2008年06月09日:009/栞と紙魚子の邪悪なDVD 2008年06月10日:爆破レンジ 2008年06月11日:エレキ二胡 2008年06月12日:身代金マルウェア 2008年06月13日:粘菌の映像 2008年06月14日:医院×2/岩手・宮城内陸地震 2008年06月15日:漬物ステーキ目次へ戻る 先週へ 次週へ
5/25に放映された(地上波だったかどうか憶えていないのだが)NHKの「ETV特集 石ノ森章太郎 サイボーグ009を作った男」の録画を観た。3月に1週間にわたってBS2で長時間生放送された「とことん!石ノ森章太郎」の出し殻みたいなものかと思って、録画はしたものの放置していたのである。
予想に反して、大変内容が濃かった。名越康文をメインキャストとして、養老孟司、姜尚中、島本和彦、植島啓司、マイケル・ウスランへのインタビューはいずれも興味深く、また、「とことん!石ノ森章太郎」は映像作品がメインであったのに対して、この番組は漫画版がメインで、「とことん!」ではスルーされていた「地下帝国ヨミ編」が、10分間にわたって詳細に紹介されていたのも嬉しかった。(これがいかに素晴らしいエピソードであるか、今更ながら思い知らされた。無論、「天使編」「神々との闘い編」も、じっくりと取り扱われている。)これは、保存版だな。
昨日購入した「栞と紙魚子の百物語」(諸星大二郎、朝日新聞社)の帯に、DVDの発売予告が載っている(6/25発売)。全13話、地デジで録画しているから、本来、買う必要は無いはずなのだが..
特典ディスク、スペシャルブックレット
..は、想定内として、
諸星大二郎描き下ろし漫画、ムルムル製氷皿
..と来たか..う゛〜〜〜〜...[;_ _][;_ _][;_ _] これで、¥15,960 ...なんと邪悪な商売だろう。[;^.^][;^.^][;^.^]凸
目次へ戻る6/8に録画していた「近未来×予測テレビ ジキル&ハイド」を観た。この番組を観るのは初めてである。まぁ要するに、RD−X5(ハードディスクレコーダー)の検索用キーワードに麻木久仁子を登録していたら、引っかかっていたからなのであるが..とはいえもちろん、麻木久仁子が出ている番組を全部観ている訳ではない [;^J^]。番組説明ボタンを押したら、内容が面白そうだったからである。
新発明「爆破レンジ」とは一体なんのこっちゃと思ったら、要するに、衝撃波で食材の内部の細胞を砕く装置なのであった。肉は柔らかくなるし、リンゴも玉ねぎもパイナップルも一瞬でジューシーになる。ヤマイモはトロロイモになる。(ただし、ビーフジャーキーのように硬く乾燥した食材は衝撃波が通り抜けてしまい、ほとんど変化しない。)来年の夏には10万円台で発売できそうだとのこと。ちょっと楽しみ。(正しくは、爆破+衝撃で「爆衝レンジ」。)
目次へ戻る昨日の終業後、勤務先の社屋内の小ホールに中国の伝統楽器の合奏団を迎えて、小コンサートが行われた。二胡用の専用プリアンプを開発し、それを中国の二胡メーカーに提供するという縁から、先方のご好意で、多忙な訪日日程の合間を縫って訪問・デモ演奏をしていただいたのである。(なぜ、昨日の日記に書かなかったかというと、この情報(二胡用プリアンプ)のニュースリリースが発表されたのが今日(6/11)だからである。実際にこの文章が公開されるのが6/18であるとしても、「6/10付けの公開日記」に書いてはいけないだろう。)
本来6人編成であるが、大型楽器(琴と太鼓)は持参できなかったとのことで、二胡、琵琶、笛、それと名称を聞き落としてしまったが撥弦楽器の4人編成。アンプを使わない、生の演奏(合奏と、それぞれのソロ)のあと、マイクとアンプを使っての演奏。伝統楽器は伝統音楽にだけ使われているわけではなく、ポップス(C−POP?)にも使われているのであって、その場合、当然、マイクとアンプが必要になるわけだ。バンド(オーケストラ)演奏のカラオケの上に、なかなか迫力のある演奏を聴かせてくれた。特に、最後の「エレキ二胡」の演奏では、例えて言えばサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」の終曲の様な激しい速弾きが繰り広げられ、二胡に対する先入観が完全に覆された。
目次へ戻るこういうマルウェアが存在することは知っていたが、あらためて感心したので紹介する。→ 「「ランサムウェアの暗号鍵解読に協力を」――カスぺルスキー・ラボが世界中に呼びかけ」(「マルウェア」という言葉は、さほど一般的では無いかも知れない。「ウィルス」や「ワーム」なども含む「悪意のあるソフトウェア」一般を指す、比較的新しい用語である。)
ランサムウェア攻撃とは、ユーザーのPCにマルウェアを仕込み、ファイルを暗号化したのち、データのロックを解除したければ身代金を払えというメッセージを表示する手口だ。
最新のGpcodeでは、「.bak」「.doc」「.jpg」「.pdf」など143種類のファイル形式が暗号化される。暗号化されたファイルには拡張子「_CRYPT」が付加され、暗号化されていない元のファイルは削除される。また、カモフラージュのため、Gpcodeはみずからの痕跡を消し去ろうとする。
そして最後に、画面に次のような身代金を要求するメッセージが表示される。「あなたのファイルはRSA-1024アルゴリズムによって暗号化されています。ファイルを復元するには、われわれの復号化ツールを買う必要があります。復号化ツールの購入は『xxxxx@yahoo.com』までご連絡を」
やっかいなのは、この暗号化が極めて強力で、彼ら(悪者)からツールを買わなければ、解除することが(現在のところ)不可能であるということだ。当然と言うべきか、悪者に金を払ってしまう(払ってしまった)人は、山ほどいるだろう。自分の(場合によっては何百ギガバイトもの)大切なデータが人質に取られてしまったのだから..全くもってうまい(賢い)商売だ。
Kasperskyによると、ランサムウェアの被害を最小限に食い止めるには、データをバックアップするのが最も確実な方法だという。「バックアップしておけば、万一Gpcodeに感染してファイルが暗号化されても、少なくとも貴重なデータがすべて消えることはない」と、同社アナリストのデビッド・エム(David Emm)氏はアドバイスしている。
..ちょ〜当たり前の予防策であるが..しかし私の知る限り、私用PC内のプライベートなデータのバックアップを取っている人は、圧倒的少数派なんだよなぁ..
目次へ戻る5/30に録画した「サイエンスゼロ」を観た。(5/24放映の再放送である。)タイトルは「不思議生物 粘菌の力をいかせ」。粘菌の「個々の部分は単純なアルゴリズムで動いているのに、全体としては高度な動きをする(例えば、迷路の最短経路をつなぐ)」という能力に着目した群体ロボットが主たる題材であり、もちろん、それ自体にも興味はあったのだが、どちらかと言えば粘菌が動くさまの(高速度撮影の)映像が目当てであり、かなりたっぷりと採取できて、満足、満足。[^.^]
それにしても、粘菌と言えば必ず引き合いに出されるのが南方熊楠と宮崎駿(「風の谷のナウシカ」)だが、熊楠はともかくとして、ナウシカ以外に粘菌を(大規模に)扱った漫画は無いのかいな..あんまり思いつかんなぁ..「石神伝説」(とり・みき)の1エピソードに、粘菌が出てきたことは憶えているんだが。
目次へ戻る月いちで診てもらっているO内科へ。土曜日の午前中は大変混んでおり、いつも朝早くから並んでも1時間半待ちはざらなので、今日は考え方を変えて、受付終了間際の11:50に行ってみたら、案の定、既にほとんど捌けていて、30分も待たずに診てもらえた。この時間帯を狙うのが正解だな。
1ヶ月前から(試験的に)血圧の薬を飲むのを止めているのだが、この間の(朝の)血圧は、平均して上が130前後、下が90前後。「120台/80台が理想的なんですが..まぁいいでしょう。しばらくこのまま薬は使わずに様子を見て、上の平均が130台の後半になるようなら、薬を再開しましょう。塩分には気をつけて下さいね」、とのことであった。
14:30にK歯科医院で、3ヶ月に一度の定期健診。歯も歯茎も、万全では無いにせよ、十分に健康な状態。
ニュースを見ていなかったので、夕方になるまで気が付かなかった。岩手・宮城内陸地震。死者が出ている..かなり早い時点で警報を出せたらしいのだが、それにしても震源地では(当然ながら)後だしになった模様。内陸部の直下型では、いかんともし難いよなぁ..
目次へ戻る今日のブランチは手を抜きたかったので、1年ぐらい前に録画してあった「堂本剛の正直しんどい」の「5分で作れる男が落ちる料理」という企画の中で熊田曜子が作ってみせていた、岐阜県飛騨高山の郷土料理だという「漬物ステーキ」を作ってみた。以下、レシピである。
1.市販の漬物を軽く炒める 2.卵でとじる
..以上。[;^.^]
これは..反則でしょう [;^.^]。「調理」の範疇に入るのかどうか疑わしいほど簡単な手順で、しかも美味しすぎる(というか、この素材なら美味しくなるに決まってる)。手間暇かけて凝った料理を作ろうというモチベーションが下がってしまうなぁ。[;^J^]
とはいえ、塩分は高めと思われるので、いくら簡単で美味しいからといって、帰宅が遅くなるたびにこれを作って食すのはどうかと思われる。それに、市販の漬物って、結構高い。まぁ、自分で作ればいいのだろうが、今のところ漬物には手を出していないし..(置いておく場所が無いのです。[;_ _])
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jun 18 2008
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