2025年06月16日:夏オフシンセ仕込み開始
2025年06月17日:再度耳鼻科へ
2025年06月18日:珍しい事故
2025年06月19日:届いたリブ100動かない [;^J^]
2025年06月20日:こんなにあったの? [;^.^]
2025年06月21日:「大地の歌」の打ち合わせ/朝カルウェビナー:後期ロマン派
2025年06月22日:音色調整の続き
明るい曇天。蒸し暑くなりそうだ。梅雨は中休みといったところか?
8:30に発ち、(中山駅の近くの)大氣耳鼻咽喉科へ徒歩で向かう。40分程度の道程であり、自宅から徒歩10分ほどのバス停からバスで中山駅前のバス停まで向かうという手もあるのだが、そこからも5分程度は歩くわけで、結局所要時間はどっこいどっこいか、ヘタするとバスを使うほうがかかる。金もかかる。というわけで、徒歩で向かっているわけなのだが..
10分ほど歩いたところで、マスクを忘れていることに気がついた [;_ _]。取りに帰ると往復20分のタイムロス&疲労追加というわけで、まったく無駄な出費になるが、道中、コンビニで買うことにして、先に進む。[;_ _](自宅にはマスクがあり余っているというのに..[;_ _])
中山駅そばの「マイバスケット」でマスクを購入し、9:15に大氣耳鼻咽喉科に着いた。午前中の受け付けは終わってた..[;_ _]凸 9:00までに着かないと受け付けは終わっている(可能性が高い)ということを忘れていた私が、全面的に悪いんですけどね [;_ _]。午後の受け付けが始まるまで待っているわけにはいかないので当然帰宅するのだが、暑くなりつつある時間帯に40分以上歩く選択肢はなく、帰路はバス。まったく無駄に終わったマスクの購入代金とあわせて500円オーバーの授業料(+時間の無駄+疲労)である [;_ _]。もちろん、午後から(暑いなか)出直すモチベはゼロ [;_ _]。明日、出直すことにする。
午後には快晴。シンセ(Fantom−S)の「大地の歌」用の仕込みを開始する。今回、このシンセとは別に、外部MIDI鍵盤を2台使う。ハープ(音色2種類)用と、木管楽器&チェレスタ用。それらの奏者に音色切り替え操作をさせるのは事実上不可能なので、Fantom−Sでコントラバスパートを弾いている私が切り替えるのだが、誤操作の可能性を極限まで低めるために、音色切り替えをパッドで行うことにした。(以下、MIDI用語が多少続くが、ここは我慢!)各パッドにバンクセレクトとプログラムチェンジをセットして音色を切り替えるところまではなんなく設定できたが、音色を切り替えたあと、音域も変える(オクターブシフトする)必要があり、これにはシステム・エクスクルーシブを使う必要があるのだが、そのアドレス(オフセット)がわからん [;_ _]。取扱説明書のMIDIインプリメンテーションを読んでも、いまいちわからん [;_ _]。20年以上前、私が開発に携わった製品だというのに..[;_ _] そもそもこの楽器のシステムエクスクルーシブのアーキテクチャは、階層構造になっていて極めて難解なのである..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]。ふと思い立ってChatGPTに訊いてみたが、大雑把な概要については妥当な回答を返してくれるのだが、細かい数字になると、やはりダメ [;^J^]。ウェブ上でうまく捜せないのだろう [;^J^]。ほかにもすることがあるし火急でもないので、この件いったん先送り。
リブ100を、また落札してしまった [;^J^]。ほかにも必要としてる人がいるだろうし可動する予備機を2台確保しているのだから買い占めるのはよくない、と、今年の1月に出品されたときには(微妙に高かったこともあって)見送ったりもしたのだが、今回、ウォッチのために(比較的廉価な)開始価格で入札しておいたら、他の入札者が現れなかったのである。あらららら [;^.^]。もしかして、もうさすがに、リブ100の需用は終わった(行き渡った)のか? あとは私が全部買い占めてもいいのか? ..ま、タイミングもあるだろうし、たまたまだったのかもね。
それに今回落札したこの個体には、やや不安もある。写真が10枚載っているのだが、電源が入っている写真がひとつもないのである。まぁ、「1週間保証」とされているので、まんがいち電源が入らなければ、返品すればいいだろう。
快晴。クソ暑い日が続くらしい。
健康保険の通知書が届いた。おや、前年度から半額以下になっている。2023年秋に退職したのだが、それに伴う低所得化が今ごろ効いてきたらしい。ビバ!退職!\[^O^]/ ビバ!低所得化!\[^O^]/(← 少し違う。[;^.^])
さて、昨日のリベンジである [;^J^]。8:12に徒歩で出て、8:50、大氣耳鼻咽喉科。今日は午前の受け付け終了時刻に間にあったぞ [;^J^]。待合室で2時間半ほど読書。11:15から15分ほど、診察。やはり声帯溝症については、この病院ではアクティブな治療は難しそうだ。
帰路はもちろんバスを使う。中山駅前のバス停へ。待ち時間が少々あるので、駅前の「らあめん花月嵐」で、嵐げんこつらあめん。12:30のバスで、13:00、帰宅。
iPhone に「NERV防災」をインストール。情報が早くてお薦め、という噂を聞きましたのでね。
シンセの「大地の歌」用の設定を、ひととおり完了した。昨日の日記に書いたオクターブシフトの件や、木管の音色のブラッシュアップなど、微調整の余地はまだ若干残っている。
19:00から19:30まで、防犯パトロール。
快晴。暑い。白根診療所で月いち健診。(以前も書いたと思うが、「白根診療所での月いち健診」は、体感としてはインターバルが2週間もない..[;_ _])
シンセの仕込みで先送りにしていた、パッドからの「音色切り替えと同時のオクターブシフト」の仕掛けの件。恥を忍んで [;_ _](というわけでもないが [;^J^])ローランドのサポート窓口にメールで問い合わせた。だいじょうぶ、昔この会社に勤務していた(どころかこの製品を作った)倉田が問い合わせしてきたぜ、などと身バレはしないと思う。[;^.^]
多分いまでもその伝統は残っていると思うのだが、私がローランドのカスタマーサポートに勤務していた頃は、全ての問い合わせに対して「24時間以内」にレスポンスを(自動的/機械的な受付応答とは別の、人間のオペレーターによる返答を)返すこと、という鉄則があり、これがローランドのユーザーサポートの誇りだった。(24時間以内に解決せよ、とまで言っているのではない。)15:19にメールを送信。16:43に回答メールが来た。よしよし、昔日同等だ [^J^]。ただし、回答内容はややピントはずれというか、私の意図が十分伝わっていなかったので、もう1ターン。これもすぐに回答が来たのだが、外出時刻が迫ってきたので、確認は明日に回す。
17:39のバスで鶴ヶ峰駅前へ..という予定だったのだが、珍しいことに、到着が5分以上遅れた。どこかで事故渋滞しているらしい。なるほど確かに、白根通りが渋滞しており、止まってしまった。これなら歩いた方が早いと、途中のバス停で降りて歩き出し..
..おやおやまぁまぁ。白根通りが16号に接続する(事実上の)T字路の直前で、横転している車がある。野次馬となって邪魔をしてはいけないので、通りすがりにささっと写真を撮っただけだが..いったいどうやったら、こんな器用な転びかた、できるの? 見たところ大した破損は..というか、ほとんど破損してないし、希望的観測だが人的被害も(あったとしても)軽微そうだ。とにかく現場にも事故車個体にも「スピード感」がないのである。まるで、止まっていた車を単に横倒しにしたみたいな..しかしそれにしては、倒れている場所と方向が、おかしい..[?_ _][?_ _][?_ _][;^.^]
駅前の筑前屋で晩飯晩酌。20:50、帰宅。
名ピアニスト、アルフレート・ブレンデル、逝去。享年、94。R.I.P..
快晴。
シンセ(Fantom−S)で、パッドを叩くと音色切り替えと同時にオクターブシフトする設定、成功 [^J^]。ローランドにお礼の返信。それにしても、もう少しわかりやすいパラメーター構造に..[;_ _]凸(私も責任者のひとりなのですが..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^])
3日前に落札したリブ100が届いたが..残念ながら、電源が入らない。というか、電源スイッチに反応はしているのだが、パネルに何も映らないまま、どこまで進行しているのかもわからない。筐体は綺麗だし、なんなら手元に大量にあるジャンクリブ100から部品取りして交換すれば、もしかしたら動くのかもしれないのだが、「1週間の動作保証」付きなので、そこまで頑張る必要はあるまい。これは返品しよう。出品者に連絡した。
12:45から、旭混声合唱団の練習会。そのあと16時半過ぎまで、今秋の演奏会の役員会。
早朝は快晴だったが、雲が拡がってきた。暑い。
先日植えたばかりのベゴニアが枯れかけているように見えるのだが [/_;]、これが「葉やけ」なのだろうか? ベゴニアの育て方については、「日当たりのいい場所で」と「半日陰で」と、おおむね2種類の情報があり、今回はとりあえず、庭の南端、「日当たりのいい」場所に植えたのだが..日当たりが良すぎたのかな [;^J^]。よく見るとここは確かに(この季節には)一日中、陽が当たっているし..しかし盛夏でもあるまいし、この程度の直射日光でこれほどのダメージをくらうものなのか? ま、もう少し様子を見てみよう。(痛めつけられているベゴニアには申し訳ないが [_ _]、「実験」という意味合いもある。)
国分太一が、なにかやらかしていたらしい。「重大なコンプライアンス違反」。番組降板。今度は日テレ。テレビ局も災難だな、こうなると..
自宅にあるリブ100(TOSHIBA Libretto 100)の個体数を数えてみたら..なんと、15台、あった [;^.^]。このうち正常稼働するのは、現在この文章をタイプしている主機と、(ときどき電源を入れてエージングしている)予備機2台で、計3台。残り12台は電源が入らないか、まともに立ち上がらない。(剽軽(ひょうきん)な電子音を16回鳴らして沈黙するだけ、みたいな心和むやつとか。[;^.^])そうか、27年前に新製品のリブ100を購入して以来、こんなに入手していたのか..[;^.^] もちろん大半は、使っているうちに壊れたものであるが、中にはヤフオクなどで「アダプタがないので起動確認できません」として出品されているものをダメもとで落札したらやっぱりダメだった、というのも、複数台ある [;^J^]。多くは筐体だけはマトモだが、中には崩れかけているものも(やはり複数台)ある。おそらく多くは部品取りには使える(つまりどこかは生きていると思われる)..ま、ここまできたらこいつらはもうひとつも廃棄せずに、このあとも増え続けるにまかせるか [;^J^]。なにしろ場所をとらんからね。
多少雲っぽいが、快晴。午後から来客なので、がっつり掃除 [;^J^]。昼、向陽飯店で「豚肉・木耳と玉子炒め定食」を食べていると連絡が入り、来訪予定が1時間弱早まるとのこと。問題ない。帰宅して準備して待つ。
13:50過ぎに、HさんとGさん、来訪。「大地の歌」のアルトソロと指揮者である。私のシンセ(Fantom−S)と、外部MIDI鍵盤としてのエレピ(これが届くのは来月頭になる)と先日調達したPC−180。この3台に、どのパートをどう割り振るかという検討/調整である。総譜に書かれている音を極力すべて鳴らせばいい、というものでもない。巨大編成の楽曲の全てのパートが揃うわけではないという制約下で、音楽的に「あえて省略する」音もある。そのあたりの詰め。
仔細については本当に煩雑なのでいっさい省くが、1時間半はかからなかったと思う。これはやはりフェイストゥーフェイスならではだ。ネット越しでは、ここまで効率よく意志疎通できない。
あとは主として音楽関係の世間話など。近年のバイロイトは、チケットが売れ残っているという話とか。(酷い演出が多いから。かつては十数年待ちだったのに。)「読み替え演出」の話。私は成功例をあまり知らないのだが、SF系の演出は意外にあたりが多いという、これは持論。神話/ファンタジー系の話は、SFに置き換えても違和感があまりないからね。ヴァーグナーの「リング」など、特にそう。かつての「トンネル・リング」は素晴らしかった、とか。
病気(医者)の話なども、それなりに。拙宅来訪が初めてのGさんに、書庫をみせるなどひととおりマウントをとってから [;^.^]、16:20、散会。
18:30から、朝日カルチャーセンターのオンライン講座。高山博氏による「西洋音楽の歴史シリーズ 第4回」で、「ファンタジーとスペクタクルの起源(後期ロマン派)」である。
この時代になると、キリスト教の影響が薄れ、人間中心の(人間的な)物語が増えてくる。民衆的。等身大の人々への讃歌。ヒューマニズム。古典派からロマン派への橋渡しになったという意味で、ベートーヴェンの名声が高まった時代。ブラームスの交響曲第1番第4楽章は、ベートーヴェンの第九にメロディーが似ているということを指摘されがちだが、そこが本質ではなく、問題意識と理想をベートーヴェンと共有していた(あるいは受け継いだ)ということが重要。どうようのことが、黒澤明の「赤ひげ」の音楽(佐藤勝)についても言える。これはブラームスの前記の音楽と「メロディー」は似ているのだが、そこが本質なのではなく、同じ問題意識(とヒューマニズム)を抱いているということ。
ヴァーグナーについて。いつ果てるともなく(だらだらと [;^J^])続く無限旋律。幻想交響曲(ベルリオーズ)のイデー・フィックスからの拡大であるライトモチーフ。音楽が言葉のようになり、音楽自体が物語化しているという構造。これは現代の映画音楽にまで、影響している。ライトモチーフの意味など(その音楽を初めて)聴く人にはわからないから無意味ではないかと思うかもしれないが、そうではない。たとえ意味がわからなくても、ある理由/理論/目的に則って作られていると、それは伝わるものなのである。
借金を抱えて逃げ回っていたヴァーグナーを救ったのが、ルードヴィヒU世。彼が国を傾けてまで作ったノイシュヴァンシュタイン城は、「彼が夢見た中世風」なのだが、実際は、様々な様式の混在である。つまりは、キッチュ。こういうのが後期ロマン派風とも言える。
(モローの「出現」(もはや宗教画ではなく幻想画)をブリッジとして)死の崇高さを志向する傾向。音楽は憂愁をたたえる。キリスト教という支えを失い、ニヒリズムへ。
たとえば「トリスタンとイゾルデ」。憂鬱、陰鬱、内省的、死の影..だからこその美しさ。「解決しない」和音の連鎖が果てしなく続く。(西洋音楽の原理が根底から覆されていく嚆矢という、歴史的な意義。)最終場面「愛の死」では、「死によって愛が完成する」。浄化される。あまりにも感動的で、人の心を動かしやすい。(危険でもある。)
マーラー。彼もまた、ベートーヴェンを敬愛した。「ベニスに死す」で引用された交響曲第5番のアダージェット。甘美。死と隣り合わせの美しさ。
R.シュトラウス。「エレクトラ」。ニーチェの超人思想の音楽化である「ツァラトゥストラはかく語りき」。(以下、倉田の感想:この曲の紹介として、「2001年宇宙の旅」の、例の骨のシーンが映されたのだが、改めて恐ろしいシーンだと思った。普通は「知恵の獲得」というポジティブな文脈で受容されるシーンだが、早くもはっきりと「骨で」獲物を「打ち殺す」シーンが描かれ、そしてこのあとすぐ、敵対するグループのリーダーを「撲殺する」シーンとなり、そしてその「骨」は空中に投げ上げられ、いっきに時を越えて「宇宙船」へと進化する..つまり、「道具」の本質は「殺人の道具」であると、暗示しているのである..)
ヴァーグナーの問題点。ナショナリズムの勃興期に作られた「マイスタージンガー」は、同時代ではなく「古き良き時代のドイツ」への讃歌(「ドイツ万歳!」)。その根拠を、ドイツの神話/伝説に求めている。これだけならいいのだが、反ユダヤ主義も。(これはヴァーグナーだけの問題ではないが..)これが、ナチスに都合良く利用された。
そして、ナチスつながりというわけではないが、後期ロマン派の音楽家たちがナチスを逃れてアメリカに渡り、ハリウッドの映画音楽の礎となった。
シンセの調整。コントラバス、コントラバストレモロ、及び各木管楽器について、アフタータッチ情報で細かい表情付け(クレッシェンド/ディミヌエンド)ができるようにした。このシンセ(Fantom−S)の鍵盤からはアフタータッチ情報を送信できないので、従来、あえてこの設定をしていなかったのだが、この際だからと、外部鍵盤(PC−180)のパネル面のスライダーと、Fantom−S自体のパネル面のノブから、アフタータッチ情報を送信できる(クレッシェンド/ディミヌエンドできる)ようにした。自然楽器の通常の演奏操作とはかなり(全然)異なるのだが [;^J^]、ま、やれるだけはやりましょう、ということで。
ちなみに、現時点では、「エクスプレッションペダル」を使う予定はない。PC−180には接続できないし、Fantom−Sには接続できてアフタータッチ情報を送信できるのだが、私自身がエクスプレッションペダルの操作に慣れていないからである。ま、練習して慣れてきたら、気が変わるかもしれないが。
Last Updated: Jun 27 2025
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