2005年09月12日:圧勝の理由 2005年09月13日:佐藤寛子 2005年09月14日:治安維持について 2005年09月15日:愛・地球博6回目 2005年09月16日:プラズマ焼き付き?事件 2005年09月17日:地道すぎる犯罪 2005年09月18日:復讐サイト目次へ戻る 先週へ 次週へ
この日記をアップする頃(9/22 頃)には、とっくに分析されつくしていることだろうが..自民党が圧勝した理由について。それはもう、「論点をただ一点に集約した」ことに尽きる。「論点を減らした」ことではない。「一点だけにした」ことである。どんなに少なくても、「二点」もあったらダメなのだ。(少なくとも、今回の小泉首相の作戦にとっては。)そしてその「たったひとつ」の論点において、自民党は(自らの血をも流す)「改革者」の役割をゲットし、民主党に「抵抗勢力」の役割を押しつける(イメージを貼り付ける)ことに成功した。この時点で、ゲームオーバーであった。
この結果をもって「危険だ」とか「衆愚選挙だ」とかいう論点もきっと出てくると思うが..そしてそれは(それぞれに)もっともな主張だとは思うが..しかし、特に「二大政党」的選挙においては、結局、この形に落ち着いて行くのではないか、と思う。それが(特に小選挙区制の)選挙の本質ではないか、とも思う。
なぜなら、結局、誰にとっても候補者は「二択」なのである。そしてその(個々の投票者が一票を託す)候補者は、投票者それぞれの「思い」を、100%、代表してくれるわけではないからである..というか、どの候補者に投票しても、その候補者は個々の投票者の「思い」を、「ほとんど全く代表していない」と考えられるからである。
簡単なモデルで考えてみよう。重要な論点が5つしかないとする。そしてそのそれぞれについて、選択肢はふたつしかないとする。例えば、
「郵政民営化問題」について、AかBか。
「年金問題」について、AかBか。
「教育の建て直し」について、AかBか。
「靖国参拝」について、AかBか。
「財政再建」について、AかBか。
..これは、全くあり得ないほど単純な状況である。ところが、これほど単純化したモデルにおいてすら、候補者がとりうるスタンスは5ビット。32通りもあるのである。仮に投票者である私が「AABAB」というスタンスの持ち主だとして、私が属する選挙区で立候補しているふたりの候補者のうちのどちらかが「AABAB」である確率は、1/16しかない。そしてそのどちらかに投票せざるを得ないのである。「誰に投票したらいいのかわからない」という棄権者たちの主張の本質は、ここにある。
今回、民主党は(郵政で争うのは不利だという判断のもとに)論点を広げた。それは、上記の状況を(改めて)投票者たちに押しつけたに過ぎない。民主党の政見放送を聞く人々は、「誰もAABABでは無いのだな..」という現実に、改めて直面させられたわけだ。これに対して、小泉自民党は、論点を強引に「1ビット」にした。「A」か「B」しかない。これなら「選べる」のである。どちらかの候補者が「マッチする」。(その候補者がAかBかはともかくとして)迷わず投票できるのである。
この手法がベスト(ベター)かどうかは、分からない。弊害もたくさん指摘できるだろう。しかし、とにもかくにも結果を出した。この現実は直視しなければならない。「実験」は成功したのである。
目次へ戻るまず大前提として、私は「佐藤寛子」というグラビアアイドルを認識していなかった。(浮世離れしていますのでね。[;^J^])とはいえ、名前ぐらいは(コンビニの雑誌コーナーの表紙などで)目にしていた。
今夜の「不幸の法則・赤い女黒い女」のゲストに、佐藤寛子が出てきた。(こんな番組にはまってるんです、すみません [;^J^])..ははぁ、名前は知っていたが。なるほど、グラビアアイドルなのね。20歳ですか..て、ちょっと待て。僕はこの顔を知ってるぞ..!?
CSのパンチクラブの「侵略放送パンドレッタ」(こんな番組にはまってるんです、すみません [;^J^])の録画で確認。数回前から「ブラック・ビューティーズ」の一員として登場しているのが、佐藤寛子ではないか。この番組は、約3年前に放映されたものの再放送である。ということは、当時17歳だったのか。もしかしてデビュー間もない頃なのかな。
それにしても、すぐに判らなかったのは、無理もないよ。17歳と20歳という年齢差もあるが、化粧が全く違う。「不幸の法則」に出てきた佐藤寛子は、明らかに“ケバい”。それに対して「パンドレッタ」の佐藤寛子は、はっきりと“清楚”なのである。これは不可逆反応なのかなぁ。惜しいなぁ..
..てゆーか..堕落したなぁ、オレ ..[;^.^]
目次へ戻るやや旧聞。しかし残念ながら完全には旧聞になりきっていない。ニューオーリンズの治安維持についてである。(まぁ、例によって年がいもなく青臭い感想なので、適当にスルーしていただければ結構である。)
当時の報道を聞いていて、違和感ありまくりだったのである。「軍を大量動員し、装甲車でパトロールするなど厳戒態勢を敷いた結果、治安は回復しています」..
..日本語としても概念としても正しいのだが、私の生理感覚が受け付けない。
「軍を大量動員し、装甲車でパトロールするなど厳戒態勢を敷いた状態」というのは、その時点で既に「治安は最低」じゃん。単に「略奪」が起きていないというだけのことであって..まぁ、言葉の定義の問題に過ぎないんだけどさ。
目次へ戻る会期は25日までだが、私が行くのは今日が最終である。今後行くのが可能な日は、16(金)、22(木)、23(金)だけであり、考えるまでもなく、3日間とも論外な混み具合のはずだからだ。
浜松駅前から7:40頃発の直通バス。東ゲート着が9:10。おお! 平日だというのに、さすがにこれまでで最長の列である。金属探知器をくぐるまでに30分かかった。とはいえ天気は好いし、文庫本を数冊持参しているので、何の問題もなく二宮金次郎。今日は屋外読書の日、と決めているのである。[;^J^]
さすがにこれまで5回も来ているので、いくつかの大物を除き、あらかたのパビリオンは既に見ている。大物のうち「日立館」と「ドイツ館」は、もう絶対に不可能。それと「赤十字館」も、いつも非常に列が長いので、まぁ今日もパスだ。ここらあたり以外の落ち穂拾いをしておこう。
「大地の塔」−天井を飾る世界最大の万華鏡が売り物なのだが..つまらん [;^J^]。「映像」ではなく「アナログ」だということに価値があるのはわかりますが..何が問題かといって、あの塔の高さから想像されるような「高い位置」にないのだ。割と低い場所にある(ように見える)。ゴシック教会のステンドグラス的な感動を期待していたのだが..残念。
「ワンダーホイール展・覧・車」−これはわりと面白い。観覧車もさることながら、学生たちがデザインした「夢のクルマ」の展示が、なかなか良い。「JR東海 超電導リニア館」−超電導磁石の実験(実演)が面白い。
「メキシコ館」−少数民族の文化にフォーカス。全く知らなかった民族が多く、興味深かった。ウイチョル族の絵画が、なかなか強烈。これはアンドレ・ブルトンが喜んだんじゃないかな。「OECD館」「国際熱帯木材機関館」は、展示もほとんどなく、悪いが歩き抜けただけ。「国連館」も、展示内容は良いと思うのだが、なんか説教臭いのは..仕方ないか。[;^J^]
「長久手愛知県館」−「地球タイヘン大講演会」というパフォーマンス。この江古野守博士という人は、1回20分の講演を1日も休まず毎日約20回、既に3000回以上もやっているのである。内容云々以前に、その事実に素直に感動する。「中部千年共生村」−地元感覚に好感がもてる。
以上。結局見られなかったのは、「日立館」「ドイツ館」「ガスパビリオン」「NEDOパビリオン」「NEDO連携・新エネルギープラント」「国際赤十字・赤新月館」「ロータリー館」で、最後のふたつ以外には未練が残るが、まぁしゃあない。そうそう忘れていた、瀬戸会場は完全にパスである。それと、最初からシカトを決め込んでいたのが、「サツキとメイの家」である。それは決して、日時指定の予約が面倒だったからではなく、また、宮崎駿関連企画だったからでもなく [;^J^]、あんなものは、私は“知っている”からである。昭和30年代の暮らしぶりの記憶など、私の体内に染み込んでいる。わざわざ手間暇かけて確認するまでもない。
18:10会場発のバス。20:00頃には浜松駅前に着くはずだったが、事故渋滞に巻き込まれた。車内では、決して遅延に苛ついているというほどではないが、さりとて手持ちぶさたで困っている人が多数発生していたが、私は、文庫本をまだ1冊読み残していたので、なんの問題もない。こういうことは常にありうるので、私はどこに行くときでも、必ず書籍や雑誌を携行している。本も持たずに移動する人たちの神経がわからない、と、たまにはゴーマンかませていただきましょうか [^.^]。いささか大げさな物言いになるが、皆さん、危機管理がなっていないんじゃありませんか。
浜松駅前、20:45着。雨が降り始めていたが、傘を持っていなかったので(← 危機管理がなっていない [;^.^])タクシーで帰宅。
さてさて。愛・地球博、わたくし的にはこれにて終了。なかなか楽しかったよ。感謝している。あと10日間、事故もテロもありませんように。有終の美を飾れますように。
目次へ戻る浜松中央警察署で免許更新。ゴールド免許である。ふっふっふっ..これでもう、こわいもんなしである。[^.^](← なんか誤解している。[;^J^])
散髪。ガリバーで酒を買ってから、クリーニング出し。郵便局で払い込みを数件片付けてから、帰宅。例によって録画整理のために、さっそくプラズマテレビの電源を入れたら..
..げげげげげ!? レコーダーの「録るナビ」画面が焼き付いてる!? [/O;][/O;][/O;][/O;][/O;]
「録るナビ」画面というのは、RD−X5の録画予約一覧画面であり、1画面あたり8件の予約内容が表示されるのであるが..その横線とか、個々の番組名とかが、はっきりと焼き付いている。ちなみに「焼き付き」は、画面の暗い部分や色の濃い部分では、目立たない。一番目立つのは、「薄くて明るい」部分。つまり、「空」や「砂漠」である。試しに、シルクロード系の録画番組を再生してみたら..はっきりと見える! 空や砂漠の上に、予約一覧の文字がうっすらと見える! これではもはや高画質とはいえない..というか、どんなに高画質でも意味がない..
何故だ、なぜだ!? この「録るナビ」画面を出したままにしていたのか!? この焼き付きは、昨夜は絶対になかった。今日か。午前中、4時間近く外出していた。その直前にこの画面を出したまま、不注意にも消さずに外出したのか。ありうる。ありうるが、4時間かそこらで焼き付くだろうか? もしかして昨夜からか? 寝る前、最後にこの画面を出して..まてまてまてまて。寝る前にはテレビを消してます。するとやはり今日の午前中かぁ..あぁぁ、プラズマが焼き付きやすいということは、知っていたのに。同じモノをずっと表示しつづけていると、かなり容易にそれが焼き付いてしまい、そしてそれは不可逆反応だということは知っていたのに。しかしこんなに簡単に。注意一秒怪我一生。あぁぁぁぁ! 僕のバカバカバカバカバカ!!..
..と(正直に白状するが)ほとんど錯乱しかけていた [;^J^] のだが..どうもおかしいことに気が付いた。この画面が焼き付くはずが無いのである。この「録るナビ」画面は、数分間(5分間)経つと、自動的に消えるのである。
おかしいな、おかしいな、と、画面をいろいろ切り替えて観察していたら..なんと、徐々に「焼き付き」が「薄らいで」きた!? 何これ!?
不審と希望がグルグル渦巻く私の目の前で、30分も経たないうちに、ほとんど気にならない水準にまで薄らいだ。まぁ..良かった。ほっとした。助かった..[;_ _][;_ _][;_ _][;_ _][;^.^] なんだったんだろう、この現象? 「焼き付き」じゃないとすると、一種の「残像」か? まぁそうなんだろうが..しかし直前に「録るナビ」画面を映していたわけでもなく、電源オンで、いきなり現れていたのだが..「残像の記憶」? ..あぁもぅ、我ながら何を言ってるんだか [;^.^]。とにかく今後、画面をつけっぱなしにすることはせず、こまめに消すようにしよう。今回の現象と関係があるかどうかは判らないが。
おっと。某古書店から「幻想文学」誌、全50冊が送られてきたし [;^.^]。まいったな、これ、当選する予定じゃなかったんだけどな [;^.^]。置く場所とか、代金(9万円)とか、読む時間とか。[;_ _][;^J^]
目次へ戻る読売オンラインから引用。
小林興起氏の私設秘書なりすまし投票、新たに2人逮捕
衆院選東京10区から出馬し、落選した前衆院議員・小林興起氏(新党日本)の私設秘書が他人になりすまして投票した事件で、警視庁捜査2課は15日、投票所の入場券を私設秘書に渡したとして、新たに2人を公選法違反(詐偽投票)の疑いで逮捕した。この事件の逮捕者は4人となった。
逮捕されたのは、東京都練馬区早宮4、自営業芹沢修(52)、豊島区池袋4、会社員佐藤信一(52)の両容疑者。
調べによると、佐藤容疑者は今月上旬、自分の投票所入場券を大学の先輩で小林氏の支持者だった芹沢容疑者に手渡し、芹沢容疑者は、この入場券を私設秘書の豊嶋晃弘容疑者(26)(逮捕済み)に手渡した疑い。
..あのさぁ。犯行の目的はわかるんだけど..そういう危ない橋を渡ったところで、リターンは(犯行1回につき)1票なんだぜ。仮に入場券自体は大量に入手できたとしても、同じ投票所に何度も行くわけには行かないし..そうか。100枚ゲットして、100人がかりでやれば100票か。それにしてもなぁ。
目次へ戻る共同通信の配信から引用。
復讐サイト、大半「詐欺」 だまされた利用者多数か
インターネットの復讐サイトを使った不倫をめぐる殺害依頼事件。専門家によると、違法行為の相談を受ける同様のサイトは大半が「詐欺」で、だまされた利用者は相当数に上るとみられる。警視庁は14日に暴力行為法違反(集団的犯罪の請託)容疑で逮捕した東京消防庁の救急隊員、河口絵里子容疑者(32)がアクセスしたサイトの管理者から事情を聴き、実態解明を進めている。
調べでは、河口容疑者は交際していた元同僚(32)の妻(32)が妊娠したことを知り、妻の殺害を決意。昨年11月、復讐サイトにアクセスして「実行部隊」と紹介された自称探偵業田部孝治容疑者(40)に殺害を依頼し「張り込み」名目などで約1500万円を支払ったとされる。いつまでたっても実行されず、警視庁に届けた。
このサイトは探偵の一般的な仕事の「浮気調査」などにまじり「殺人問題」「復讐問題」「別離工作」「いやがらせ」を相談項目として列挙し、掲示板には「私を裏切った彼に復讐したい」などの書き込みが並ぶ。
田部容疑者はサイトの「社員募集」に応じ、浮気の素行調査などをして月30万から150万円を得ていたという。
「復讐を売り物にしたサイトはほかにもあるが、ほぼすべてが詐欺」と、ネット犯罪に詳しいライターの森一矢さん。同様のサイトは5、6年前から現れ始め、利用者から「だまされた」と頻繁に相談が来る。
名古屋市の女が6月、出会い系サイトで探した男に夫を刺殺させたとして逮捕され、2003年にも滋賀県の印刷業者がネット掲示板で知り合った男に妻殺害を依頼する事件があったが、これらは個人的に犯罪に応じたもので、復讐サイトのケースとは異なる。
「インターネットなら人に面と向かわずにすむため、安易に頼むのだろう。違法行為が目的なので金をだまし取られても通常は警察に届けない」。森さんは明るみに出た今回の事件を“氷山の一角”と指摘している。
..というか、「だまされた」という相談が頻繁に来るというのに驚きますな [;^.^]。どのツラ下げて。さすがに警察には届けにくいようですが(当たり前だ)。まぁ、こういう詐欺師共は..(語弊を恐れずに言えば)世の中の役に立っているような気もしますねぇ。[;^J^](あまり関係ないけど、諸星大二郎に「復讐クラブ」という短編がありましたな。)
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