2010年12月20日:ジェノヴェーゼ・シンクロニシティ 2010年12月21日:「NOVA 3」など 2010年12月22日:三方原の漫喫、閉店 2010年12月23日:今どき、文字化けだとぉ〜!? [;^.^]凸 2010年12月24日:たとえどんなにタイプでも [;_ _] 2010年12月25日:来春の展覧会メモ/HDDレコーダーの大掃除 2010年12月26日:最後のM−1グランプリ目次へ戻る 先週へ 次週へ
勤務先のKさんから、「塩・唐辛子・ガーリック・バジルなどをミックスしたぺペロンチーノ的調味料が食品メーカーから出ているが、これを使うととりあえずなんでもイタリアンになる」、という話を聞いていたので、そんな便利なものがあるのなら買っておこうかなと思いつつも、自宅から直近のスーパーのイタリアン食材コーナーにあるそれらしいものは前記のスペックとは微妙に異なる様な気がして躊躇していたところ、昨日(日曜日)東京での遊興から帰ってきたおり、浜松の駅ビル(メイワン)の地下に「成城石井」(おされなスーパー)があったのを思い出し、そこでケッパーの瓶詰めと、多分これがKさん言うところの調味料ではないかと見当をつけて、ジェノヴェーゼとやらを買ってみたのであった。(以上、昨日までのあらすじ。)
昨夜録画したままだった「新堂本兄弟」をプレイバックしながら、ジェノヴェーゼをどうやって使おうかな..と、ぼんやり考えていたら、ゲストの稲垣吾郎に「料理はやりますか?」と振られた堂本剛が、「僕、最近凝ってますのが、ジェノベーゼでしたっけ? ホワイトマッシュルームとかエリンギをスライスするんですね。それをバターで1回、ちょっと炒めます。で、ガーリックオイルをちょっと浸しまして、そこにジェノベーゼってやつ..売ってるんです、緑の、バジルのペーストをパッパッと入れて、あとグジュグジュグジュって炒める..」..なんたる偶然。このレシピ、いただきました。[^.^]
このときたまたま、今日買ってきたばかりの「レコード芸術」誌の1月号の連載記事「PAUSE」を(ながら的に)読んでいたのだが、この記事の中で辰巳琢郎が、イタリアの友人(音楽家)の自宅へ遊びに行ったときの思い出話として、「真っ青な空と海、開放的な空気、自宅のオリーヴからとったオイルをたっぷり使ったおいしいジェノヴェーゼソース。すばらしいところでした..」..
..これはもう、運命(さだめ)だわ [;^.^]。このソース、しばらくいろいろ使ってみるか。
目次へ戻る「這いよれ!ニャル子さん 6」(逢空万太、GA文庫)読了。(クトゥルー神話を知らなくても読めますから、そんなに恐がらなくても大丈夫ですよ。[;^J^])序盤のジャブ、「……1/1ラヴ中略ドール、ニャル子バージョン」「ラヴクラフトドールだろ、中略すんな」(38頁)、が、意外にツボ。[;^.^]
「スター・ワーズ 星新一の名言160選」(星新一、星マリナ、江坂遊編、樹立社)読了。星新一のショートショートやエッセイなどからピックアップした、箴言集。「事態の悪化という現象は、すべてよけいなおせっかいからおこる」(119頁、「おみそれ社会」より)など。
「NOVA 3」(大森望編、河出文庫)読了。特選級が、「ろーどそうるず」(小川一水)−バイクのAI(但し、それぞれに異なる種類の制約が課せられた)同士の対話。物語としては意外な方向には進まないが、それだけにまことに忘れがたい、エモーショナルな佳品。「想い出の家」(森岡浩之)−昨今大流行のARネタだが、それが非常に“自然な”用途に用いられている近未来における、一挿話。「東山屋敷の人々」(長谷敏司)−家長(あるいはそれに準ずる人)が不老長寿を得た場合に、はたして「家」や「家族」は成立し得るのか。「ギリシア小文字の誕生」(朝暮三文)−まるで厨房のエロ妄想だが [;^J^]、最後まで押し切って作品としてまっとうさせるところが、大人の(プロの)仕事である。まぁ大方、“ω”あたりから発想したのだろう。[;^.^]
その他もすべて、佳作級である。「万物理論[完全版]」(とり・みき)−SFの“究極の定義”自体は記述されていないところが、肝なのだろう。なぜならそれが記述されたら、この作品自体が成立しなくなるからであり、つまり、記述しないことによって記述しているのである。「犀が通る」(円城塔)−まさに究極の無駄話 [;^J^]。こういう“どうでもいい”[;^.^] 思考の流れを無為に追っていく午後のひとときこそ、至福である。「火星のプリンセス」(東浩紀)−骨太の未来史の一挿話。物語はまだ前半だが、完結が楽しみである。「メデューサ複合体」(谷甲州)−技術屋SF。いわゆる“超存在”や理論の飛躍がいっさい登場しないところが、値打ちである。(天才技術者が、急転直下、危機を解決してしまうわけではない。)「希望」(瀬名秀明)−手強いにも関わらず、読みやすい。再読・三読したくなる。
目次へ戻る昼は暑かったのだが、夜、急に寒くなった。
今日になって気が付いたのだが、三方原の漫画喫茶(というか漫画食堂)「マガジンランド3」が閉店していた。つい最近(1〜2週間以内に)、この店の前を自転車で通りすがりながら、久しぶりに入ってみるかな、と思ったことを憶えているので、その時点では営業していたはずである。
う〜ん、確かにここ2年以上?利用していなかったのは事実だが、いささか残念。在庫は2万冊程度で、さほど多いほうでは無いのだが、普通の漫画喫茶には置かれていないような古い漫画本が、比較的多かったのである。結構、繁盛していたように思うんだがなぁ..(2年以上前のことではあるが。)
帰路、OAナガシマに寄って小物を購入したのだが、あらあらまぁまぁ。屋根の上の「パソコン」という大きなネオンが、「ハ コン」になっているではないか。みっともないから直しておきなさい、と、レジの人に注意しておいたが、こういうのは信用に関わる(修理費用を惜しんでいると思われる=経営状態を疑われる)ということが、理解できていないのだろうか。
目次へ戻る朝、私のウェブページのとある読者の方から、「数日前から」文字化けしているので対処していただきたい、というメールをいただいた。慌ててチェックしたが、症状を確認できない。以前数回、文字化け事故を起こしており、それらはいずれも文字コードの変換ミスだったのだが、今回は文字コードは間違えていない。とりあえず、ご指摘ありがとうと返信する。環境依存の問題だろうか? この件に関してなんらかの情報があるかも知れないので、Mixi日記に書き込んでおき、いったん静観。
快晴なので湯風景しおりへ。寒風がそれなりに強いので日光浴はやはり難しく [;^J^]、素直に野天風呂のお湯に浸かったり、サウナで汗を流したりしてから、改装された「膳処 花の木」でひと休みしつつ、iPhone でMixiにアクセスしたら、さっそく情報が続々と [_ _][;^J^]。どうやら、マイクロソフトがやらかしてくれたらしいのである。「MS10-090 導入後の不具合につきまして」というお知らせが発表されていた。以下、抜粋して引用すると、
一昨日公開された「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2416400)」導入後に特定の Web サイトを閲覧すると、一部のページで文字化けが発生する問題が起きている点についてご報告させていただきます。
[対象製品]
・Internet Explorer 8
・Internet Explorer 7
・Internet Explorer 6
[現象]
MS10-090 導入後、HTTP ヘッダーではなく、META タグのみで文字エンコードを “ISO-2022-JP” に指定している特定の Web サイトを閲覧すると、文字化けが発生します。
[対処法]
サーバー側
大変お手数ですが、HTTP ヘッダーに以下のように記述をお願いいたします。
Content-Type: text/html;charset=iso-2022-jp
クライアント側
・大変お手数ですが、文字化けの起きる Web サイトでリロード (F5) を行うことで、問題が改善されます。
・またセキュリティ上お勧めしませんので、一時的な措置としてご紹介いたしますが、レジストリエディタを用いて Iexplore.exe ならびに Explore.exe のエントリーを削除し、JIS の自動検出を有効にすることで本問題を解決することができます。
(中略)
[今後の対応について]
本問題の修正については現在検討中です。(後略)
..なるほど、Firefox では症状が出ないというわけか [;^J^]。それにしても、どっひゃー..「倉田わたるのミクロコスモス」を構成する千数百ページのヘッダ、全部書き換えかよ..まぁ、スクリプトを作ればさほどの大仕事でもないだろうが..と、ぶつぶつ言いながら前記のお知らせを読み返して気が付いた。要求されているのは、サーバーの設定変更ではないか! ファイルのヘッダ(の書き換え)では対処できないのだ。私ひとりで使っている(個人で運用/管理している)サーバーではないのだから、その設定には手を出せない。うーむ..とすると..
1.マイクロソフトの早期対応を期待して放置する
2.ISO-2022-JP をやめる(別の文字コードに総替えする)
..の、二択かよ。[;^.^]凸(基本、放置の方向で。)
目次へ戻るクリスマスイブだが、特段の用事も話題も無いし [/_;]、昨夜みた(正確にいうと、録画しながら追っかけ再生をして、すぐに削除した)某バラエティ番組の内容についての無駄話で、お茶を濁す。[_ _][;^.^]
番組のタイトルは本質的では無いので略す。要はどっきり企画である。私は基本的にはどっきりは大嫌いなのであるが、私が好きなタイプの(アラサーの)グラドル4人(世間体を慮って名前は伏せる [;^.^])をべろべろに酔わせて隠し撮りしたということを事前の番組予告で知ったので、これはもしかしたら面白いかも(永久保存版になるかも)[;^J^]、と、録画したのであるが..
..これほど不愉快なVTRを見たのは、久しぶりである [;_ _]。見ていて本当にいたたまれず、すぐに消去した。彼女らの責任ではない。彼女らにはなんの問題もない。要するに一般論として、「他人の酔態(醜態)」というのは、まったく、見るに耐えないものなのだ、ということなのである。もちろん我々は、他人の酔態を日常的に(飲み会などで)見る機会に事欠かないわけだが、そのときはこちらも酔っているから、なんら気にならないというだけのことなのである。Vの中で彼女らだけがどんどん乱れていって、それをこちらは素面(しらふ)で見ているというのは、ほとんど精神的な拷問に近い。スタジオではもちろん、ひな壇のタレントたちがこのVを笑って見て(コメントして)いるわけだが、精神的にタフでないと(あるいは鈍くないと/無神経でないと)勤まらない「仕事」であることよなぁ、と、改めて感じ入ってしまった次第である。[;_ _]
目次へ戻る快晴である。寒い..というより冷たい。間違いなく、この冬一番である。
年末から来春にかけて観る予定の展覧会情報を、備忘として記しておく。
横浜都市発展記念館
「モダン横浜案内」
1/30(日)まで
日本科学未来館
「テオ・ヤンセン展 〜生命の創造〜」
2/14(月)まで
森美術館
「小谷元彦展 幽体の知覚」
2/27(日)まで
たばこと塩の博物館
「小林礫斎 手のひらの中の美 〜技を極めた繊巧美術〜」
2/27(日)まで
(「モダン横浜案内」は、帰省から戻る1/4に、観る予定である。)
あまりの寒さに自宅から一歩も出たくないのだが、そうも言っていられないので、朝いちから起動。ブックオフで何冊か売り、百均(100えんハウスレモン)と杏林堂で買い物。浜松西郵便局にも向かったのだが、激混みで駐車場にもアクセスできない有様なので、パス [;_ _]。まぁ確かに、1年で一番、混む日かもな。[;^J^]
帰宅してからは、終日ひたすら、HDDレコーダーからDVD−RAMに映画やドラマの録画を落としたり、賞味期限切れの番組を(未視聴であっても)容赦なく削除したりして、かなり空けた。中身を観ている暇もほとんど無かったのだが、それでも、昨夜録画したばかりのBSマンガ夜話(再放送された5回のうち録画した3回(童夢、攻殻機動隊、ナニワ金融道))は、プレイバック(&保存)した。ごく初期の回で、皆みな若く、岡田斗司夫は十分に太い。[;^.^](現在、BSマンガ夜話が停止中なのは、NHK(BS)の上層部に、サブカル嫌いがひとりいるからだ..とは、いしかわじゅんのツイッターで知った情報である。)
目次へ戻る曇天。昨日ほどには寒くない。
CSからHDDレコーダーに録画しっぱなしだった「透明人間現わる」(大映、1949)を鑑賞。後半、脚本が混乱しているし、一般的な意味では傑作とはとても言えないのだが、1949年当時の風俗資料として興味深く観られるので、DVD−RAMに落として保存しておく。それはたとえば、舗装されていない道路、自動車の少なさ、及び(富裕層の)邸宅の広さである。
そろそろ自転車の初回点検をしたいので、ナカノサイクルセンターに電話する。年内はいっぱいだとのことなので、年明けの1/8に予約した。昼頃、自転車で出動し、谷島屋本店、浜松郵便局、チケットプラザ浜松、と回って帰宅。
「鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集」ユニット6の初出誌との照合調査を開始する。(ユニット6が最終巻のはずだったのだが、今日の日記では仔細は略すが、ユニット7が予定されている。)これまでの照合調査は、全ての初出誌をお持ちのTさん宅で行なってきたのだが、この最終ユニットに含まれる期間の初出誌は、私もほぼ全て所有しているので、自宅で行なうことにしたのである。ただし全てあるわけではなく、別冊付録計4冊が手元に無いので、この4冊分の照合調査のみ、先週末の渋谷でのオフ会で、Tさんに依頼していたのであった。
(上記依頼分を除いて)今夜中に終わらせる予定だったのだが、半分しか終わらなかった。それもこれも「M−1グランプリ2010」のせいである [;^J^]。従来、リアルタイムで観たことがなかった(録画で観ていた)のだが、今年で最後であるし、最終回ぐらいはリアルタイムで観ようと思いましてね。
以下、インプレをざっくりと書いておくが、芸人たちの芸の講評の前に、いきなり思いっきり噛んだMCの上戸彩のはにかみ顔。満点です。[^.^]
まず、ファーストラウンド。
カナリア | ドレミの歌ゲーム。ネタは悪くないが、加速度的な盛り上がりが欲しかったところ。(592点) | |
ジャルジャル | メタ系楽屋落ち系の、確信犯の危ういネタ。審査員も、これを認めてもいいものかどうか迷っていたが [;^J^]、確かにM−1の決勝戦という場において許容できる、ぎりぎりのラインであった。[;^J^](606点) | |
スリムクラブ | 沖縄出身。なんだこれは [;^J^]。茫洋たるペースのボケに対する、突っこまない突っ込み。突っこめない突っ込み。あのなぁ..という苦笑を湛えて、なが〜い沈黙が続くのである。この勇気。[;^.^](644点) | |
銀シャリ | ABCの歌。ある意味鉄板な、オーソドックスなネタだが、それ以上の破壊力はないかも。(627点) | |
ナイツ | いつものパターンであり、安心して見ていられるのは、良し悪しだろうなぁ。(626点) | |
笑い飯 | サンタウロス(サンタクロース+ケンタウロス)[;^J^]。明らかに去年の「鳥人」の二番煎じなのであるが、やはり面白い。「(不法侵入しても)法で裁けないんだよ」で、思わず吹いた。[;^.^](668点) | |
ハライチ | 例のパターン [;^J^]。点数は伸びなかったが、私は面白いと思ったぞ。(620点) | |
ピース | 普通に、面白い。これも、後半の加速度的な盛り上がりが欲しかったところ。(629点) | |
パンクブーブー | さすがにうまい。伝聞・推測・憶測の連鎖。(668点) |
最終決戦に進出した3組は、第2回以来、9回連続決勝進出していながらいまだに無冠の笑い飯、去年の覇者だが、敗者復活枠から這い上がってきたパンクブーブー、漫才の文法を踏み外しかけている [;^.^] スリムクラブ。押しも押されもせぬ実力者×2 + 正体不明の異分子×1という、見事なバランスである。[;^J^]
最終決戦における3者のネタは、本質的にはファーストラウンドのネタと同じ。敢えて言えば、パンクブーブーが1本目よりやや下回っており、笑い飯のネタ(小銭の神様)は、1本目と同じぐらいの水準。スリムクラブは..どう評価したものか、よくわからん。[;^.^]
結果は、全7票中、笑い飯:4票、スリムクラブ:3票、パンクブーブー:0票。笑い飯、最後のM−1で、ついに優勝! おめでとうという言葉しかない。[^.^]
それにしても..この「最後のM−1」の結末は、あまりにも完璧なドラマである。選抜された3組の組み合わせと、その結果は、精確に計算されていたとしか思えない。なまじの構成作家では、ここまで組み立てられないだろう。(もしかして笑い飯は、「10年目の栄冠」の伏線として、過去9年間、苦汁を飲まされ続けていたのだろうか..(← 恐い考え [;^.^]))
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