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先週までのあらすじ
横浜で眼鏡の左のレンズを失い、予備の眼鏡もコンタクトレンズも整備不良であることが判明した私は、可及的速やかに眼鏡のレンズの新調をせざるを得ない事態に追い込まれたのだった。
勤務先の工場の道路を隔てた向かいにメガワールドがあるのは、まことに都合が良い。開店時刻(10時)に入れば、視力測定から始めて昼までには眼鏡を作れるだろう。取り合えず始業時刻前(8時過ぎ)に会社に電話を入れ、午前半休の旨を伝える..
..ここで違和感。私は会社に電話する際、毎回必ず自分の名刺に記載されている電話番号を確認している。その名刺は免許証入れに入っている。その免許証入れだが..やけに分厚い。[;^.^](..あなたはここで、オチがわかるべきです。[;^J^])そう、免許証入れの中の(名刺が入っていたのとは別の)ポケットの中に、左眼のレンズが入っていたのだった!\[^O^]/ 一体全体どうしてこういうことになっているのか、全く不明 [;^J^]。同窓会(の一次会)でレンズをなくしたと騒いだときには、既に免許証入れの中に(なんらかの理由で)入っていたのか、その後、誰かが見つけて手渡してくれ、それを免許証入れの中にしまったのを忘れていたのか..そもそもいつどういう状況で眼鏡から外れたのか..全く思い出せない [;^J^]。もしもどなたかに手伝っていただいたのでしたら、お名前は存じ上げませんがどうもすみませんでした&ありがとうございます。[;_ _][;^J^]
というわけで、メガワールドに依頼する作業は、極めて少なくなった。レンズを入れてもらうだけなので10数分しかかからない。10時半までには終わったが、せっかく午前半休を取ったので、その他の野暮用(郵便局など)を片付け書店に寄り、喫茶店で読書などして昼から出社。
目次へ戻る日本語には「世間体」という語彙があるということを、関係諸氏に教えてあげるべきかとは思うが、まぁ、政治家に世間体を求めるのは八百屋で鮮魚を買おうとするのと同義であろうか。
今日の時点では、小沢氏の真意などわかりようもなく、当て推量をしてみるだけだが..普通、誰が考えても、民主党にとって最悪のアクションである。少なくとも次の総選挙での政権奪取は、これで100%、無くなった..ということは、つまりそれが目的だったのであろう。彼自身、「民主党にはまだ政権担当能力がない」と公言しているのだから(そしてそれは衆目の一致しているところでもあり)、次の選挙で「うっかり」過半数を取ったりしては困るのである。その「可能性」を完全に潰しておく必要があった..ということではないのかなぁ。
小沢氏の真意は仮に上記のとおりだったとして..わからないのは、民主党の有象無象その他大勢の幹部たちの考えである。「次の総選挙では民主党は勝たない」、というビジョンのコンセンサスが取れていたのだろうか? 何人かはこのビジョンを共有していたかも知れないが、全員がそうだったとは(確率的にも)考えられない。ということは、「次の総選挙で勝ちたい」のに「小沢氏を引き止めた」幹部が複数(あるいは相当数)いたということになる。これが理解できない。何事も起こらないに越したことは無かったが、小沢氏が、いったん「やめる」と口走ってしまった以上、この状況をフォローする民主党にとっての最善のアクションは、「じゃぁ、おやめなさい」、と、バシッと切ることであったはずだ。傷は傷だが向こう傷だ。「もしも選挙に勝ちたいのなら」これしかなかった..高校生でもわかることである。
私は、これほど無能な集団を、ほとんど見た記憶がない。
目次へ戻るMixiの某氏の日記で知ったのだが..恐ろしいページもあるものである..→ http://nenriki.exblog.jp/
最初は(多分誰しも)少し感心する。そして(多分)少し笑い、そして呆れる。しかし、この膨大な「写真」を次々と遡って閲覧していくうちに、いつしかこのページの作者の「魂の暗黒」に引きずり込まれ..
そして実は、私も既に「この日記の記事」という形で「組み込まれている」のだが、このページのURLが次々と伝播し閲覧され..(それは「リング」[;^.^])
目次へ戻る夜、歩道の無い暗い道の右側を歩いていると、前方から来た車が、ハイビームにしたまま走ってくることがある。非常に迷惑である。夜間はハイビーム走行が基本だとしても、対向車や歩行者がいるときはロービームにするのが常識である。恐らく運転者には私に対する悪意は無く、多分、私の背後の暗い道の様子を知りたいだけなのだろうが..悪意は無いとしても無神経である。私という歩行者の存在を無視しているか軽んじている(少なくとも歩行者が感じる「眩しさ」に対する想像力が欠如している)と言わざるを得ない。
こういう状況において、私は実に大人気(おとなげ)ない行動をする。「左腕の肘を上げ、左手で手のひらを外側(前方)に向けて顔を覆い、「眩しくて前が見えない」ことをアピールしつつ、少し道路の内側を歩く」のである。どのくらい内側かというと、その車の進路にギリギリ接触しそうな(つまり、車の方で停止に近い徐行をせざるを得ない)程度である。「あまりに眩しくて前を見てまっすぐ歩けず、道路の内側にふらふらと歩き出してしまった」というわけである。これによって、100%、ロービームに落としてくれるので、ただちに左手を下ろして、道の外側に向かって転進してあげるわけだ。「眩しくなくなったので、道が見えるようになりました〜」、てね [;^J^]。もちろん、左手で顔を覆っているとはいえ、指の間からしっかり前方を見て安全を確保していることは、言うまでも無い..
こうして改めて書いてみると、なんとも子どもっぽい行為ではある [;_ _]..まぁ、自分の行為(ハイビーム)がいかに歩行者に対して迷惑であるかということを、普段無自覚な運転者に対して知らしめる、という教育的効果はあるだろうと思われるが、本音を言えば「迷惑に対する意趣返し(意地悪)」以外の何物でもなく、そういう真意を必ずや察知しているであろう運転者が感じるに違いない「ムカつき」(及びそれによってもたらされる「系」の危険度の上昇)と、プラマイゼロであろうなぁ。[;_ _][;^.^]
ちなみに、手のひらを外側(前方)に向けるのは、その方がライト(ハイビーム)を明るく反射して、運転手に対するアピールがより確実になるからである。この、「手のひらを明るく輝かせる」という「術」は、確か「悪魔くん(実写版)」のどれかのエピソードに、「妖術、手鏡!」という小ネタがあったと記憶しているのだが、このほとんど無意味な記憶に「意味」を与えるべく採用したものであり(← 事実)..ここから「虚無への供物」(中井英夫)に結びつけよ。制限時間、15秒。[^.^]
目次へ戻る今日は、NECが主催する某セミナー(講演会)に参加するため、自宅から静岡へ直行する。普段よりもよほどゆっくりと、8:30に自宅を発ち、9:23のひかり。静岡着は9:57で、駅前の郵便局で野暮用を片付けてからでも、10:30の開会時刻にらくらく間に合った。(なにしろ、その郵便局の隣のビルなので。[;^J^])
仕事に絡むので、講演会の内容については略。昼食は静岡駅構内の店。さほど眠たさも感じずに [;^J^] 4講演こなしてから、16:58のこだまで浜松へ。帰宅は18:00過ぎである。
当初の予定では今日はこのまま自宅で読書&テレビのつもりだったのだが、あまりに時刻が早いので、もう一仕事できる。というわけで、エイデンまで車を走らせて、1Fのイオンへ。実は先日修理出ししたRD−X5が、やはり東芝サービスで症状が出ないということで症状再現用のメディアを求められていたので、それを届けにいったのである。さらに「本の王国」へ寄ってから、帰宅。
(これは後日談になるが、実は社内規定により、浜松から静岡までは距離的に「出張」とは認められず、「外出」扱いなのであった。出張手当をゲットしそこねた私の憤激については、書き記すまでもあるまい..[/_;][/_;][/_;][;^.^])
目次へ戻る野菜の保存には、ひと工夫いる。冷蔵庫に入れるもの、冷凍するもの、あるいは単に風通しの良い場所に放置しておくもの。いずれの場合も、基本は「生かさず殺さず」である。「殺して」しまうと、すぐに萎びたり腐ったりする。「生かし」すぎると、無駄に芽が出たり根が生えたりして、栄養分も旨味も目減りしてしまう。
キャベツの保存に少々困っていた。冷蔵庫が小さく1個まるごとは入れられないので、ハーフカットのキャベツを買っているのであるが、これが冷蔵庫の中で、案外長持ちしない。前回帰省したときに母に相談したところ、キャベツは1個まるごとのものを買って、芯をくり抜いてそこに水を浸した新聞紙を詰め込むと、1ヶ月ぐらいは保つ。ハーフカットのキャベツはやはり長持ちしないねぇ..とのことであった。
とはいえ、原理は同じことだろう、と、ハーフカットのキャベツを買ってきて、芯の部分をくり抜いて水を浸した新聞紙を詰め、ばらけないようにポリ袋に入れて冷蔵庫に入れてみた。これが何日保つかの、実験開始である。(あ、もちろん、少しずつ食べますけど。[;^J^])
しかしやはりキャベツと言えば、吾妻ひでおの「放浪日記」(「便利屋みみちゃん」(ぶんか社)所収)の中の記述が印象深い。しなびたキャベツも、水で濡らした新聞紙で包んで地面に埋めれば、一晩でパリッとなるとのこと。庭もベランダもないアパート暮らしなので、試してみることもできないのだが、いつか役に立つかも知れない [;^.^] ので、覚えておこう。[^J^]
目次へ戻る「辺境警備」(紫堂恭子)- 素晴らしい。この作品のタイトル自体は大昔から知っていたのだが、「どうせミリタリー系のメカSFだろう」、と思い込んでいたのである。先入観とは恐ろしい。アマゾンに発注して届いた文庫版の第1巻の表紙(銀髪で菫色の瞳をした神官さんのアップ)を見たときの、私の衝撃を想像してごらんなさい [;^J^]。「グラン・ローヴァ物語」(紫堂恭子)- 「辺境警備」と同じ世界の、前日譚。「辺境警備」は死ぬまでに100回ぐらい読み返しそうな気がするが、これはそこまではいかない。が、いい話である。
「フィーメンニンは謳う」(山口美由紀)- フェロール萌え![^.^] マジで萌え![^.^](男性キャラだけど。[;^.^])「タッジー・マッジー」と同じ世界で、先に「タッジー・マッジー」を読んでいたのだが、人によっては、絵に抵抗があるだろうなぁ。(私も最初、この巨大で装飾過剰な「眼」を見たときは、どうなることかとヒヤヒヤした次第ではあった。[;^J^])
「妖しのセレス」(渡瀬悠宇)- かぐや姫伝説。第1巻の冒頭から、いきなりいっぱいいっぱいの展開になるので大いに期待したが、最終的にはまずまずの佳作として踏みとどまれた..といったところかな。「傑作」と言い切らないのは、単に私がSFマンガにすれているからに過ぎない。終盤の展開は(スレた読者には)まさに予想の範囲内にとどまってしまっているので、そこだけなんとか..と、これはハイレベルの無い物ねだり。「ZERO」(やまざき貴子)- うーむ、これはあまり面白くない。暗号(キーワード)を解く人間の組み合わせの可否の議論についていくのが、途中から面倒になってしまった。でもまぁ、悪くはないよ。
「OZ」(樹なつみ)- これはなかなか良いですよ。「オズの魔法使い」を読んでいなくても大丈夫。(少なくともかつての)「ララ」は、こういう本格的なSFを平然と連載してくれたのである。「BLAME!」(弐瓶勉)- 評価が分かれそうだが、私はこの「地獄巡り」、結構好きだな。(「サイバーパンク」という概念を捨てて読むのが、コツである。)どうやらキチンと終わっていないようだが、それもまた良し。この類の作品は、「中断」でも全然構わない。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Nov 14 2007
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