*2009年01月19日:癒し系の英語力 [;^.^]
*2009年01月20日:嚔をするとき
*2009年01月21日:地デジ、不調
*2009年01月22日:「TAP」
*2009年01月23日:暗号について
*2009年01月24日:「悪魔の薔薇」
*2009年01月25日:「ブラック・ジュース」
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*2009年01月19日:癒し系の英語力 [;^.^]


 今夜の「カンニングのDAI安☆吉日!」(BSフジ)にて、レギュラーのカンニング竹山が、同じくレギュラーのDAIGOと安めぐみに、「東」と「西」を意味する英単語を(トークの流れで)訊いたのである。さて。

 カンニング竹山が、「東は!?」と訊くと、DAIGOが「イー..」と言い始めたのを聞いてそれを追って、安めぐみが「イー..」、DAIGO「..スト」、安めぐみ「..スト」 ..[;^J^]。カンニング竹山が、「西は!?」と訊くと、DAIGOが「ウェ..」と言い始めたのを聞いてそれを追って、安めぐみが「ウェ..」、DAIGO「..スト」、安めぐみ「..スト..?」(..といいつつ、自信なさげにDAIGOの方を見て確認する)..[;^J^] ..見てはいけないものを見てしまった。[;_ _][;^.^]

 まぁ、彼女があまり賢くない(らしい)ことは以前から(なんとなく)知ってはいたが、しかしまぁ、グラビアアイドルというくくりでは、水準をクリアしているのかも知れないなぁ..[;^J^](ちなみに、優木まおみは、グラビアアイドルという範疇の中での相対評価では、トップクラスの賢さということになるが、私目線の絶対評価では、おバカとしか言い様がない。[;^.^])そう言えば確かに、安めぐみは、クイズ番組には滅多に出演していないような気がする。まぁ、これだけ大量のクイズ番組があるのだから、私が知らない番組には出演しているのかも知れないけれど、「おバカっぽくない」ルックスとのギャップが、イタいのかも知れないね。[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]

 安めぐみは「サイエンスゼロ」のキャスターをやっているので、門前の小僧式に様々な情報を仕入れている可能性は多いにあるが..しかしそれが「蓄積されている」とは、思わない。分野を問わず、体系的な基礎学力がないと、断片的な付加情報は定着しないのである。(おバカな)グラビアアイドルに対して、上から目線で偉そうなことを言っていると思われては困る。これは、自戒なのである [_ _]。古代オリエント史であれ、微生物学であれ、ラテン文学であれ、金融工学であれ、体系的な勉強で基礎を身につけていない分野の本をいくら読んでも、その知識は(ノートに書き留めておかない限り)数週間ともたない。整理の仕方、把握の仕方がわからないために、実に虚しく脳からこぼれ落ちて行ってしまう。まさに「雑学」ならぬ「虚学」なのである..[;_ _][;_ _][;_ _]

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*2009年01月20日:嚔をするとき


 角川書店の「コミックチャージ」、本日発売の号で休刊である。短い命でした。[-人-][-人-][-人-]

 さて、嚔(くしゃみ)..これもまた、「読めても書けない漢字」の典型だよなぁ。まぁ、読めない人の方が多いかも知れませんが..てゆーか、平均的な端末の平均的なフォントでは、この文字、まともに再現されてないでしょうが、それはともかく。[;^.^][;^.^][;^.^]

 私は、嚔をするときに、どうしても唾を飛ばしがちなのである。これが会社で自分の席に座って仕事をしている最中であれば、デスクの二段目の引き出しの中にティッシュペーパーを常備しているので、「来る」と思ったら素速くティッシュを取りだして口元に当てることができるのであるが、歩行中とか、運転中とか、街中であるとかの場合は、ティッシュやハンカチが間に合わないこともしばしばである。そういう時は、もちろん手を当てて唾が飛び散るのを防ぐわけであるが、その手の当て方が問題である。掌(てのひら)を手前にして口元に当てると、掌が汚れる。もちろん、そのあとティッシュなりハンカチなりで拭くとしても、当座は手元に無いこともあるし、そういう手で書籍や筆記用具やキーボードやハンドルを触るのは、イヤである。だから、掌を手前にはせず、手の甲を手前にする。それも、口に平行にして正面から塞ぐと、それはそれで直撃で反射してきて口に戻る様な気がするので、60度位の角度をつける。口から飛び出した唾や細菌が浅い角度で反射して向こう側に飛んでいって、跳ね返って来ない程度の角度。要するに..

 オーホホホホホホホホホホ!..の角度なのであった。[;^.^][;^.^][;^.^]

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*2009年01月21日:地デジ、不調


 夕方、帰宅したら、地デジの受信状態が悪い。特にSBS(TBS系の静岡放送)が酷い。ほかのチャンネルも、時々ノイズが飛ぶ。アナログと違って、デジタルではノイズが入ると、画面や音声が完全にフリーズしたりするのが困りものである。以前から、雨の日にはありがちなことではあったのだが、今夜は、ちょっといつもより程度が酷いなぁ..(ほんの小雨なんだけどね。)

 とにかく、今夜は地デジをまともに受信できないと諦めて、地デジ番組の録画予約を、地アナ側に設定し直す。今夜予約していたのは、ヘキサゴン、はねるのトびら、クイズ雑学王、爆笑レッドカーペット、グータンヌーボ..何を今さらではあるが、ここまで堕落すると、我ながら快感だな。[;^.^][;^.^]

 オバマ大統領、就任。

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*2009年01月22日:「TAP」


 朝いちで、地デジの受信状態を確認する。回復していた。雨が上がっているからか? 夕方、帰宅してから、地デジの受信状態を確認する。SBSがノイズまみれでほぼ受診不能。再び小雨が降っているからか?(他の地デジチャンネルは、多少ノイズは飛ぶものの、まずまず正常である。)..こうなると、雨との因果関係はほぼ間違いないところである。(自室の)屋内の問題ではないし、放送局の問題でもないだろう。どう考えても、このアパートの地デジの共用アンテナが怪しい。雨水がどこかに浸入して、乾くまでの間、トラブルを起こしているのではなかろうか。

 小雨が降っているので(野天風呂に小雨を浴びながら入るのも乙なものなので)湯風景しおりへ。(もちろん、晴れていれば晴れているなりに湯風景しおりに行くのであるが。[;^J^])2回入る間に、食堂の畳でゴロ寝しつつ読書をするのが基本パターン。今日読み終わったのは、「TAP」(Greg Egan、河出書房新社、奇想コレクション)である。

 短編集であるのだが、イーガンの名前を知っている(ハード)SFファンであれば、さぞ、小難しい理屈を捻り回した作品集だろう、という先入観を抱かれるかも知れないが、ある意味、意外なほどに「フツー」で「読みやすい」作品群である。これはこの叢書の性格を慮った訳編者(山岸真)の作戦なのだろう。

 「新・口笛テスト」−耳について離れない悪夢のようなメロディーという例のパターン(オールドSFファンならば、アルフレッド・ベスターの「分解された男」を、必ず思い出さなくてはならない [^.^])に科学的裏付けをつけるあたりが、イーガンならでは。「ユージーン」−優生学テーマだが、仮想的タイムトラベルのアイデアが面白い。「銀炎」−一種の新興宗教ネタ。「自警団」−かなりストレートなホラー(倒叙系)。「森の奥」−自分と全く同一の存在が未来のいつか(確率的に)出現するとき、そのときその人は自分になっている..という発想の妙。「TAP」−「とある瞬間の全体(周囲の環境から自分の感情から世界から何から何まで含めて)に、常に必ず、ひとつの単語を当てはめることができる言語体系」という発想が、素晴らしい。脳内にインストールされたソフトのアップデートやバックドアなどのアイデアは、業界人にはわかりやすいであろう。ほか、「散骨」「要塞」などを収録する。

 ..それはそれとして、「ピッチピッチ、TAPTAP、ラン、ラン、ラン♪」..などと歌うのは、やめなさい。→ [;_ _](雨が降っているいないに関わらず。[;^.^])

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*2009年01月23日:暗号について


 昨夜の小雨の影響がまだ残っているのか、朝、雨が上がっているにも関わらず、SBSが受信できていない。

 帰路、O内科に寄り、血液検査。昨年の秋ごろから尿酸値がかなり洒落にならない数字になっていたので、今年に入ってからは、ビールや発泡酒をがぶ飲みするのをやめて、「週に1度、中ジョッキ1杯」程度に減量したのだが、これで数字がいくらかでも良くなっているのか、まだこの程度の期間では影響がないのか、確認しておきたい。

 帰宅してからSBSの受信状態を確認したら、綺麗に入っている。朝から終日、晴れていたからか..ということで大家さんに電話して状況を説明し、電気屋さんを手配してもらう。

 今夜も湯風景しおり。例によって本を持参してきたのだが、まずいことに筆記用具(シャープペンシル)を忘れてきてしまった。私は短編集(など)を読むときには、目次に、各作品の4段階評価をマークする習慣がある。(具体的には、◎/○/・/(無印)、である。)シャープペンシルが無いと、これを書き込めない。(もちろん、ボールペンではダメなのである。)困ったこまった..

 ..うまい具合に、もう1冊、中野書店漫画部から送られてきたカタログも、持参していたのであった。これは読み捨てであり、少々傷つけても構わない。筆記用具無しで、各作品の4段階評価を、このカタログに記録できれば良いのだ。さてどうやって?

 幸い、短編集の作品数は「9」であり、カタログのページ数は30以上ある。(あなたは、私と同じ「解」に辿りつけただろうか?)1番目の作品の評価が「(無印)」である場合は、どのページも折らない。「・」である場合は、「第1」ページの角を、内側に折る。「○」である場合は、「第11」ページの角を、内側に折る。「◎」である場合は、「第21」ページの角を、内側に折る。2番目の作品の評価が「(無印)」である場合は、どのページも折らない。「・」である場合は、「第2」ページの角を、内側に折る。「○」である場合は、「第12」ページの角を、内側に折る。「◎」である場合は、「第22」ページの角を、内側に折る。以下同様。1番目と2番目の作品が同じ評価である場合は、同じ紙を「両方向から内側に折る」ことになり、まぁ折れはするのだがスマートではないので、奇数番目の作品についてはページの上の角を、偶数番目の作品についてはページの下の角を、折ることにする。

 完璧である![^.^]。唯一にして最大の問題点は..帰宅してこのカタログに記録された情報を「解読」するときに、解読方法を忘れている可能性が低くないことである [;^J^]。だから、その解読方法を手帳にメモしておけばいいのだが..その筆記用具が無いんだよ! [;^.^][;^.^][;^.^](← すみません、これ、NON STYLE のネタのパクリです。[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^])

 ..なんとなく思い出したが、もしもあなたが、坂口安吾の「アンゴウ」という短編を読んだことが無いのなら..本当に悪いことは言わないから、今すぐでなくても構わないから、いつか必ず、読みなさい。10年以上前に読んだきりなのだが..短編ミステリ史上のベストワンに近い(と、私は思う)、生涯忘れえぬ名編であるのだから。

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*2009年01月24日:「悪魔の薔薇」


 朝いちで松田病院。相変わらず(微量の)出血があるので、軟膏を追加で処方してもらう。快晴なので湯風景しおりへ直行。この時期、大体11時半頃から14時頃まで、野天風呂で太陽光線を浴びやすくなるので、その時間帯にあわせて、2時間以上、日光浴をする。まぁそう簡単に皮膚癌になりゃしないからさ。[;^J^]

 ところで、確か昨日より、野天風呂エリアの「四季の湯」に、径15cm、長さ150cmほどの檜(ひのき)の丸太が2本、入れられているのである。これは一体、なんなのであろうか? とりあえず、回してみる。回してみる。回してみる。回してみる..

 ..いかん、これではまるでハムスターではないか [;^.^]。回してばかりではダメだ。胸にぐっと抱え込んで、尻と脚を浮かし、丸太にぶら下がって浮いてみる。この状態で(人間としての尊厳をアピールすべく)浮力の計算をしてみようとしたがもちろん2秒ともたずに手前に回転して水没し、ブクブクブクブク..[;_ _][;_ _][;_ _] ..ヒトとして、どうよ。[;^.^][;^.^][;^.^]

 食堂でのゴロ寝読書、昨日からかかって今日読み終わったのが、「悪魔の薔薇」(Tanith Lee、河出書房新社、奇想コレクション)である。「魔」の香りが濃密に漂う、なんともデカダンな作品群!「別離」は、女吸血鬼の従者の別れの物語。「悪魔の薔薇」は、超自然現象が出現しないだけにいっそうおぞましい、マレビトに病毒をうつされる女性の物語。「美女は野獣」は、フランス革命時代のパリを幻想の魔都に変容させ、シャルロット・コルデー(役)にマラーを暗殺させる。「黄金変成」は、帝政末期のローマ帝国辺境における東洋の魔女とローマ軍人の邂逅。「青い壺の幽霊」は、壺中天のモチーフ。以上が、特に素晴らしい作品だが、ほかにも、貧乏芸術家たちと死の女神の出会いを描く「彼女は三(死の女神)」、鏡と仮面に彩られた魔女を描く「蜃気楼と女呪者」など、傑作・佳作が満載されている。お薦め。

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*2009年01月25日:「ブラック・ジュース」


 快晴なので、夕方まで湯風景しおり。日光浴と読書。

 それにしても、何故、四季の湯に丸太が入れられているのであろうか。まさか香り付けとも思えないので、やはり遊具なのであろうか。なんだかなめられているような気もするが ["^.^]凸、丸太にしがみついて水没して溺れかけたオヤジに何が言えよう [;_ _]。今日も今日とて、バーコード系の頭の人が両手両足でしがみ付いて、あたかもラッコ状となっていたが、子どもならともかく、この光景はイタ過ぎる [;_ _]。見てはいけないものを見てしまった [;_ _]。いや、人のことは、全く言えないんですけどね。[;^.^]

 本日、食堂で読了したのは、「ブラック・ジュース」(Black Juice、河出書房新社、奇想コレクション)である。ピエロの集団がバタバタ射殺されていくビジュアルが凄い「赤鼻の日」、象の視点から脱走劇を描く「愛しいピピット」、タールの沼に沈めるという緩慢な処刑が衝撃的な「沈んでいく姉さんを送る歌」、悪臭を放つ、怪物的な天使が登場する「俗世の働き手」が特に素晴らしいが、「大勢の家」「無窮の光」「ヨウリンイン」「春の儀式」なども印象に残る。

 夕食は久々にワンタン軒で、ニンタマラーメン。

 帰宅してから、無秩序状態の書棚の整理に(ちょっとだけ)着手する。オタクの人、読書家の人、蔵書家の人ならば誰でも知っていることであるが、書棚(書籍)の整理というのは、本格的に行って最後までやりきらないと、事態は必ず、悪化する。

 そしてもちろん、そうなった。[;_ _]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 29 2009
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