2005年03月21日:花粉、きたる 2005年03月22日:どのメディアに録るべきか 2005年03月23日:宴のあとで.. 2005年03月24日:車、紛失 [;^.^] 事件 2005年03月25日:〆切について 2005年03月26日:「スウィングガールズ・プレミアム・ボックス」 2005年03月27日:アドホックの効用目次へ戻る 先週へ 次週へ
先週の日記には書き忘れていたが..この土日の上京中、目が猛烈に痒かったのであった。もちろん、花粉症ではない。花粉症であるはずがない。別に涙ボロボロ鼻水ダラダラ頭痛でボ〜ッ、という症状ではないからだ。ただ単に(今日も)非常に目が痒く、そして目を掻けば事態は悪化するだけだということが(聡明な私には)理解できているからこそ掻くに掻けずに痒さを放置せざるを得ないという、我慢できない状態なのである、というだけのことだ。
とはいえこのままではどうにもならないので、書店(アマノ高丘店)に寄ってから、駅前プレスタワー内のアイシティへ。目薬を処方してもらったが..花粉症の目薬であった [/_;]。あぁぁ、ついに一線を越えてしまった..これで私の人生も、あとは堕ちる一方か..[;_ _][;^.^]
目次へ戻るハードディスクレコーダー(RD−X5)に録り溜めるのはいいのだが、保存するためにはメディアに落とさなければならない。(ハードディスクは、いつかは必ず故障する。)その際に、DVD−RAMにするか、DVD−Rにするかは、結構、悩ましい問題なのである。
DVD−RAMの長所は、まず、丈夫であること。(特に、ケース入りの場合。)そして、読み書き自在であること、PCとの親和性が高いこと。CPRM対応メディアであれば、コピーワンス映像も保存できること。短所はもちろん、高いこと。
DVD−Rの長所は、一にも二にも、廉いこと。短所は、堅牢性にやや劣ることと、消せないこと。(「見えなくする」ことはできるのだが、メディア上で占有している領域が解放されるわけではない。)そして、CPRM対応メディアでなければ、コピーワンス映像を保存できないこと。
..上記のプロコン(Pros & Cons。良い点と悪い点、賛否両論)は、一見して不公平であることにお気づきであろう。「CPRM対応メディアでなければ、コピーワンス映像を保存できない」という点では、DVD−RAMもDVD−Rも同じなのに、前者ではそれが「長所」にカウントされ、後者ではそれが「短所」にカウントされている。理由は、「CPRM対応のDVD−RAMは容易に入手できるが、CPRM対応のDVD−Rの品種は極端に少なく、たいして廉くもない」からである。もちろん、CPRM対応のDVD−Rは、CPRM対応のDVD−RAMよりは廉いのであるが、DVD−Rの(ほとんど唯一)最大の長所が「廉価であること」である以上、その魅力というか存在意義が、相当目減りしてしまうのは、やむを得ないところだ。ついでに言えば、DVD−Rにコピーワンス映像を保存するためには、それをVRモードでフォーマットする必要があるのだが、「VRモードのDVD−R」というのは非常にマイナーなメディアであり、互換性にかなりの難点がある(他社製品でこれを再生できる機器は、非常に少ない)のである。
そしてこの「コピーワンス問題」は、かなりの重みを持っているのである。何しろ私の録画の大部分は、BS/CSからのものであり、それらは全て、コピーワンスになってしまうからだ。
メディアの値段についても、実は、「DVD−RAMは高い、DVD−Rは廉い」、と、単純に割り切ることは出来ないのである。なぜなら、DVD−RAMは「再利用できる」からだ。一度録画した映像を半年なり一年なり楽しんでから、飽きて、他の映像の録画に使い回したとしたら、メディアの値段は一気に半額になったことになる。
..で、これといった明確な結論は導き出せていないのであるが、BS/CSからのコピーワンス映像が主流である以上、DVD−RAMを主体にせざるを得ない。CPRM対応のDVD−Rは、買い置きがあるので、それを消費しきるまでは使うが、これを選ぶ積極的な根拠を見いだしがたい、といったところ。値段はDVD−RAMよりは廉いのだが、それが、互換性と堅牢性の相対的な低さに見合うかどうか、微妙。(このレコーダーではDVD−RWも使えるのだが、DVD−RWを使うメリットが私には無いので、(事態をいくらかでも単純化するために)一切使用していない。)
目次へ戻るさて、腎臓結石事件である。先週(3/17)の人間ドックで指摘されたのであったが..よく考えたら、その3週間前、同じ病院で肝臓の検査を受けており、その時もエコーをやっているのである。その際は、何も指摘されなかった。診る臓器は違ったかも知れないが、ちょっと(かなり)納得がいかない..
..ということで、病院に電話して問い詰めて訊いてみた。結果、「腎臓結石」では“ない”ということが、判明した。腎臓に12ミリの「のうほう(多分「膿胞」という字だと思うが)」が出来ているのであった。この程度のサイズの「のうほう」は、なんら問題にはならないとのことである。例の結果説明の女医(美人)は、これを「結石」と、(嬉しそうに [;^.^]凸)読み間違えたのであった。今度会ったら制裁を..まぁ、いい。[;^J^]
やれ、嬉しや、嬉しや..(..と、これが、翌朝の事件への伏線となったのであるが..)
この4月に部署を離れるメンバーの送別会が、19時から会社の近くの、いつもの「ふみや」で。都合により40〜50分ほど遅刻したのであるが、飲み放題のスタートは、19:30頃だったらしい。つまり、21:30までは飲み放題である。結石の疑いが晴れて、とにかく嬉しく楽しく、いつもにましてガブ飲みして..
目次へ戻る..起きたら、自宅である。ここまではいい。(← ほんとは、良くない。[;^J^])時刻は朝の4:30。(どれほど痛飲しても、早起きなのである。)問題は..室内に車のキーが見当たらないことである。おかしいな。で、窓から駐車場を見てみたら..
..車も無い。[;^.^]
これは、かなり異常な事態である。
車で外出した人間が、意識の無い状態で安全に帰宅する方法は、大雑把にいって3種類ある。「代行運転で帰宅する」か、「誰かに送ってもらう」か、「歩いて帰る」。「代行運転」で帰宅した場合は、駐車場に車があるはずである。よって、この可能性は却下。駐車場に車が無いという状況を説明できる仮説は、「誰かに送ってもらった」か、「歩いて帰宅した」、である。ただ、いずれの場合も、車のキーが見当たらないことは説明できない。室内を本当には隅から隅まで捜索したとは言えないが、まず、室内には落としていないと断言してよい。そもそも、キーはズボンに取り付けているので、道中で落としたことも考えにくい。
いずれにせよ、今日は平日であり、仕事があるのである [;^J^]。出社しなくてはならない。会社までの距離は6.3キロなので、まぁ、徒歩で1:30も見ておけば良い..ということで、5:53に出発。会社まで70分もかからず、7時過ぎに着いたが、ここで会社を横目に見て、そのままふみやまで。なんだかんだ言って、この店の駐車場に車を置きっぱなしにしている可能性が、もっとも高いからである。(つまり、代行運転も呼べずに、誰かに送ってもらった。キーはどこかに落としたか、その人が保管している、という仮説だ。う〜〜、みっともない。[;_ _])..が、無い。この店にはいくつか駐車場があるのだが、どの駐車場にも、私のマーチは無い。
..となると、第二の仮説だ。会社の駐車場にあるのである。誰かが私を送ってくれたのだが、ふみやの駐車場にマーチを置きっぱなしなのは迷惑であるとして、いったん、会社の駐車場まで車を置きに行ってくれて、その上で私を送ってくださったのである。(キーの行方については、仮説1と同様。)う〜〜、輪をかけて迷惑な状況だ〜〜 [;_ _]..
..が、無い。ふみやから会社に戻ってみたが、会社のどの駐車場にも、マーチはない。この仮説も外れである。
既に7:30。私の通例の出社時刻である。(人並みはずれて早く出社するのが好きなだけで、定められている出社時刻は、9:00である。)仕方がないので、自分の席へ。この時刻に出社しているのは、私を別にすれば、早番のH君だけである。彼に、昨夜私は代行運転で帰ったのか?、と訊くと、そのとおりとの返事。
これで大体、真相が掴めた。まさか代行運転業者が車を乗り逃げするわけが無いので、自宅の駐車場に車が無く、しかも私自身は帰宅している、という状況を説明できる仮説は、これしかない。「自宅の駐車場以外のどこか別のところに車を止め、そこで代行運転業者を帰らせて、自分自身はそこから徒歩で帰宅した」、のである。
さて、そうなると、問題は車の在処であるが..見当がつかない [;^.^]。いちおう、自宅の近所であるとは予想できるが..どうやって探そう? ふみやに電話して、代行運転業者を確認して、そこに電話して、夕べ、変なところに車を止めさせた客を迎えに行った運転手はいなかったかどうか尋ねる..無理だ。一晩に大勢の客をとっているだろうし、そんなこと憶えているわけないし、個々の運転手にすみやかに連絡が取れるとも思えないし..いずれにせよ、警察に連絡しておかないと..
..と、頭を抱えていたら..先手を取られた。外線に実家から電話が架かってきたのである。変なところに駐車しているのを見つけた警察から連絡が行ったらしい。(どうやって、実家の電話番号を知ったのだろう? ナンバーから検索できるのだろうか? 無論、私の自宅に最初に電話がかかってきたのだろうが、その時は既に、私は徒歩で出発していたというわけだ。)さすがに日本の警察は優秀である。動きが早い。担当の交番と警官の名前を聞いてから、改めてその交番に電話。
全くおかしな場所というわけではないが、変な場所ではある。私が普段、帰宅には使わない(交通量の多い)道に、停めてあったらしい。キーをつけたまま..[;_ _][;^.^]。そこから自宅までの距離は、最短コースを歩いたとして700メートルほど。意識の無い状態でどういうコースを辿ったものか、見当もつかないが..[;_ _][;^.^]
恐らく、真相は、こうだ。代行業者を呼んで出発する。途中で寝てしまう。運転手が、お客さん、ここらへんですか?、と訊く。目を覚ました私は、道の指示を間違えて違う方向に走っていることに気がつく。そこで(ここがわからないのだが)改めて道順を指示することなく「あぁもぅ、ここで結構です、(歩いても遠くありませんから)」、と、路肩に停めさせ、料金を払って、帰らせる。(恐らく)少し眠り直す..そして、目を覚まして状況に気がついたが、酔っぱらっているという自覚はあるので、運転することはせず、歩いて帰宅した..ここで謎なのは、キーをつけたまま車を離れた、ということである。「そりゃ、酔っぱらいのやることだから、なんでもありだろう」、と、おっしゃるか? それは違う。確かに、普段やらない行為は、いろいろしでかすであろう。しかし、「車から離れる時は、必ずキーを抜く」という、身に染みついた習慣に、逆らえるとは思えないのである。私はこの20年間、ほとんど毎日..ということは、約7000日、車に乗り続けているわけだが、キーをつけたまま車を離れるのは、ガスステーションなどで、整備士に車を預ける時ぐらいしかないからである..
..あ、そうか。「助手席から降りた」からか! ..ま、それはともかく。[;^J^]
車は、交番に移動していただくことにして、これから早速、受け取りに行かねばならない。交番は自宅から数百メートルのところにある。つまり、まるまる帰宅するのと同じ距離である。徒歩で向かう。
というわけで、一件落着である。お詫びかたがた受け取ったが、いちおう、誰かのうちの門の前とかではない、路肩に停めてあったので、そう大迷惑というわけでも無かったようであり、不幸中の幸いというか、一安心ではあった。
猛省した。[_ _]
..それと、朝っぱらから(9:20までに)3時間近くも歩き続けたために、もうヘトヘトである [;^.^]。こんなことは書きたく無いのだが、膝の裏が痛くなり、左足にマメができた。ここまでなまっているとは思わなかった。これもまた、猛省要素である。[;_ _]
..しかし、変だな。私は確かに浜松ではほとんど車で移動していて、ろくに歩いていないのであるが..たまに上京する時には、秋葉原や神保町界隈を、このくらいの時間歩いていることはザラであり、そしてその時は、決して疲れていないのだ。う〜ん..買い物がてらのそぞろ歩きと、休み無く(早足で)歩き続けるのとは、わけが違うということか? それとも.. 秋葉・神保町は別腹 ってか?(..それはそれで、すごくイヤ。[;^.^])
目次へ戻る三六協定というのがございまして。ま、ひとことで言えば、野放図に残業(時間外労働)することはできないのである。制限は、会社により部門によりさまざまであろうが、今の私の部署では、年間480時間である。これは絶対に越えてはいけない。
とはいえ、これに収まりきらないほどの仕事量を抱えている..というのは、良くある話である。この場合の簡単な解として、「サービス残業」というのがある。しかし、これもまた、「絶対に禁止」である。一昔前ならばいざ知らず、ここ最近の新聞を少しきちんと読んでいれば、サービス残業をさせていた会社や事業所が、実に頻繁に摘発されていることがおわかりであろう。時代は変わったのだ。こんにちでは、サービス残業(の強制)は、犯罪なのである。
..とすると、どうなるか。既に私は今年度、480時間まであと数時間というところまで時間外労働してしまっており、従って、今年度末(今月末)までは、残業禁止である。しかし、仕事量が少なくなったわけではない。となると、定時までの仕事の密度(能率)を上げる以外の方法は無い。
そもそも、約1年前に、それまでほとんど19年間勤務していた開発系の部署からコールセンターに異動してきた時に、仕事の「タイムスパン」の違いに戸惑っていたのであった。開発というのは、要するに「製品が出るまで」が、ひとつのタイムスパンである。その間辻褄があっていれば、2週間連続で休もうが1ヶ月間土日返上で働き続けようが、問題はないのである。(..私が在籍していた頃は、の話である。)それに対して、コールセンターのタイムスパンは、1日なのである。(経験は無いが、営業系も多分同様なのであろう。)つまり、毎日、定時頃には、その日の仕事のクロージングの作業を行わなければならない。それに加えて、残業禁止だ。後ろにはみ出すわけにはいかないのである。
ラインへの投入を遅らせるわけにはいかない、という、開発部署の「〆切」も厳しいものであるが、コールセンターの仕事の「〆切」もまた、厳しいものであることよ、と、改めて実感している次第なのであった。
目次へ戻るむこう1週間分の録画予約をRD−X5に仕込んでおいてから、外出。りそなで金を下ろし、ジョーシンで予約していたDVDを購入。
「スウィングガールズ・プレミアム・ボックス」(東宝、TDV15163D、3枚組み&ネズミのマスコット(お守り)付き)である! \[^O^]/
ラーメン三太で昼食をとり、遠鉄デパ地下で総菜(晩飯)を仕込み、杏林堂で牛乳など買ってから帰宅。あとは夜まで、SG漬け。
本編は105分であるが、オーディオコメンタリーが2種類付いているので、都合3回。加えて、各種特典映像(メイキングビデオとかキャンペーン映像とか)が330分。合計11時間近く。帰宅してからの半日ではとても観きれず、3枚目のキャンペーンビデオの途中で、コタツで居眠り..
..バカである。[;^J^]
目次へ戻る休日出勤。(時間外労働ではない。あらかじめ振替休日を予約してある。)
帰宅してから、ニュースグループを拾い読みしていたら、面白い記事があった。河野真治さんの、<3991503news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp> である。別の話題の記事の後半の、どちらかと言えば余談パートであるが..
In article <d1ugbd$1gtd$1@nsvn02.zaq.ne.jp>, shirai@unixusers.net (Takashi SHIRAI) writes
> でも、得てして普及してるソフト程 source が汚いんですよね。
> adhoc な方が賛同を得易いということなのかな。
adhoc なソースの方が、
豊富な機能をすばやく実装できる
っていうのがありますからね。Windowsが広まった原因だ。そして、実は、
adhoc なソースの方がバグをとりやすい
ってのもある。何故かと言うと、
adhoc な方法でバグ取りする心理的障壁が低い
から。綺麗なソースで機能拡張するときに、
「あぁ〜 adhoc なソースになってしまう」
あるいは、綺麗にはバグ取り切れなくて、
「この機能は、次回のmajor changeの時にしよう」
なんてのや良くある話...
..adhoc の意味がわからない人もいるかな? 「大辞泉」を引くと、
アド‐ホック【ラテンad hoc】
《特にそのための、の意》〔1〕特定の目的のために委員会などが設置されること。「―委員会」〔2〕若者好みの専門店やレストランを一か所に集めた総合店舗。
..な〜んて書いてあるが、まぁコンピューター関連の文脈では、「場当たり的な」「その場限りの」、といったような意味である。製品に「機能を追加」する時に、基本設計やデータ構造に立ち返ることをせずに、例えば、「しゃーないなー、このボタンが押されたら○△画面に移ることにするか〜..、じゃあフラグを追加だ、このボタンが押されたらこのフラグをオンすることにして、常時このフラグを見張っていて、これがオンになったら割り込みかけることにして..」、な〜んて具合である。とても簡単に機能を追加できるが、こんなことをしていると、あっという間にソースプログラムが解読不能になる。
そんなプログラムを解読&メンテするハメになった経験は数知れず、また逆に、そういうプログラムを書いてしまった経験も数知れず [_ _]、それらの積み重ねから、「アド・ホックというのは、議論の余地無く“悪”である」、と、思い込んでいたのだが..「豊富な機能をすばやく実装できる」というのは当然として、「adhoc なソースの方がバグをとりやすい」という指摘は、まさに目から鱗であった。
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