*2005年01月03日:新春秋葉オフ
*2005年01月04日:「フランケンシュタインの花嫁」
*2005年01月05日:タイム・イーター
*2005年01月06日:WOWOW未契約
*2005年01月07日:年賀状遅配
*2005年01月08日:ハマる
*2005年01月09日:堕ちる
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*2005年01月03日:新春秋葉オフ


 10時半頃、実家を発ち、昼前に秋葉原へ。FCLA 高齢 恒例 [;^.^] 新春秋葉オフである。待ち合わせ場所は例年どおり、ワシントンホテルのロビー。参加者は、K氏、B氏、Y氏、R氏、A氏、そして私の、6人である。(それにしても、秋葉の変貌の著しさよ。大通りに面して大きなアダルトショップビルがいくつも建っているし、なんかやたらあちこちで、ポンポンでかいビルを建ててるし..)

 私のリクエストで、まず、石丸本店のオーディオ売場から。サラウンドヘッドフォンを買いたかったのだが..いくつか試聴してみても、どうもピンと来ない。ヘッドフォンが悪いとかどうとかではなく、(概して5万円以上の、比較的高価な奴ばかり試聴していましたし、)どうも「サラウンド」自体が、私にフィットしていないのではないか? ..と、思われた。その効果は確かに確認できたのだが..物欲が刺激されないのである。まぁ、サンプルが「ターミネイター」とかの大味な爆発音ばかりだったからねぇ..[;^J^] それよりも、クラシックを普通に聴ける高価なヘッドフォン、という選択の方が、現実的で価値があるように思えてきた。出直しましょ。

 石丸3号店で、DVDとかCDとか。路上のメディア系(主としてDVD−R)を物色しつつ、あきばお〜を経て、ソフマップ7号店へ。ここではノートPCの古いのを愛でる。エフ商会でDVD−RAMを買う。さらに、あきばんぐ、クレバリー、カクタソフマップと回る。DVD−Rの秋葉相場は、信頼のおける国産メディアが、100円/枚、といったところ。これの半額程度の海外メーカー品は、リスク覚悟で使う分には構わないでしょう。DVD−RAMは、4.7Gカートリッジ無しが、300円/枚。9.4Gカートリッジありが、720円/枚。

 古炉奈で〆るつもりだったのだが、今日まで正月休みらしいので、出発点のワシントンホテルに戻り、ロビーの喫茶店。B氏、Y氏とは途中で別れていたので、R氏、K氏、B氏、私の4人で、四方山話。A氏と私はビール。

 このオフ、来年もあるのかなぁ。まぁ、FCLAは多分ウェブフォーラムになって存続するのだと思うが..18時のひかりで、浜松へ。

 深夜、何故か、買ったばかりのアンプから音が出なくなった [?_ _]。RD−X5(HDD&DVDレコーダー)からデジタル接続せず、アナログ接続でお茶を濁したりしているので、ヘソまげたのかな? それとも、今日、この冬はじめてエアコンを入れたのだが、それと因果関係があるのかなぁ? [?_ _]

 取りあえず、RD−X5から従来のアンプにつないで、音が出るようにしておく。今週末の3連休で、マジメにセッティングするか。

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*2005年01月04日:「フランケンシュタインの花嫁」


 勤務先は今日まで正月休みなのだが、私が所属するコールセンターは、今日が仕事始めである。とはいえ祝日ではあるし、残業は極力短く切り上げて、さっさと帰宅する。

 先日購入したDVD、「フランケンシュタインの花嫁」(ユニバーサル、UJSD-35000)を観る。「幻想文学大事典」(国書刊行会)などでも、フランケンシュタインシリーズのみならずユニバーサル社の一連のホラー映画のみならず、あらゆるホラー映画、SF映画中の最高峰だとまで称揚されているのだが、実はこれまで未見だったのである..

 ..うわーーーっ!! これは凄い、素晴らしい! あらゆるホラー映画、SF映画中の最高峰かどうかはともかくとしても、少なくとも第1作を明らかに凌駕している。

 まず、バイロン、シェリー、シェリー夫人が、嵐の夜に語り合っている、メタなプロローグが洒落ている。彼らは、第1作の物語を振り返り、シェリー夫人は、続編の物語を語り始める..そしてこの続編は、原作の雰囲気というか精神に、極めて近い。そもそも「怪物の花嫁を作る」エピソードは原作にもあるものだし、この映画では「怪物」は、たどたどしいながらも言葉を憶えるし、音楽にも魅せられる。つまり、極めて人間的な側面を持ち、深い共感を呼ぶ。特に、「怪物」にとって束の間の平安の日々となる、盲目の(従って「怪物」の姿が見えない)老隠者との魂の交流は、感動的である。

 フランケンシュタイン博士は没個性気味だが、それを補ってあまりあるのが、プレトリアス博士という強烈なマッド・サイエンティストである。彼が墓所で祝杯をあげるシーンの不気味なユーモアが、実に良い。ここに限らず、全編を通じて「諧謔」がうまく調合・ブレンドされている。「恐怖」と「笑い」は相性がいいのだ..というより、「笑い」は「恐怖」を引き立てるための隠し味として、必要不可欠なものなのである。

 「怪物の花嫁」はいつ登場するのだろう、と、待っていたら..実に、引っ張りも引っ張ったり。その美しい姿を現すのは、幕切れ直前の2分少々のみなのである。そして、この2分間での「花嫁」の演技と来たら..「怪物」に対する怯えの表情。その悲鳴..4回、「叫び声」を上げるのだが、最初のそれと最後のそれは完全に非人間的であり、もう、絶品である! そしてこの「花嫁」を演じているのが、プロローグに登場した、コケティッシュでチャーミングな「シェリー夫人」と同じ女優(エルザ・ランチェスター)なのである! 実に見事な構成と仕掛け。リヒアルト・シュトラウスを想起させる音楽がまた、素晴らしい!

 必見の名作である。

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*2005年01月05日:タイム・イーター


 今日は日記の更新日。夜なべで文章書き。毎週、木曜日は必然的に寝不足気味になる..

 実はこの数日間、更新とは無関係に、連日、寝不足が続いている..

 ..テレビのせいだ [;_ _][;^.^]。現に今も(既に深夜であるが)、BGVがわりにBSをつけていたら、私の大好きな「帆船」の番組を(素晴らしい画質で)やっているしよう..結局、最後までつきあって観てしまい、さて、それから更新作業の続きなのである。[/_;][/_;][/_;][;^.^]

 6年前、「平均的な日本人は、一生に本を500冊しか読まない」、という調査結果に呆れてみせたものだが..理由がわかった。おまえら、テレビを見てるだろう!(← いや、だから、何を今さら [;^.^])よーやく、わかった。確かに、こんなもんにつきあっていたら、本を読んでる暇なんか、無くなるわ [;^.^]。特に、RD−X5は便利すぎて、残量とかテープの取り回しとかそんなことは一切考えずに、朝とか晩とかに、新聞や雑誌や、あるいはテレビ画面の番組表を眺めて、適当にクリックして予約していけば、どんどんストレージに溜まっていくし..消化すべきソースは、増える一方なのである..[;_ _][;_ _][;_ _][;^J^]

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*2005年01月06日:WOWOW未契約


 まだ、WOWOWの契約をしていない。さっさとすりゃあいいのだが、BSデコーダというのを購入して接続しなければならないし、それ以前の基本的な接続がまだできていない状態だし、ま、いちどきに何もかもやろうとすると、容量オーバーでブレーカーが落ちてブラックアウトしてしまって危険なので、スローインすることにする。そのうち契約することにしましょう。なに、26年間もテレビの無い生活を送ってきたのだから、今さら急ぐ理由など、何も無いのである。[;^J^]

 ところでいわゆるBS5、アナログのWOWOWなのだが..上記の事情から、まだデコーダを購入していないので、エンコードされている番組はそのまま(デコードされずに)観えてしまう..というか、観ることができる。

 これが、なかなかシュールで面白いのだ。クートーという、シュルレアリスムの画家の絵に、こんな奴があったかな。あるいは、アンドレ・マッソンとか、ウィフレド・ラムとか。妙に“滑らかに”ささくれだっており、かつ、無音の静謐に包まれているあたりが、私の無意識とか想像力とかを刺激する。そこらの半端なイラストよりも、遙かに「未来的」で「SF的」で「超現実的」なのである。BSアナログは、洒落たエンジニアを抱えていると見える。(← 違うよ。[;^J^])..ま、なんにせよ、いくつか録画しておいて、環境ビデオ風に楽しんでいるのであった。[;^J^]

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*2005年01月07日:年賀状遅配


 「消印の無い年賀状」が、届き続けている。今日も来た。私が(大晦日に)出した年賀状への返信かと思っていたが..消印が無いということは、これらは、去年のうちに投函されていたはずである。

 今週号(2005.1.10)の「日経ビジネス」誌の記事で、理由が判った。この年末、郵便局はパンクしていたのである。無謀な拡大策が裏目に出て、ゆうパックの配送システムが破綻していたのだという。(この「年末の破綻」は、ヤマト運輸との確執に世間の耳目が集まり、問題視されはじめた頃から、既に指摘されていたことではあったのだが。)

 そのあおりで、年賀状も遅れていたらしいのだ。やれやれ..

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*2005年01月08日:ハマる


 午前中、OAナガシマでデジタルオーディオケーブルを2本買う。(オプティカルとコアキシャル。)アマノ書店に寄り、はるやまで冬物のスラックスを2本買ってから、帰宅。(スラックスの引き取りは、来週火曜日以降。)

 午後、やることは色々ある。RD−X5からアンプへのデジタル接続もそのひとつだが(そのためにケーブルを買ってきたのだが)、それより先に、BSデジタルを録画できるように配線するのが先である。(年末には、接続している暇が無かったのだ。)現状、BSアナログは録画できるが、BSデジタルは観ることができてるだけという状況なのでね..

 ..ところが、これが..ハマりにハマってしまったのだった [;_ _]。先週も書いたとおり、レコーダー(RD−X5)に内蔵されているのはBSアナログのチューナーであり、BSデジタルのチューナー(デコーダ)はプラズマテレビに内蔵されている。従って、BSデジタルをRD−X5で録画するためには、プラズマテレビのモニターアウトと、RD−X5(ハードディスクレコーダー)のインプットを接続することが、必要十分(のはず)であるのだが..

 ..とにかく、画像が録画できない。音声は、録画(というか録音)できることもあれば、できないこともある。因果関係が、いまいち読めない。何か初期設定があるのだろうか? RD−X5には入力が3系統あるのでそれらを別々に試してみるか..

 「kakaku.com」のBBSに相談するという選択子もあったのだが、このBBS、過去ログを読んでも、内容が高度過ぎて半分以上理解できない [;^J^] ので、びびってしまって、質問のアップもできない [;_ _][;^.^]。もの凄く基本的な、単純なことが原因だと思うだけに、なおさらである。

 となると、もちろん、メーカーのコールセンターである。松下のプラズマテレビと東芝のレコーダーの接続でトラブルが発生しているわけで、今回の場合、どちらかというと東芝機の振る舞いが怪しいのだが..東芝の「RDシリーズサポートダイヤル」の受付時間は、「月〜金、10:00〜18:00、12:30〜13:30は休止、年末年始、祝日等を除く」であるのに対し、松下の「お客様ご相談センター」の受付時間は、「365日/9時〜20時(フリーダイヤル)」なのである。今日は土曜日。つまり、もう決定的に、「東芝のサポートは×、松下のサポートは○」、という結論になってしまうのである。家電メーカーとしての地力の差か、ここ最近の業績の差か。いずれにせよ、東芝や松下とは比較にならないほど小さな企業であるとはいえ、コールセンターに勤務している私としては、なかなか考えさせられたのであった。[;^J^]

 松下に電話すること2回。正確な解決には至らなかったが、(これは、私の知識の無さによるところが大きいので、コールセンターのオペレーターに対する文句は無いです、)なんとなく解ってきた。どうやら、BS(デジタル)で番組を「番組表」から選んで、それを「今すぐ観る」ではなく「予約する」にして、「CHロック」をかけないと、プラズマテレビから出ている(はずの)映像情報が、レコーダーで録画できないのである。そもそもBSという規格がこういうものであるのか、あるいは、テレビ(に内蔵されているBSデコーダ)かまたはレコーダーの「独特の仕様」(または「バグ」)であるのか、今の私には理解できない。

 上記の問題とは独立に、RD−X5の3系統の入力のうち、どうやら、「入力3」の映像入力が死んでいるような気がする。「入力1」や「入力2」につなぐと、普通に録画できる。取説には、「入力3」でデジタルチューナーを受ける例が説明されていたので、それを適用したのだが、どこかに無理があったか? もう少し取説を読み込むべきだったか? なんにせよ、「ソフト的な取り扱いミス」と「ハードの不具合」が同時に起こっていた案件であるが故に、不具合の症状の原因の絞り込みが、困難になっていたのであった。

 とにもかくにも、BSデジタル番組を(予約)録画できるようになった! 同時に、「ハイビジョン画質で観ることは出来るが、ハイビジョン画質で録画することはできない」、という意味もわかった。まぁいいさ。BSデジタル番組を録る際には、「最高画質」にしておけば、ソースとわざわざ見比べたりしない限りは、なんら問題ないことを確認した。

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*2005年01月09日:堕ちる


 あぁ、それにしても42型はジャストサイズだよ。和室で1.5メートル位の場所から観ているのだが(画面の下端が、床上63センチ)、ここで寝そべってちょっとカウチの姿勢を取ると、僅かに首が上を向き、ちょうど(サイズといい画質といい)映画館感覚になる。これ以上大きいと、六畳間では無理というか、入らない(収まらない)と思う。

 寝そべらずにちゃんと座椅子に座ると、(首を上を向けずに)観ることができるので、テレビ番組をテレビ番組としてふつーに受容できる。首が上を向いたり、この距離でこれ以上画面サイズがでかかったりすると、ちょっと、テレビという感じではなくなるのだ。その意味で、42型はマックスサイズ、という気もする。

 つまり、映画の世界もテレビの世界も、しっかりと享受できるサイズであり、画質であるのだ。

 ベルリオーズの歌劇「トロイアの人々」のDVDを観る。面倒なので詳述しないが、なかなか良い演出だ。オーケストラについては格別の印象は無いが、歌手陣はイケてるのではないか。前半の主役であるカサンドラーと後半の主役であるディドーンをひとりのソプラノが二役で歌っているのだが、これは相当、体力的にきつかったはずである。

 この歌劇の映像ソフトは、3本持っている。LD×1、DVD×2で、DVDのもう1本は、未見である。ベルリオーズの晩年の最重要作でありながら上演に接する機会が非常に少ない作品の映像ソフトを、これだけ入手できるのである。良い時代ではないか。

 とにかく、あまりにも美しい大画面にすっかり幸せになって、DVDとBSデジタル三昧の日々なのである。全然、本を読んでいる暇がない..(「お兄さま…あなたは堕落しました」)

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 14 2005
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