*2012年11月05日:大道芸in静岡2012結果発表
*2012年11月06日:作業服補修への布石 [;^J^]
*2012年11月07日:狼狽える人々
*2012年11月08日:作業服をついに補修 [;^.^]
*2012年11月09日:Nさん送別会
*2012年11月10日:浜名湖一周サイクリング11回目
*2012年11月11日:「江戸絵画の楽園」展
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*2012年11月05日:大道芸in静岡2012結果発表


 「大道芸ワールドカップin静岡 2012」の審査結果が発表された。

*チャンピオンスケーティング ピラー(フランス ローラーアクロバット)
*シルバー賞チリー&フライ(カナダ アクロバット)
*ブロンズ賞エロイーズ&ウィリアム(フランス・アメリカ チャイニーズポール)
*審査員特別賞ベロ ノック(アメリカ クラウン)

 先週末の私の見聞記を再録しておくと、


*スケーティング ピラー
 これはなかなか見応えがある。直径数メートル程度の、ごく小さな円形の「舞台」の上に、ローラースケートを履いた男女デュオが乗り、この小さな舞台の上をブンブン滑り回る。アクロバット+フィギュアスケートといったところか。男性が女性を床面スレスレの超低空でぶん回す。
*チリー&フライ
 前半のボクシングネタのコメディは、(観ているこちらがまだ暖まっていないのか)どうもつまらない。後半の(いわば本編の)アクロバットは、非常に高い鉄棒で男性が女性を投げ回すというもの。見た目は派手だが、要は度胸一発。難易度はそれほど高くないように思う。
*エロイーズ&ウィリアム
 チャイニーズポール(天上まで届く1本のポールに登ったり巻き付いたり落ちてきたりする)。男女ふたりの(何やら微妙な)物語。これもそうだが、チャイニーズポールは街灯と見なしやすいので、なにかと街角しがちなのである。[^.^]
*ベロ ノック
 大きなホウキのようなヘアスタイルが印象的な、クラウン(日本では「ピエロ」と呼ばれることが多いが、「ピエロ」は「クラウン」のサブセットである)。バルーンでリンゴと弓を作り、自分はリンゴを頭上に掲げ持ち、客席から調達した女性に弓をひかせ(弦(ツル)は無いので、右手で「エアツル」を引きながら弓をもっている左手の指で弓を曲げるのだが)、彼女が「矢」を放つと同時に、「リンゴ」を割る..言葉では、面白さを説明しにくいな。[;^J^]

 ..というわけで、まぁ大体 [;^J^] 異存はない。

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*2012年11月06日:作業服補修への布石 [;^J^]


 百均で(ついに)針とマジックテープを購入した..事情説明が必要だろうね。[;^J^]

 まず、私は、基本的に裁縫はしない [;_ _]。ボタンぐらいは付けられるし、ポケットの穴など、ひとめにつかない箇所の補修をすることはあるが、そこまでである。(何しろ、仕上がりの見てくれが酷すぎますのでね。)ミシンも持っていない。

 そして、そういう態度(基本姿勢)だからか、ソーイングセットなどと言えたものではないが、針と針山と糸と、あとなにがしかを収めていた小箱が自宅内で行方不明になってしまい、そしてそれが5年以上(10年近く?)も昔のことであるにも関わらず、本腰を入れて捜しも買い直しもしてこなかったのである。つまりこの5年以上(10年近く?)の間、ボタンひとつ付けてこなかったわけだ。幸い、この期間に外れたボタンはひとつかふたつしかなく、そしてそのワイシャツはクローゼットの肥やし、というわけである。[;^J^](業者に付けさせると、馬鹿ばかしい費用がかかってしまいますのでね。)

 さて。私の勤務先の作業服(冬服)は、袖口をマジックテープで止める仕様であるのだが、このマジックテープというやつ、(ご賛同いただける読者も多いのではないかと思うが)消耗品なのである。作業服(冬服)は2着支給されているのだが、2着とも、やはり5年以上(10年近く?)前から、右袖のマジックテープが、オス側というのかメス側というのか、とにかくボロボロに毛羽立ってしまい、もはや接着能力は無くなってしまい、しかも縫いつけてあるミシン糸が半分以上切れてしまっていて半ば剥がれかかっており、もはや何の役にもたたずみっともないだけ。しかしながら補修しようにもミシンは持っておらず、普通の針と糸すらないのだからどうにもならず、仕方がないので袖をまくり上げるなどしてなんとか冬服の季節を乗り切り、夏服の季節を待つ..という対処(かよ [;^.^])を、ずーーーっと、してきたのであるが(5年以上(10年近く?)ものあいだ [;^J^])、さすがにもはや、堪忍袋の緒が切れた!(→ [;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])

 ..というわけで、百均で(ついに)針とマジックテープを購入した、という次第であるが、今夜はここまで。ここまで出来れば、上々である [;^J^]。針仕事は明日以降に。

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*2012年11月07日:狼狽える人々


 日テレ系の、「宝探しアドベンチャー謎解きバトルTORE!」、という番組を観ていたりする [;^J^]。まぁ、クイズ番組というよりは、なぞなぞ番組である。面倒なので、内容の説明は略。暇な人は Wikipedia を参照して欲しい。

 この番組中、「同じ文字入れクイズ」という企画がある。単語の中の2文字を伏せ字にして、そこに同じ文字を入れると単語になる、その文字はなんでしょう? 制限時間(数秒ないし10数秒)内に解けなければ酷い目に合う..というクイズ。

 これを観ていると、毎回毎回みんなみんな、同じ轍を踏んでいることに呆れるというか、ほとんど感心する [;^J^]。つまり、「考えることを放棄してローラー作戦に走った挙げ句、破滅する」のである。

 例えば、「○ウグバ○」という問題が出たことがある。(あなたは、10秒以内に解けますか?)みな、最初のうちは、少し考える。しかしすぐに諦めて、しらみつぶしに「アウグバア」「イウグバイ」「ウウグバウ」..と、始めてしまう。言うまでもなく、これはまったく愚かな戦術なのである。持ち時間が限られているなか、44文字も候補があるのに、これでは到底網羅できない。クリアできる確率は、極めて低い。しかも、この戦術をとる出演者は、ほとんど例外なしに、ローラー作戦を全うできていないのである。

 つまり、「アウグバア」「イウグバイ」「ウウグバウ」「エウグバエ」..のあたりで、これでは到底網羅できないということに(いまさらながら)気が付き焦って、「飛ばし出す」のである。「カウグバカ」「サウグバサ」「ミウグバミ」..といった具合に。そしてひとたび飛ばし出すと、たがが外れてしまうのか、もはや順序もクソもなく、手当たり次第に気まぐれに思いついた順に、文字を入れ始める。そうなるともはやほとんど必然的に、「思いつきやすい」文字を、何度も繰り返し当てはめてしまい、ただでさえほとんどない持ち時間が、どんどん浪費されて行く..

 たとえどんなに持ち時間が少なかろうと、「思考を止めてローラー作戦に走る」よりは、「考える」ほうがマシなのである。クリアできる可能性は、遥かに高いのである。今回の「○ウグバ○」を例にとれば、5文字の言葉であれば、ほとんどの場合「2+3」か「3+2」と分節されるはずである。(さもなくば全く分節されない、5文字の固有名詞。)「1+4」や「4+1」のケースは、極めて少ない。つまり、「ウグバ」は、「ウ」+「グバ」か、「ウグ」+「バ」に分かれる可能性が、極めて高い..という具合に理詰めに追い込んでいけば、ほどなく(数秒以内に)、「コウグバコ(工具箱)」という正解に辿り着けるはずなのである。

 得られる教訓は、4つある。

 1.諦めずに考えよ。

 2.ローラー作戦をとると決めたのならば、ブレず、怯まず、方針を守れ。

 3.誰しも、時間的に追い詰められると、知力が半分以下に低下すると心得よ。

 4.こんな番組からでも(これを含めて)4つもの教訓が得られる。

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*2012年11月08日:作業服をついに補修 [;^.^]


 さて、一昨日、マジックテープと針と糸を調達したのであった。早速、作業服の右袖の(半分剥がれかかっていた)マジックテープを丁寧に取り外し、残りの糸クズも、全て抜いた。そしてマジックテープを針と糸で縫いつけようとしたのだが..

 ..できない。[;_ _]

 どういうことかというと、このマジックテープは裏側に両面テープがついているのである。もちろん、両面テープだけでは強度が足りないので、針と糸で固定する必要があるのだが、最初は「これは仮止めに便利に使えるわい」、と、暢気にみなしていた両面テープが、実は途轍もない障害であった。この層を、針と糸が突破できないのである。無理矢理針を突き通すことはできたが、べっとりと「糊」が絡みつき、そして針が引っ張ってきたはずの糸は(針が通ったあとに、その穴を塞いでしまった)糊の層に阻まれて「縦に」裂けてしまう..このありさまでは、ミシンでも不可能だった(どころか、ミシンの針先の細かいメカに糊が絡みついて、さらに大きなトラブルを引き起こしていた)かも知れない..

 ..というわけで、追い詰められた私は、ホッチキスで全てを一気に解決したのであった [;^J^]。「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)」とは、このことである。[^.^](← いっけん、うまいことを言っているのだが、違うよ。[;^.^])

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*2012年11月09日:Nさん送別会


 定時で帰宅。18:10に、徒歩で街中へ。買い物をすませてから、定刻の19:15の20分ぐらい前に、有楽街の居酒屋「六文銭」。先頃定年退職されたNさんの、送別会である。全部で10人。懐かしい面々である。

 Nさんはお元気なのだが、やはり「毎日が日曜日」状態は、なかなかつらいとのこと。早起きして、ウォーキングをして、新聞を読んで、テレビを観て、昼食を食べて、午後は草むしりをして、1日が終わる。誰とも話をしない日もあるらしい。「とにかく、仕事をしたい」とのこと。さもありなん。私がリタイアする日もそう遠くはないのだが、一日中、読書やビデオ(映画)鑑賞していられれば極楽、などということはないのだろう。持ちネタを増やしておかないとね。

 22:00にお開き。徒歩で22:40に帰宅。

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*2012年11月10日:浜名湖一周サイクリング11回目


 7:05に、浜名湖一周サイクリングに出発。今日は休まず(昼食もとらずに)一気に回り、午後は(いったん帰宅してから、自動車で出直して)浜松市美術館のレーピン展を観に行く予定である。

 中間点の「カフェ寸座フランセ」を、予定どおり10:00少し前に通過。11:15、浜名湖の北側に突き出している枝湾(水域)である猪鼻湖を回り終え、猪鼻湖の出口である瀬戸橋に戻る直前、後輪が(路面の状態とは関わりなく)ガタコンガタコンガタコンガタコン..

 やた! パンクだーー! \[^O^]/\[^O^]/\[^O^]/

 ..なんとか修繕は完了したが [;^J^]、前回パンクしたのは9ヶ月前で、そのときは(幸か不幸か [;^J^])通りすがりのブラジル人?の青年が手伝ってくれたので、実は、自分ひとりで対処するのは初体験。やり方はわかっているものの、いろいろ手間取り、完了したのは12:15。1時間もかかってしまったが [;^J^]、それはそれとして、交換用チューブも工具も空気入れも自転車に備え付けているのは、偉い![^.^]

 ..というわけで、14:00に帰宅。まだ間に合うとはいうものの、やはりさすがに疲れているし、浜松市美術館はパス。当初は、今日の午後は浜松市美術館、明日の午前は静岡県立美術館、という予定だったのだが、明日、両美術館をハシゴすることにする。

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*2012年11月11日:「江戸絵画の楽園」展


 7:15に自宅を出発。浜松を7:58に発つJR(在来線)で東上し、静岡の2駅先の草薙へ。バスで、開館時刻15分前の9:45に静岡県立美術館着。「江戸絵画の楽園 秘蔵の若冲・北斎・崋山 一挙公開」である。

 この展覧会はコンセプトが面白く、作品の内容以前に、その作品の「かたち」にフォーカスし、「かたち」で分類している。屏風、掛軸、巻子、画帖。また、極端に細長い掛け軸や、新発見の「円形絵」など、例外的な「かたち」を生かした作品なども紹介している。

 守住貫魚の「唐子図屏風」は、子どもたちの配置と配色が絶妙。長沢廬雪の「月に竹図」は、156センチ×11センチという超縦長の掛軸に、たった1本の竹と月、という機知に富む構図。ひとめ見たら忘れられない。谷文晁の「連山春色図」画像検索結果)の奥行き方向の広大な空間。山本梅逸の「山水図」の、靄にけぶるような空気感。

 近年発見され、今回初公開された「洛中洛外図屏風」画像検索結果)は、内容もさることながら、その信じられないほど素晴らしい保存状態に圧倒される。まるで、新作である。

 谷文晁の「富士山図屏風」画像検索結果)の雄大な風格。英一蝶の「吉野・龍田図屏風」画像検索結果)は、ネット上には小さな画像しか見あたらず残念なのだが、鄙(ひな)の風景が、素晴らしく魅力的である。

 伊藤若冲の若書き「四季花鳥図押絵貼屏風」(六曲一双、全12面)は、まだ下手 [;^J^] なのだが、勢い(覇気)だけは全開であるのが微笑ましい [^J^]。並べて展示されている、同じく若冲の1年後の「花鳥蔬菜図押絵貼屏風」画像検索結果)は、ほとんど同じ構図/構成ながら、見違えるほどのテクニックの向上に目を瞠(みはら)らされる。

 画帖(画集)もいくつか展示されているが、もっとも惹かれたのが、伊藤若冲、鶴亭ら、当代一流の人士54名の書画を連ねた「縮地みょう詮帖」である。12cm四方(図版は9cm四方)という、てのひらサイズの「ミニ画帖」なのだが、まさに宝石箱!

 悼尾を飾るのが、極めて珍しい、観たことがない「かたち」の、ごく最近出現した珍品、「円形絵」である。直径9.8cmまたは12cmの円形の絵の219葉セット。揮毫者は、狩野栄信、渡辺玄対、伊藤若冲、谷文晁、司馬江漢、河村文鳳ら、超一流の72名。伊勢長島藩主・増山雪斎の画まで含まれているので、少なくとも大名クラスの高位者のコレクションだったと推定されるが、仔細は不明。

 画は全て、裏打ちもされていない本紙のみの状態で、ミニ画帖にでも製本するつもりだったのだろうか? さもなくば、コースターか、あるいはメンコか [;^.^]。なんとも愛らしく、これ全部、欲しいっ!\[^O^]/

 11:30に美術館を出てバスで草薙駅へ戻り、11:43発のJRで浜松着、13:15。予報どおり、雨になっている。引き続き、浜松市美術館で「レーピン展」に回る予定なのだが、まだ小雨ではあるものの、予報によれば雨は夜にかけて強くなる一方であり、徒歩で歩き回るのも得策ではないので、いったん自宅へ直行し(14時前に帰宅)、改めて車で浜松市美術館へ向かったところ、駐車場が満杯 [;^J^]。12月24日までやっているので、ここは無理せず、来週以降に先送り。

 せっかく車に乗っているので、車のメンテ周りで気になっている案件を片付けることにする。浜松日産の伊場店で、バッテリー交換。低速回転時の振動が気になるので、来週末の検査を予約。

 引き続き、ナカノサイクルセンターへ。昨日、スペアのタイヤチューブを使ってしまったので、買い足して帰宅し、次回のパンクに備えて自転車に備え付ける。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 15 2012
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