*2003年02月24日:白紙考
*2003年02月25日:少しはgiveも
*2003年02月26日:ジョン・レノン対吾妻ひでお
*2003年02月27日:ある不安
*2003年02月28日:不安は晴れず
*2003年03月01日:家庭教育について
*2003年03月02日:とらぬ狸の皮算用
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*2003年02月24日:白紙考


 現在最後の追い込みにかかっている新製品のデバッグ作業のためのバグレポート用紙に使う裏紙(裏が白紙の紙)が、枯渇してしまった。えらいこっちゃ。既に何百枚も作製したとはいえ、まだあと数百枚は必要だというのに。昔の機種のソースコードのプリントアウト、昔の見積書、昔の企画書、昔の連絡書、昔のFAX、昔の販促イベント資料、昔の研修レポート、昔のISO9001内部品質監査チェックリスト、等々、手近にあるありとあらゆる裏紙を使い尽くしてしまったよぅ。(お陰で、身辺整理ができました。[;^J^])仕方がないので、自部署・他部署の旧文書が保管(というか放置)されているあたりを漁り、もはや明らかに必要無いであろう文書を裏紙として(こらこら [;^J^])。

 どうしてこんなに「裏紙」にこだわるのか。別にまっさらのコピー用紙を使ってもいいではないか。「裏紙」を使う方が明らかに紙の節約になるとはいえ、たかだか数百枚のことではあるし、「裏紙用紙」を探し回るコストを考えると、トータルではけっして地球に優しいとはいえないであろうに..ごもっとも。しかし私が、「バグレポート用紙には(絶対に)裏紙しか使わない」、と決めている理由は、もうひとつ深い(というか、屈折している)。

 「バグレポート」とは、極めつけの機密書類であり、重要書類である。絶対に外部に流出してはならないことは当然として、軽々しく廃棄してもならないのだ。(私がかかわった機種のバグレポートは、10年以上以前のものであっても、全て保存されている。)理由は自明であろう。「どういう個所にバグが入り込みやすいのか」、というノウハウの宝庫であると同時に、その製品に対する「改善提案」の宝庫でもあるのだ。それも、単なる夢物語ではなく、実際にその(出来上がりかけている)製品をいじり倒したユーザー(バグ出し担当者たち)が、「あと少しここをこう直せば、もっと使いやすくなるのに」「こういう機能を追加すれば素晴らしいのに」..と訴えてくる、「地に足のついた」提案の宝庫なのである。

 だから、廃棄してはならないのだ。従って、「裏紙」として「再利用」されることも、あり得ないのである..ということは、まっさらの紙を「バグレポート」用紙として使ってしまったが最後、そのバグレポートの「裏面」の、真っ白なページは、決して利用されないということになる..

 ..不憫ではないか!(..ま、スキャンして電子化すればいいんだけどね。)

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*2003年02月25日:少しはgiveも


 Nさんに、最近私が入手した手塚治虫関係資料を発送する。量的には微々たるものなのだが、いつもいつもNさんからいただくばかりなので、いくらかでもお返ししないとね。

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*2003年02月26日:ジョン・レノン対吾妻ひでお


 朝日新聞に、意味不明なニュース。


 レノンら未発表盤、27万円

 人気ロックバンド、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーさんと元ビートルズの故ジョン・レノンさん、リンゴ・スターさんが共演した未発表曲のレコード盤が20日、ロンドンで競売にかけられ1400ポンド(約27万円)で落札された。

 出品したのはロンドン南部でレコード店を営む男性(34)で、4年前にたった20ポンド(約3900円)で購入したという。(中略)マスターテープは紛失したとされている。


 ..この記事の記者は、いったいどこに「ニュースバリュー」がある、と、考えているのだろうか? 私の第一印象は、「廉い〜〜っ(出品者が可哀想〜〜っ)」、であるが、「4年前にたった20ポンド」云々という文章を読む限り、記者は、「高い!」と考えているらしい..例えば、4〜50年前に何万部も印刷された漫画雑誌が数万円(以上)で取り引きされている(良し悪しはともかくとして)日本の現状を、知らないのだろうか?

 ついでに言えば、吾妻ひでおの「未発表原稿」である「チーねずみ」は、つい先日、まんだらけのオークションで、49万5千円で落札されたのであるが..

 ジョン・レノンの未発表作の値打ちは、吾妻ひでおの未発表作の値打ちの、半分程度なのである!

 日本側の圧勝と言えよう..という話ではなくってだ。[;^J^]

 いずれにせよ、このレコード盤の値打ちを判定するためには、どのくらいプレスされて、どのくらい世の中に出回ったのか、という情報が不可欠なのだが、もちろん、そんなことはこの記事のどこにも書かれていない..というわけで、結局、端から端まで、なんの意味もない、無駄な記事なのであった。

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*2003年02月27日:ある不安


 目が痒い..[/_;] 私は、花粉症とは無縁のはずなのだが。きっと他に原因(風邪気味などの体調不良など)があるはずなのだが..

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*2003年02月28日:不安は晴れず


 先週からの風邪気味症候群(なんちゅう造語だ)は、一向に快方に向かわない..やはり素人療法(連日連夜の白ワインがぶ飲みによる咽喉消毒療法)だけではダメか..(当たり前である。[;^J^])ということで、プロの出番だ。マンネリもいいところだが、出社前にT外科によって、抗生物質の注射と薬..今年に入って何回目だか忘れたが、もはやほとんど、ドーピングである。しまいにゃ中毒してトリップするようになって、抗生物質欲しさに風邪をひくようになったりしてな。[;^J^]

 それはそれとして..今日も、目が痒い..[/_;] 花粉症(の徴候)であるか否かを問わず、現実を直視したくない。(だから、医者にも相談しなかった。)「病は気から」というではないか。(少し違うかも。[;^J^])

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*2003年03月01日:家庭教育について


 昔、どこで読んだんだっけかな。欧州の肉食民族の、厳しい(尊敬すべき)家庭教育の話である。

 彼らは、可愛がって育てて来た家畜を殺して、食べるのである。(そのために飼っているんだからね。)しかしそれは(少なくとも、まだその事態に直面したことがない)子どもにとっては、実に辛い体験であろう。(大人にとっても、辛いかも知れない。)そして、あるいは泣いているかも知れない子どもを、食卓で、このように諭すというのである。

 「可哀想だよね。でも美味しいよね」..

 ..これこそ、真の教育である。

 ..なんでこの話を思い出したかというと、最近、やたらとお菓子を食べているからである。量的には大したことは無いのだが、誰かがコンビニやスーパーで買ってきた廉いお菓子や、誰かの旅行土産の菓子などが、連日の深夜残業と休日出勤の友となっているのである。眠さとだるさを甘味でごまかしているのである。

 ..で、なかには(誰かが持ってきた)「健康志向のお菓子」があるのだが..私はこのジャンルが好きではないのである。まぁ、食べろと言われれば食べますが、カロリーを抑えた、栄養のバランスに配慮したお菓子なんざ、邪道である。お菓子は体に悪くてなんぼである。

 子どもと一緒に、ポリポリポリポリお菓子を食べながら、

 「太るよね。でも美味しいよね。止められないよね。辛いよね」..

 ..これこそ、人間の弱さを教える、真の教育である。(..と、思うんだけど [;^J^])

 深夜になると、なんか、嵐なんですけど..(車で帰る気が失せるほどの降り方なんですけど..[;^J^])

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*2003年03月02日:とらぬ狸の皮算用


 昨夜、天の底が抜け、一滴の水も残らなかったらしく、今日は朝から快晴である。

 正月休み明け以来、2月1日に休んだだけという、1984年に入社して以来、最高に忙しかった日々も、もうすぐ終わる。3月中旬には、休みを取ることが出来るはずである。といって、数週間ないし数ヶ月の長期休暇を取るわけにもいかない。(未使用の有給休暇と代休を合わせれば、楽々可能な数字なのだが。)まぁ当分は、「週休4日」で回してみますかね。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Mar 8 2003 
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