*2003年03月10日:リリース!
*2003年03月11日:生首たち(続編)
*2003年03月12日:絵に描いた餅は美味
*2003年03月13日:「背伸び」について
*2003年03月14日:Nさん資料、第21便
*2003年03月15日:開梱作業
*2003年03月16日:食って寝るだけ
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*2003年03月10日:リリース!


 つ・い・にっ! チームの一員としてここ数ヶ月間格闘してきた、凶悪超強力な新製品のプログラムをリリースできた! 我ながら記録的な連続不休の日々も、これで終わるはずっ!(← 希望的人道的観測!)

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*2003年03月11日:生首たち(続編)


 ..ということで、代休取得。(午前中だけ休んで昼から出社するつもりだったが、体(と)が首肯しないので、午後も休む..仕事してる場合かっつーのっ! [;^.^]凸)

 昼まで寝てから、まず、先日の夜に所在を確認した「生首案山子」を、デジカメもって取材に行く。[;^J^]

Picture Picture Picture

 ..どうです、なかなか良い姿をしているでしょう [;^J^]。ちょうどその場に、この畑の持ち主の農家の人がいたので、許可を得て撮影したのだが..やはり、人間を遠ざけるためではなく [;^J^] 鳥を追い払うために設置したのであるとのこと。当初は効果があったらしいが、すぐに鳥が慣れてしまって..というのは、お約束の展開だが、そういうことならマネキンの首だけではなく、トルソとか腕とか脚とかをとっかえひっかえ植えればいいのに..と思いましたが、もちろん進言しませんでした [;^J^]。(“事件”になるかも知れんしね [;^J^]。)しかしそれにしても、対“鳥”兵器であるならば、なぜに道路に顔を向けて並んでいるのかね。[;^J^]


 このあと、書店をハシゴ。山本書店(ジモティーへの注。有楽街の山本書店ではなく、富塚町の館山寺街道沿いの山本書店である)で岡崎二郎を5冊、いしいひさいちを1冊。ここはせいぜい中規模程度の書店であり、コミックの品揃えも決して多くはないのだが、妙にマニアックな蔵書(在庫)が多く、楽しめる。こういう店は、地元の宝である。隣りのツタヤで、「まんだらけZENBU」の18号。

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*2003年03月12日:絵に描いた餅は美味


 「これ(この新製品)がリリースできたら、週休4日だーーーっっ!!」、などという戯言を「先日」書いたような気がするが、所詮“戯言”は“戯言”に過ぎず、今後1ヶ月間は週休0.3日(うまくいけば0.5日)となるであろうことが、本日、確定 [;^J^]。ま、仕事があることは有り難いよ、ほんとにさ。

 昨日購入した岡崎二郎の5冊は、「国立博物館物語」(全3巻)と「NEKO2(ネコネコ)」(全2巻)..あの、これ..無茶苦茶面白いんですけど..[;^.^]

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*2003年03月13日:「背伸び」について


 一昨日購入した岡崎二郎の5冊(「国立博物館物語」(全3巻)と「NEKO2(ネコネコ)」(全2巻))を、いまだに読了していない。理由としては、「読書時間を一日に数時間も取れない」あるいは「速読が出来ない」こともあるのだが、「そもそも、速読できるような作品集ではない」、ということが、決定的であるように思える。各編をじっくり味わいながら(あるいは“腑に落としながら”)読んでいると、1日に1冊読むことも難しい..ま、当然のことではある。(じっくり味わうべき、あるいは“腑に落としながら”読むべき傑作が、ずらりと揃っているのだから。)

 それにつけても思い出すのが、何年前になるのかな、MLの過去ログを発掘するのも面倒なので(例によって)記憶だけで書くが、手塚治虫MLに、「手塚治虫のどこがいいんでしょうかね?」(言外のニュアンスとしては「古臭くって、全然ダメじゃん」)、という投稿がなされた時のこと。子細は略すが、この投稿者はこのMLに入ってから間もなかったことと、(これは私の推測であるが)恐らくは若年(多分中学生)であることは、すぐに判った。そしてこの(爆弾?)発言は、特に波乱を引き起こすこともなかった。

 他の人々が、どういう理由で、この発言を「優雅に無視した」のかは、私は知らない。しかし私には、この発言者を「優雅に無視すべきだ(本気で相手にするのは“可哀想”だ)」と判断すべき、確固たる理由があった。それは、彼が「(裏を取るために)この春休みに手塚治虫漫画全集(の全400巻)に、ざっと目を通しました」、と書いていたからである。

 大嘘である。

 そんなことが出来るわけがない。

 私は、「“手塚治虫漫画全集”解説総目録」のプロジェクトを立ち上げるために、その時点で刊行されていた「手塚治虫漫画全集」の3百数十巻に、3ヶ月強で目を通したことがある。毎日休みなく3〜4冊読み続けたのであるが..これは全く至難のわざであった。恐るべき重労働であった。なぜなら(一部の駄作を除けば)読み飛ばせる代物ではないからである。いちいち「味わい」「腑に落とし」ながら読むべき作品群だからである。それを1日に3冊、3ヶ月間読み続けたのである..並大抵の疲労ではなかったよ、本当に..

 ..ということを痛感(実感)している私の前に、「全400巻を、春休み中に(高々2週間程度で)読破しました」、という男が現れたのである。30冊/日くらいですか? ま、物理的には可能だよ..「内容を読まずに」、ページを繰るだけならばさ..

 ..しかし私には、彼を責めるつもりは、毛頭無いのである。なぜなら、彼の発言(言葉遣い)の端々から、彼が中学生(あるいは高々、高校生)ということが、明らかだったからである。子どもは、背伸びするものである。私にも憶えがある。(あなたにもあるでしょう?)だから、わざわざ彼の“嘘”を指摘することはしなかった。MLの他のメンバーも、指摘しはしなかった..みんな“大人”だったからである。

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*2003年03月14日:Nさん資料、第21便


 ..ということで、先日届いたNさんからの手塚治虫関連資料の第21便の整理が、ようやく出来た。

 「ぼくの孫悟空」の連載開始当初の頃のデータなど。この初期の重要作は、特にデータが不備で困っているのである。本当にありがたい。

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*2003年03月15日:開梱作業


 例の新製品がらみの(多分、最後の)大仕事。休日出勤して「開梱」作業である。要するに、作るだけ作って出荷せずに置いてあった数百台のプログラムを、最新版(最終版)にアップデートするのである。

 昔(10年以上前)は、アップデートと言えば、製品の底板(など)を開けて基板上のROMを挿し替える、という、非常に手間のかかる大仕事だったのだが、昨今はフラッシュROMが使われていることもあって、特別製のメディアを挿入して電源を入れるだけである。(そのメディアからプログラムが自動的にロードされる。)全く楽になったものであるが..それでも、梱包を開けて作業台に載せ、(傷つけないように気を付けながら)一連の作業をして、また梱包する、という作業は必要なのである。休憩時間には、「Blue tooth か何かを使って(電源回りの工夫もして)開梱せずにアップデートできる構造にすることはできないか」、などという話もでた。

 終日、立ち仕事。結構疲れて帰宅する。

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*2003年03月16日:食って寝るだけ


 人間、一日中眠っていられるもんだ。

 11時半に起きて、クリーニング出し。スーパーで買ってきた食材で昼食。1時頃から夕方まで再びフトンの中。18時頃にクリーニングの仕上がりを受け取りに行くが、既に結構な雨。バスで街中に出る意欲が失せ、そのまま(簡単な夕食を取ってから)早めにフトンの中。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Mar 19 2003 
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