*2012年02月27日:バベルの塔!\[^O^]/
*2012年02月28日:スプライト!\[^O^]/
*2012年02月29日:今年のSF大会は北海道
*2012年03月01日:ももくろZ!\[^O^]/
*2012年03月02日:人間ドック予約
*2012年03月03日:安全地帯で気楽な恐怖 [^.^]
*2012年03月04日:「激マン!」\[^O^]/
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*2012年02月27日:バベルの塔!\[^O^]/


 自転車出勤。寒さが戻っている。

 NHK BSプレミアムには、優れた番組が多い。たとえば、「驚き!地球!グレートネイチャー」「コズミック フロント」、そして、「極上美の饗宴」。今夜の極上美の饗宴は、「リアルな幻建築 〜ブリューゲル“バベルの塔”」。世界美術史上、私が最も好きな作品のひとつである!\[^O^]/

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 ネットから拾ってきた画像を貼り付けておくが..しかし1061×800ピクセルの画像では、全体の(マクロの)構想の雄大さはわかっても、細部の(ミクロの)驚異的なリアリティとバラエティは、ほとんど見えないんだよなぁ..[;_ _][;^J^] まさにここに、ハイビジョン番組の存在理由がある。大画面(といっても42型なので、これを購入した7年前ならばともかく、今となってはせいぜい上の下か中の上程度のサイズだが)のプラズマテレビに、高精細のハイビジョンで(実物を遥かに上回る(10倍以上の)サイズの)拡大映像が、延々と、舐めるように映されるのである..至福である [^.^]。至福としか言い様がない [^.^] ..この作品を収録している画集を何冊も所有しているし、中には、拡大部分図をたくさん収録している画集もある。大いに価値のある画集であるが、しかしその立派な編集方針をもってしても、このハイビジョン映像の圧倒的な迫力には、到底及ばないのである。


 この番組のみどころは、ジオラマ作家・山本高樹氏に、この「バベルの塔」のジオラマを作らせ、立体として再現させたことである。私は、最初は「出来ない」のではないかと、予想していたのである。つまり、絵画作品ならではの「嘘」があり、実物としては成立しえないフォルムなのではないかと..無論、仮にそうであっても、それがこの絵画作品にとってマイナス評価になることなどありえず、「虚構ならではの迫力」を再認識することになるのだが..

 ..なんと、この絵画作品どおりに、構築できたのである [;*.*]。これには、驚いた。この塔をよくみると、微妙に捻れており、つまり、上に向かうほどすぼまる「螺旋構造」になっているのだが、この絵画から測定して起こした図面どおりに、螺旋構造の模型を組み立てることができたのである。ブリューゲルは、いったん図面を書いてから、それに合わせて絵を描いたとしか思えない..(もちろん、このサイズの塔をこの構造どおりに築くことが物理的に可能かどうかは、別の話である。[;^J^])

 それにしても、前述のとおり、10倍、あるいはそれを遥かに超えた倍率まで拡大されても、全く破綻しないのは、驚異どころか恐怖に近い [;^.^]。冗談ではなく、このサイズに拡大されてもなお、縮小図に見える..つまり、さらに拡大してさらに細部を見ることができるように思えてしまうのである..いったい、ブリューゲルは、どうやって描いたのであろうか..

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*2012年02月28日:スプライト!\[^O^]/


 寒さは少し緩んでいる。帰路、I医院。帰宅後、目が少し痒い。[/_;]

 さて、NHK BSプレミアム。今夜は「コズミック フロント」である。今夜のお題は、「宇宙の渚 File 1. 謎の光“スプライト”」。恥ずかしながら、私は不勉強で、「スプライト(レッドスプライト)」という現象を知らなかった。[;_ _]

 ISS(国際宇宙ステーション)からの、NHKが開発した宇宙用超高感度ハイビジョンカメラ(従来のカメラによる映像と比較すると、腰が抜けるほどの鮮やかさ・美しさなのである!)による撮影と、地上(正確には航空機)からの撮影(観測)で、その実相に迫っていく。日本の高校の天文クラブの観測ネットワークも、このジャンルでは活躍しているようで、まことに頼もしい限りである。[^J^]

 どうやら、雷雲から「上空へ向かう」放電現象らしいのであるが、まだ完全には解明されていないようだ。スプライト(妖精)の名に相応しい、幻想的な宇宙現象(高度的には「亜宇宙現象」と呼ぶべきか)である。地球上にはろくなニュースが無い昨今であるが、なんとも晴れ晴れとした気分になれた。[^J^]

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*2012年02月29日:今年のSF大会は北海道


 今年の「日本SF大会」は、「Varicon2012 〜第51回 日本SF大会〜」として、7月に夕張で開催される。(完全合宿制である。)

 昨年、静岡で開催された日本SF大会に10数年ぶりに参加して、その面白さ・楽しさを改めて再認識した私は、早速、参加申し込みをしていたのだが..ちょっとした勘違いをしていたことが、昨夜、判明した。

 参加受け付け事務処理を請け負っている旅行会社に「参加費用」を払い込んでいるのだが、実はこの「参加費用」のなかに、交通費が含まれていないことに、気がついていなかったのである [;^J^]。払い込んだのは「旅費」であってSF大会自体への参加費は現地で払うのだ、と思い込んでいたのだが、そうではなく、払い込んだのは「SF大会自体への参加費(及び合宿の宿泊費)」であって、旅費は含まれていないのであった。

 「旅行会社」に払う金なのだから頭から「旅費」だと思い込んでいたとか、そういう恥ずかしすぎる真相はここでは伏せておくが [;_ _][;^.^]、とにかく、確認してよかった [;^J^]。このまま、ぼーっと、直前まで交通手段の手配をしないでいるところだった。まぁその場合でも、シーズンオフだし、多分無理なく脚は確保できるだろうが、北海道までとなると、早めの予約による「早割り」が、バカにならないはずであるからね。

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*2012年03月01日:ももくろZ!\[^O^]/


 ..いや、さすがに、日記にこのタイトルをつけるのは沽券に関わると、逡巡しましたが。[;^.^]

 別に、「ももいろクローバーZ」の音楽に興味があるわけではない。ただ、1ヶ月ほど前に「新堂本兄弟」に出演した彼女らを見て、その面白さと(それなりの [;^J^])可愛さに、やられてしまいましてね。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 私の、この興味の持ち方は、AKB(ファミリー)に対するそれと同じである。修行のかいあって、いまではAKBのメンバーは20人(SKEなら5〜6人)ぐらい、顔と名前が一致するのだが(すごいでしょ [;^.^])、別に彼女らの曲が聴きたいわけじゃない。バラエティ番組に出ている彼女らが可愛いな、と思ってるだけである。(こういう「ファン」は、多いと思うよ。)

 まぁ、ももくろZの場合、PVは入手してもいいかなと思ってますが [;^J^] ..あー、そうか。「入手する」のではなく、「YouTube やニコニコ動画で観る」のが、今風なんですね..いかん、いかん。私はどうしても、ソフトを「買う」という発想から、抜け出せませんでしてね。[;^J^]

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*2012年03月02日:人間ドック予約


 雨になるらしいので自動車出勤。出社前に浜松西郵便局に寄って、昨夜、不在通知をいただいた物件を、受け取っておく。

 先月、西に東に(大阪に東京に)図書館を飛び回って、手塚治虫関連初出誌閲覧を集中的に行って以来、ひと休みしていたのだが、そろそろ再開。とりあえず、大阪府立図書館、大阪市立図書館、愛媛県立図書館に、電話やメールやウェブのフォームで、資料複写の依頼をする。

 人間ドックの季節である。私は、胃カメラと大腸ファイバーを、それぞれ3年ごとに受診することにしている。一昨年は、どちらもやらなかった。去年は胃カメラをやった。今年は大腸ファイバーである。大腸ファイバーを受診する場合、一日コースではなく、一泊コースになる。人間ドックのために平日2日間有休を取得している余裕はないので、金−土で予約する。5月11日〜12日。さてさて、どんな結果が出ますやら..(←「デマ酢→裸」と変換された私の身にもなって欲しい。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])

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*2012年03月03日:安全地帯で気楽な恐怖 [^.^]


 今日はなにやら暖かい。曇天。雨は降らないとは思うが、自転車で遠出はちょっと..時々、陽が射すことは射すが..とか逡巡しているうちに、結局、終日、引きこもり。[;^J^]

 「ヴィクトリア&アルバート美術館所蔵 英国ロマン主義絵画展 図録」を読了。2002年に開催された展覧会らしいが、私はこれを観ていない。1ヶ月ほど前に、地元の古書肆の時代舎で購入したのである。何しろ素晴らしい風景画が多数収録されていましたのでね。[^J^]

 解説もなかなか便利である。美術ファンの端くれとして、いちおう先刻承知ではあるものの、改めて思わず苦笑してしまった [;^J^] くだりを引用しておこう。

ラファエル前派もラスキンもモリスも、みな貴族の末裔か植民地経営で財をなした富裕なジェントリー階級の子弟であり、自らの拠ってたつ現実を直視できない弱みがあった。漱石は彼らの中世懐古趣味を反動的とみなし、印象派を高く評価する当時としては出色の批評眼を備えていたのである。(144頁)

 ..そうなんだよ。私はラファエル前派が大好きなんだが、所詮、やつらは遊民なんだよ [;^.^]。ひ弱な花なんだよ [;^.^]。むろん、遊民でなければできない仕事はあるのであって、それが彼らの(輝くばかりの)レゾンデートルであるのだが。

 もう一個所。私が大好きな「崇高な」絵画作品について。

エドマンド・バークの主張によれば、「美」が、小ささ、明晰さ、繊細さの性質によって導き出される概念であるのに対し、「崇高」を特徴づけるのは広大さ、曖昧さ、力強さなど、ことごとくその対極となる性質である。
(中略)
また、バークは「崇高」の支配的原理を「恐怖」の感情に置いたが、本来不快な感情である「恐怖」が「崇高」に転じるためには「危険がない」という条件が必要であるとした。つまり、危険な事象を安全な位置から眺めるときに、はじめて「崇高」の観念が生じるというわけである。(158頁)
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 ..危険な事象を“安全な位置から”眺める..[;^.^] なんちゅぅ、甘えた、なまぬるさ..[;^.^] これは画家/表現者の問題ではない。たとえば、巨大で近寄りがたい大瀑布を遥かに眺めやる作品とか、大火災の現場を対岸から見上げるシーンを描く壮大な絵画作品とかを観て、はじめて(安心して)「崇高美」に打ち震える、われわれ鑑賞者の「なまぬるさ」を(グサグサと)指摘されているのである。[;^J^]

 (「崇高美」の実例として(この図録には収録されていない作品だが)「マンフレッドとアルプスの魔女」(ジョン・マーティン)を例示しておこう。)



 ついでに自明な蛇足だが、「支配的原理を「恐怖」の感情に置く」のくだりで条件反射でHPLなあなたは、つくづくとことん度し難し。[;^.^]

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*2012年03月04日:「激マン!」\[^O^]/


 曇天。昨日に引き続き、引きこもり。

 ここ数日間の暖かさで、野菜箱の中に溜まっていたジャガイモの在庫が、いっせいに芽吹き始めた..やばい [;^.^]。これまで寒かったので、消費が追いつかずに多量に溜まっていたジャガイモが一向に芽吹かず、安心していたのだが、こうなると、この大量のジャガイモを、じゃんじゃん消化していかないと。[;^.^]

 「激マン!」(永井豪、日本文芸社、ニチブン・コミックス)ウィキペディア)を、現在刊行されている第5巻まで、一気に読了。(第1巻第2巻第3巻第4巻第5巻

 前記リンクをクリックしていただければ説明は省けるのだが(つくづく怠惰になったものである [;^.^])、要は永井豪の自伝漫画(ただし虚構の混入量は不明)であり、連載開始から既刊分までは、「デビルマン」執筆の舞台裏であり、(ただしまだ「デビルマン」完結までは届いていないが、)「デビルマン」のサブテキストでもある。

 ..必読である。[;^J^]

 「デビルマン」の全ての読者は、とまで言うと言い過ぎだが、「「デビルマン」が傑作だと思っている全ての読者」は、必ず、「激マン!」も読まなくてはならない! ..ぐらいは、言い切ってもいいだろう![^.^]

 「デビルマン」に集中するために(..というか「デビルマン」にエネルギーを吸い取られ)、他の重要な連載を、マネージャーたちや各誌の編集者たちの大反対を押しきりながら次々と終わらせていくありさまや、予想よりも遥かに早く(物語のまだ前半で)連載打ち切りが決まってしまい、語るべきことを語り尽くすために、そこから猛烈な急展開でストーリーを加速するありさまや、永井豪自身が物語の流れを(特に飛鳥了を)制御できず、物語の(彼の)予想外の動きに戸惑いながら、どうやればこの作品を終わらせることができるのか模索し続けるありさまが、非常にスリリングに描かれており、まさに手に汗を握る面白さである。

 「デビルマン」について語り出すときりがないのと同様、「激マン!」についても語り出せば、やはりきりがなくなってしまいそうだ [;^J^]。だから、くだくだしい説明は省こう。個人的には、(何度読み返したかわからない)「デビルマン」の中に、ただひとつだけ、私には理解困難なセリフがあったのだが、その意味が本書で説き明かされていたことが、何よりの収穫であった。具体的には、全編のちょうど中間、第3巻の後半に入ったところ。不動明が、唐突に(見開きで)読者に向かって語りかけてくる、

「やあ 諸君。とうとうここまで わたくしの話を聞いてしまいましたねぇ」

 ..に始まる、まことに印象的なモノローグの中に、一言だけ、理解しがたい言葉があったのである。

「なぜならこれから待ちうける「地獄」は、わたくし個人のドラマではありません。日本人全部がまきこまれてしまうのです。」

 ..なぜ、「日本人」? ..「地球人」ではなく? ..この長年の疑問が、「激マン!」で氷解した。ただそれだけでも、この作品を読んだかいがあった。(わたしからは、この言葉の意味の説明はしない。出来れば本書を読んで欲しい。)

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Mar 8 2012
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