*2012年07月16日:某所で汗を流す [;^J^]
*2012年07月17日:梅雨明け
*2012年07月18日:「浮かぶ飛行島」など
*2012年07月19日:ヤマト問題 [;^J^]
*2012年07月20日:ヤマト問題の続き [;^.^]
*2012年07月21日:シンセの仕込み
*2012年07月22日:ファミリーコンサート/原色の侵略 [;^.^]
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2012年07月16日:某所で汗を流す


 10:20から14.15まで、湯風景しおり。常時快晴というわけではないが、雲の切れ目から何度も直射日光が降り注ぎ、日光浴読書をしている腹あるいは背中から、汗を絞り出す..

 ..悪徳である [;^J^]。無駄に大量に太陽光線を浴びても、いいことなんか、何ひとつない。シミと皮膚癌を仕込んでいるだけである..が、煙草を吸わないんだから、このくらいは大目に見て欲しいものである(← 論理の軽やかな跳躍。[^.^][;^.^])

 UStreamでの3晩連続の日本SF大会の中継の、3夜目を観る。企画2件ほどと、閉会式(正式には「終了式」)である。暗黒星雲賞を受賞する、メロン熊の勇姿。[^.^]

*目次へ戻る


*2012年07月17日:梅雨明け


 東海地方は、午前中に梅雨が明けたらしい。西日本各地では、えらいことになっているというのに..浜松はまた、例年にもまして平穏な日々 [;_ _]。梅雨明けの嵐すら、なかったのである。[;^J^]

 夏オフに向けて、シンセの仕込みの、まずは準備作業から。当日のプログラム順に、シンセで鳴らす音色やセッティング番号(ローランド用語では、パフォーマンス番号、パッチ番号などと呼ぶ)を書き込んだドキュメントの作成である。

 あらま。熊田曜子が、結婚・妊娠していたとな [;^J^]。まぁ、めでたいことだが、これで、ロンハーはクビかな。[;^.^]

 ジョン・ロード、逝去。享年71歳。

*目次へ戻る


*2012年07月18日:「浮かぶ飛行島」など


 ずいぶん以前に古本屋で買ったまま(例によって)積んでいた浮かぶ飛行島」(海野十三、1938、講談社、少年倶楽部文庫)、読了。

 書かれた時代が時代故、他人に薦めるときには、イギリス人とユダヤ人が悪人扱いされていることを先回りして括弧に括(くく)るというひと手間が必要であるが、「それはそれとして」読むことができる人(普通の「読書人」は、そうだと思うが)にとっては、それなりに面白い「“現実的な”超兵器」モノである。(もしかすると、鉄腕アトムの「ロボット宇宙艇の巻」の発想元であるかも知れない。)

 読むのが怖い!Z 日本一わがままなブックガイド」(北上次郎、大森望、ロッキング・オン)、読了。

 「Z」とはまた、ももクロ的な..と思っていたら、大森望のあとがきに、「なぜ『3』じゃなくて『Z』かというと、大森がももいろクローバーZのファンだからです。というわけじゃなくて(後略)」、とありました。[^.^]

*目次へ戻る


*2012年07月19日:ヤマト問題 [;^J^]


 夏オフ用のシンセの検討を本格的に開始する。ほとんど問題無いのだが、唯一やっかいなのが、組曲「宇宙戦艦ヤマト」(作・編曲 宮川泰)である。要するに、電子鍵盤楽器でカバーするべきパートが多すぎるのである。

 ただ単に多すぎるだけなら、何を切り捨てるかの「引き算」のプライオリティ問題に帰結するので、事態はむしろシンプルなのだが..考え方次第で、多すぎるともさほどでもないとも言えるのが、ややこしいところ [;^J^]。つまり、必要以上に「選択肢」が多すぎて、複数の解が導き出せてしまうのである。こういうときは、敢えて制約条件を追加して、自由度を減らすのが常道なのであるが..

*目次へ戻る


*2012年07月20日:ヤマト問題の続き [;^.^]


 ヤマトの企画を立ち上げた首謀者(← おぉ、他意は無いが悪人っぽい [^.^])であるAさんから、ヤマトの総譜が届いた。なるほど確かに、ピアノが弾きっぱである。[;^J^]

 今回ばかりは、電子鍵盤楽器(というか電子鍵盤)が3台、必要になるかも知れないなぁ..つまり、音源であるFantom−Sに、外部MIDIキーボードを2台、接続しなければならないかも知れない。Famtom−SにはMIDI IN端子がひとつしかないので、MIDIマージャーが必要ということになる。昔(ほとんど10年ぐらい前?)までの夏オフでは、こういう接続は珍しくなく、そのために、某舶来MIDIマージャーを使っていたのだが..こいつが挙動不審でしてね [;^J^]。あまりに腹が立ったので、何年も前に捨ててしまい、それ以降、MIDIマージャーを必要としない程度の規模で(すなわち、Fantom−Sに接続する外部MIDIキーボードは最大1台、という制約条件下で)夏オフに臨んできたのであるが..ついにようやく、MIDIマージャーが(再び)必要になる日が来たか..

 ..といって、買いなおすのも釈然としない(来年以降の必要性が不透明である)ので、MIDIマージャーを持っていそうなUさんとYさんに、借りられないか、Mixiからメッセージを送ったところ、おふたりから、貸せるという返事を早速いただけた。ありがたいことである。[_ _]

*目次へ戻る


*2012年07月21日:シンセの仕込み


 朝、昨夜の小雨は上がっていたものの、肌寒い。[;^.^]

 ドキュメントに基づいてシンセの仕込みをはじめたところ、なんと、中央A(という表現は、あらゆる意味で不正確だな、ようするに5オクターブの鍵盤の、中央のオクターブのAの鍵盤)が、鳴らない。どの音色を選んでも、どのセッティングにしても、この鍵盤(に結び付けられた音)だけが、鳴らない。まるで、この鍵盤だけ、接触不良をおこしたかのごとく..

 やばいなぁ..月曜日にサービスに修理に出して間に合うだろうか..まぁ、夏オフまでに修理は完了するだろうが、修理上がりを待って仕込みを開始すると、まず、間に合わない。この鍵盤が鳴らないという状況で、この土日に、仕込みを完了させてしまうぐらいのスピード感が必要だ。やりにくいなぁ..

 ..と、ぼやきながら、Fantom−Sの内蔵シーケンサーへ、(この機種のストレージメディアである)スマートメディアからソングをロードしたら..症状が消えた [;^.^]。ハードウェアの故障ではない。一時的なソフトエラーだ。うーむ、うーむ..[;^.^][;^.^][;^.^] まぁ、ソングロードという一種のリセットによって常態に復することは立証できた..じゃなくって、リセットによって常態に復した事例が、1件、採取できた、というわけだ [;^J^]。まぁ、大丈夫だろう..[;^.^]

 ..というわけで、夜までかかって、組曲「宇宙戦艦ヤマト」の仕込みを一気に終わらせ、バックアップを取る。バックアップというのは、私はFantom−Sの設定を(ポータビリティを重視して)本体のフラッシュにではなく本体に挿入しているスマートメディアに直接書き込んでいるのであるが、このスマートメディアのバックアップをリブ100のハードディスクにとり、ここから別のスマートメディアにバックアップをとって(つまりデュプリケートして)当日本体とは別に手帳にはさんで持ち歩き、リブ100のハードディスクの(差分)バックアップをSDにとり、SDからの差分バックアップをデスクトップPCにとり、デスクトップPCのバックアップをUSB−HDDにとり、このHDDを、次回、横浜の実家に帰省する際に、横浜の実家に保存しているサブHDDと交換するのである。(← この程度ではパラノイアとは言えない(はずである。[^.^][;^.^]))

*目次へ戻る


*2012年07月22日:ファミリーコンサート/原色の侵略 [;^.^]


 今日も朝は肌寒い。陽が高くなるにつれて、徐々に気温は戻ってきたけれど。

 13時過ぎに徒歩で出発し、ちょうど開場時刻の14時頃に駅前のアクトシティの中ホールに着く。「第7回 はましん ファミリーコンサート」である。

 ..そのまえに、妙に気になったことがある。中ホール(と大ホール)の前の、アクトシティの広場に、妙に人が多い..それも、やけにカラフルなTシャツや法被(はっぴ)を着ているのである。赤とか黄色とか..今日はなにか祭りでもあったっけ? ..いや。しばしば屋外ライブが開催される広場ではあるが、見回しても、なんら、催し物の準備はなされていない。単に、人が多いだけである。へんなの..

 ..ま、そんなことはおいといて [;^J^]、中ホールにはいる。

 プログラムは、以下のとおりである。

第1部
ミステリーコンサート
〜こんなコンサート観たことない〜

第2部
すごいビオラがやってきた
〜あのベルリンフィルの清水直子登場〜
●モーツァルト/バイオリンとビオラのための協奏交響曲より第2楽章
●ホリガー/ビオラ独奏ためのトレマ
●ウォルトン/ビオラ協奏曲より 第1楽章、第2楽章

【出演】
指揮: 松岡 究
ビオラ: 清水 直子
バイオリン: 杉山 久美
演奏: 浜松交響楽団
司会:大岩 堅一

 まず、第1部の趣向が面白い。ご覧のとおり、曲目が伏せられているのである [;^J^]。「ミステリーコンサート」の「ミステリー」には、さまざまな意味でミステリーっぽい曲、という意味と、「覆面コンサート」という意味でのミステリーの、両方の意味がかけられているようだ。とはいえ、あくまでも「ファミリーコンサート」であるから、そこは手加減はされている [;^J^]。クラシックファンの裾野を広げるための催し物である。(後述するが、そこらへんの「手緩さ」は第2部で帳消しにされて、バランスが取られている。[;^.^])

 というわけで、曲目のメモを取りながら聴いたという次第であるが、最初の曲は、「火曜サスペンス劇場」のイントロから「オペラ座の怪人」を経て、「交響曲 第3番 英雄 第2楽章」(ベートーヴェン)に至るという、メドレー [;^J^]。舞台前面では、乱歩的な(ストーリーのない)小芝居。「ファミリーコンサート」の掴みとしては、ばっちりだろう。

 次が、曲名当てのイントロクイズ(厳密に曲の最初からのイントロとは限らず、メインテーマのイントロも含む)なのだが、全部で5本。

*「交響曲 第5番 第1楽章」(ベートーヴェン)
*「トッカータとフーガ ニ短調」(バッハ)
*「フィンランディア」(シベリウス)
*「ロミオとジュリエットより騎士たちの踊り」(プロコフィエフ)
*「交響曲 第9番 新世界より 第4楽章」(ドヴォルジャーク)

 ..まぁ、この程度のものは、0.5秒 [^J^]。大人げないので、私は一度も挙手しなかったのだが、同じ判断をされたオトナの観客は、大勢いらっしゃったことと推察する。[;_ _][;^.^]

 引き続き、「禿げ山の一夜」(ムソルグスキー)。そして「幻想交響曲 第4楽章、第5楽章」(ベルリオーズ)という、いかにも「ミステリーコンサート」な2曲 [;^J^] で、第1部完。

 幻想交響曲は、ポイントポイントが非常に丁寧である。第4楽章のトランペットの例のメロディーはデクレッシェンド/クレッシェンドがやや珍しいほど強調されており、少し驚いた。この表情付けは、楽譜には書かれていない。逆に、この楽章の最後、ドラムロールが始まってからのファンファーレは、最初はむしろ控えめな「フォルテ」であり、最終和音のみが「フォルティシモ」である点は、楽譜に忠実である。第5楽章も、非常に楽しめた。

 ソリスト2名を招いての第2部では、なんといっても、「ビオラ独奏ためのトレマ」(ホリガー)が、ハイライトである。夏休みに入ったばかりの ガキども お子さまたちも大勢来ている「ファミリーコンサート」で、キツ目の現代音楽を演(や)る..非常に教育的である。世の中、長い休みが始まったからといって、楽しいことばかりじゃないんだよ、という..ではなく![;^.^][;^.^][;^.^]

 どのように聴かれたのか、気になるなぁ..先ほど「キツ目」と書いたが、現代音楽を(平均的日本人、あるいは平均的クラシック音楽ファンよりは、遥かに)聴き慣れている私の耳には、むしろ心地よい、優しい響きですらあったのだが..しかし冗談は抜きにしても、定番の古典ではない(音楽の教科書には載っていない)聴き慣れない作品を、「ファミリーコンサート」で聴かせることは、大賛成である。

 アンコールもやはりビオラ独奏で、「ビオラソロのための4楽章より」(ヒンデミット)。美しくなく、荒々しく響くように書かれている作品のはずだが、品格の、ある一線を踏み越えていないように思われるのは、作品の特性か、ビオラという楽器の特性か、あるいは奏者の個性なのか。

 16:50にコンサートが終わり、中ホールを出て広場に出てみたら、なんと、カラフルな原色のTシャツと法被の若者たちが、大増殖している [;^.^]。これは、ただごとではない [;^.^]。そして、その原色が、ピンク..この組み合わせには、見覚えがありすぎる..[;^.^][;^.^][;^.^]

 小さなプラカードを胸の前にかざしている人が数十人いるので、近づいてみたら..やっぱりね [;^J^]。「ももクロのチケット ゆずって下さい」..[;^J^][;^J^][;^J^] 大ホール入り口に行って確認してみたら、本日、17:30から、ももいろクローバーZの公演があるのであった [;^.^]。もしかして、無理なくハシゴが出来たんじゃないか? [/_;][/_;][/_;]

 ..と、一瞬、思ったことは事実であるが、実のところ、ももクロZのライブを観る(聴く)という発想は、全くなかった。(強がりじゃないよ。[;^J^])スカパーから録画したライブ映像を観る限りでは、舞台上の運動量も凄いが、客席の運動量も凄いのである [;_ _]。おじさんには、無理です [;^J^]。それにまた、ももクロZの公演のチケットは、秒単位とは言わないが分単位でソールドアウトしてしまうらしいのである。(今回の浜松公演のチケットがどうだったかは、知らないが。)多分、事前にこの公演の情報をキャッチしていて、買うつもりであったとしても、どうせ、買えなかったよ。おそらく。多分。

 久しぶりに、有楽街のこだわりやまに、開店直後の17:00に入り、読書しながら、軽く飲み食い。今頃、数百メートルしか離れていない場所で、ももクロ(の本物)が、歌って踊っているのかと思うと、悶々としないことはないのだが(← もはや我ながら救いがたい [;^.^][;^.^][;^.^])、そこはこらえて、19:30まで。バスで20:00に帰宅。

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 26 2012
Copyright (C) 2012 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]