2012年07月02日:飛行機に乗る方法 2012年07月03日:「劇画サスペンス」、届く 2012年07月04日:「特撮博物館」 2012年07月05日:眼鏡、発見? 2012年07月06日:上京する? [;^J^] 2012年07月07日:Varicon2012 1日目 2012年07月08日:Varicon2012 2日目目次へ戻る 先週へ 次週へ
さて、今週末に、北海道まで飛行機旅行をするわけなのだが、飛行機に乗るのは(多分)10数年振りだということは、カミングアウトしておこう [;^.^] ..というわけで、飛行機の乗り方を、再確認せざるを得ない..[;_ _]
だって、不安なんですもの [;_ _] ..ANAのサイトから予約して料金を振り込んで、あとはガイドを信用する限り、誘導されたページで印刷した二次元バーコードだけもって、空港に行けばいい..
..信用できない [;_ _]。そんな安直なことでいいのだろうか。旅券は要らないのだろうか..[;_ _][;_ _][;_ _]
..閑話休題。[;^.^]
8月初頭には、例によって、旧FCLAの夏オフが開催されるのだが、これまた例によって、参加表明の集計を担当している。普通は集計といえばエクセルだろうが、私は「テキストファイル」で作業している [^.^]。Mixiの夏オフコミュニティの参加表明トピックからテキストを切り取ってきて、それを(ほぼそのまま)jgawkスクリプトに喰わせるのである。(むろん、多少の前処理(手作業による整形処理)は、行う。)別にエクセルでも構わないのだが、エクセルに貼り付ける手法では、融通が効かない。参加者は(フリーフォーマットというわけではないが)そこそこ崩れた書式で参加表明するので、それに対応するには、jgawkの自由度が必要とされるのである..まぁ別に、エクセルのVBAでプログラミングしても構わんけど、それこそ牛刀でしょ? [;^J^]
..というわけで、去年使ったスクリプトをチェックアウトして、動作確認する。
目次へ戻る浜松西郵便局で、先日ヤフオクで落札した手塚治虫物件2件を、受け取る。
先週の日記 に書いた、学研の劇画サスペンス(名作文学のコミカライズ)シリーズの「奇巌城」(作画:斎藤久雄)と「地獄の魔犬」(作画:小室孝太郎)(共に、1974/12/10 発行)である。本来の目的は、これらに付けられている手塚治虫のあとがきであるが、ついでに [;^J^] 本体も読んでみた。
面白いではないか![^J^](当たり前だ、原作はルブランの「奇巌城」と、ドイルの「バスカヴィル家の犬」である。[^O^])いずれも、古いと言えば、いかにも古い。現代的な意味では推理小説と言えるかどうかも疑問である..が、そんなことは些事にすぎない。いずれも、ただひたすら面白い、ロマンティックな、犯罪冒険小説である。[^.^]
目次へ戻るほほぅ..こんな展覧会が開催されるのか。気がついていなかった。
東京都現代美術館
「特撮博物館」
7月10日(火)から10月8日(月)まで
東京都現代美術館 / 日本テレビは、2003年夏から、毎年、スタジオジブリの企画協力のもと、アニメーションに関連する様々な企画展を開催してきました。記念すべき10回目を迎える今年は、「特撮」をテーマにした展覧会を7月10日より開催します。
題して「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」。
「エヴァンゲリオン」シリーズをはじめ、数々の作品でファンを魅了してきた監督・庵野秀明。その創作活動の原点であり、多大な影響を与えてきたのが、幼少期からこよなく愛してきた「特撮」でした。
円谷英二が始めた日本の特撮は、精巧なミニチュアで作られた町や山や海を舞台に、怪獣やヒーローやスーパーマシンたちが活躍し、見る者をワクワクさせてきました。
しかし現在、特撮は、デジタル技術の発展と共に形を変え、その価値を見直す岐路に立たされていると言えます。それとともに、特撮の語り部であり、貴重な財産であるミニチュアや小道具などは、破棄され、あるいは散逸し、失われつつあります。
本展覧会は、特撮のこうした状況を何とかしたいとかねてから考えてきた庵野秀明が、「館長」となって「博物館」を立ち上げた、というコンセプトのもとで開催します。
会場では、数々の映画・TVで活躍したミニチュアやデザイン画などさまざまな資料 約500点を一堂に集めて展示し、それらを担ってきた作り手たちの技と魂を伝えます。
そして、日本が世界に誇る映像の「粋」、特撮の魅力に迫ります。
..一定水準をクリアしている展覧会だとは期待できるので、夏休みにでも出向くとするか..ガキども山盛りか [;^J^]。9月まで先送りにするのが賢いかも知れないなぁ。
目次へ戻るスパ ラクーアから、電話。実は、先月上京してラクーアに泊まった翌朝(6月23日)、眼鏡をひとつ紛失していることに気がついて、フロントに届けていたのである。
私は、以下の4種類の視力矯正器具を使っている。1.遠近両用眼鏡(矯正視力0.5程度)。2.近視専用眼鏡(矯正視力1.0程度)。3.近視専用使い捨てコンタクトレンズ(矯正視力1.0程度)。4.シニアグラス(老●鏡とも言う [;^.^])..これらはシーンによって厳密に使い分けられている(あるいは組み合わせて使われている)のであるが、その説明は今夜はあまりに煩雑なので省略させていただくとして [;_ _]、とにかく、前記6月23日の朝には、「2.近視専用眼鏡」が紛失してしまっていたのであった。
無ければ絶対に困るというものでもないので、見つかることを(一応は)期待して、作り直さずに連絡を待っていたのであるが..しかし、電話でその特徴を聞き取った限りにおいては、私の眼鏡である可能性は、50%弱だと思う。
確認しに行く必要があるなぁ..しかし、休日ならばいつでも上京できるというわけではないのだよ [;^J^]。本来、遺失物は2週間しか預かっていただけないのだが、遠隔地という事情を慮って、8月上旬までは保管して貰えることになった。夏オフの翌日に行くことにしようかな..
(デジカメで撮って画像をメールしてもらえれば、私のものかそうでないか確信がもてるということに、この日記を書いている時点で気がついたのだが、最初に電話をいただいた時点ならばともかく、あとになってからそういう依頼をするのは、いかにも厚かましいような気がして、ちょっと出来ない..気配りのしすぎだとは思うけど。[_ _])
目次へ戻る7月21日(土)か28日(土)に、上京するべきかどうか、唐突に検討を始める。もちろん、昨日の日記に書いた、ラクーアの件である [;^J^]。いちおう、8月上旬までは預かると仰っていただいているので、夏オフ翌日の8月6日に確認しに行けばよいのだが、本来、2週間しか預からないというルールなので、連絡不行き届きで処分される可能性が、ゼロではないのである。まぁ、2週間以内に(8月上旬までは預かっていただけるということの確認の)電話を1本いれれば、かなり安心であるが..
しかしやはり、早めに上京して確認したくはある..が、交通費を考えても、この件のためだけの上京は、あり得ない。他の案件も相乗りさせなければならない..(貧乏性ですね。[;^J^])
..というわけで、7月21日(土)か28日(土)に1日で処理できる案件の最大量を見繕ってみた。こんな感じかな..(「特撮博物館」は、とりあえず後回し。)
国会図書館
手塚治虫関連調査
スパ ラクーア
遺失物の確認
東京都美術館
マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝
9月17日(月)まで
森アーツセンターギャラリー
大英博物館 古代エジプト展
9月17日(月)まで
..これでちょうど1日埋まるのだが、ラクーア以外は、急ぐ理由がない。夏休み(横浜への帰省時)に出向けば十分であり、その意味では、7月中の土曜日などに上京しても、交通費の無駄である。
しかし、いったん、上京方向で気分が盛り上がってしまうと、なかなかブレーキがきかないものでしてね..[;^.^]
いずれにせよ、今夜は別件の、遠足前夜である。[^.^]
目次へ戻る6:20に自宅を発ち、7:10の下りこだま。7:50に名古屋、8:48に中部国際空港着。保安検査場に向かうが..慣れていないので、兇器(カッターナイフ)を没収されてしまいました。[;^.^](カッターナイフは、便利なんだよぉ..一人前の生活者ならば、カバンやリュックに常備しておくのが当然でしょ? [/_;][/_;][/_;][;^.^])
9:20発のANA 703便に搭乗し、11:00に新千歳空港着。11:40にチャーターバスが出発し、12:40に会場に到着。「Varicon2012 〜第51回 日本SF大会〜」である!
開会式(この会場は、元・高校なので、「開会式」は洒落で「開校式」と呼ばれているのだが、この日記では混乱を避けるために「開会式」と書く [;^J^])は17:00からなので、まだ結構、時間がある。14:00から先行して開場しているディーラーズルームを覗いたあと、宿泊室(8人部屋)で、ゴロゴロしたり眠ったり。16:30にはひと風呂浴びて、体育館へ。開会式である。
開会式前。立っている4人のうち、左端が星野之宣氏、右から二人目が、瀬名秀明氏である。
市長の挨拶の直前に乱入してきた、メロン熊。[;^.^][;^.^][;^.^]
この椿事のあと、司会者は、なんと、「市長挨拶」の次のプログラムに進んでしまったのである [;^J^]。言い訳はどうあれ、彼女の頭の中で「市長(挨拶)」が「メロン熊」に置き換えられたことは事実であり、さらに言えば低からぬ可能性で、「メロン熊の中の人が市長である」、と、推測したと推測される。[;^J^]
..というわけで、気を取り直して挨拶している、飛ばされかけた市長。[;^.^]
星雲賞受賞者一同。第43回星雲賞(作品リスト)
日本長編部門(小説) 『天獄と地国』 著者:小林泰三 発行:早川書房 日本短編部門(小説) 『歌う潜水艦とピアピア動画』 著者:野尻抱介 発行:早川書房「SFマガジン8月号」掲載 海外長編部門(小説) 『ねじまき少女』 著者/訳者:パオロ・バチガルピ/田中一江、金子浩 発行:早川書房 海外短編部門(小説) 『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』 著者/訳者:テッド・チャン/大森望 発行:早川書房「SFマガジン1月号」掲載 メディア部門 『魔法少女まどか☆マギカ』 監督:新房昭之 アニメーション制作:有限会社シャフト コミック部門 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 著者:安彦良和 発行:角川書店 アート部門 鷲尾直広 ノンフィクション部門 『吾妻ひでお〈総特集〉--- 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪』 発行:河出書房新社 自由部門 該当なし
開会式のあと、米澤英子さん、彩古さん(吾妻ひでおBNF)、穴沢優子さん(ノンフィクション部門を受賞された編集者)、井手聡司さん(早川書房の編集者)、大森望さんらと、しばし立ち話のあと、食堂で食事(バイキング)。なかなか美味い。20:30から4:00までの時間帯を4コマにわけ、約10の部屋でさまざまな分科会が並列に開かれるので、どのように泳ぎ回ろうかという相談など。(結果的に、グリーンルームを根城にして酒盛りしながら、適宜興味のある分科会に出撃することになった。もともとコマとコマのあいだに30分のマージンが設けられている上に、少し早めに終わる分科会もあるので、グリーンルームで、長めにゴロゴロ酒盛りしていることができた [;^J^]。グリーンルームでの酒盛りには、途中から、浪花愛さんも参加された。)
ちなみに今大会では、井手聡司さんが、受賞者(『ねじまき少女』の著者/訳者が不参加なので、その代理として)、スタッフ(暗黒星雲賞のプレゼンテーター、「『天獄と地国』を語る部屋」の司会など)、及び、取材者(早川書房の編集者として)の、3つの顔で活躍されていたのが印象的であった。[^J^]
大会の全期間を通じて、会場の1Fでは、メロン熊が暴れておりました。[;^.^]
私が最初に聴講した(1コマ目(20:30〜)の)分科会は、「星野之宣先生、自作を語る」である。以下、メモを少々。
・デビューした時点では、ハインラインは読んでいなかった。(クラークはいくらか。)
・「ヤマトの火」は、諸星大二郎の「暗黒神話」の形式に影響を受けた。
・大英博物館で、2回、展示会をした。(知りませんでした。[;^J^])
→ 周囲が信用しない。[;^J^]
→ なぜお前(ごとき)が?、と言われる。[;^.^]
・将来、ホーガンの原作でもうひとつと、そのあと、手塚治虫の「火の鳥」にオリジナルストーリーで挑戦したい。[*.*]
(司会)(ここまで公言して)実現しなかったら、ファンがだまっていないのでは。
(星野)実現したら、手塚ファンがだまっていないのでは。(^_^;)
・美大は、日本画で入った。日本画を描きたかったわけじゃない。
→ 西洋画だと木炭デッサン、日本画だと鉛筆デッサン。木炭デッサンが嫌(苦手)だったから。
・だから、(もともと日本画には興味なかったので)2年間で大学をやめた。しかし、日本画の影響は、あるかも知れない。
2コマ目(22:30〜)から選んだ分科会は、「『天獄と地国』を語る部屋」である。作者の小林泰三氏と、表紙を描いた星野之宣氏が語り手。聴講者もひと桁ぐらいの、ごくインティメートな会である。このあとの展開とか、とにかく絵にしにくいことからくる星野氏の苦心談とか、興味深い話を聴けた。司会者は前述のとおり、井手聡司氏であるが、途中で2氏と聴講者に間を持たせておいて中座し、裏番組の他の分科会の取材(写真撮影)に行ってしまうという [;^J^]、こんな司会者、知らんわ。[;^.^]
3コマ目(00:30〜)の分科会からは、「大森望の星雲賞メッタ斬り!」を選んだ。引っ張り出されていたのは、穴沢優子氏、鷲尾直広氏、小林泰三氏、野尻抱介氏、だったかな..録画/録音/UST/ツイート等は禁止! ..なので、仔細は伏せる(..といえば聞こえはいいが、酒盛りをさしはさみつつ、この時刻..ということで、仔細を書こうにも憶えていないのである。[;^.^])
4コマ目(02:30〜)の分科会からは、大森望氏が語る「NOVA&年刊傑作選の部屋」を選んだが、さすがにこれ以上は、物理的に無理 [;^.^]。3:00過ぎに中座して、宿泊室に戻ってバタンキュー。[;_ _][;^J^]
目次へ戻る起床は8:40。朝風呂はパスして、食堂で朝飯。9:30からの閉会式(「開会式」が「開校式」と呼ばれていたように、「閉会式」もプログラム上では「終了式」と書かれているのだが、混乱を避けるために、この日記では「閉会式」と書く [;^J^])では、暗黒星雲賞が授与された。
暗黒星雲賞とは、参加者の投票で決まる「対象が優秀であるかどうかは関係なく、賞を与えたくなったものに与えられる」賞であり、たとえば、去年は(大会を直撃した)「台風12号」が(自由部門で)受賞した [^J^]。今年度は、「開会式で市長を飛ばした司会者」も票数を集めたが [^.^]、やはり受賞したのは、終始、抜群の存在感を放っていたメロン熊であった。[^.^][^.^][^.^]
井手聡司氏がメロン熊をコールすると、暴れ込んできた [;^.^]。
苦労しながらもなんとか舞台に登り、賞状を授与されると、舞台で咆哮する。[^.^]
..でも、会場の玄関で、散会するみんなを見送ってくれた。根は、いいやつなんだ。[^.^]
(..やべ。メロン熊の写真ばかりだ。[;^.^][;^.^][;^.^])
11:22、会場をチャーターバスで発ち、12:23、新千歳空港着。13:00前に、旧FCLAの友人である、U氏、Tさん夫妻と落ち合うことができ、新千歳空港を案内していただいた。アニメイト(空港にアニメイトがあるのである [;^.^])でお土産を買い、昼食は、和食系の居酒屋?で、海鮮丼にイクラを追加して、もう、満腹 [;^.^]。さらに海鮮系の店で土産物を追加購入し、15:40発のANA 710便に乗るために、余裕を見て、14:30に保安検査場。
ANA 710は、いくらか遅れて16:01に発ち、17:31に中部国際空港着。名古屋回りで、20:20に帰宅。
楽しかった〜!! \[^O^]/\[^O^]/\[^O^]/
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