*2003年01月20日:さまざまな時間線
*2003年01月21日:“止める”仕事
*2003年01月22日:家宝について
*2003年01月23日:火花を飛ばす男
*2003年01月24日:裏紙、一掃
*2003年01月25日:画像データを集める
*2003年01月26日:どちらも鍵盤
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*2003年01月20日:さまざまな時間線


 数日前から気がついていたのだが..リブ100のタイマーが狂っている。[/_;]

 どうも時々、やけに遅れていると思ったら、どうやらサスペンドに入ると、時計が止まってしまうらしい。それも、サスペンドに入った時刻のまま止まっている、というわけではなく、“しばらく(数十分ほど)は動いてから、お休みする”らしいのである [;^J^]。なんなんだよ、お前は。[;^J^]

 ハードかなぁ、ソフトかなぁ。原因を切り分けるためには、いったんソフト(OS)を疑うことにして、この現象が観察されていなかった頃のVFATBAKダンプイメージを戻して様子を見る、というのが正しい手順だろうが..そんなことしている暇なんか、全く無いぞ。(年に一度の、超繁忙期に突入しているのだ。正月休みが明けてから一日も休んでいないし、来月下旬まで(工事停電予定の休日を除いて)一日も休む予定は無い。その後もヘタすると3月末まで、まともに休めない..)

 とはいえ、サスペンドから戻すたびに時刻を合わせるのも面倒である..ということで、極めて単純な回避策を取ることにする..つまり、電源を落とさないことにしたのである。[;^J^]

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*2003年01月21日:“止める”仕事


 信じようと信じまいと、アップルが潰れかけていた時代があったのである。スティーブ・ジョブズが帰還する前である。(この日記の大昔のログを掘れば、まさに船頭を失った(というか船頭が正気を失った)難破船のごときアップルを揶揄する文章が、見つかるであろう。)

 名前は忘れてしまったが、その時代の技術担当重役の「言葉」(というかなんというか)が、印象に残っている。彼女は貴重な人材だったのだが、惜しまれてアップルを去った(というか、アップルを見捨てた)のでは無かったかと思うのだが..(例によって例の如くなので、私の記憶など信じてはならないが [;^.^])何かのインタビューかアンケートかで、自分の「功績」を列挙したとき、彼女は「“コープランド”をストップしたこと」、と、述べていたのである。

 説明が必要だろうね。コープランドというのは、当時の「次期・MacOS」のコードネームであり、厖大な期間と経費をかけて開発が続けられてきた、アップル社とMacユーザーたちの希望の星だったのである。(..確か。[;^J^])

 しかしこれは、“スジが悪い”技術であった。例えば、インターネットとの接続が簡単ではなかった(少なくとも、シームレスではなかった)。(..確か。[;^J^])もちろん、このプロジェクトを止めることを最終的に決断したのは、当時のCEOであるにせよ、彼女は技術担当重役として(先代あるいは数代前からの技術担当重役たちが推進してきた)この技術は「棄てるべきだ」と判断して、CEOを動かしたのである。

 それは恐らく(もちろん)正しい判断だったのだろうが、(それを止めなければ、会社は潰れていたに違いない、)私がここで取りあげたいのは、その判断の是非ではない。「(とある大規模プロジェクトを)止めたこと」を、自分の主たる功績として誇っていることに、興じているのである。

 一見、「止める」ことは、“価値”を生まない後ろ向きの仕事に思えるが、もちろん違う。未来の(巨大な)損失を事前に防いだのだから、(巨大な)利益を生み出したのである。そしてこういう「止める」判断は、我々も仕事の上で(規模の大小の差こそあれ)、日常的に行っているはずなのである。

 しかし、それを「アピール」することは、少し“苦手”なような気が、しないでもない。なぜだろう? 同僚(あるいは前任者)の仕事の批判みたいになってしまいがちだからだろうか? だとすれば(特に日本では?)うまくないかもね..正しい(利益を上げた)功績は、正しくアピールすべきなのだが..

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*2003年01月22日:家宝について


 何年前に読んだのか見当もつかないし、あまりの多忙故に書架を探す気力も起きないので、ソースに当たれないのだが..江戸川乱歩の随筆について。

 回想記的な内容で、とある屋敷に移り住んだ際、業者(というか家具職人)に特注して立派な机をあつらえたのだが..その出来映えに(われながら)惚れ惚れした職人(あるいは仲介した業者)が、「これは、家宝になりますねぇ..」..このくだりを読んで、私はちょっと感動した..というか、意表をつかれた。「そうか..“家宝”というのは..新規に“創る”こともありうるんだ..!」、と。

 平凡なサラリーマンの家庭であり、両親にも親族にもこれといった「骨董趣味」が無かったためか、私は「家宝」というものを具体的に知らず、それこそ、物語の中で怪人二十面相やアルセーヌ・ルパンに盗み出されるためだけに存在する [;^J^] あっちの世界に属するものだと思いこんでいたのである。数世代前の先祖が身上かけて購い、蔵の中に秘蔵してきたものである、と..(従って、そういう先祖を持たない私は、自動的に、生涯「家宝」などとは無縁である、と..)

 ..という目で私の自宅の中を眺め回してみても、しかしやはり「家宝」になりそうなものなど、ないんですけどね [;^J^]。これからの人生で、そういうものを買ったり作ったり(作らせたり)する可能性は..何とも言えないけどねぇ..(あなたは、どうですか?)

 Nさんに依頼していた手塚治虫関連資料が届いたが、もちろん、開封している暇などない..

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*2003年01月23日:火花を飛ばす男


 私は、静電気男である。体質だか衣服のせいだか知らないが、やたらとビシバシ来るのである..が、実のところ過去(恐らく)5年ほど、これと言った電気ショックは食らっていない..いやもちろん、ひと冬に10回や20回はやられているはずだが、それらは完全に(無警戒であったが故の)「事故」であり、一般に「来るぞ来るぞ」と思われる状況では、全く電気ショックを受けなくなったのである。

 完璧な予防体制を取っているからだ。伝授しよう。

 まず、一番「来る」状況のひとつであるところの、「自動車から降りてから、ドアに触れる時」。これの予防策は実に単純で簡単である。「地面に足をおろす前に、車のシャーシ(金属部分)に手を触れ、それを維持したまま地面に足をおろす」。これだけ。これだけで電荷は逃げる。

 そしてその他の「金属」たちとの戦い。(典型的には、ドアのノブ)。私はこれらには「車のキー」で対処している。要するに、なんらかのきっかけで自分に電荷が溜まるのは、不可避である。それがどこか(例えばドアのノブ)に逃げていく時に、「(人体でもっとも敏感な部位のひとつであるところの)指先の一点を通っていく」から、ショックを受けるのである。だから、彼らの「通り道」の幅を、うんと広くしてやれば良い。さすれば同じ電位差でも、受けるショックは桁外れに小さくなる。

 そこで私は、それら(なんらかの金属)に触れる前に、まず車のキーを「できるだけ幅広くつまんで」、それで触れることにしているのである。

 実にしばしば、火花が飛ぶ。(昨今トレンディーな、色鮮やかな青色の光である。)しかし私は、全くショックを感じない。その電荷は、私の親指の第一関節より先の“腹”と、人差し指の第一関節より先の“腹”の、ほぼ全面積を通っていったからだ。単位面積あたりでは、全く無視できる量の電荷しか動かなかったからだ。

 ということで、私は出来るだけ取り出しやすいポケットに車のキーを仕込んで置いて、一日に恐らく数百回は、金属質のものに触れているわけであるが、(ドアを開けるたびに、まず(そのドアとは無関係な)キーを取りだしているのだから、良く考えてみれば不審人物であるのだが [;^J^]、)タイミング的に、キーを取りだしている余裕が無いこともまた、実にしばしばある。そう言うときは、どうするか。

 「手の甲で、叩く」のである。

 この状況では、ショックが来ることを覚悟(予想)している。だから無警戒だった場合よりはマシなのだが、それでも痛いには違いない。そこで、「手の甲」。ここは「指先」よりも「鈍い」ので、同じ量の電荷が通っていっても、被害(痛覚)は小さい。これがひとつ。そしてポイントは、「叩く」ことなのである。つまり、「デフォルトで痛い」のである。故に、仮にこれに「電気ショック」が加わったところで、それは無視できるのである。(賢いでしょ。[;^J^])

 以上、3点。「車から降りる時は、シャーシを掴んだまま」。「金属に触れる時は、まず車のキーで」。「キーが無いときは、手の甲で叩く」。いずれも、自信を持ってお薦めできるノウハウである。

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*2003年01月24日:裏紙、一掃


 一ヶ月ほど前、「裏紙が溜まる速度は、それを消費する速度よりも遙かに速い、(故に、裏紙は溜まる一方である)」、と、述べた。ところが2週間ほど前からは、それが逆転している。つまり、「裏紙が足りない」状況になっている。「裏紙を使い尽くす」ことを夢見ていた私としては、天国のような状況が訪れたのである..!

 ..背景説明が必要だろう。[;^J^]

 現在、とある新製品の出荷前のバグ出し(テスト)を仕切っている。(だから、死ぬほど忙しいのである。)まぁこの新製品については、発表済みであるとはいえ「業務上知り得た秘密」に抵触することも多いであろうから、それが何であるのかは伏せておく。(私自身、これに惚れ込んでおり、晴れて出荷出来た暁には自腹を切って購入する予定である、ということぐらいは、述べておいても構うまい。)

 さて、「バグ出し」のやり方は、実にさまざまであるが、特に「大量のバグレポートをさばく」方法に、大きくふたとおりある。「ハイテク(IT)型」と「ローテク型」である。

 具体的には、前者(ハイテク型)は、専用の「Web」を立ち上げ、ここに(新規に発見されたバグを、発見者に)書き込んでもらう。すると、関係者に自動的にメールなどで連絡が飛び、それが対策されて(担当者に、その旨)書き込まれると、自動的にそのバグの発見者にメールなどで連絡が飛ぶ。彼はそれをチェックしてその結果を..といった具合。

 これに対して、後者(ローテク型)は、「紙」を使う。発見者はバグレポート用紙に書き込んで、デバッグマスターに渡し、デバッグマスターはその内容を評価・吟味してナンバリングした上で(なんらかのデータベースに登録した上で)関係者に「手渡す」。その関係者は対策するとその「バグレポート用紙」に記入してデバッグマスターに返し、デバッグマスターは(以下略)..

 ..一見して、この21世紀に「ローテク型」の出る幕など、無いように見えるかも知れない。ところが、そうでも無いのだ。「紙」でなければ効率が落ちてやっていられない場合も、多々あるのだが..まぁ、これ以上は、仕事の内容の話になるのでおいといて。

 要は、この作業のために、大量の「バグレポート用紙」が必要になり、そのために、「裏紙」の在庫が、ほとんど一掃されてしまったことを言いたいのであった。夢のようだ。天にも昇る心地とは、このことである。[^J^]

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*2003年01月25日:画像データを集める


 早朝から深夜(午前様)まで、休日出勤。[_ _]

 製品に搭載する画像データをいくつか調達する必要が出てきたので、数年前に購入したままほとんど使っていなかった、いわゆる「著作権フリーの画像データ集CD−ROM」数枚を、「君らの出番は今だ!」、とばかり、意気込んで引っぱり出してみたのだが..ライセンス関係を調べてみたら、いずれも全然ダメダメ。「個人使用に限る」、とか、「一度にひとつのPCでのみ使用すること」、とか、とかとかとか..製品に組み込むなんか、全く論外な感じ..

 ..まぁ、おっしゃっていることは、しごくごもっともなのですがね..しかしそれじゃ、普通の画集や写真集と、どこが違うんだよ! [;^O^]凸 ..ったく、わざわさ偉そうに「著作権フリー」を謳うんじゃねーよっ!

 ..というわけで、仕方がないので、私が自分で(昔)写した写真をスキャンしたり、新たにデジカメで撮り下ろしたりして、データを作る。これがなかなか見られるものができて、いい感じだが、まぁ、これらが最終的に搭載されるかどうかは、全然別問題。とりあえず、試作ということで。

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*2003年01月26日:どちらも鍵盤


 早朝から深夜(午前様)まで、休日出勤。[_ _]

 狭い机の上の17インチディスプレイの前に、61鍵のシンセサイザーを置いている。(バグだしの都合上、シンセサイザー本体のディスプレイとPCのディスプレイとを見比べる必要が極めてしばしばあるので、このポジションを取らざるを得ないのだ。)では、PCのキーボードは、というと、机の抽斗を引っぱり出して、その上に置いているんだ、これが。まぁ、狭い日本ではありがちなフォーメーションではある。手前にパソコンのキーボード、奧にシンセサイザーのキーボード、というわけ。

 ..で、疲れてハイになって切れかかると、PCのリターンキーのつもりで、本気で(シンセの)C7キーを叩いて、思いっきりピアノの高音が鳴ってうるさかったり、シンセの鍵盤のつもりでパソコンのキーボードを弾いてしまって、編集中のファイルがぐしゃぐしゃになったり、カーソルキーに至っては同じ機能のキーが、どちらにも似たような場所にあるもんだから、もうなにがなんだか..[;^J^]

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 30 2003 
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