2001年02月12日:ちょっと不安定 2001年02月13日:IT革命の旗手 2001年02月14日:国語教育の失敗例 2001年02月15日:君しか、いない 2001年02月16日:「20世紀SF」 2001年02月17日:煮詰まりつつある国会図書館 2001年02月18日:Tさん宅調査、一段落目次へ戻る 先週へ 次週へ
リブ100+611S(PCカードスロット(正確には、CFカードスロット)に直接挿入出来るPHS)のモバイル環境は、なかなか快適なのだが、ひとつ、困った問題がある。
611Sを(プラグアンドプレイで)挿入すると、10回に1回くらい、フリーズするのである。何らかの状態またはアクション(スリープ状態から立ち上がった直後とか、なんらかのアプリを閉じた後とか)が原因になっていると想像出来るのだが、因果関係が見えない。
フリーズ自体も困るが、もっと困るのが、(やむを得ずハードリセットするので、必然的に始まってしまう)スキャンディスクなのである。理由は判らないが、私のリブ100は、バッテリー駆動時には、スキャンディスクに異様に時間がかかるのである。(本日の実測例では、8分40秒。)黄色いプログレスバーが、亀の歩み。ACアダプタを挿せる環境であれば、このタイミングでACを挿してやると、サクッと進む(バーが伸びる)。ここで素速くACを抜くと、兎が亀に変身する。
1〜2年前には、こんなことは無かったと思うのだが..とにかく、原因不明。省電力モードになっているせいか、と、フルパワーモードにして実験しても、結果は同じ。ACアダプタかバッテリーかが、支配的な要因なのである。
言うまでもなく、モバイル環境では、ACアダプタなど使えないのだ。プラグアンドプレイで(9割の確率で)サクッと認識してくれれば、ノータイムでダイヤルアップ開始。1割の確率でフリーズすれば、リカバーに10分間..
そこで、PHSをつなぐ時には、いったん、リブートすることにした。電源が落ちている(ハイバネしている)状態から叩き起こした上でリブートし、その過程で(正確には、マルチコンフィグのキー入力待ち画面で)611Sを挿し、ダイヤルアップ可能になるまで、長めに測って、2分間。「急ぐ時の安全策」として、妥当な妥協ポイントである。
目次へ戻るM首相は、“秘書の指示に従って”、ゴルフ場から動かなかったんだそうな。で、プレイしないわけにもいかないので、ゴルフをしていた、と。(「秘書が」「家内が」「女中が」「犬が」は、収賄時の基本だが、こういう場合も使えるとは、知らなかった。意外なことだが、M首相にも応用力はあるのである。)で、なぜ秘書に、「動くな」、と指示されたのかというと..“連絡が取りにくくなる”からだそうな。
あのな..なんのための携帯じゃ! パソコンどころか、携帯電話の使い方も知らないらしい。どこででも使えるってことを、誰か、教えてやれよ。
サターン、国内販売中止..って、とっくの昔に製造中止じゃなかったの? あ、セガじゃなくて、ゼネラル・モーターズの話でしたか [;^J^]。
私、サターンって、一度も見た記憶が無いんですけど..どんな車だったの?(..矛盾しているな。どんな車だか知らないから、仮に目に入っていたとしても、気が付いていなかったわけか。)鳴り物入りで日本で発売開始して以来、年間、高々千数百台しか売れなかったらしいので、日本市場的には“門前払い”だったことになりますが..これもまた例によって、“非関税障壁の象徴”ということになるですかねぇ。(通算で、1万台売れなかった計算になる。これでは、どんな車だか知っていたとしても、目に入るわけが無いわな。)
目次へ戻る「これは事故だから、危機管理とは関係ない」
..とばしてるな〜 [;^.^]。普通、ここまで言える奴はいないぞ [;^.^]。さすがは総理だ。“器”がデカイわ。(なんの器だか、知らんけど。)
もう、能力全開って感じですか? どこでもいいから中学校に行って、国語を習ってこいよ。そもそも、あんたがそこにいることが、日本の危機なんだってば。(だから、自己管理 ← なんか、ポジティブ。)
目次へ戻る休む間もなく、ゴルフ会員権疑惑。なんと勤勉な首相だろう!(原潜事故から国民の目をそらすために、粉骨砕身しているのである。これで目頭が熱くならない奴は、人非人である。)(“人非人”を変換出来ないATOK12について、論評せよ。制限時間、30秒。)
さすがに、こうも連日だと、もはやネタにするのも飽きてきたが..[;^J^] しかし次の事実だけは、決して、見逃してはならない。
M首相が、なぜ、いまだに首相をやっていられるのか(※)と言うと..替わりうる人材が、いないからなのである。野党のことはいざ知らず、与党にとっては、彼がベストの選択なのである。
すなわち、与党の国会議員は、“首相の資質”的には、全員、M首相よりも、下なのだ! これは、驚くべきことである。そんな集団が、存在しえたのだ。
「誰でもいいから、替わってくれ! どこのボンクラでも(バカでも犬でも)こいつよりはマシだ!」..これが私の、偽らざる心境なのだが..これはこれで、罠かも知れないね。「そういうことなら、ヘッヘッヘ。不肖、私めが..」..と、“Yet Another 使えない奴”が、替わりに出てくるだけだろうから。(バカでも犬でも使えなくても、“今より”マシなことは、確実なのではあるが。)
※ | ちなみに、今週の日記の更新日である2/21の時点では、与党もさすがに、退陣やむなし、と、判断を固めている模様である。 |
「20世紀SF」とは、河出文庫から刊行中の、全6巻のシリーズで、現在、「1940年代」、「1950年代」、「1960年代」、と、第3巻まで出ている。あと、「1970年代」、「1980年代」、「1990年代」で、完結となる。
英米の、粒よりの短編を収めたシリーズであり、強くお薦め出来る。SFバージンの入門用に良し。いい加減SFズレした、悪質なマニア [;^.^] の更正ツールにも良し。
本日読了したのは、第3巻(「1960年代」)で、「メイルシュトレームII」(アーサー・C・クラーク)、「讃美歌百番」(ブライアン・オールディス)、「「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」(ハーラン・エリスン)、「砂の檻」(J・G・バラード)、「月の蛾」(ジャック・ヴァンス)、「銀河の<核>へ」(ラリイ・ニーヴン)、「リスの檻」(トーマス・M・ディッシュ)、「太陽踊り」(ロヴァート・シルヴァーバーグ)、「何時からおいでで」(ダニー・プラクタ)、など、タイトルを列記するだけでもクラクラするような傑作群が、ずらりと並んでいるが..やはりピカイチは、「復讐の女神」(ロジャー・ゼラズニイ)だろう。実にクールで、カッコイイ。こんな短編を、一生にひとつでも書けたら、最高だ!
目次へ戻るひっさびさに、国会図書館。例によって、6:43のバス、7:14のひかりである。
国会図書館における手塚治虫調査は、雑誌、及び(マンガ以外の)単行本については、煮詰まりつつある。“簡単に”見つかりそうなもの(初出データに曖昧な点が無く、国会図書館に所蔵されていることが明らかであるもの)は、ほとんど見つけてしまったのだ。今後の国会図書館調査に備えて、“一日以内に解決しそうな課題”を、昨日までにリストアップしておいたのだが、ざっと40項目しかピックアップできなかった。そしてこれが本日の調査で、8〜9割方、片づいた。
しかしなおも、未調査案件は、トータルで900件(900冊)前後、残されているのである。「国会図書館をはじめとする各地の図書館でも、古書市場でも、発見できない」案件が大半だが、「ほぼ確実に国会図書館(または日比谷図書館、大宅壮一文庫など)に収められていると推測できるが、データが曖昧過ぎてアクセス出来ない」案件も、非常に多い。「1967年度の毎日新聞のどこかの面」「1960年代前半の、どれかの週刊誌」「初出誌・初出年月日不明のイラスト」、などなど..私は本当に、こいつらを調べる(探す)のか? [;^.^](答は自明なので、ここには書かない。)
上記の「900件前後」に含まれていないカテゴリーも、ある。それは、「マンガ単行本」である。従来、国会図書館において、マンガ単行本をシステマティックに調べてこなかった理由は、何度か書いているので、繰り返さない。国会図書館に収蔵されている限りの(手塚治虫の)マンガ単行本や絵本などの全てに目を通す、と決定した時点で、リストアップ出来たのが、約300冊。そしてこれらは、一日に20冊までしか閲覧出来ないことも、既に述べた。
今日ももちろん、20冊、閲覧した。余すところ272冊。あと14回、通わなくてはならない計算になるが、この回数は、大幅に削減出来る見込みである。なぜなら、Tさん宅で、かなり多くのマンガ単行本を、既にチェック済みだからである。
今日の時点では、この272冊のうち、何冊が、Tさん宅で片づいているか、はっきりしない..というか、Tさん宅で確実に読んでいる分を省いた上で、約300冊、リストアップしていたのであった。
なぜ、Tさん宅でチェック済みか否か、確証が持てないのか。私は、Tさん宅で、膨大な量の単行本をチェックしつつ、ピックアップすべき文章(まえがき/あとがきの類)や描き下ろしマンガなどがあれば、ノートに記録を取っているが、それらが掲載されていない単行本については、タイトルや出版社、発行年月日をノートに記録していなかったからなのである。(そして言うまでもなく、後者の範疇に入る単行本の方が、遙かに多いのだ。)
だから、残り272冊もあるとはいえ、これらのうち半数以上が、Tさん宅でチェック済みであると予想出来る。Tさん宅には、明日、久々に伺う。この問題をクリアするのも、今回の訪問の、主要なミッションのひとつである。
国会図書館を17時前に出て、渋谷まんだらけに寄るも、収穫無し。もうず〜っと、スカ状態か続いているので、渋谷まんだらけに寄る気力が続かなくなってきている。次回からは、原則として渋谷まんだらけはやめて、神保町などに寄ることにしよう。
少し早めに、横浜の実家に帰省する。
目次へ戻る例によって実家から、9:24のバスで中山駅へ。Tさん宅での調査である。
今日は、ほぼ、残務処理。新聞等の切り抜きファイルのうち、チェック未了のまま、最後に残されていた数冊をチェック。また、昨日の日記に書いたように、国会図書館でチェックすべきマンガ単行本のリストから、既にTさん宅でチェック済みのものを、どんどん削除して行く。その結果、リストを「72冊」までシュリンクできた。1日20冊ずつ片付けられるので、4回通えば良い。これなら、リーズナブルである。
これに絡むが、どうやら、「国際子供図書館」の蔵書チェックをスタートすべき、頃合いである。(数ヶ月前に、とある方から、この図書館の存在を教えていただいていたのだが、今日にいたるまで、出向くどころか、ネットで蔵書チェックする心の余裕も、持てていなかったのである。)
さて、これでようやく、一段落ついたとはいえ..Tさんのコレクションの全てに、目を通したわけでは無い。
まず、没後に刊行された単行本や文庫本の調査は、原則として省略した。手塚治虫の新規の文章が見つかる可能性が、極めて低いからである。(皆無というわけでは無い。実際、没後の単行本に、全くの初出の文章が載った例は、既に確認されている。)
次に、少年チャンピオン誌からの、「ブラック・ジャック」の切り抜き。これにも一切、目を通していない。「坂本リスト」に、全幅の信頼を置いているからである。無論、自分の目でも確認しておきたい、という想いはあるのだが。
第三に、かなりの量の切り抜きや資料が、屋根裏に収納されているのだが、これもノーチェックである。屋根裏からおろして、見せて欲しい、とは、さすがの私もよう言わん [;^J^]。(大掃除クラスの大騒ぎになりますからね。)
..ということで、やや早い時刻に辞去する。渋谷まんだらけはパスするとしても、現代マンガ図書館くらいには寄れる時刻だったのだが、あえて、浜松に直帰する。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Feb 21 2001
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