、ツイッターで質問を受ける。残念ながら即答はできなかったのだが、帰宅してからネットで軽く下調べし、SFマガジンの蔵書を駆使して(現物に当たって)、楽々回答(← 少し自慢。[^J^])

 ザ・テレ(「ザ・テレビジョン」誌)、わたくし的には、改悪..[;_ _] 従来の、地デジの番組表とBSの番組表が完全に分かれていたレイアウトを見直し、地デジとBSを交互に配置して同じ曜日の番組を連続4頁(見開き2回)にまとめたのは、良い。しかし、これだけに留めておけば良かったものを、活字の級数まで大きくしてしまい、情報量が激減してしまった。実際、深夜枠とかBSの番組とかは、タイトルオンリーで、内容も出演者もいっさい記載されていない(そんなスペースがない)ケースが激増してしまい、これではほとんど使い物にならない..いや、もちろん、普段から番組検索は、DiMORAなど、ネットも駆使したりはする。しかし(多くの「ネット検索」について言えることだが)ピンポイントのキーワード検索、「既に興味を持っている番組や話題や出演者だけは」絶対に見落とさない、「深くて狭い」検索になりがちで、「なんとはなしに全体を見渡す」ことが、非常に難しい..(もちろん、たとえばDiMORAでも「全体の番組表」を見ることはできるのだが、PCの画面で見やすいかどうかは、別問題。)

 そこを、「ザ・テレ」という「紙媒体」でカバーしていたのだ。毎週録画予約している番組、あるいはDiMORAの(登録済みの)キーワード検索で見つけた番組のほかに、どんな番組があるのかなぁ〜、と、ざっと見渡すために..(これは、ネットニュースと「紙の新聞」の関係と、ちょうどパラレルである。ネットニュースは、私も大いに利用しているが..)それが事実上、出来なくなってしまった。だって、内容がわからないんだもの..他の雑誌に乗り換えるか..でも、他のテレビ情報誌も、似たり寄ったりの情報量であるような気がするなぁ..

 深夜、雷雨。

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*2014年09月11日:「超一流主義」


 ..とかいう本が、昔あったなぁ..書店でタイトルと表紙と帯の惹句を見ただけで、購買意欲どころか立ち読み意欲も消滅してしまい、以後、私の人生の視界からは消え去っていたのだが..なにかのはずみでふと思い出したので調べてみたら、著者の女性は私とほぼ同世代で、10数年前に亡くなっていたようだ。合掌。

 たぶん、この本の内容には(間違いなく)なんの関係もないのだが、勝手に連想したことを(これも何かの(死後の)縁だとこじつけて)書き連ねておくか..

 今さら言うまでもなく、私はクラシック音楽ファンであるが、幼少期から、ハイエンドの作品のハイエンドの演奏を「少数精鋭で」聴いてきたのである。その当時は、そんなことは考えもしなかったが、今になって振り返ってみると..

 そもそも亡父が、「ハイエンドの作品のハイエンドのレコードを、ごく少数だけ」持っていたのである。小学生にはレコードを買うお金などないので、それらだけを、繰り返し聴いてきたのだ。それは、「クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団の「アルルの女」」であり、「クリュイタンス/ベルリンフィルの「運命/未完成」」であり、「ヴァン・クライバーンの「皇帝」」であり(← これを「ハイエンド」というと異論もあるだろうが、超話題番ではあった)..また、小学校の高学年に上がって自分でレコードを買えるようになってから買った最初のレコード、亡父に付き添われて、町の小さなレコード屋(小田急線・和泉多摩川駅前の店)で買ったレコードが、「その場で貯金箱を開けて100円玉20枚で買った」[;^J^]、「フルトヴェングラーの「英雄」(ウラニア盤)」なのである。これには、その場にいた亡父が吃驚したことを憶えている。「お前、凄い勘をしているな..」、と。この曲名も指揮者の名前も知らなかったのに..しかもモノラル。ジャケットも超地味で、どう考えても買う理由など無かったのに..そしてその次に買ったのが、決定的(ある意味、致命的)な「ミュンシュ/パリ管弦楽団の「幻想交響曲」」..(この時も、「ミュンシュ」などという「変な名前」の指揮者など知らなかったし、「ベルリオーズ」とか「幻想交響曲」とかの「名前の響きの良さ」と、ルドンのジャケットだけに惹かれて買ったのである..)

 ..というわけで、小学生時代は大体この5〜6枚を、繰り返し繰り返し聴き続けたのである。ある意味、超英才教育(自習 [;^.^])だったわけだ。最高水準のもの以外、何も聴かなかったのだから..(もちろん、ほかにも多少のレコードは聴いていたのだろうが、何しろ半世紀近く昔のことであり、“本質”以外は時の靄の彼方に霞み去ってしまっているのである..)そして中学生になったときに伯父からプレゼントされたのが、古いクラシックファンなら知らぬ者とてない、「イ・ムジチ/フェリックス・アーヨの、ヴィヴァルディの「四季」」なのであった。これも一体、何度聴いたことか..

 面白いことに、社会人になってから、同じようなことがもう一度起こっている。それは、「LDオペラ」というジャンルにおいてである。1980年代前半には、クラシック音楽の映像といえば、まだ「VHD」の方が優勢だったのだが(この規格、憶えている人、いる? [;^J^])、私は、「絶対にLDが勝つ、クラシックの映像も、いずれLDからたくさん発売される」、と信じて、VHDのハードにもソフトにも手を出さなかった。(LDとVHDの)その後のなりゆきは今さらなので略すとして..

 私がもっとも初期に買ったLDオペラのラインナップたるや..「ニーベルングの指環」(ブーレーズ/バイロイト祝祭管弦楽団/シェロー演出)、「トロイアの人々」(レヴァイン/メトロポリタン歌劇場管弦楽団/メラーノ演出)、「ヘンゼルとグレーテル」(ショルティ/ウィーン・フィル/エヴァーディング演出)、「ドン・ジョヴァンニ」(ムーティ/ミラノ・スカラ座管弦楽団/ストレーレル演出)、「魔笛」(サヴァリッシュ/バイエルン国立歌劇場管弦楽団/エヴァーディング演出)、「トゥーランドット」(レヴァイン/メトロポリタン歌劇場管弦楽団/ゼッフェリッリ演出)、「こうもり」(カルロス・クライバー/バイエルン国立管弦楽団/オットー・シェンク演出)、「サロメ」(ベーム/ウィーン・フィル/フリードリッヒ演出)、「エレクトラ」(ベーム/ウィーン・フィル/フリードリッヒ演出)..という、まさに目も眩むような..その後の演奏/演出に「ある意味」乗り越えられたか、と、思える映像ソフトは、「トロイアの人々」と「ドン・ジョヴァンニ」ぐらいのもので、その他のソフトは、今でも「映像で」鑑賞しようとする際には、迷わずファーストチョイスである。(DVDで買い直したものも多い。)逆に言うと、これらが「基準」になってしまったので、少なくとも映像ソフトの場合、ちっとやそっとの新機軸では少しも感心/感動できない、という、不幸を背負うことにもなってしまったのだが..

 ..これが私の、ささやかな「超一流主義」なのであった..(結果的にね。)

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*2014年09月12日:永遠の現在


 私は澁澤龍彦の全集と翻訳全集を全部買って、全部読んでいる。では、全部身についているかというと..んなことあるわけねーだろっ!(← 情緒不安定な突然の逆ギレ [;^.^])内容が多すぎて濃すぎるんだよ、内容が..

 そんな不肖の私淑者であるから、代表的な名著、「黒魔術の手帖」「夢の宇宙誌」「胡桃の中の世界」「思考の紋章学」にどのようなエッセイが含まれていたか、すぐには思い出せない始末なのである(トホホ..[;^.^])。まぁ、現物の目次を見れば、内容は大体思い出せるのだが..現物にあたるまでもなく半分以上内容を思い出せるのは(案の定 [;^J^])「幻想の画廊から」。そして、一番好きなのが「旅のモザイク」なのだから、やはり、センターを外している感は、否めない..[;_ _][;^.^]

 上記のどの著作にも含まれていないが、一番好きな文章を、抜き書きしておこう。「記憶の遠近法」所収の「糸車から燭台まで」というエッセイの中の一節である..「オルゴールの世界には、葛藤や対立が少しもなく、いつも同じメロディーの繰り返しであるから、何か私たちの幼年時代を思い出させるようなものがある。子守唄を聞くように、オルゴールの音楽にゆすぶられて、私たちは眠気をさそわれる。幸福とは、オルゴールのように退屈なものなのかもしれない」..

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*2014年09月13日:様々な..


 快晴。9:00に車で出て、10分後に湯風景しおり。16:00に帰宅..

 ..まじで、これしか書くことが無い日なのだが、いくらなんでもこれではあんまりなので [;_ _][;^.^]、えーと、えーと、何かネタはないか、書くことはないか..

 ..そうだ。私は、「様々な(さまざまな)」と聞いたり読んだりするたびに、「まざざまままざ」と脳内変換しているのであった..(← いやもう、本当にネタがなくて..[;_ _] 漫画家のA氏のファンだけウケてくれればいいです..[;_ _](← せめて伏線というかヒント仕立てにしてみたりして。[;^.^]))

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*2014年09月14日:「江戸妖怪大図鑑」/古代エジプト展


 6:05に発ち、例によって、7:00、浜松駅北口ロータリー発の高速バス、渋谷新宿ライナー浜松2号。定刻を数分と外さず、10:52、渋谷マークシティ着。この便は、本当に安定しているなぁ..(事故渋滞とかは回避不能のリスクとして甘受するしかないが。)昼食は一蘭。タワレコでCDを1枚買ってから(一蘭に入りがちなのは、タワレコへの通り道にあるからである [;^J^])、原宿へ。12:00、太田記念美術館。「特別展「江戸妖怪大図鑑」」の「第3部【妖術使い】」である。

 入ってすぐは、「相馬の古内裏」コーナー。この題材の作品が5点、並んでいる。歌川国芳の「相馬の古内裏」画像検索結果)は、今さらどなたもご存知ですね。(がしゃどくろでは、ありません。[^.^])

 同じく歌川国芳の「伊賀寿太郎 将軍太郎平良門 瀧夜刃姫」「鬼童丸」画像検索結果)。私が大好きな月岡芳年の作品では、「美勇水滸伝 黒雲皇子 将軍太郎平良門」「和漢百物語 大宅太郎光圀」画像検索結果、骸骨のチャンバラ図)、「袴垂保輔鬼童丸術競術」画像検索結果)−これは、この美術館で観ているな。

 ほか、歌川芳艶の「両賊深山妖術競之図」画像検索結果)、楊洲周延の「東絵昼夜競 玉藻前」画像検索結果)など。

 13:15に退出し、上野へ。14:05、東京都美術館。「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」である。

 この展覧会のコンセプトを一言でまとめれば、「ハトシェプスト女王」推し?(←..いいのか? そういう把握で..[;^.^])..だって、「美しく治め、美しく装い、美しく生きた。」って..宝塚かよ [;^.^]。実際、古代エジプトの展覧会とくれば、ミイラや石棺、石碑やパピルスがメインというイメージがあるが、本展では、化粧品、化粧道具、装身具の展示も多い。

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 ..というわけで、左図は「ハトシェプスト女王像の頭部」、右図は「ハトシェプスト女王のスフィンクス」。いずれも、溜息が出るほどの美しさである。(いきなり、石モノで申し訳ありませんが。[;^J^])



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 左図は「王家の女性の頭をかたどった蓋つきのカノポス容器」。カノポスとは、「ミイラを作る際、魂が宿るとされていた心臓を除き、特に重要と考えられていた臓器を取り出し、保存するために使われていたと考えられている」ヒト形臓器収容器である(Wikipedia よりコピペ [;^J^])。右図は「呪術のための壺」。不思議な造形でしょう。わかりにくいかと思うが、河馬と鰐とライオンのキメラである。当時のエジプト人を恐れさせた三大猛獣であるが、たとえば河馬は、水に潜ったり浮き上がったりするところから、死と再生の象徴だったとのこと。



 16:40に退出。水道橋へ。17:15、米澤嘉博記念図書館に寄ったあと、神保町を流す。日曜日なので、閉まっている古書店の方が多いのだが、まぁそれはそれで、開いている店に時間をかけて、落ち着いて渉猟できるということでもある。

 19:45、高円寺駅の改札でKさんと落ち合う。19:55、喜九。酒も食事も美味い。21:45に出たんだったかな。このあと、目当ての店が(日曜日なので)開いていなかったので、Kさんの(単身赴任の)アパートへ。着いたのは22:15。話題は、漫画、音楽、プログレ、オーディオ、などなど、などなど..もちろん泊めていただいたのだが(シャワーもお借りしました [_ _])、何時に寝たのかは、忘れた [;^J^]。ちなみに(昔からなんとはなしに憧れている)ロフト付きの部屋であり、ロフトに寝具を用意していただいたのだが..ロフトのデメリットというか、ハシゴが結構こわいことを思い知らされた [;^J^]。上りはともかく、下りが。[;_ _][;^.^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 18 2014
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