1999年01月11日:頭痛は続く 1999年01月12日:さらに頭痛は続く 1999年01月13日:頭痛は治まるも.. 1999年01月14日:多数決な馬鹿 1999年01月15日:「ATOK12」のインプレ 1999年01月16日:横山「三国志」 1999年01月17日:ついに発熱目次へ戻る 先週へ 次週へ
風邪と判明した以上、やることはひとつ。T外科で注射をしてから、出社する。今のところ、症状は頭痛と鼻。それと昨夜から、咳が出始めている。
アイフォーから電話。先日、「GT−7000WINS用の16ビット版のドライバは無いようだ。ということは、フォトフィニッシュの32ビット版を買わなくてはならないのですね?」と、FAXで結果報告をしておいたことに対しての、フォローである。
まぁ大体、そういうことになるのだが、このサポート担当者は、なかなか感じが良い。結果、この製品、及びアイフォーに対する好感度が、かなりアップした。サービス・サポート要員は、会社の「顔」である、ということを、あらためて認識した。
目次へ戻る頭痛がおさまらない。何も考えられない。明日は日記の更新日だが、そんな状況ではない。とりあえず「今週はお休み」する旨、表紙に書いておいた。いやはや、これが精一杯なのである。
目次へ戻る咳が取れない。というか、大幅に悪化した。腹筋に疲労が溜まるほどの咳である。頭痛は治まったので、やはり日記を更新しようかとも思ったのだが、咳は、思考力よりも気力を奪う。無理はきかない。
目次へ戻るニフのFCLAのとある会議室が、馬鹿の展示場と化しているのだが、読めない人も多いだろうし、経過説明・背景説明をするのも面倒なので、全て省く。ま、「引用」「使用」に関する、ごくプリミティブな問題である。私の見るところ、これが理解できない馬鹿者たちは、「理解できない」のではなく「理解したくない」のである。
しかし、その馬鹿者どものひとりには、久々に驚かされた。「(著作権を侵害しているどうか議論になったら)民主的に投票して、多数決で決めましょう」と来た。
さすがの私も(そして他の多くの人々も)言葉を失った。幸い、まともな人が(“坊やは困ったもんだ <sigh>”というニュアンスで)対応してくれたので、助かったが..
まず、ニフティサーブの運営は民主主義とは全然関係ないことがわかっていない。これがひとつ。法に違反しているか否かは多数決で決められるようなものではない、ということもわかっていない。これがふたつ。そして何よりも決定的なことには、「民主主義とは多数決のことである」と信じていること。どうしてこんな馬鹿が存在しているんだ?
戦後民主主義教育の欠陥がどうのこうの、という議論は嫌いだし、興味も無いのだが、ここまで明らかに教育に失敗した例を見せつけられてしまうと、考え込んでしまわざるを得ない。
目次へ戻るこの三連休、当初の予定では、全部休日出勤をするつもりであった。しかしここは大事をとって完全静養して、風邪を治しきってしまうべきだろう。(土曜日に薬が切れるので、T医院に行くことになる。)
「ATOK12」と「広辞苑 第5版」をインストールする。いずれもなかなか使い心地が良い。
特にATOK12だが、取りあえずキーバインド等の設定を、デフォルトから一切変えずに試用している。当然、MS−IMEとは違う訳で、このままでは、特にキャンセルや切り直しの操作性の違いによる指先の戸惑いは大きいのだが、我慢できないようであれば、少しずつ、以前の(使い慣れた)設定に変えていく、という方針である。できるだけデフォルトからは動かさない(ソフトを自分に合わせてカスタマイズするのではなく、自分がソフトに合わせて慣れてゆく)という大原則は、時代錯誤と思われるかも知れないが、「自分用に特化した環境に過剰適応してしまう」ことを恐れているのである。
ATOKとMS−IMEと、「どちらがマシか」という議論は喧しく、大体において「どっちもどっち」という結論に落ち着くようであるが、使い始めたばかりの(使い込む以前の)段階で評価させてもらうと、ATOK12の方が、遙かに「マシ」である。なにしろ「はかせ」を変換すると「博士」になる。MS−IME97は、「は貸せ」とやらかすのである。MS−IMEの方が良い変換をすることも無いではないが..
..このやろ。
..「ないではない」を変換したら、「無いではない《否定の連続》」と“評論”しやがった。
..お前は偉いよ。
..俺は、この言い回しが好きなんだよ! じゃかあし!
昼寝のあと、夕方頃にちょっと微熱で慌てるが、すぐに治まる。
目次へ戻る咳と鼻水しつこい。特に咳が止まらない。T医院で薬の追加をする。
基本的に非活動的な状況であるから、積読の片づけには好都合である。咳のため根気が続かず、しょっちゅう中断されてしまうが、頭痛がないぶん、マシである。
横山光輝版「三国志」。文庫では全30巻の予定で、現在第14巻まで出ている。奇数月に2冊のペースなので、あと16ヶ月で完結する。これを第1巻からの14冊、全て購入したまま積んであったので、片づけにかかる。
無論、古い作品である。1971年から15年間かけて完結したもの。私はあちこちを部分的に読んでいるが、それでも合わせて5分の1にもならないのではないかな。とにかく通読するのは初めてである。
いまさら言うまでもないことだが、見事なまでに「記号」のみで書き上げられている大長編である。そのワンパターンな描写は、もはや感動的ですらある。本来の物語のダイナミズムに全てを委ね、漫画家はそれを「邪魔しない」ことに徹している、と言えるほどだ。つまり、これほどまでの長期連載であれば、途中から漫画家の画風なり手法なりが変化していっても不思議ではないのだが、この場合、そういうことが起こってはならないのであって、(それが起こると、「三国志」の「時間と時代の流れ」に、「別の次元」の「時間と時代の流れ」が重畳することになる、)そしてそういう「変化」は、徹底的に押さえ込まれているのである。
これが誉め言葉であることは、言うまでもない。
しかし..例えば宴席のシーン。全員必ず右手に杯。(誰かひとりでも箸を持っているシーンがあったかどうか?)それに先だって、必ず、まず窓か建物を近景にとらえて、書き文字で「はははは」「ははははは」。
一気読みすると、さすがにクラクラ来ますぜ、この繰り返しには。[;^J^]
目次へ戻るこのところずっと風邪気味だったのでさぼっていた、掃除と洗濯、蒲団干し。午前中に終わらせ、昼頃から「三国志」の続きを読む。(私は漫画の単行本は、必ず2回読むことにしているので、これほど長い作品(まだ半分終わっていないが)の場合、大変時間がかかるのである。)
3時頃、異状に気がつく。指先が冷たい..
久しぶりの水仕事のせいかと思ったが、部屋のエアコンを最強にして炬燵もつけて、その炬燵の中で指先をこすっているのに、いつまでも暖かくならない..
いやな予感がして、体温を測ったら..38度2分。いかんっ!
直ちに(紫外線消毒が終わったばかりの)蒲団を敷き、もぐり込む。無論、眠れるわけがない。風邪だったとはいえ、睡眠不足だったわけではないからである。また、ここ数日(というか、今回の風邪の症状全体を通して)、一瞬の微熱を別にすれば、発熱は全くなかったので、T医院にもそのように告げて薬を処方してもらっている。すなわち、解熱系の薬は、無い。
股に挟んでも腋に挟んでも、指先は凍えるように冷たいまま。その一方で、体表の体感体温はどんどん上昇する。一瞬のうつらうつら。
16時30分。測るのは嫌だったのだが、現実を直視しなくてはどうにもならないので、再度測定。39度2分..
眠れないことに加えて重大なのが、食欲が全く無いことである。食わねばなおらん。しかし、固形物が食べられそうな気が、全然しない。戻すかもしれない。
そこで車で3分のスーパーへ。牛乳と野菜ジュースと乳酸系飲料と、(これは食べられそうな)蜜柑の缶詰を、しこたま仕入れる。このあたりを2リットルも流し込めば、最低限の栄養は確保できるだろう。無論、腹は壊すだろうが、それは仕方がない。
食事はこれでいいとして(よくないが)、睡眠が問題。そこで、最後の手段ではあるが、さらに酒屋に車を飛ばして、廉い赤ワインを仕込む。ホット赤ワインである。
煮えない程度に鍋で暖めて、蜂蜜とシナモンと、お好みでレモンを少々。これは体が暖まり、睡眠にもプラスである。最後の手段というのは..風邪の時にこれを飲ると、必ず(吸収が良すぎるのか、栄養価が高すぎるのか)「太る」のである。[;^J^]
18時30分。まだ、39度2分..
くそっ、この3連休、敢えて休日出勤せずに、風邪を完全に治そうと思っていたのに、結局、まるまる無駄になった。こんなことなら、3日とも休日出勤して、それなりに仕事を進めて、木っ端みじんに体調をぶっ壊してしまえば良かったっ(← 錯乱の初期症状)。
(横山「三国志」の通読はできたとはいえ)人生における、3日間の損失であるが..そういうことなら、本来の寿命が尽きても、なお3日間、余分に生きてやるっ(我ながら感動的なポジティブ思考なので、「猿の手」型の突っ込みを入れることを、堅く禁ずる。)
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: Jan 20 1999
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