2007年11月26日:「業」と書いて「カルマ」と読む 2007年11月27日:それでは何も伝わらない 2007年11月28日:邪悪な砲弾 2007年11月29日:ショコタンをめぐって 2007年11月30日:縮小コピーについて 2007年12月01日:国会図書館/墓参り 2007年12月02日:鶏肉のカシューナッツ炒め/「悪霊」目次へ戻る 先週へ 次週へ
会社からの帰途、「本の王国」に返却に行くついでにイオンに寄り、3FのHMVで「『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション・プレミアム(5枚組み)」を予約する。ややこしいのだが、これとは別に「『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション(5枚組み)」という商品も存在する。
コンテンツは、後者(プレミアムではない方)が、
☆現存する本編5バージョン全てを収録!
(1) リドリー・スコットが製作25周年を記念して再編集。『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007) 初ソフト化 (2) 劇場公開前のリサーチ試写で使用された、オリジナル本編『ブレードランナー』ワークプリント(1982) 初ソフト化 (3) US劇場公開版『ブレードランナー』(1982) 初DVD化 (4) 『ブレードランナー 完全版』(1982) 初DVD化 (5) 音声・画質初リマスター『ディレクターズカット/ ブレードランナー 最終版』(1992)
☆長編ドキュメンタリーや豊富な映像特典が満載!
(1) 新作長編ドキュメンタリー『デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー』 (2) 初収録メイキング映像、フィリップ・K・ディックのインタビュー(音声)、ポストプロダクション映像 他
☆封入物
ブックレット(16p)
..で、「プレミアム」は、これに追加の封入物として、
(1) オリジナル「スピナー」フィギュア (2) オリジナル「ユニコーン」フィギュア (3) オリジナル・チェンジング・レンティキュラー (4) リドリー・スコットからの手紙 (5) オリジナルフォルダー入りシド・ミード 画コンテ集(8枚)
..がつく。
冷静に考えれば、プレミアム版を購入する必要は無いのだが [;^J^]。というか、理知的に考えれば、そもそもどちらも買う必要があるはずもないのだが。[;^.^](それにしてもHMVの店員、YAHOOの画面と他のどこぞのページを何度も何度も行き来し確認を繰り返しつつ、手書きで「ご予約カード」を起票してくれたが..店員のスキルとシステムの両面において、HMVには不安を感じざるを得ないところである。[;_ _])
空腹に耐え切れず、1Fの回転寿司で晩飯。どうしても9皿くらい食べてしまうんだよなぁ。この、「イオンに来ると、ついふらふらと回転寿司を(しかもたくさん)食べてしまう」というクセは、なんとかして直さないと。[;_ _]
目次へ戻る社内の教育担当部署のスタッフにせよ、あるいは社外の営業マンにせよ、「プレゼンのプロ」は絶対にやらないことであるが、普段プレゼンをしない人(例えばプログラマ)が何かを説明するとき、全くどうしようもなく何も伝わってこないことが、ままある。特に気に障るのが、PCの画面をプロジェクタなどで映しながら、アプリの操作を説明する場合である。「今、何を説明しているのか、これから何を説明しようとしているのか、今おこなった操作の意味は何か」、等などをいっさい話さず、ひとしきり黙々とメニューを開けたり閉めたりファイルを開いたり閉じたりボタンをクリックしたり窓をどけたりするなどしてから、「..えっと、このように..」、などという輩(やから)が、実に多い。自分ではわかっているのだろうが、こちらは、それが本質的な操作(手順)なのか、例外処理なのか、わき道にそれて何か探したり試したりしているのか、(それとも暇つぶしをしているだけなのか、)なんら情報が与えられないので、疲れてしまうのである。
例えば私が、「とあるエクセルファイル(帳票)にその日の出来高の記録をする」、という作業を説明するのであれば、およそ以下のようにするであろう。
「..では最初に、帳票を開きます。デスクトップ上の、はい、このアイコンですね。これが「出来高ファイル」です。これをダブルクリックしてください。するとファイルが開いて..おっとすみません。変なシートが開きましたね。エクセルファイルには複数のシートが入っているので、こういうことが起こる場合があります。こうならないようにあとで直しておきますが、もしも見慣れぬシートが開いてしまった場合は、「最初のシート」を選びます。このタブを何回かクリックしてください。すると1枚ずつめくれて..はい、これ以上開きませんね。これが先頭のシートです。(やれやれ。[;^.^])さて、この画面の上の方に「出来高」という欄がありますね。ここに、その日に作った個数を半角の数字で入力してください。その隣の欄には、作った製品の種類を半角のアルファベットで入力します。製品の種類はAかBです。Aが国内向け、Bが海外向け..逆だったかな? すみません、ど忘れしてしまいましたので、ちょっとドキュメントを見て確認します。エクスプローラーを起動して..フォルダを選んで..選んで..ドキュメントファイルが..あった。あ、皆さんはこのファイルを見る必要はありませんので、メモしなくて結構です。これを開いて..Aが国内向けですね。はい、ドキュメントファイルを閉じます。さきほどのエクセルファイルに戻りまして..」..という具合に、マウスカーソルを動かす「前」に、今から何をやろうとしているのか、その作業の意味は何か、当たり前のことであるが喋り続ける。ところが、ここにあげた例の作業の最初から最後まで、ひとことも喋らない奴は、決して珍しくないのである。う〜む..
(補足すると、私は普段の作業では(もちろん)もっぱらキーボードショートカットを使っているのであるが、上記のように(このアプリの)初心者に教える場合は、言うまでも無く、全てマウスで操作している。)
目次へ戻る久々のトリビアスペシャル。駄ネタも多いが傑作ネタも多い。なかでも息を呑んだのが、「1辺10メートルの巨大空気砲は、何メートル先のロウソクを消せるか」、という実験である。
「空気砲」とは、1辺数10センチのダンボール箱のひとつの面の中央に、直径15センチほどの穴を開けたもの。このダンボール箱の側面を叩くと、この穴から「渦輪」という空気の渦が「砲弾」のように飛び出して、数メートル先のロウソクを吹き消すのである。(箱の中に、線香などの煙を充満させておくと、渦輪の飛翔がはっきりと見えて面白い。)
1辺10メートルの空気砲は、それだけでも見応えがあるが、ここから発射される「渦輪」の迫力ときたら! MCが、「おぉぉ、波動砲だ!」、と叫んでいたが、確かに波動砲にも良く似ているが、私には、もっと忌まわしいもの [;^.^] に見えてしまったのである。
なによりも、この巨大空気砲の正面の(ダンボール製の [;^J^])蓋がゆっくりと上にスライドして姿を現す、直径3メートルの穴! 漆黒の闇の中から煙の塊がゆらぁぁぁ〜っと、「こちら側の空間」に「染み出してくる」ありさまは、どうみても「諸星大二郎的異界の門」以外の何物でもなく、そして、側面(壁面)を約10名の砲撃手が両手でドンッと突いたときに、その「穴」から「ゆっくりと」飛び出してくる(というか「伸び出してくる」)巨大な渦輪の、なんとも名状しがたい、禍々しいフォルム! 直ちに想起したのが、「黄泉からの声」(妖怪ハンターシリーズ、諸星大二郎)に登場する、地下の「怪物」であるが、「ペットの散歩」(栞と紙魚子シリーズ、同)に登場する「ジョン」の頭部も、良く似ている。(こんなペット、やだ。[/_;][;^.^])いやまったく、これは良いものを見させていただいた。[^J^](ちなみに、射程距離は21メートルであった。)
これ以外にも、「等身大ペッタン人形は、高層ビルの屋上から壁面を何メートル下降できるのか」という実験も面白かったが、何と言っても、「バズーカ砲対防弾ガラス」が、これまた凄い!
「世界で最も使われているバズーカ砲と世界で最も使われている防弾ガラス、勝つのはどっちだ!」という企画で、前者としては世界40ヶ国の軍隊が正規採用している「RPG−7」、後者としてはやはり車など一般的に使用され最も受注が多い「厚さ5センチ」の防弾ガラスが選ばれた。(実験に協力してくれた某国軍隊の国名と、防弾ガラスメーカーの社名は、伏せられている。)結果として、RPG−7は「厚さ5センチ」の防弾ガラスは打ち抜けたのだが、「厚さ10センチ」の防弾ガラスを貫通することは出来なかった。図らずも、両者のメンツが保たれた形であるが [;^J^]、とにかく、バズーカ砲のあまりの威力(試し撃ちの的(まと)にされたジープは、一撃でほとんど粉々に)と、厚さ10センチの防弾ガラスの驚くべき対ショック性能は、まさに手に汗を握る迫力! ただ、些細なことではあるが、この実験は世界初であり今後もなかなか実現しないだろう、という説明については、やや疑問を感じた。防弾ガラスメーカーがバズーカ砲を試射するのは困難かも知れないが、どこぞの軍隊が、防弾ガラスを装備している車を調達して潰すのは、わけもないことと思われるからである。ただ、仮にそういう実験が行われたとしても、その結果が公表されることは、まずあり得ない。その意味では(公共の電波に乗せたという意味では)確かに貴重な実験だったわけだ。
なんにせよ、このDVD−RAM、保存版である。[^J^]
目次へ戻る信じようと信じまいと、私はアキバ系ではない。(← 訊かれてもいないのに、自分から言い出すのはどうよ。[;^.^])だからと言う訳ではないが、ショコタン(中川翔子)についても、「そこそこのファン」というスタンスにとどまっている。バラエティ番組に出演しているのをみれば、ああ可愛いな、と思うし、以前、「GORO’s Bar」で、挨拶代わりに、セーラームーンの(コスプレではないが)決めゼリフを振り付けと共に披露してくれたときは、その迫力というか気合に圧倒され、なるほど「本物」とはこういうものか、と、感服したものであるが(録画、保存してあります [;^.^])、有名なブログは読んでいないし、著作も読んでいないし、写真集もDVDも持っていないし、最近、漫画家デビューしたことは知っているが、それも書店でチラ見しただけという、まぁその程度のファンなのだが、何か別件を調べていた最中、偶然、中川翔子は中川勝彦の娘だということを知り、ビックリした。
中川勝彦について特別な関心があったわけではなく、全く別方面から、中川勝彦に辿りついていたのである。どういうことかというと..
最近、「中川勝海」の漫画作品を2点、「怒涛の最狂戦士睡魔くん」と「夜叉鬼想伝」を読んだ。前者には(ファンの方には申し訳ないが)どうにも乗れず、中盤以降は飛ばし読みしてしまった。後者はまぁそこそこ面白かったが、数年前に第6巻が出たっきり、中断してしまっていた。それで、いわゆる「消えた漫画家」なのかな? と(漠然と)思っていたところ、全く別の漫画、ハルノ宵子の「プロジェクト魔王」の第6巻(これもまたこの巻で中断してしまったようだが [;^J^])のあとがきで、「若くして亡くなった中川勝彦に捧ぐ」みたいなことが書かれていたので、そそっかしい私は、「そうか、中川勝海は夭折したのか..だから、夜叉鬼想伝は未完のまま終わってしまったのだな..」、と、数日間、思い込んでいたという次第なのであった [;_ _][;^.^]。調べたところ、中川勝海は生きており、新刊こそ出ていないものの、元気に(?)同人誌活動を続けているようである [;^J^]..という経緯で「中川勝彦」の名前が強く印象に残ってから、僅か数日後に「中川翔子」と結びついたので、あらあらまあまあ、と、ショコタンに対していささか興味が増した次第ではあったのだ。
だからといって、今後もやはり、ブログや著作を読むつもりはないのだが..(写真集やDVDについては..なんとも言えない。[;^.^])
目次へ戻るある人のmixi日記に面白い話題が載っていた。「暗譜の極意」として、「譜面を縮小コピーすればいいんだよ。憶える面積が減るから」..というのである。なるほど、これは、実感として頷(うなづ)けるところがある。
中学・高校とブラスバンドでトロンボーンを吹いていたのだが、中学時代に、スーザなどの行進曲のパート譜を、B6ぐらいの五線紙に極小音符で書いて1枚に収めたことがある。まぁ面白半分の遊びではあったのだが [;^J^]、演奏中に譜めくりしなくてもすむ、というメリットは確かにあった。そして、曲の全貌がひとめで見渡せることにもなったわけである。
「試験範囲のカンニングペーパーを作ると、試験範囲の内容が頭に入ってしまうので、結果的にカンニングペーパーを使う必要はなくなる」、という事実は、広く知られているところである。これの理由として、情報圧縮の段階で本質(というか「肝」)が頭に叩き込まれる(染み入る)からだと説明されることが多いが、小さな紙切れ1枚に要約された結果、全貌がひとめで「図形的に」認識できるようになった、ということも大きいのではないだろうか。これは、仕事に応用できる話だね。(..しまった、朝礼ネタだった。[;^J^])
目次へ戻る6:30に自宅を発ち、6:42のバス。浜松発6:57のひかりに間に合ってしまったが、これでは着くのが早すぎるので見送って、7:17のひかりで上京。国会図書館へ。
今日は夕方から別件が入っているので、少し早めに切り上げなければならない。19冊読んで15:00頃に退去。有楽町の三省堂で時間調整をしてから、16:30東神奈川駅。3人と待ち合わせてO君の墓参りを済ませてから、昨年と同じ、東神奈川駅の近くのビルの中のお好み焼き屋で忘年会。(1人遅れて参加して計5人。)みんな歳も歳なので、健康の話とか料理の話とか。22:00新横浜発のこだまで浜松へ。タクシーで帰宅。
目次へ戻るさすがに多少は疲れているので、今日は「ゆう遊空間」への早朝出勤 [;^J^] は取り止める。直近(500m先)のスーパーに1回買い物に行った以外は終日引きこもって、読書と録画消化につとめる。全く実に、正しい休日の過ごし方というほかはない。
遅い昼食(14時過ぎ。ブランチならぬラディナー?(← 一応調べたが、こんな言葉はない [;^.^]))として、久しぶりに鶏肉のカシューナッツ炒めを作る。レシピは、以下のとおり。
材料(4人分)は、鶏もも肉【300g】ピーマン【2個】ねぎ【1/2本】しょうが【1かけ】カシューナッツ【120g】片栗粉【大さじ1】胡麻油【大さじ1/2】。
1. 鶏もも肉は一口大に切って、醤油【小さじ1/2】酒【大さじ1】につける。 2. ピーマンは2センチ角に切り、ねぎは2センチに切り揃え、しょうがはみじん切りにする。 3. ナベを熱し、カシューナッツとしょうがを炒め、1を加えてフタをする。蒸気が出てきたらねぎとピーマン、合わせ調味料(しょうゆ【大さじ1.5】酒【大さじ1】砂糖【大さじ1/2】)を入れてフタをする。再び蒸気が出てきたら、片栗粉を同量の水で溶いて入れ、おろし際に胡麻油を回し入れる。
..このレシピ、手元のPCの中で「レシピ.txt」として成長しているテキストファイルからコピペしたものだが、このテキストファイルにどこからコピペしたのか、忘れてしまった [;^J^]。仮にこの通りに作るとすると、カシューナッツを炒めるときにサラダオイルを引かないことになるが、それは違うだろう(省略されているのだろう)などと、適当に補完(修正)しつつ調理する。
結果、それなりに美味しいものが出来たが、鶏肉がやや薄味。下味付けが醤油と酒だけでは足りなかったのかなぁ。そうとも思えないが、やはり塩コショウを揉み込むべきであったかなぁ。それと、水溶きカタクリ粉の投入に失敗し、ぶよぶよしたゼリー状の塊がそこここに [;^.^]。これは実は無理もないことであって、私は(天津丼なども含めて)「あんかけ系(トロミ系)」の料理があまり好きでないので自分で作ることもなく、つまり、カタクリ粉の使い方(取り回し)をほとんど練習していないからなのであった。なんにせよ、味付けを微調整すればもっと美味しくなるメニューなので、いずれリトライしよう。その際は..カタクリ粉は省略しようかな。[;^J^]
昨日、有楽町の三省堂で買ってきた「悪霊」(高寺彰彦、チクマ秀販社)を読む。2005年初版であるが、作品が発表されたのは1987年である。なかなか凄みのある、正攻法のホラー。プロローグは絵画怪談であるが、本編は、とある島を舞台として、さまざまな怪異現象が次々に起こる。個々の怪異現象自体は(フィクションの中では)見慣れたものであるのだが、過去の因果(大量虐殺)が二重構造になっており、これが作品に重厚感を与えている。特に、この小さな島の「斜面全体」を覆う「町」が、実はひとつの「屋敷」であり、しかも今やほぼ無人、という(「シャイニング」の「オーバールック荘」を思わせる)設定がいい。
この作者の作品としては、数ヶ月前に「サルタン防衛隊」(1984)を読んでおり、「悪霊」終盤の大崩壊シーンのスペクタクルは、確かに「サルタン防衛隊」の作者ならではだよなぁ..と感心していたのだが、どうもそれ以外にも、この絵には見覚えがある。「悪霊」巻末の著作一覧を確認してみたら、ああ、やはり。1981〜2年の「マンガ奇想天外」誌に、短編がいくつか掲載されているのであった。懐かしさのあまり、バックナンバーを引っ張り出して、数編、再読してしまった。
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