*2002年01月21日:無意義な休養
*2002年01月22日:DIASPER 診察結果
*2002年01月23日:災厄の日
*2002年01月24日:“チャンス”について
*2002年01月25日:漫画讀本と手塚治虫
*2002年01月26日:忘れられた神話
*2002年01月27日:ついに発熱
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*2002年01月21日:無意義な休養


 連日連日多忙だが、それでも仕事量には波がある。本日マストの作業は少ない。つまり、いくらかでも休める状況である。そこで、午後半休。疲れをとるために夕方近くまでドロドロと眠る。(疲れているためか全く食欲は無く、昼食も夕食も(夜食も)抜き。)

 これが失敗。

 おかげで夜になっても少しも眠くならず、深夜1:30から3:00くらいまでウトウトしただけで、とうとう明け方まで一睡もできず。これでは翌日以降のために英気を養うどころか、疲労をプリセットし直したも同然。全く、何やってんだか。

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*2002年01月22日:DIASPER 診察結果


 リブ100(DIASPER)の修理見積もりが、ようやく来た。(現在は、リブ100弐号機(ARCTURUS)を使用中)。修理(予定)内容はHDDの交換だけで、4万円。

 10GクラスのHDDは、ストリートでは1万円台(前半)で手に入るので、そういうことなら自分で交換するよ。「本当に、HDDの交換だけなんですね? メインボードには修理個所はないんですね?」、と、何度も念を押した上で、そのまま返送してもらうことにする。修理キャンセル料は3千円。診察費用として納得できる金額である。

 しかし本当に、HDDの不良だけなのかなぁ? ハイバネに失敗する(立ち上がり損なう)なんてのは、いかにもHDDの不良っぽいのだが、蓋を閉めて開けただけで暴走する、というのもHDD?

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*2002年01月23日:災厄の日


 こんな日もあるのである。

 うちの部署には、2台のサーバー(Linux機“B”とSolaris機“G”)があるのだが、例によって朝一番に出社したところ、サーバーBが起動に失敗していた。(毎早朝、定時リブートしているのだ。)取りあえず手動fsckで切り抜けて立ち上がったが..午前中を通じて、どうも不安定である。しばしば、ひどくレスポンスが悪くなり、その頻度がどんどん上がる。調べてみたら、RAIDを構成している(二重化されている)2台のHDDの片方が、死にかけているのであった。これを抜いて別のHDDに交換してもうまくいかない。(子細は略すが、要は必要条件を満たすスペックのHDDが近場に無く、部下に買ってきてもらったものは、こちらの指示が十分に明確では無かったこともあり、やはり使えなかったのだ。)やむを得ず(足を引っ張るだけの死にかけの)不良HDDを抜くだけにして、つまり二重化されていない片肺飛行にする。必要なスペックのHDDは、明日、買いに行けばよい..

 夜、22時頃になって、全く別の理由から、サーバーGが立ち上がらなくなった。子細は略すが、根幹となるライブラリのひとつが壊れた(上書きされてしまった)ので、金輪際立ち上がらない。(この時点でたまたま居残っていた(不幸な)サーバー管理者は私を含めて二人であり、以降の復旧作業では、私は補助的な作業しかしなかった。)

 既にサーバーBが片肺飛行状態のところに持ってきて、サーバーGが金輪際使えないとなると、いささか問題である。なにしろサーバーGは、メールサーバーをはじめとして、当部署のネットワークの根幹である。翌朝までに少なくともメールとWebのブラウジングだけは復活させないと、部署全体の仕事がストップする..

 ..とかなんとかしているうちに、(正確な時刻は忘れたが、恐らく1時乃至2時頃に)片肺飛行をしていたサーバーBの、もう片方のHDDも死んだ!

 1日のうちにサーバーが2台ともダウンするという事態も(確率的に)考えにくいが、片方のサーバーのRAIDを構成している2台のHDDが、やはり1日(というか12時間)と間を置かずに両方とも死ぬという事態も、(確率的に)極めて考えにくい。“二重の二重事故”である。形としては、どこか「ケンネル殺人事件」(ヴァン・ダイン)を想わせるところがあって、美しい..

 ..などと陶酔している場合ではなく [;^.^]、以降の応急手当(デイリーバックアップディスクは生きていたので、そちらを臨時マウントするなど)の次第は、煩雑になるので、全て略。あとは朝いちで出社して作業しませう、と、切り上げたのが3:30。(例え2時間そこそこしか眠れないとしても、自宅に帰って寝るべきである。徹夜したり会社で寝たりするべきではない。)

 会社の駐車場に停めてあった車の窓が凍っている。超寒い..

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*2002年01月24日:“チャンス”について


 この冬一番の、寒い朝。“寒い”というより“冷たい”..というより、ほとんど“痛い”。

 昨夜(というかほとんど早朝)までかかっていた復旧作業を、全てではないにせよ、一段落付くところまで終わらせる。全員の作業環境が一日巻き戻されるなど、確かに被害は発生したのだが、しかしこの機会に古い環境から離脱できた面も、少なからずある。遅いサーバー(G)から速いサーバー(B)に移るとか、メールサーバーを(先の無い)Solaris機(G)からLinux機(B)に切り替えるとか。いずれもそれなりに大仕事であり、システムが安定稼働している間は、やりたくてもなかなかやれなかったことなのである。今回の“破局”を機会に、一気に実施してしまったわけだ。

 これこそ日本の伝統芸、「禍転じて福となす」である。不況こそチャンスなのだ。会社が傾くほどの危機に至らねば不可能な大改革というのは、存在するのである。(なんの話だ。[;^J^])

 今日は(なにしろ昨日の今日なので)長時間の残業は無理。19:30に会社を出て、まずOAナガシマ。リブ100(DIASPER)を3千円で引き取る。

 帰宅したら、先日ヤフオクで落札した「テレビランド 1973/6月号」が届いている! 早速、目当ての、


チャンスくん::2:テレビランド:1973/06:

 ..をチェックしたが..わはは、やはり予想どおりの 愚作 駄作 凡作。[;^J^] ..ま、わかっていたことではある。30年近くも単行本未収録のままであった(忘れられた)作品には、それなりの理由があるものなのだ。これは吾妻ひでおに限ったことでも、漫画作品に限ったことでもない。

 それにしても..大枚はたいて、この、箸にも棒にもかからない作品を購う..

 ..“粋”である ..

 ..閑話休題。[;^.^]

 バスで街中へ。谷島屋で(発注してあった)「ノヴァーリス全集 第2巻」(沖積舎)を引き取る。「こだわりやま」でノヴァーリス全集を読みながら飲むが、結局1時間半ほどで切り上げる。なにしろ、こっくりこっくり..[;^J^]。流石に昨夜ほとんど寝てないためと..この第2巻は、とても退屈なのである。[;^J^]

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*2002年01月25日:漫画讀本と手塚治虫


 うちの近所(徒歩700メートルほどの場所)に、不気味な立て看板のある建物がある。


「25対75の電子/パワーヘルス」

 ..なんなのさ、これは一体 [;^J^]。「パワーヘルス」は、まだしも“パーズ(parse)”可能だが、「25対75の電子」とは..!?

 ..いっぺん入ってみたいんだけど..凄く気持ちよさそうな..恐そうな..(もしかして、根本的に誤解しているかしら? [;^.^])

 漫画讀本について。先日、「巻号が連続していない個所が一個所あり、(1966/9月号が「第13巻 第9号」、同年10月号が「第13巻 第11号」、)ここに1冊、恐らくは臨時増刊号がはさまっているはず」..と書いたが..大惚け。「はず」も何も、私はその号を数年前に閲覧している!

 同誌に掲載されている手塚治虫の作品を、私のリストから検索したら、


        われ泣きぬれて島と::17:漫画読本:66/09/10 夏の増刊号:258

 ..が、あっさり出てきた。そして調査ノートをチェックしたら、これには「初出誌チェック済み」マークが入っている。多分、国会図書館で読んでいるはずだ。やれやれ。

 ちなみに、同誌に掲載されている手塚治虫の作品を(現在判明している範囲で)列挙すると、


        第三帝国の崩壊::11:文芸春秋臨時増刊 漫画読本:55/07/05:258
        昆虫少女の放浪記::9:文芸春秋臨時増刊 漫画読本:55/09/05:258
        わが名は百科::9:漫画読本:64/09:251
        スター・ダスト::9:漫画読本:65/06:258
        二十年前のわたし 患者をモデルにして(エッセイ)::1:漫画読本:65/08:0
        われ泣きぬれて島と::17:漫画読本:66/09/10 夏の増刊号:258
        日付健忘線::13:漫画読本:67/02:258
        異法人::16:漫画讀本:69/02:0
        アポロはなぜ酔っ払ったか::16:漫画読本:69/08:258
        すっぽん物語::29:漫画読本:70/02:67

 ..である。(まだ全号チェックが完了していないので、追加される可能性はある。)「読本」と「讀本」が混在していることに注意。こういうのを統一するのは、意外に難しいのだ。このままでは検索しづらいので、旧字は排除する方向で統一することになるとは思うが..

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*2002年01月26日:忘れられた神話


 ま、休日出勤である。それはそれでいい。問題は、帰宅時。会社の門から走り出て、自宅の方向へ500メートルほど走ってから、ふと気が付いたのだが..


 おぃっ、ちょっと待て!

 いま、なにげにフルスピードで走り抜けた交差点、赤信号じゃなかったか!?


 ばっかもんっ! しっかりしろ! 大事故が起きなかったのは、ただの偶然だぞ!! ..こんなことで自分が怪我をしたり死んだりしても、これは自業自得だが..他人の人生を終わらせるところだった。恐怖である..

 ..しかし一体、なぜだろう? なぜ、こんな重大なミスをしでかした? ..もちろん、居眠りも余所見もしていなかったし、考え事をしていたわけでもない..「放心状態」だった(のだろう)としか考えられない。恐らく、「赤信号」は見えていたのだが、その意味を認識できなかったのである..

 ..と、直前の“超危険運転”の“反芻(はんすう)”で頭の中を一杯にしてハンドルを握っているようでは、これまた危ない。「反省」と言えば聞こえは良いが、要は「注意力散漫」な「危険運転」である。とにかく「さっき」のことは忘れて安全運転に専念し、取りあえずいつもの書店に寄る。

 おや、「月刊マガジンZ」の、この表紙絵は..!? 「魔王ダンテ 神略編」(永井豪)新連載!

 物語は、ソドムシティに「神」の軍勢が降臨するところからスタートするのだが..まぁ、連載第1回目では判断を下すには早すぎるが、ストーリーが、あまりに屈託なくストレートに進んでいく(進んでいきそう)な点が、ちょっと気になった..これは、「デビルマンレディー」の新連載時にも感じたことではあるのだが..

 帰宅してから、例によってバスでこだわりやま(のカウンター)へ。ここで私は、赤信号突破事件に続く、本日二度目の(大)ショックを受けることになる。

 「水滸伝 1」(横山光輝)、「西脇順三郎詩集」(岩波文庫)、とパラレルに「新世紀エヴァンゲリオン 7」(貞本義行)を読んでいたのだが..何を読んでいるのか見に来た(聞きに来た)この店の女性店員2名(推定20歳前後)、及び男性店員1名(20代後半)が、誰も、「新世紀エヴァンゲリオン」という作品を知らなかった のである! ..そりゃたしかに6年も前の作品だが..まだ6年しかたっていないのだ。彼らは6年前には、「アニメ世代」のど真ん中だったはずだ。大変な狂騒状態だったような記憶があるが..

 店を変えてEへ。ここでも女性3人のうち2人(ひとりは21歳、もうひとりも恐らく21歳)が、この作品を知らない。3人目(20歳代前半?)に至って、ようやく知っている女性が現れたので、「誰もエヴァを知らないんだよぅ [/_;][/_;][/_;]」、と、彼女の膝に泣きついてしまった(← 嘘 [;^.^])。

 ..必ずしも「全国区」の作品では無かった、ということは言えるだろう。しかし、浜松では観られた筈だ。(テレビを持っていない私が断言できることではないが、終了数ヶ月後に、ビデオ借りたしという社内ニュースを出したら、数件のオファーが寄せられたのだし。)よしんば観られなかったとしても..当時のアニメ雑誌は放映中、毎号毎号エヴァ特集していたも同然と聞くが..もしかして、(「アニメファン」/「アニメ文化」はマイナーではないとしても)「アニメ雑誌」はマイナーなジャンルなのかしら?

 まぁ、考えてみれば無理もない。というのは、ガイナックスは、(今でも細々と出し続けているグッズや、フィギュア付きコミックスの類を別にすれば、)映像作品としての「エヴァ」を、スパッとやめてしまったからだ。(“あの”映画を不問に処すとすればだ。[;^.^])エヴァを知らなかった彼ら彼女らも、聞いてみると「ヤマト」や「ガンダム」は知っているのである。だからエヴァも、「新世紀エヴァンゲリオン 新たなる旅立ち」、とか、「さらば新世紀エヴァンゲリオン 愛の戦士たち」、とか、「新世紀エヴァンゲリオン III めぐりあい宇宙(そら) 」、とか、「新世紀エヴァンゲリオン 逆襲のシ者」、とか、しつこくしつこく毎年(あるいは数年おきに)出し続ければ、社会に対して「エヴァ」を「刷り込む」ことは出来たはずである。(イメージはある程度色褪せただろうが..)彼らは、その道は取らなかった、ということだ。エヴァは「神話になることを拒否した」のである..というよりむしろ、「忘れられた神話」となる道を選んだのだ。

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*2002年01月27日:ついに発熱


 支離滅裂な一日。

 まず、起きたら喉が痛い。咳をするといやな味がする。風邪だ。ついに風邪をひいてしまった。(昨日なら、午前中に病院に行けたのに..)熱は(まだ)それほど出ていないようだが、念のため測ってみると..38度2分 [;-_-]。これでは駄目だ。今日も休日出勤したかったのだが、ここは無理すべきでない。幸い、昨夜の雨のせいで実に暖かい。ほとんど春先の陽気である。(無論、こんなのはフェイントであって、これから本格的に寒くなるのだが。)静養日和というべきか。

 そこで、10時に近所のスーパーにクリーニングを出しに行き、「紳士服のはるやま」に車を走らせる..話の展開についてこれない読者には申し訳ないが、改装セールのクーポン券の有効期限が、今月一杯なのである。今日しかチャンスが無い。滅多に服を買わないことは最近も書いたと思うが、スーツもジャケットも、何年前に買ったのか記憶に無い..10年以上前かも知れない。そこで、せっかく廉く買えるのなら、というわけ。

 結局、スーツ(上下)とジャケットを各1着買って、クーポン券で19000円廉くなって、支払いが税込み57750円。(もしかして、踊らされてる? [;^.^])

 熱っぽい。そろそろ昼だ、食欲は全く無いが、とにかく食わないと。

 食事に行く前に、書店に寄る..うわぉ!

「銀河パトロール隊」(E・E・スミス、創元SF文庫、小隅黎・新訳)!

 これを店頭で見つけながら脊髄反射でレジに持っていかなかったSFファンのあなたとは、今日限り絶交だ!

 CoCo壱番屋で、無理矢理カツカレーを詰め込む。まさしく無理矢理である。エネルギーを注入しないと。

 帰宅する。コタツ。指先が冷たい。熱のせいだ。昼間から眠ると朝まで一睡も出来ないことはわかっているのだが..夢を観てしまった。つまり、コタツで寝てしまった。朝まで一睡も出来ないとしても、コタツで寝るよりはマシだ。フトンをひいて寝る..

 14時頃起きる。思い出した。どうしても明日までに片付けておきたい仕事が、ふたつあったんだった。2時間で終わるだろう。夜に行って夜に戻るよりは、今から行って夕方までに帰る方がいい..

 会社まで車を走らせる。風が強い。ハンドルを取られる..

 ..駄目だ。1時間半かけて、ファイルを壊しただけだ [;_ _]。まっすぐ座っていられないのか平衡感覚が狂っているのか、タイプミスもすさまじく多い。仕事にならん。諦めて引き上げることにする。昨日ほどではないが、微妙に勘が働かず、少なくとも普段と異なる走りかたをした回数が、20回に近い。危険だ。熱がある時には、ファイル操作と運転はしてはいけない。

 16時に帰宅。39度 [;-_-]。1時間半ほど眠る。

 18時前に目が醒める。熱がいくらか下がっている。それでも37度7分だが、楽になってきた。クリーニングを受け取りにいき、野菜ジュースや林檎などを買って帰る。

 林檎を食べながら「銀河パトロール隊」(小隅訳)を読む。風邪は不幸だ。問題なく不幸だが、その不幸を帳消しにするほどの幸せが、ここにある。今日という日にこの本を買えたのは、幸いであった。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jan 31 2002 
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