2006年09月25日:ある酒気帯び 2006年09月26日:クリーニング屋にて 2006年09月27日:オペラの演出 2006年09月28日:「酷い時代だ..」 2006年09月29日:RD−X5、ピンチ! 2006年09月30日:水族館など 2006年10月01日:米沢嘉博氏、死去目次へ戻る 先週へ 次週へ
1週間前の旧聞で恐縮であるが、書き忘れていたので。とある酒気帯び運転現行犯逮捕の記事である。
「17日から18日の朝にかけて飲み、19日未明に酒気帯びでつかまった」というのであるが..日付はこれで合っているのかな? アルコールが抜けなかったのか? 飲み終わってから24時間経っているのに? まぁ、「18日の朝」とは10:00、「19日未明」とは4:00だったとしても、なか18時間。よほど深酒をしたということか..
まぁ私も、30年ほど前には..[;^J^] 大学に入学して生まれて初めて親元を離れて下宿(学生寮)での一人暮らし..となれば、これからは(ろくに飲んだこともない)酒を、誰憚ることなく心ゆくまでがぶ飲みできようというものである [;^J^]。そしてまた私は(幸か不幸か)「科学する魂」の持ち主であった。これからの4年間、「健全」で「制御可能」な「泥酔ライフ」[;^.^] を満喫するためには、まず、自分の酒量の限界を知らなくてはならない..これはまさにそのとおり。だから「測定」しなくてはならない..これもそのとおりだ。そして「測定」は不確定要素を極力排除し再現可能な条件のもとに行わなくてはならない..言っていることは正しいが..
かくして私は24時間食事を抜いて胃をカラにし、ウィスキー(サントリーレッド)には水も氷も入れずストレートのまま、もちろんツマミは一切無しで、一定のペースで黙々と喉に流し込んでいったのである..
..意識が戻ったのは、翌々日であった [;^.^]。数日間にわたって胃の中に固形物が入っておらず、流動体は2日前に大量に流し込んだストレートのウィスキーのみ、頭痛と吐き気と悪寒と眩暈で食事どころか身動きも水を飲むこともできない強烈な三日酔い..このまま酒が嫌いになってしまえば、少しは人生が変わっていたような気もするが、幸か不幸か私はこの悪夢を克服してしまったのであった。[;_ _][;^.^]
目次へ戻る行き付けのクリーニング屋は、以前は仕上がり品を受け取りに行くと(使い捨ての)ポリ袋に入れて渡してくれたのだが、しばらく前(2〜3年前?)から、会員には青いバッグを「通い袋」として配布している。受け取り時にこれを持っていくと、ポイントカードに1ポイント加算されるのだ。言うまでもなくエコな理由である。
さて今夜は、ワイシャツを受け取りに行くのに上記のバッグを持参するのを忘れたのである。(車で来ているし)取りに帰ってもたいした手間ではないのだが、1ポイントのためにそこまでする気にもならない。(ガソリン代で足が出る。)そこで、「バッグはございませんか?」「今日は忘れてきました」「でしたら、ポイントはつかないんですが..」「えぇえぇ、構いませんとも」..で、ワイシャツを1着、受け取ったわけなのであるが、店員さんとしても何しろ1着なので、ポリ袋に入れるのも牛刀と思ったらしい。「すみません(ポリ袋にいれず)このままでよろしいでしょうか?」「別に構いませんよ」..というわけで、ポリ袋にいれず裸で受け取って、駐車場の車の後部座席に放り込んだのであるが..
..その時点でようやく気がついた。「この場合は、ポイントをつけてもらってもよかったんじゃないかい?」[;^J^](「バッグ持参」=「ポイント加算」、というバインドが強すぎて、そもそもなんのために(なんのご褒美として)ポイントを加算しているのか、店員も客も忘れていたのであった。)
目次へ戻る例によってサンケイウェブのニュース速報を眺めていたら、こんな速報が。
イスラム反発恐れオペラ中止。独ベルリンの劇場、預言者の切断の首登場に懸念。治安当局「予測不能の危険」と通告。
これだけでは良くわからないので、中日新聞のウェブへ。
反発恐れ独オペラ上演中止 預言者の首登場に懸念
【ベルリン26日共同】ベルリンのドイツオペラ(歌劇場)のハームス支配人は26日記者会見し、同劇場で11月に予定していたモーツァルトのオペラ「イドメネオ」の上演を中止することを明らかにした。
ドイツ人のハンス・ノイエンフェルス氏の新演出によるこのオペラでは、イスラム教預言者ムハンマドの切り落とされた首がいすに置かれている場面があり、イスラム教徒の反発を懸念したベルリン市治安当局が8月、「予測不能の危険がある」と劇場側に通告したという。支配人は会見で「劇場や観客の安全のため数日前に中止を決めた。芸術上の問題ではない」と述べた。
作品は、奇抜さで知られるノイエンフェルス氏の演出で2003年に初演されたが、キリストや仏陀の切り落とされた首が登場する場面もあり、残酷だとの批判も出ている。
イスラム教をめぐっては、聖戦をめぐるローマ法王ベネディクト16世の発言が波紋を広げたばかり。オペラ上演の中止が論議を呼ぶのは必至で、一部の政治家からは中止決定に「芸術の自殺」「テロリストへの土下座」などと批判の声も上がっている。
ニュース速報の時点では、「預言者の首」というから「サロメ」のことかと思ったのだが..考えてみるまでもなく、洗礼者ヨハネの首でイスラム過激派が反発するわけがない。案の定、ムハンマドの首であったか。
自粛については、さまざまな意見があろうが..私は、やむを得ないと思う。「芸術の自殺」と言われればそのとおりかも知れないが、「芸術」は「命」と引き換えにできるほどのものであろうか。「演出者の命」ならともかく「観客の命」と引き換えに。
目次へ戻る「昔はよかった」よりもう少しきつい言い方として、「ひどい時代だ..」というのがある。確かに一面の真実ではあるので、その言い方自体に対して異を唱えることはしない。
しかし、ある雑誌である人が、「こんな世相を見ることになるくらいならば、10年前に死んでおけば良かった」と書いていたのには、強い違和感を感じる。「違和感」というよりも「義憤」に近い。
その人はもう老人なのだが..10歳の子どもに向かって「10年前に死んでおけば良かった」と言えるのだろうか。(早熟な)子どもが読んでいてもおかしくない媒体なのである。「お前は生まれた時からずっと地獄で暮らしているのだよ」、と突き放された10歳の子どもの気持を、少しでも考えたのだろうか。
単なる懐旧談以上のことを言うのならば、「世直し」をする義務があると思う。自分の「現役時代」中に世の中をそこまで「悪くした」責任の一端を担っているはずであるから。
「世直し」なんて無理だって? そんな力は持ち合わせていないって?
馬鹿言ってんじゃないよ。
あなたは(成人ならば)選挙権を持っているはずだ。(参考までに申し添えておくと、被選挙権だって持ち合わせているのである。)
目次へ戻るをを。RD−X5(ハードディスクレコーダー)で、先日録画したばかりのとあるタイトルを再生すると、特定の個所で再生が止まる。再現性100%。しかし電源をオフ/オンすると、無事に突破して再生できる(こともある)..
とうとうこの日がやってきたか。おそらく、ハードディスクのフラグメンテーションだと思う。考えてみれば、2004年の年末に購入して以来、2年近くハードディスクをフォーマットし直していないのである。この間の使用頻度を慮るに、フラグメンテーションはかなり進行しているものと思われる。
対策はひとつしかない。再フォーマットだ。(RD−X5にはデフラグ機能は搭載されていない。搭載されていたところで、恐くて使えないが。[;^J^])そのためには、ハードディスクに蓄えられたままDVDに落とされていない200時間分以上のタイトルを、待避しなくてはならない。[;_ _](もしかするとフラグメンテーション以外の原因によるトラブルかも知れないが、その場合でも、まずはハードディスクを綺麗にして原因を絞り込んでおくべきだ。)全部落とすのは非現実的である。ここは改めてタイトル群を分別して、この際、捨てても構わないものは捨ててしまおう。
目次へ戻るひさびさに友人に誘われて外出する。14:00に館山寺街道沿い、伊左地町の「森の水車」の駐車場で待ち合わせ。友人の車で、まずは渚園の「ウォット」へ。ここへ来るのは初めて。ちょっと驚くほど小さな水族館であるが、懐かしの「理科実験室」風の部屋での見学もでき、とても楽しめた。施設は大きければいいというものではないのだ。
次に、春華堂の「うなぎパイファクトリー」へ。お菓子工場の工場見学となると、小学校以来のことではないかしらん [;^J^]。手作りというのには、やはり少し驚いた。なお、工場紹介の映画によると、生地は数千層にわたって折り畳まれているとのことで、驚いている人が多かったが、実は10回折り畳むと1024層になる。12〜3回折り畳んでいるということかな。(いや、これでも十分多いとは思いますが。)なお、綺麗なトイレには「多目的トイレ」という看板が掲げられている。「トイレにはその他にどのような目的(用途)が考えられるだろう?」という健全な疑問に対して不健全な解を見いだしてしまった人は、反省すること。[;^.^]
浜名バイパスで浜名湖を越え、海浜公園へ。砂浜。海辺。サーファー。さらにすぐ近くの公園へ。野良猫たちと遊ぶ。血色が良い。いい暮らしをしているのだろう。森の水車の駐車場に戻って解散。自宅へ直帰。
目次へ戻るサンケイウェブのニュース速報を見て仰天。米沢嘉博氏、死去。肺ガンである。享年53歳。若い..というか、この若さ故に(こんにちでは必ずしも死病とは言えない)肺ガンが命取りとなったのだろう。
多くの人にとっては「コミケの人」であり「漫画評論家」であったろう。しかし私にとってはそれ以前に、「阿島俊」というペンネームからも明らかな、吾妻ひでおを愛する人であった。吾妻ひでおによってキャラクター化され、名作「ぶらっとバニー」の「走れダイコンの巻」で主役を張ったこともある。(しかし、今読み返しているのだが..1980年の作品だから当たり前であるが..なんという若さだ..)
合掌。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Oct 5 2006
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