*2006年11月20日:大阪出張一日目
*2006年11月21日:大阪出張二日目
*2006年11月22日:大阪出張最終日
*2006年11月23日:疲れを癒す
*2006年11月24日:「セーラー服と機関銃」最終回
*2006年11月25日:スライムじゃなかったのか?
*2006年11月26日:「借金は身をほろぼす」
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*2006年11月20日:大阪出張一日目


 6:32のこだまに乗らなければならないのだが、自宅直近のバス停からの浜松駅行きの始発は6:18である。これでは間に合わないので、徒歩。5:00に起き(朝食は略して)5:37に発ち、6:27に新幹線のホーム着。さすがに新大阪までひと眠りすることにする。(昨夜の就寝時刻は2:30ですのでね。[;^J^])

 新大阪8:16着。大阪駅までひと駅。講習会の会場(住友中之島ビル)まで徒歩15分ぐらいかな。朝飯を食える店を探しつつ..をを、吉野家がある。せっかく大阪に来たんだから、ここは当然「納豆定食」でしょう [;^.^]。西原理恵子風に言うと、「大阪の街をひいひいゆわした」[^.^] というところであるが..周囲の席では大阪のサラリーマンたちが「納豆定食」や(納豆付きの)「特朝定食」を普通に食しているではないか。お前らそれでも大阪人かよ(← 偏見?[;^.^])。

 講習会は9:30から。内容は(伏せるほどのものでもないが)仕事絡みなので、ここには書かない。昼食は隣りの朝日新聞社の地下のセルフの食堂で。

 17時頃に初日の講習が終わり、宿へ。四ツ橋筋の大通りをはさんですぐ隣りのリーガグランドホテルである。講習会場から徒歩100メートルぐらい? [;^J^] チェックインしたところ、シングルで予約したはずがツインになっていた。値段は9400円のまま。向こうの都合だろう。ラッキーラッキー..と言いたいところだが、別に大荷物を抱えてきたわけでなし、ふたつめのベッドに使い道があるわけでもなし [;^J^]。LANケーブル端子付きの部屋なので、PCを接続して確認。メールの送受等、問題なし。

 さて、外出である。徒歩5分ほどの堂島アバンザというビルの1〜3Fのジュンク堂書店。なるほど、西日本最大級というだけのことはある。今夜のところはあまり時間がないので、さささっとスキャンして雑誌を買っただけ。晩飯は、このビルの地下の「鶴のす」という小さな店。事前に大阪在住のCさんにご推薦いただいていたのである。普通の洋食屋なのだが、何故かボルシチとピロシキがあるので、「ロシア料理の店」ということになるらしい [;^J^]。オムライス+ボルシチ+ピロシキをいただく。素朴でなかなかよい。「おばさ〜ん、唐揚げある〜?」とかいいながら入ってくる常連と思しきサラリーマンが多い。

 18:30頃に腰を上げて、フェスティバルホールへ。徒歩5分。なんのことはない、宿のリーガグランドホテルと同じビルの中なのである。コヴァーチュ指揮、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団による「名曲コンサート」。曲目は「交響曲 第41番「ジュピター」」(モーツァルト)、「ハンガリー舞曲 第1番、第3番、第5番、第6番」(ブラームス)、「交響曲 第9番「新世界より」」(ドヴォルザーク)であり、いくら「名曲コンサート」といっても、あまりにあまりな「ポピュラー名曲」ばかりではないか、と、まぁ私もそう思った。[;^J^]

 しかしやはり、人気曲にはそれだけのパワーがあるのである。演奏自体は正直なところ可もなし不可もなしであったが、これらの曲がもつ根源的なパワーを邪魔することなく伝えてくれたと思う。思えば、これらは私が小学生時分、クラシックを聴き始めてから最初の1年以内にお小遣いで買った曲ばかりである。やはり基礎は大事だね..と、妙なノスタルジーへのひたり方をしてしまった [;^J^]。アンコールは「ラコッツィ行進曲」(ベルリオーズ)と「ハンガリー舞曲 第6番」(2回目)であり、この「ラコッツィ行進曲」が、今夜一番の出来であった。この行進曲の「後半」は、通常の行進曲というよりは「戦闘」の音楽になるのであり、その「凶暴な輝かしさ」が表現されていたと思う。

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*2006年11月21日:大阪出張二日目


 朝飯は外で店を探すのが面倒だったので、ホテルのレストランでバイキング。1600円もしたが、もちろんそれに見合った内容であるわけがない。[;^J^]

 講習会2日目。昼食は、大阪駅の方に戻って「天下一品」でラーメン。浜松で食べている「天下一品」ラーメンの味にもうひとつ納得が行かず、次に関西に出向く際には「本場の味」を試さなくては、と、以前から思っていたのである。天下一品ラーメンは確か大阪ではなく京都の店ではなかったかと思うが、まぁ東から見れば京都も大阪も似たようなもんだしぃ、とか正直なことを書くと、あとでとても困ったことになるかも知れませんね。[;^.^]

 閑話休題 [;^J^]。なるほど、浜松バージョンと本質的には同じような味だが(当然か)、スープがいくらか濃くてコクがあるように思う。面白いことに、テーブルの上にトッピングの「ニンニク」が無い。(浜松の店にはあるのだ。)たまたまこの店に置いていないだけかも知れないが、もしかして浜松では、スープをやや薄味に作って、客にニンニクで調整させるというコンセプトなのかも知れない。(スープ自体も「トッピング」できるし。)真相は不明。

 午後の講習が終わってから、ホテルの部屋で日記を書いたり雑誌を読んだりまったりと時間を潰し、19:30、堂島アバンザ1Fの新星堂前でCさんと待ち合わせ。大阪駅前第3ビルの地下の「レストラン OKINAWA」へ。C師匠、Nさんと合流し、4人で沖縄料理と泡盛。沖縄料理は豆腐系とゴーヤものをたっぷりといただく。名のみ知っていた「豆腐よう」も食す。発酵系なので臭いは強烈だが、泡盛と実に良く合う。

 ほどほどの時刻に解散して、Cさんにホテルの近くまで(地下街経由で)送っていただく。

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*2006年11月22日:大阪出張最終日


 朝飯は外で店を探すのが面倒だったので、ホテルの和食レストランで朝粥定食。1900円もしたが、もちろんそれに見合った内容であるわけがない。[;^J^]

 講習会3日目。昼食は堂島アバンザの地下の「インデアンカレー」。ひとくち目を含んだ時は、「ん?甘い?」、と思ったのだが、すぐに辛さが追い掛けてきた。なかなか面白い味である。早めに行ったから待たずに入れたが、すぐに長い行列が出来ていた。ファンが多いのはうなずける。

 帰りには(リュックを背負って)少々しんどいはずなので、昼休みのうちにジュンク堂を再度スキャンする。大きい店ではあるが、やはり欠落している分野もある。早い話がアダルト系の写真集である。(別に買いたいものがあったわけではないが。[;^J^])また、何故か昨日が発売日のはずの「週刊アスキー」を見つけられなかった。いくらなんでもこれをおいていないわけがないし、1日で売り切れるとも思えないので、これは私が探し損なったのだろう。コミックス売場はそれなりに広いが、品揃えはそれほどでもない。また、漫画雑誌が全然ダメ。画集は洋物も含めてなかなか豊富で嬉しくなったが、分厚い本を何冊も買って帰る元気があるわけがなく、版型の小さいものを1冊だけ、購入する。

 午後の講習会、終了。やれやれ。まだ17:30なので大阪で夕食を食べて帰るという選択肢もあるのだが、疲れがたまる前に浜松に帰りたかったので、新大阪駅構内で軽食で腹を持たせておいて、18:19のひかりで浜松へ。駅近くの「ラーメン三太」で晩飯を食べてから、帰宅。

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*2006年11月23日:疲れを癒す


 結構疲れてるね。今日が休日でほんとに正解。だらだらだらだらと惰眠する。

 思い出したので書いておく、先週の日記(2006年11月13日)で、「レジで商品を入れた袋を受け取ってから、その袋を左手の小指に引っかけて、左手にもった財布の中から右手でお金を取り出して支払う」と書いたが、これは勘違い。正しくは、「レジで支払って商品を入れた袋を受け取ってから、その袋を左手の小指に引っかけて、左手にもった財布の口を開けておき、右手で店員さんからのお釣りを受け取る」、であった。細かいようだが、店員さんが先に商品を渡すわけないもんね。[;^J^]

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*2006年11月24日:「セーラー服と機関銃」最終回


 1週間ぶりの出社である。(土日と休んで、月火水が出張、木が祝日。ついでに言えば先週の金曜日は午後半休ときたもんだ。[;^J^])勘狂いまくり。僕の仕事はなんだっけ? [;^.^]

 「セーラー服と機関銃」、録画消化がなんとか間に合い、今夜放映の最終回はリアルタイムで観ることができた。いい役者を揃えた、いいドラマだったと思う。三大寺代議士役の緒形拳の起用はオーバースペックではないかと思っていたのだが、最終回ではきっちり仕事をしてくれたし。(それにしても(目高組ではなく)浜口組のセキュリティは、一体どうなっておるのか。[;^J^])

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*2006年11月25日:スライムじゃなかったのか?


 O内科。高丘のアマノ書店。昼食は久しぶりにワンタン軒でニンタマラーメンだが..(塩分を控えるために)ラーメンの汁は残せと医者に指示されているのが、辛いところである。[;_ _]

 とあるバラエティ番組の録画をチェックしていて、吃驚した。クイズ番組で、昔の玩具の発売年が問題になっていたのだが..「スライム」の発売年が1978年だって? そんなに新しいわけがないだろう..

 なんと..ネットでさくさくっと調べてみたら、確かに1978年。おかしい、おかしい。そう言えば吾妻ひでおにスライムを題材にした漫画があったはずだと検索してみたら..「プランコ君 乱れスライムの巻」(コミックギャング誌、1978/07)..おかしい、おかしい。「進め!パイレーツ」にもスライムネタのギャグがあったはずだが..確実に1978年以降だな。

 変だな、変だな。確か私は「小学生時分」に「スライムのようなもの」で遊んだ記憶があるのである。つまり、1960年代にである。逆に、1978年に発売されたという「スライム」では、遊んでいない。1978年には既に大学に入学していたが、大学生時代以降、スライムのようなものに「直接」さわった記憶はない。ただ、上記の漫画などの中の描写から、昔(小学校時代に)遊んだあれは「スライム」というものなのだな、と、漠然と認識していたのである。

 あれは一体、なんだったんだろう? もう40年ほども昔の記憶なので、全くあてにならないが..確かに不定形の「始末に悪い」物質であった。髪にくっつけてしまって大騒ぎしたこともあったはずだ。もしかして..あれはスライムではなく実はムーピーで、私の記憶をアレして(..そういうキャラじゃなかったっけ? [;^.^])

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*2006年11月26日:「借金は身をほろぼす」


 「借金は身をほろぼす」(青島著、主婦の友社)- 結構、評判になっているようである。もともとはブログに掲載されていたとのこと。

 学生時代からパチスロにのめり込んで借金を重ね、なんとか就職はしたものの結局は破綻して会社はクビ、実家からも勘当され、今なお400万円近い借金を背負っている著者によるドキュメントである。

 私には、無論、こんな経験はない。が、ニアミスはしている。おそらく15年ぐらい前のことではないかと思うのだが、「カードによる借金が無事に引き落されるようにカードで借りてその口座に入れておく」、というループに、数ヶ月はまったことがあるのである。その時の「移動金額」は、毎月5万円程度だったことと、要するにワーキングに使っている口座がショートしかけているだけで、別途、定期預金や財形等の積み立ては行っていたので、なんの危機感もなかったのだが..とはいえ、ここで1回でも引き落とし失敗が発生するとまずいことになるという認識は(当然)あったし、何よりもとても面倒なことなので、月々の支出を絞って、3〜4ヶ月でこのループを終息させた。これほどうまくコントロールできていなかったら、私もこの著者の轍を踏んでいたのだろうか?

 私はそうは思わない。何度読み返してみても、この著者(の行動)は、異常としか思えない。これでは身を滅ぼして当然である。なんというか..自然法則に則って正しく(筋書きどおりに)破滅したのだね、めでたしめでたし、という読後感すら抱く。誤解を恐れずに書くと、彼の破滅は「ハッピーエンド」なのである。

 彼が「救われる」チャンスは、何十回もあった。それらのチャンスのことごとくを、彼は自ら潰しているのである。借金の返済に充てるべき金を、何度も何度も何度も何度も何十回も、パチスロにつぎこんでしまっているのである。どこかの時点でパチスロをやめていれば、なんということもなく借金は完済できていた(あるいは健全な漸減に持ち込めていた)はずなのである。

 もちろん、彼自身、このことは自覚している。しかしそれが重々わかっていながらパチスロをやめることができない、という弱さは、誰しも(何かしらの形で)持っており、彼の場合はたまたまそれが最悪の形の依存症として発現してしまっているだけとも言え、その意味では本書の内容には普遍性がある。また、どうしてパチスロをやめられないのかという自己嫌悪や焦燥感や絶望感は(妙な表現だが)実に読み応えがある。わざわざ一読をお薦めすることはしないが、読んで損をすることはない、と言っておこう。

 しかし(繰り返しになるが)私はこの著者には、一切、同情できない。ひとくちに「多重債務者」といっても本当に色々なパターン(事情)があり、例えば、一家の稼ぎ頭が急死した急病になった事故に巻き込まれた天災で家財を失った等などの場合においては、公的資金からの援助というのは大いに検討されてしかるべきだと思うし、それが社会正義だと思う。しかし本書の著者のようなケースに対しては、絶対に、公的資金(国民の血税)からの援助を行ってはならない。それは社会正義に反するはずだ。私は、そう信じる。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Nov 30 2006
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