2000年05月15日:永久機関では無かったのか 2000年05月16日:「神の国」 2000年05月17日:さらに「神の国」 2000年05月18日:落ちるな、外せ 2000年05月19日:「人食い菌」 2000年05月20日:救いのソルマック 2000年05月21日:「監獄酒場」目次へ戻る 先週へ 次週へ
帰宅時に気が付いた。腕時計の液晶表示が消えている。
ついに電池が切れたのか、と、すぐに理由は判ったのだが、実のところ、驚いた。これまでの人生で、未だかつて、腕時計が“のっぺらぼう”と化したという事態に、直面したことが無かったからである。
帰宅してから、腕時計のマニュアルを探すが、随分昔に買ったもの故、もちろん、無い。まぁ、リチウム電池を交換すりゃいいんだろ、と、最小サイズのプラスドライバで裏蓋を開けてみたら..なんだこりゃ。取り外せない。作りつけの電池? 使い捨て時計なのか? ..とかやってるうちに、マニュアルが見つかった。
保証書兼用の取説なのだが、その保証書の販売店印によると、平成6年に買ったものである。つまり6年間、電池交換をせずに動いていたのか..いまいち釈然としないが、事実は事実だ。ともかく、マニュアルによると、電池交換はサービスに持ち込めと言うことである。なるほど、専用電池なわけね。
急場に間に合う話では無いので、(ま、街の時計屋で請け負ってくれるのだろうが、)今夜のところは、他に買い置きの腕時計が無いか、探すことにする。あったあった、何かの理由で数年前に購入したまま放っておいていた腕時計。これの電池はまだ切れていなかったが、時刻が狂っている。これまたマニュアルが見つからず、時刻合わせの方法を発見するのに、えらく手間がかかってしまった。
小渕前総理、死去。
目次へ戻るひゃっほう、さすがは総理だ! この存在感。どこかの都知事の「三国人」発言が、軽く吹っ飛んじまった! 役者が違うぜぇっ
「日本は、天皇中心の神の国」。この、単純明快なわかりやすさ。アピールしやすさ、噛みつき(噛みつかれ)やすさ。内容の評価はともかくとして、政治家の発言は、かくありたいね!
実際、この僅か“三文字”のイメージ換起力たるや、ただごとでは無いよ。「神の国」。あなたは、素晴らしいとは思わないかね? 私は..負けたかも知れない。今後、例えば「大東亜共栄圏、再び!」とか、ブチあげる政治家が出現したとしても、「神の国」の“突き抜け方”には、到底及ばんよなぁ..
..しかし..それはそれとして、こいつは、やっぱ、使えんわ。
個人の信条なんか、別にどうでもいいんだ。仕事してくれれば。
こういうことを口走ったら、最低でも数日間(場合によっては数ヶ月間)仕事の進行が麻痺する、ということは、本来、自明なのである。
にも関わらず、言明した。ということは..子どもにでも判る、その「自明の理」が理解できないほど、知的水準が低いのか、あるいは、特に仕事をしたいわけではないのか..そのどちらかでしか、あり得まい。
まぁ、公平に見て、その両方だろうね。
目次へ戻る「陳謝」はしたが、「撤回」はせず..
..つまり、野党にとっては、理想の形。
森総理は、総選挙に向けて、“野党の最終兵器”と化した。野党の連中は、あと一ヶ月間、もっともっと喋らせろ、と、意気込んでいるだろうね。
ジャンボ鶴田、死去。
目次へ戻る年に数回だが、ニフのFCLAの演奏オフに参加している。
もとより、演奏技術は問題にされていない。特に「夏オフ」は、練習なしの一発合わせであるから、そこで“ミス”っても、別に恥ずかしいことでは無いのであるが..とはいえ、出来るだけ“ミス”りたくないのが、人情ではある。
“ミス”には、大雑把に言って、二種類ある。本来、音を出すべきところで出し損なった、いわゆる“落ちた”と言う奴。それと、出すには出したが、その音が間違っていた(外していた)という奴。
この、「落ちる」のと「外す」のと、どちらがマシか、ということを考えてみる。
無論、正しく演奏できるに越したことは無いのだが..譜面が難しくてついていけず、(あるいはびびって、)「音を出せない」(すなわち“落ちる”)か、「音は出せても、正しい音を出せる可能性が、ほとんど無い」(すなわち“外す”)か、どちらかにならざるを得ない場合..
..「外す」方が、良いと思う。
なぜなら、例え外していようとも、とにかく「音」を出せば、それは、音楽の進行に「エネルギー」を与えるからである。“外す”ことを恐れて(ときには自発的に)“落ち”れば、それは確かに“騒音”は出さなかったかも知れないが、結局、何も起きなかったことにしかならないのである。
“外した”結果、それは不協和音になるかも知れない。しかし、聴衆の皆が皆、その曲を知っているとは限らないのだし、そういう和音だと思ってくれるかも知れないではないか。おぉ、なんとかっこいいテンションだ!とか [^.^]。“落ち”れば、その可能性すら、無くなるのである。
例えれば..告白せずに片思いで終わるよりは、告白して恋を失う方がいい..じゃなくて..やらずに後悔するよりは、やってから後悔する方がいい..でもなくて..(なんか、やらしいな [;^J^])..死ぬときは、ドブの中でも前のめりっつーか。
目次へ戻る朝日新聞の朝刊に、物騒な記事。
「「人食い菌」被害相次ぐ」「酒好きで肝臓弱い中年男性は要注意」
なんでも、数時間から数日で手足が腐って死に至る「人食いバクテリア症」の原因の一つ、ビブリオ・ブルニフィカスによる死亡報告が相次いでいる、とのこと。私は、「生の魚介類」を好む「酒好き」の「中年」、で、条件を満たしている。「肝臓」については、γGTP値が少々高い位で、「肝硬変」を患っているわけではないのだが、それにしても、「強い」よりは「弱い」に近いのである。「条件に当てはまる人は要注意」..とか言われてもなぁ。(しかし、「人食いバクテリア症」というネーミングは、なんとかならんか。「神の国」的な、わかりやすさ(と面白さ)である。)
今夜は、部署の宴会がある。私もその開発チームの一員であったところの、とある製品の売れ行きが優秀で、報奨金が出たのである。やれ嬉や。
問題は、帰りの足である。私は会社まで車通勤である。今日は終業後、会社に送迎バスが来て、宴会場まで往復するのである。つまり、宴会がはねた後に、会社に戻ることになる。では、その時点で酔っぱらいであるところの私は、会社からどうやって帰宅するか。
普通、こういう場合は、そもそも出社する時点で、自家用車では無く、バスを使う。つまり、会社からはバスで帰宅することになる。これで全く問題ないのだが、宴会場から会社に戻ってくる時刻が、終バスに間に合っているという保証は無い。
会社から代行運転で帰るという手もあるが、恐らく、4千円以上かかるであろう。あまりに馬鹿馬鹿しい..
..で、今朝までさんざん悩んでいたのだが..簡単な解決策に気が付いた。酒が抜けきる前に帰ろうとするから、難しいことになるのである。醒めるまで待ってから、車で帰ればいいのだ。
ということで、後部座席に毛布を積んで、出社する。
目次へ戻る昨夜は予定どおり、会社の駐車場に止めておいた自家用車の中で、宿泊。起床は5時頃。いささか頭痛はするが、呼気には(多分)既にアルコールは含まれていない、と判断して、ハンドルを握って帰宅..
..したはいいが、う〜む、頭痛はともかく、食欲が無いぞ。吐き気は皆無だが、猛烈な胸焼け。(なんと、シロンも効かないのである。)かと言って、食わなければますます胃酸に苛められるし、貧血気味にもなる..久しぶりの宿酔いである。
昼過ぎまでグロッキー。「ソルマック」を飲んで、なんとか復活。(この生薬は、二日酔いの特効薬として、お薦めである。)腹に固形物を詰めないと血圧が上がらないので、スーパーで手巻き握りをふたつ買い食いして、人心地つく。
元気が戻ったところで、書店まで車。「レコード芸術」誌を買うだけのはずだったが、ついうっかり、荒俣宏を4冊も買ってしまう。うち2冊は「平凡社ライブラリー」なので、死ぬほど高い。万札が吹っ飛んでしまった。
目次へ戻る午前中は、いつもの「N」。午後から、駅前のビヤホール(といっても、昼間から飲むことはせずにランチを食っただけの)「A」。さらに、CompMartの休憩所。夕方からは、数ヶ月前に開店した「監獄酒場」。夜には「天狗」..と、次々とシマを代えながら、昨日購入した荒俣本を読み続ける。(2冊読了。)
「監獄酒場」は、昨秋、惜しまれつつ閉店した「バドワイザー・カーニバル」の後継店舗である。もしかして「バドワイザー・カーニバル」同様の(視覚的)サービスが受けられるかも、という、健全な欲望期待を抱いて入ってみたのだが..
..なんだ、これは [;^J^]。まるで学祭ノリ。玄関では、ギロチンの模型の、首を入れる穴に手首を入れると、自動ドアが開くのである。問題の「視覚的サービス」だが、皮系のコスチュームを着た「婦警」が、手錠をかけて席(独房)まで案内してくれるところまでは、良い。しかし、芸はここまで [;^J^]。
ま、ひとりで入ったので、独房では無く(鉄格子付き)カウンターだったのだが、とにかく薄暗いので、読書には向かないし、(リブでの書き物なら、問題は無い、)バーテンの囚人服姿を見ていてもしゃあない。2〜3品、飲み食いしただけだが、別に不味くは無いが、とりたてて廉くも美味くもなく、その意味では付加価値が無い。ま、もう一回くらいは来てもいいけどね..
ランパル、死去。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: May 24 2000
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