*2005年02月07日:床抜け事件
*2005年02月08日:ラ・チェネレントラ事件
*2005年02月09日:ハッブルの命脈尽きる
*2005年02月10日:ヘビー級
*2005年02月11日:UPS問題
*2005年02月12日:録画失敗の原因判明?
*2005年02月13日:「呪怨」「呪怨2」
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*2005年02月07日:床抜け事件


 昨夜(今朝)のCSのスーパージェッターは、(当たり前だが)2本とも録画できていた。う〜ん、先日の失敗の原因は、何だったんだろう?

 こんな記事を見つけたが、あなたが読む頃にはリンクが切れているかも知れないので、引用しておく。


 東京都豊島区の木造アパート2階で6日夜、大量の雑誌をため込んでいた男性(56)の部屋の床が抜け、男性が1階の部屋に落下、雑誌などの間に埋まり約2時間後に救出された。男性は全身打撲で重傷。1階に住む無職男性(75)は「上の部屋の床が抜けそう」と警視庁目白署に相談に行っていたため無事だった。
 調べでは、6日午後8時ごろ、豊島区目白の2階建てアパート202号室(六畳一間)の床が抜け、男性が大量の雑誌とともに1階に落ちた。
 男性の声だけが聞こえたため、東京消防庁が小型カメラのついた棒を駆使して約2時間後に救出。雑誌は昭和50年代からの「週刊プレイボーイ」「サンデー毎日」などの週刊誌や漫画雑誌「少年ジャンプ」などで、救出の際に取り出した分だけでも、高さ約50センチ、幅約30メートルに広がるほどだったという。
(共同通信) - 2月7日12時1分更新

 ..まぁ今回は、下の階の住人に怪我が無かったのが不幸中の幸いだったわけだが..もう10年以上昔になるだろうか? 同様のシチュエーションで2階の床が抜け、下の階にいた母親が圧死した、という、悲惨な事故があったはずである。当時、同様な事故を引き起こしかねない蔵書(あるいはコレクション)状況だった人々(というか、正確にはその家族)を慄然とさせた事件ではあった。(と、人ごとのように書いてみるテスト。[;^.^])

 ..それにしても、「目白署」って、いつ見ても「自白署」に空目してしまうんだよなぁ。[;^J^](「空目」は「空目」で「空自」に空目するし..(← 再帰))

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*2005年02月08日:ラ・チェネレントラ事件


 昨日の朝のことであった。社内掲示板に「ロッシーニ作曲『ラ・チェネレントラ』の公演のチケットがあります。ご希望の方は、総務までお申し込み下さい」、とアップされていた。私はこれを見てすぐに、「ちっちっち。間違ってるんじゃない〜?」、と、その総務の担当者にメールした。「『ラ・チェネレントラ』ではなく、正しくは、『ラ・チェレネントラ』ですよ [^.^]」、と。もちろん、念のためにあらかじめ、googleで「ラ・チェレネントラ」を検索してみた上でである。たくさんヒットした。間違いない..

 さて今日の朝、出社してメールボックスを開いてみたら、その総務の担当者から、メールが2通、届いていた。1通目は、「ご指摘、ありがとうございます。直しておきました。m(_ _)m」、という内容。そしてその数時間後に発信されていた2通目は、「やはり、『ラ・チェネレントラ』が正しいらしいので、再度、直しておきました」、というものであった。

 驚愕した。まさかこの私が、間違えて憶えていたなんてことが、あり得るだろうか!? LDだって、持っているのに!? googleでだって、あんなに沢山ヒットしているのに!? ..この時点ではまだ私は、『ラ・チェレネントラ』が正しいと信じ込んでおり、総務の人はなんらかの誤情報に踊らされているのだと確信して、彼女の蒙を啓くために、やっきになったのであった。

 とりあえず、googleで『ラ・チェレネントラ』だけではなく、『ラ・チェネレントラ』も検索してみた..唖然とした。こちらでも大量にヒットするのである。これはもう、日本人の書いていることは信用ならん!、と、“Rossini AND Cerene”と“Rossini AND Cenere”で、日本語のページだけではなく、ウェブ全体から検索してみたら..これまた呆れたことに、どちらでも沢山ヒットするのである。つまり外人共も(チェレとチェネのどちらが正しいにせよ)間違って憶えている人が大量にいることがわかった。

 ここに至って、検索エンジン(による検索結果)なんか信用ならん、と、会社からの帰路、イオンに寄って、3Fの谷島屋でオペラの本を5〜6冊チェックし..その全てで『ラ・チェネレントラ』と記載されているのを確認するに至って、私は敗北を認めざるを得なくなったのであった。(帰宅してLDを見たら、しっかり、『ラ・チェネレントラ』と表記されていたし..[/_;])

 教訓は、いくつもある。ひとつには、「検索エンジンの検索結果なんか、信用するな」。ふたつめは、「外国語のスペルは外国人に訊けば確実..なわきゃーない!」。彼らだって、日本人と同じように間違えるのだ。

 しかしそれよりなにより、今回の事件の最大の問題点は、私の最初の調査方法(というか、調査にあたっての姿勢)にあった。私は、「『ラ・チェレネントラ』が正しいはずだ」、という前提のもとに、「『ラ・チェレネントラ』と書かれているページが(多数)存在する」ことを確認したのである。早い話が、「私の意見に賛成の人、手を挙げて!」、とやったわけである。それを調べるのは構わないが、当然、それとセットにして、「では、私の意見に反対の人、手を挙げて!」、が、必要であった。つまり、『ラ・チェネレントラ』でも検索すべきであった。さすれば、後者についても多数のページが検索されるのを目の当たりにして、どこかおかしい、と気がつき、かかなくてもいい恥をかかずにすみ、総務の担当者に迷惑をかけることも無かったはずなのである。反省、反省。

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*2005年02月09日:ハッブルの命脈尽きる


 昨日の朝、出がけに慌てて目を走らせていた日経新聞に、「ハッブル宇宙望遠鏡 延命予算計上せず」、という見出しがあったのを思いだし、asahi.com で検索してみた。


老朽化が進み、補修ミッションによる延命が叫ばれている『ハッブル宇宙望遠鏡』だが、先頃提出された米連邦政府の来年度予算案には、補修のための予算は一切盛り込まれなかった。わずかに、2007年に寿命が尽きるとされるハッブルを洋上に落下させるための費用が計上されたにすぎない。

 ..かくして人類の、宇宙に開かれた目のひとつが、閉じられることとなった..

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*2005年02月10日:ヘビー級


 普段、女子プロレスは観ないのだが、スカパー!110の無料試聴期間中に、格闘技専門チャンネルでたまたま録画していた番組(リング中継)がハードディスクにいくつか残っていたので、整理がてら、眺めてみた。

 へぇぇ..これが、豊田真奈美か。島本和彦の10年以上前の実名マンガ、「燃える!! 女子プロレス」で、主役を張っていたのを愛読していたのだが、(動く)実物を見るのは、今回が初めてである。

 「燃える!! 女子プロレス」における豊田真奈美は、二十歳を過ぎたばかりだったはずで、絵的には(主役の役どころだから当然とも言えるが)やや細身の、スタイルの良いレスラーであった。現在の彼女は、アナウンサーによると33歳。そしてその体格は..

 ..誰がどう見ても、ヘビー級である [;^J^]。「太っている」のではなく、「太い」のである。「固太り」というやつだ。ま、10年も経てば、このくらいの変化は当たり前だと思うが..身長(確か)167センチで自称「73キロ」なのだが、アナウンサーも解説者も、そんな(軽い)わきゃない、と苦笑していた [;^J^]。ただし確かに、身は軽いというか、動作が速いのだ。解説者も、「ダイエットなどせずに、この重さで“飛べる”、という凄みをもったレスラーとして大成して欲しい云々」、と語っていたことである。

 このチャンネル(「FIGHTING TV サムライ」)は、月に2625円もかかるので、契約していないのだが..どうしようかなぁ。

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*2005年02月11日:UPS問題


 今日から三連休である。いつかはやらなければならなかった作業に、手をつける。VHSとLDのDVD−R(またはDVD−RAM)落としである。まぁ、それなりに数が多いとはいえ..実のところ、LDタイトルの大部分は、DVD−RAMにバックアップを取る予定は無い。なぜなら、多くのタイトルは、既にDVD化されているからである。手間暇かけて、例えば、ウルトラQ/マン/セブンのLDのバックアップを取る意味は無い。LDプレーヤーが最終的に壊れてしまう前になんとしてもバックアップを取らなければならないのは、例えば、「怪奇大作戦」LD−BOX中の、「狂鬼人間」などである。これは今後ともソフト化されない可能性が、極めて高いからだ。

 自宅(アパート)で、ちょっと余分に電力を使うと、簡単にブレーカーが落ちるようになった件。取扱説明書を見てみたら、プラズマテレビ(42型)の消費電力は、355Wなのである。なんだそりゃ [;^J^]。録画中の電源断に備えるためには、デジタルデコーダーを内蔵するこのプラズマテレビとレコーダー(RD−X5)の2台を、30秒程度支えてくれるUPS(無停電電源装置)があれば良いのだが..合計、400Wを越えてしまう..

 OAナガシマに出かけ、UPSのラインナップをざっと調査する。容量が全然足りない。160W〜210W程度が主流であり、ちょっと大きなやつでも、400(マージンをみて500)Wなんて数字は、ありえない。業務用を探すしかないのか? そもそもそんなに大規模なUPSはミスマッチではないのか?(つーか、この部屋の中には、置く場所がありません。[/_;])

 ..ということで、今日は購入を見送り、しばらく様子を見ることにする。

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*2005年02月12日:録画失敗の原因判明?


 ウルトラマンネクサス、今週は録画成功。今回の大規模な作戦に既視感が..むかし、エヴァに、これに少し似ているエピソードがあったような気もするが、それよりむしろ..見えない「ビースト」を可視化するための作戦なのだが、「見えない怪獣」が「電波」を浴びてその姿(の一部)を表すシーンは、「禁断の惑星」の、イドの怪物に対する攻撃シーンを想起させるし、また、その怪獣の造形というか「ゲートをくぐる異形のモノ」というシチュエーションは、諸星大二郎の作品のどれかに、良く似たものがあったと思う。「妖怪ハンターシリーズ」だったかなぁ?(それにつけても、ヒドイ作戦だ。人民は、エサですか? [;^.^])

 毎週末の深夜に、CSでスーパージェッターがまとめて放映されているのだが、本日の回の放映直前に(レコーダーではなく)デジタルテレビ(=CS受信機)の番組表で予約状況を確認してみたら..なんと、予約されていない!? 確かに数日前に予約を入れたはずなのに、消えている!? 慌てて予約しなおして、なんとか無事に録画開始したが..

 ..これが、先日来、BS/CS番組の予約録画を何回か失敗した原因か? テレビからの信号は来なかったものの、レコーダーは予約どおり正確に動作した..という仮定は、起きた(というか残された)現象を完全に説明できるし、テレビからの信号が来なかったことの最も無理のない説明は、「テレビの予約が動作しなかった」、である。

 では、「私が予約するのを忘れた」のか「予約したのに消えた」のか? 前者の方が無理が無い。私のポカミスと考えたくなる。唯一、釈然としないのは..先週日曜日、「スーパージェッター」の深夜0時からの回は失敗し、2時からの回は成功していることである。0時からの回の予約は忘れ、2時からの回の予約は忘れなかった? ..どうも、不自然である..

 ..まぁしばらくは、様子を見るか..

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*2005年02月13日:「呪怨」「呪怨2」


 ひたすらVHSからDVD−R落とし。これが、なんというかもう、なんというかもう。

 一番時間がかかるパスは、言うまでもなく、VHSからの録画自体である。「外部機器」であるし、倍速録画とかの技が使えるはずもないので、1時間のソフトを録画するのに、1時間かかる。録画し終わったら、チャプター打ちである。今、大量にバックアップを取っているソフト群については、まぁそれほどシビアに(例えばフレーム単位で)チャプター打ちするほどの必要性は無く、大体1本あたり平均10個所ほど、ある程度アバウトに打っていく。これに20分以上かかる。この間、VHSを遊ばせておくのは勿体ないので、バックグラウンドで次のテープ(1時間)の録画を開始している。(録画しながらでも、別のタイトルを編集することができるのだ。)チャプターを打ち終わったら、サムネイル画面を整えたりタイトルを付けたりして、DVD−Rへの「高速ダビング」である。(録画しながらでも、高速ダビングできるのだ。)すると、なんだかんだで、VHSからの録画終了まで、あと30分弱になるので、「スティングレイ」の未見のエピソードをひとつ片付ける。(録画しながらでもDVDを観られるのだ。)イントロとエンディングを除いて26分ほどなので、これが終わった頃、丁度録画が終わる。録画し終わったら、チャプター打ちである。これに20分以上かかる。この間、VHSを遊ばせておくのは勿体ないので、バックグラウンドで次のテープ(1時間)の録画を開始している。チャプターを打ち終わったら、サムネイル画面を整えたりタイトルを付けたりして、DVD−Rへの「高速ダビング」である。すると、なんだかんだで、VHSからの録画終了まで、あと30分弱になるので..

 ..止まんねーじゃねーかっ! [;^.^]凸

 いや全く、食事どころかトイレに行く暇も無いのであった [;^J^]。

 をを、「愛・地球博」のチケットが2枚、送られてきた! プラズマテレビ購入時のキャンペーンであったところの、万博のチケットが当たるアンケートを返送していたのだが、それが当選したという次第である。(恐らく、私のような高額機器の購入者の当選率は、非常に高いのであろうと推察する。)素直に嬉しい。この万博、今までほとんどシカトしていたのだが、イソイソと下調べし始めたりして。[;^J^]

 積んでいた「呪怨」ボックス(GENEON、GNBD-1013)を、ようやく開封する。「呪怨」「呪怨2」が収められている。ハリウッド版「THE JUON/呪怨」の公開が始まっているのだが、先に日本版を観とかなきゃダメでしょ、というわけで。

 なるほど..なんというか、普通に恐かった。「世界最恐映画」とまで言うと、誇大かなぁって感じ。恐い映画であることは間違いないが、例えば「リング」も、同じぐらい恐いと思うよ。

 ストーリーは、まぁ、有ってなきが如しであって [;^J^]..とある幽霊屋敷に関わった人々が、地縁も血縁も、何の咎もないにも関わらず、次々に恐い目にあったり破滅したりしていく。それらの「恐ろしい」イメージを、微妙に時系列を崩した「エピソード集」として束ねる。この幽霊(というより「お化け」)たちの生理的な気色悪さはかなりのもので、ある意味、「リング」の「貞子」に匹敵していると言えよう。

 許し難いシーケンスを上げると..「呪怨」の奧菜恵のシャワーシーンである。こ、これでは、シャワーシーンの意味が無いではないか! [;^.^]凸 もう少しなんというかこう、なんというかこう..「ホラー」で「シャワー」と言えば「サイコ」に決まっているのだが、「サイコ」のシャワーシーンのエロティシズムを、少しは参考にしていただきたかったものである。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Feb 16 2005
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